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於多福 純米酒[柄酒造]

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醸造元:柄酒造株式会社
URL:http://www.tsukasyuzou.jp/
住所:東広島市安芸津町三津4228
電話:0846-45-0009
創業:嘉永元年(1848)

使用米:八反錦
精米歩合:60%
日本酒度:+3.0
酸度:1.5
アミノ酸度:-
アルコール度:15.5度
購入価格:720ml:1,338円(税込み)

全国的に知られる広島の「酒都」と呼ばれる西条の町。その南約15kmの瀬戸内海に面した小さな港町「安芸津」もまた古い歴史をもつ日本酒の町であります。

酒造りには向かないとされた広島の軟水にあった醸造法を生み出し、三流だった広島の酒を飛躍させた安芸津は「広島酒の祖」の地と呼ばれています。

奈良時代から海上交通の要港だった三津。「安芸国の良い津」と呼ばれた事が安芸津の名に繋がります。江戸時代には藩米の積出港として発展し、村民の多くが商人となって酒造、味噌、醤油などを醸造し始めました。

最盛期には24軒、戦後にも5軒あった酒蔵も、芸津駅近くに立つ『関西一』の 柄酒造と、山裾に立つ『富久長』の2軒のみ。

柄酒造は江戸時代後期の嘉永元年(1848)に、槌屋忠左衛門(つちや ちゅうざえもん)が創業。

創業当時の屋号は「槌屋」、酒名は『於多福(おたふく)」でした。
現在の主力銘柄である『関西一』は、西日本を代表する酒質を目指して明治に入って生まれたブランド。

於多福 純米酒[柄酒造]_f0138598_23500933.jpg

色は無色透明で香りは控えめ。飲み口はシャープな酸があって、ビターなチョコレートのような香ばしい甘みを感じます。キリッとしていますが、軟水なのでやさしい飲み口ですが淡麗辛口のお酒です。後味ににやや酸味が残りますが、フルボディで食中酒として肉料理にあいそうです。うまいです。

燗にすると、ここで広島の軟水の力量発揮!やさしく、ふくよかで五臓六腑に染み渡ります。やや老ね香を気持ちほんのりと感じ、それが燗によってさらに印象づけられますが、それは一瞬のこと。ふくよかで甘く、旨く、キレもよい。燗もうまいです。うまい!!

お気に入り度:3



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by tztom | 2017-04-20 23:51 | 広島 | Comments(0)