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喜平 純米酒 雄町 [静岡平喜酒造]

喜平 純米酒 雄町 [静岡平喜酒造]_f0138598_18241682.jpg


醸造元:静岡平喜酒造株式会社
URL:http://shizuokahirakishuzo.com/
住所:静岡県静岡市駿河区丸子新田1-1
電話:054-259-0758
使用米:雄町
精米歩合:60%
日本酒度:+2.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,219円(税込み)

静岡平喜酒造は平成24年(2012)に誕生した新しい酒蔵です。が、蔵元の歴史はずっと昔に遡ります。
『喜平』という名がピンと来る方は日本酒通。遠く西の離れた岡山県浅口市鴨方町の酒蔵のお酒です。この酒蔵の名も平喜酒造。実はこの岡山の平喜酒造が支店的な酒蔵で静岡の会社が本家だったりします。

現在この静岡平喜酒造の親会社は静岡県最大の総合酒類問屋グループ「平喜」。そのルーツは明治初期に掛川市で米穀商を営んでいた「平島屋」に始まります。静岡県だけでなく愛知県にまで販路を拡大し、掛川市仁藤町で酒造業を起こしました。その後静岡県内にいくつもの酒蔵を展開しますが、静岡の温暖な気候下における酒造業は非常に難く、その為に良質な酒米の産地でもある岡山県に酒造部門を集約移転しました。それが現在の平喜酒造(株)です。

酒造りから撤退して問屋業に専念した「平喜商店」(現・平喜)は岡山の『喜平』を販売してきたのですが、やはりここに来て地元静岡での酒造りを再開したいという想いをついに実現。初年度の生産酒量は約100石と小規模ながらもついに静岡平喜酒造がスタートしました。山田錦をルーツにもつ新しい静岡県の酒米「誉冨士」を銘打った純米酒ブランド『誉冨士山』も店頭によく並びます。

ちなみに。酒銘の『喜平』と蔵の名前「平喜」と文字が逆さなのは、創業当初の屋号が「平嶋屋」であった事から、人々から「平嶋屋の喜平」と呼ばれ、次第に略されて「平喜」と呼ばれるようになったとか。

控えめなクリーミーさとほんのり果実の香り。酸が強くで苦味渋味もやや強く、ざらつきを少し感じます。
でも旨みもしっかりとあって後味も悪くない。ちょっと強めの純米酒ですが、飲んでいると不思議に盃がススミます。

お気に入り度:3




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by tztom | 2016-04-23 18:24 | 静岡 | Comments(0)