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米鶴 米の力 純米酒 亀の尾[米鶴酒造]

米鶴 米の力 純米酒 亀の尾[米鶴酒造]_f0138598_07242882.jpg

醸造元:米鶴酒造株式会社
URL:http://yonetsuru.com/
住所:山形県東置賜郡高畠町二井宿1076
電話:0238-52-1130
創業:元禄年間(1688)

使用米:亀の尾
精米歩合:65%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,458円(税込み)

東置賜郡高畠町は米沢市の北東、宮城県、福島県と接する人口約2万4千人の町。この高畠町には3軒の酒蔵があります。といってもその蔵の位置はそれぞれ遠く離れて別々の地区にあります。
元々この高畠町は中世より高畠城を中心とする在郷町として江戸期も繁栄した高畠町を中心に、昭和の大合併で周辺五ヶ村と合併して生まれた町でした。

高畠町の中心市街から東へ。二井宿は宮城県との県境の集落で、その名のとおりかつては七ヶ宿街道の宿場町でした。

米鶴 米の力 純米酒 亀の尾[米鶴酒造]_f0138598_07241488.jpg

宿場の東端に大きな敷地の蔵を構える米鶴酒造は、江戸時代初期の元禄年間(1688〜1704)頃に梅津伊兵衛氏によって創業。

江戸末期の梅津家は米沢藩上杉家の御用酒蔵を務め、さらに明治に入ると9代目の梅津伊兵衛氏は村議会議員や村長を務めていました。

この9代目の時代に生まれた新しい酒銘『米鶴』。古くからこの地に伝わる民話「鶴の恩返し」に、お辞儀をするような稲穂の姿を重ね合わせたもの。

今回のお酒は、漫画「夏子の酒」でモデルになった「亀の尾」も今はすっかりメジャーな酒米に仲間入りした感じですね。その亀の尾を65%精米。

香りは控えめながらも、青リンゴ、マスカットのようなフルーティーな印象で、最初の飲み口にも繋がります。
控えめながらもしっかりとした酸があり、渋味、苦味が甘みと共にバランス良く手を繋いで流れていき、ふくよかでスッキリとした後味のキレに終わります。

雑味の無いスッキリとしたのど越しで吟醸酒といっても通じるお酒です。うまい!うまいです。

燗にしてみると、(ぬる燗ですが)甘酸っぱくてクリーミーな旨み。ふくよかで厚みのある飲みごたえに甘酸っぱい酸のキレ。渋味、苦味もバランス良く強調されますが、燗でもうまい。でも、このお酒は冷やの方がキレイな飲み心地を楽しめます。うまいな〜。

お気に入り度:4



昭和24年創業・山形の地酒専門店株式会社丸俊「まるごと山形」

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by tztom | 2016-09-27 07:25 | 山形 | Comments(0)