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くどき上手 純米大吟醸[亀の井酒造]

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醸造元:亀の井酒造株式会社
URL:なし
住所:山形県鶴岡市羽黒町戸野字福ノ内1
電話:0235-62-2307
創業:明治8年(1875)

使用米:山田錦(兵庫県産)
精米歩合:40%
日本酒度:-1.0
酸度:1.2
アミノ酸度:-
アルコール度:17度以上18度未満
購入価格:720ml:2,832円(税込み)

東北の霊場として名高い出羽三山の1つ羽黒山。その門前町として栄えた旧・東田川郡羽黒町は平成の大合併で鶴岡市の一部となりました。亀の井酒造はこの鶴岡の地で中農規模の農家に生まれた今井亀治氏によって明治8年(1875)に創業しました。屋号は「泉谷」で、創業当時の酒銘は『前川』だったそうです。

くどき上手 純米大吟醸[亀の井酒造]_f0138598_07254442.jpg

戦時中に一時休業しますが、昭和35年に現在の場所に蔵を移転して復活しました。

それまでの主力銘柄は『亀の井』でしたが、拡張路線を改め販売店も33店舗に限定した高級酒・少量生産に改めます。そして新しい酒銘『くどき上手』とは、豊臣秀吉は様々な人々を口説き落として出世していった事から、「くどき上手」となって出世ができれば、との願いをこめたものだそうです。敵の武将、高貴な人、領民、何人も問わず、武力でなく誠心誠意をもって「説き伏せる」。そして心を解いて魅了する。そんなネーミングを考えたのは蔵元から相談された奥さんだとか。

香りは控えめ。ほんのりとメロンのような果実香。飲み口は…こ、これは。うまい!うますぎる!!

スッキリとしていながら優しい甘みが口に広がります。この甘さはフルーティーな果実系のものではなく、米の旨み。そう、米のお酒です。後味もスッキリ。キレという表現でいいのか。夢から目覚めたように、サッと消えていきます。ああ、うまい。うますぎる!!

アルコール度は17度から18度と高め。でも原酒という表示はありません。あくまで蔵元がめざしたこのお酒の設計ポイントなのでしょう。やばいくらいにうまいです。

お気に入り度:5


山形の地酒専門店國井酒店

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by tztom | 2016-09-10 07:27 | 山形 | Comments(0)