2014年 12月 04日
京の夢 純米酒 [竹村酒造店]
URL:http://takemurashuzou.com/
住所:茨城県常総市水海道宝町3375-1
電話:0297-23-1155
使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:+2.0
酸度:1.5
アミノ酸度:1.6
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,328円(税込み)
茨城県の南西端、千葉県と接する常総市の中心(旧)水海道。旧地名の通り、鬼怒川三大河岸と呼ばれ、水運で栄えた町です。歴史的建造物も多く映画のロケも多く行われる水海道の中心部に蔵を構える竹村酒造店の創業は江戸時代中期の宝暦年間(1751~64)とか。かつての屋号は「天満屋」。町の中心部にある、文化財指定の洋風建築「旧水海道銀行」向かいの細い路地の奥に蔵はありましたが、大規模な中心市街地の区画整理によって、蔵の大半は取り壊され、かつての敷地は道路、駐車場、多目的スペースに。現在の竹村酒造店は、かつての蔵の一画に今の生産規模に合わせた蔵と店舗を建て替えて営業しています。
酒銘の『京の夢』は、先代と親交のあった、谷崎潤一郎氏の随筆「京の夢 大阪の夢」よりいただいたものとか。
香りはややセメダインのような酢酸エチル香が。飲み口も同様にラッカー系の風味です…。すっきりした辛口で、茨城酒らしい酸があり、それでいてやさしいキレ。酢酸エチル香がだんだんとフルーティーに感じてきます。いやな印象はありません。後味に甘みを感じますね。
燗にすると、酢酸エチル香はどこかに吹っ飛び、やさしく飲みごたえのある旨口のお酒に変身。甘み、苦味、渋みのバランスも最高。燗が最高ですねこのお酒は。うまい。うまいですよ。
お気に入り度:3(冷)・4(燗)
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このお酒は今年の10月に使ったのですが、昨年7月のものでしたので自宅で1年以上寝かせていたものでした。そうすると冷やでも問題なかったようです。わたしが飲めない人なので他の呑兵衛の方に飲んでもらっているんですが好評でした。
良い酒は、光と温度を守っていれば、1年以上寝かすと、丸くやさしい飲み口になります。場合によっては紹興酒のような香ばしいクセが出るお酒もありますが。熟成させる事で独特のエチル香も飛んで飲みやすいお酒になったのかも知れませんね。