カテゴリ:茨城( 35 )
桜川 純米吟醸 [堀川酒造店]
醸造元:有限会社 堀川酒造店
URL:なし
住所:茨城県桜川市岩瀬178-1
電話:0296-75-2007
使用米:-
精米歩合:50%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,370円(税込み)

JR水戸線岩瀬駅の目の前に大谷石造りの大きな酒蔵があります。明治18年(1885)創業の堀川酒造店で、旧笠間結城街道の旧道沿いに蔵を構えています。蔵のある旧西茨城郡岩瀬町は霞ヶ浦にそそぐ桜川の源流として、古くから能楽「桜川」の舞台で知られますが、古来より「西の吉野、東の桜川」と並び称されるほどのサクラの名所でもあります。平安時代の歌人紀貫之が「常よりも 春べになれば桜川 波の花こそ まなくよすらめ」と詠ったのは、まさにこの桜川のこと。酒銘の『桜川』もこれに由来し、大正2年(1913)に商標登録しているとか。ちなみに日本で商標制度が法律になったのは明治17年(1884)です。

しかしこの堀川酒造店、現在は自醸しておりません。ラベルに記述されたMMの記号から造っているのはおそらく水戸にある○利酒類かと。酒蔵周辺の酒販店では販売しておらず、同蔵が経営する総合酒販スーパー「酒のエキスパート」で買うことができます。茨城県桜川市明日香1-19

香りは控えめですが、やや酸の強い、しかしすぐにやさしい淡麗旨口の飲み口でキレイな飲みやすいお酒です。まさに桜川の銘にふさわしい優しい飲み口。安定しています。さすが○利酒類。さまざまな酒質のお酒を使い分けますね。うまいですよ。

お気に入り度:3

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by tztom | 2014-12-18 00:27 | 茨城 | Comments(0)
東海 純米吟醸 [武藤酒類醸造]
醸造元:武藤酒類醸造株式会社
URL:なし
住所:茨城県笠間市笠間1180
電話:0296-72-0008
使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,120円(税込み)

笠間焼や笠間稲荷で知られる笠間は、日本三大稲荷の一つに数えられる笠間稲荷の門前町です。その笠間稲荷の門前には2軒の酒蔵があります。一件は観光客で賑わう『松緑』を醸す笹目宗兵衛商店ともう一件が国道沿いにひっそりと看板を掲げる『東海』を醸す武藤酒類醸造です。
武藤酒類醸造の創業は江戸時代後期の文政2年(1819)で、酒銘の『東海』とは”朝日が昇る東の海”を意味し、その昇天の勢いにあやかったものとか。

しかし現在の武藤酒類醸造は自醸しておりません。ラベルにMMの記号があるので、造っているのはおそらく水戸の○利酒類。多くの酒蔵の委託醸造を行っているますが、蔵元に合わせていろいろな表情のお酒を造りますね。しかも安定しています。うまいです。
香りは控えめですが、甘口でフルーティーな吟醸酒らしい飲みやすいお酒。後味は辛味がありますが新酒の生酒のような若さもあります。おいしいお酒です。

お気に入り度:3

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by tztom | 2014-12-16 19:31 | 茨城 | Comments(0)
御慶事 特別純米酒[青木酒造]
醸造元:青木酒造株式会社
URL:http://www.aokishuzou.com/
住所:茨城県古河市本町2-15-11
電話:0280-32-5678
使用米:日本晴
精米歩合:60%
日本酒度:+2.0
酸度:1.5
アミノ酸度:1.6
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,290円(税込み)

茨城県の西端に位置する古河市は江戸時代に土居家古河藩8万石の城下町として発展した面影が残る町ですが、その歴史は古く「万葉集」にもその名が記される関東有数の町です。古くは「許我」と書き、奈良時代からすでに渡良瀬川の渡し場として栄えていました。鎌倉時代からは120年余にわたる古河公方時代を経て、江戸時代には奥州道中(奥州街道とも)の宿場町でもあった町です。現在も土蔵造りの商家や蔵が残る古河駅西側の中央町・本町2丁目の南端に蔵を構える青木酒造は幕末の天保2年(1831)の創業です。
酒銘の『御慶事』は、蔵元の三代が大正天皇ご成婚の際に、皇室と日本国の繁栄への願いを込めて銘々したもの。

香りは控えめですが、まろやかで濃醇な辛口。茨城酒らしい辛いお酒ですが、奥にほんのりと旨みがあります。杯を重ねるほど味わい深いお酒です。

燗にすると、ほんのり酸味のあるさっぱり淡麗な辛口に変わりました。苦味、渋みも余韻に顔を出してシャープですがうまいです。

お気に入り度:3

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by tztom | 2014-12-15 21:03 | 茨城 | Comments(0)
京の夢 純米酒 [竹村酒造店]
醸造元:株式会社 竹村酒造店
URL:http://takemurashuzou.com/
住所:茨城県常総市水海道宝町3375-1
電話:0297-23-1155
使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:+2.0
酸度:1.5
アミノ酸度:1.6
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,328円(税込み)

茨城県の南西端、千葉県と接する常総市の中心(旧)水海道。旧地名の通り、鬼怒川三大河岸と呼ばれ、水運で栄えた町です。歴史的建造物も多く映画のロケも多く行われる水海道の中心部に蔵を構える竹村酒造店の創業は江戸時代中期の宝暦年間(1751~64)とか。かつての屋号は「天満屋」。町の中心部にある、文化財指定の洋風建築「旧水海道銀行」向かいの細い路地の奥に蔵はありましたが、大規模な中心市街地の区画整理によって、蔵の大半は取り壊され、かつての敷地は道路、駐車場、多目的スペースに。現在の竹村酒造店は、かつての蔵の一画に今の生産規模に合わせた蔵と店舗を建て替えて営業しています。
酒銘の『京の夢』は、先代と親交のあった、谷崎潤一郎氏の随筆「京の夢 大阪の夢」よりいただいたものとか。

香りはややセメダインのような酢酸エチル香が。飲み口も同様にラッカー系の風味です…。すっきりした辛口で、茨城酒らしい酸があり、それでいてやさしいキレ。酢酸エチル香がだんだんとフルーティーに感じてきます。いやな印象はありません。後味に甘みを感じますね。

燗にすると、酢酸エチル香はどこかに吹っ飛び、やさしく飲みごたえのある旨口のお酒に変身。甘み、苦味、渋みのバランスも最高。燗が最高ですねこのお酒は。うまい。うまいですよ。

お気に入り度:3(冷)・4(燗)

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by tztom | 2014-12-04 20:08 | 茨城 | Comments(2)
男女川 特別純米酒ひやおろし [稲葉酒造場]
醸造元:稲葉酒造場
URL:http://www.minanogawa.jp/
住所:茨城県つくば市沼田1485
電話:029-866-0020
使用米:ひたち錦
精米歩合:55%
日本酒度:+2.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,440円(税込み)

「星ふる里蔵」稲葉酒造場は筑波山の西麓、筑波山の玄関口に位置する沼田集落に蔵を構える豪農型の酒蔵で、創業は幕末の慶応3年(1867)です。敷地内には池もある旧家の佇まいの酒蔵ですが、蔵を利用して直販ショップや食事処の『居食処KURA』なども併設してがんばっています。
筑波山南西麓の筑波山西参道沿いには、参詣者相手に農間余業で諸商売を行っていた半農半商の街道集落がいくつかありますが、沼田もその一つです。近くには、かつて筑波鉄道の「筑波駅」もありました。廃線となった筑波鉄道の線路跡は『桜川土浦自転車道線』(旧・岩瀬土浦自転車道)として整備され、かつての駅はサイクリングロードの休憩所およびバスターミナルとなっています。
酒銘の『男女川』は「水無川」とも書き、筑波山を源流として男体山と女体山の間を流れる事から男女川(みなのがわ)との名がついた小さな川に由来します。

干し草のような牧歌的な乳酸香が口に広がり、茨城酒らしいドライな辛口でスッキリした飲み口。辛さの中にもしっかりとした米の旨みもあって、ただ辛口なだけのお酒ではありません。
燗にすると、米の旨みが一気に膨らみます。飲み口はやさしく、辛味のバランスもよく杯が進むみます。うまいです。

お気に入り度:3


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by tztom | 2014-12-03 19:35 | 茨城 | Comments(0)
一人娘 純米酒ひやおろし [山中酒造店]
醸造元:株式会社山中酒造店
URL:http://www.hitorimusume.co.jp/
住所:茨城県常総市新石下187
電話:0297-42-2004
使用米:-
精米歩合:70%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,218円(税込み)

水海道から下妻方面に国道294号を北上すると、突如天守閣が現れます。鎌倉時代に石下氏を称した豊田氏が築いた豊田城の跡地に城を模した施設で、その名も「石下町地域交流センター豊田城」。江戸時代は幕府直轄領となり、幕末に市場町が成立。明治に入ると繊維業で発展し、「結城紬」のブランドの一つ「石下紬」は全国にその名が知られました。このころ石下には2軒の酒造家が現れます。文化2年(1805)新石下で創業した清酒『一人娘』を醸す山中酒造店の山中家と明治30年(1897)上石下(現・新石下)で創業し清酒『紬美人』を醸す野村醸造の野村家がそれです。山中酒造店は石下の町を走る街道沿いに蔵を構えます。本社でもある小売り店舗ビルの横には、本陣の門をも思わせる重厚な薬医門があり、旧家であるこの蔵の歴史を今に伝えています。
酒銘の『一人娘』は、骨身を削る苦心のすえ、出来上がった珠玉のような名酒を我が子に例えた事にちなみます。

ヨーグルトのような甘酸っぱい乳酸香に、飲み口に感じるセメダインの様な酢酸エチルの風味。しかしこれがライトな感覚の焼酎かジンを飲んでいるようで、爽やかでありながら旨みもしっかりと感じられます。酸が少ないので、素直にぐいぐい飲め、独特の甘酸っぱさは辛口の赤ワインを飲んでいるようです。うまいですね、なかなか。”ひやおろし”の安定感もしっかりと出ています。

燗にすると、そのまますっきりな飲み口ですが、丸みもあって旨みもあって、酸味もあって、ほどほどの苦味もあってうまいですね。バランスが良くて杯がすすみますね。うまい。

お気に入り度:3

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by tztom | 2014-11-28 19:27 | 茨城 | Comments(0)
紬美人 山廃特別純米酒 [野村醸造]
醸造元:野村醸造株式会社
URL:http://www.tsumugibijin.co.jp/
住所:茨城県常総市本石下2052
電話:0297-42-2056
使用米:五百万石
精米歩合:60%
日本酒度:+4.0
酸度:1.3
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,328円(税込み)

水海道から下妻方面に国道294号を北上すると、突如天守閣が見えてきます。鎌倉時代に石下氏を称した豊田氏が築いた豊田城の跡地に城を模した施設、その名も「石下町地域交流センター豊田城」。江戸時代は幕府直轄領となり、幕末に市場町が成立。明治に入ると繊維業で発展し、「結城紬」のブランドの一つ「石下紬」は全国にその名が知られました。このころから石下には2軒の酒造家が現れます。文化2年(1805)新石下で創業した清酒『一人娘』を醸す山中酒造店の山中家と明治30年(1897)上石下(現・新石下)で創業し清酒『紬美人』を醸す野村醸造の野村家がそれです。酒銘の『紬美人』もこの地で千年の歴史ある「結城紬」にちなみます。

香りは控えめ、山廃特有の独特の押しの強さもありません。キリリとしていて酸が強くやや後味が紹興酒のような熟成香を感じます。通常の何倍もの手間暇と時間を掛けた山廃造りの飲み口は好みが分かれるところですが、このお酒は山廃香を押さえすっきりと飲みやすい都会的な嗜好に合わせたとか。酸味も柑橘類のような爽やかさと熟成された落ち着きを併せ持つ「深い」お酒です。うまいです。

燗にすると、基本的なところでの香りや風味は変わりませんが、より丸くしっとりとした、優しい雰囲気になり、ほのかに大人のビターな後味も相まって、ブランデーのお湯割りを飲んでいるような、ゆったりとした時間を感じます。うまいです。

お気に入り度:3

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by tztom | 2014-11-26 23:22 | 茨城 | Comments(0)
渡舟 純米吟醸五十五 [府中誉]
醸造元:府中誉株式会社
URL:http://www.huchuhomare.com/
住所:茨城県石岡市国府5-9-32
電話:0299-23-0233
使用米:-
精米歩合:55%
日本酒度:+2.0
酸度:1.5
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,620円(税込み)

「府中」とは古代律令時代に国府が置かれた場所をいいます。遙か古代の石岡市は常陸国の国府が置かれ、関東一栄えた都市でした。中世から城下町となり、江戸時代になると六郷政乗が1万石を与えられて府中藩を立藩。また石岡は水戸街道の宿場町としても栄えました。府中藩は領主の変遷を経て、元禄13年に水戸徳川頼房の五男松平頼隆が幕府より府中2万石を与えられ入封、以後10代続いて明治を向かえますが、この時府中藩は石岡藩と改称します。
石岡には酒造りに適した中軟質の良質な井戸「府中六井」があり、かつては市街地に11軒もの酒蔵があったそうですが、石岡市中心部に蔵を構えるのは2軒のみです。

東京でも茨城県を代表する地酒として知られる府中誉の酒蔵は現在の石岡市中心部、かつての府中宿の入り口に位置する、水戸街道(国道6号線)と笠間街道(国道355号線)の追分付近に建ち、幕末の安政元年(1854)の創業です。現在残る重厚な建物は明治期に建てられたもので、主屋・長屋門・文庫蔵・穀蔵・仕込蔵・釜場・舂屋(つきや)などの計7棟が市の登録文化財に指定されています。
代表銘柄は『府中誉』ですが、もう一つのブランド『渡舟』(わたりぶね)は幻の酒米と言われる『渡舟』を原料米としたお酒です。この『渡舟』は実は酒米の最高峰『山田錦』の親にあたる品種ですが、昭和初期以降には栽培が難しいという事から衰退。絶滅危惧種だった『渡舟』の種がつくば市にある国立農業生物資源研究所に冷凍保存されていたものを入手し栽培し、このお酒が生まれました。

と、前置きは長かったものの、味はストレートに深くてうまかったです。さすが都会受けする人気銘柄ですね。
米の旨みが凝縮したような濃く深いフルーティーな香り。飲み口はやや酸がある辛口ですが、濃醇な旨みを伴って、後味は潔いキレ。純粋にうまい。きれいな旨さ。うまいですよ。

お気に入り度:4

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by tztom | 2014-11-22 00:30 | 茨城 | Comments(0)
紅梅一輪 純米吟醸酒 [白菊酒造]
醸造元:白菊酒造株式会社
URL:http://www.shiragiku-shuzou.co.jp/
住所:茨城県石岡市高浜880
電話:0299-26-4131
使用米:美山錦(長野県産)
精米歩合:50%
日本酒度:+5.0
酸度:1.5
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,620円(税込み)

石岡市の郊外、霞ヶ浦に面した高浜地区は古来より常陸国の国府が置かれた石岡の外港として発達した港町でした。高浜は恋瀬川河口に広がる低湿地帯と台地部からなる農村地帯で、古くから物資の集積地として発達し、霞ヶ浦・利根川水運の起点として多くの廻船問屋が軒を並べていたといいます。
享保年間に創業して長い伝統の歴史を持つ、醤油・味噌を醸造する今泉家(現・小倉味噌)と酒造業の広瀬家(現・白菊酒造)は今も高浜の有力企業です。

現在恋瀬川に掛かる愛郷橋の北側に蔵を構える、白菊酒造の前身は文化2年(1805)創業(それ以前から酒造業を営んでいたそうですが)廣瀬商店で、昭和36年(1961)に廣瀬商店と廣瀬倉庫が共同で設立したそうです。

香りは控えめですが酸が強くてドライなほどに辛く、水のように透明。旨みは少ないですが、ほのかにメロンのような甘みを感じます。最初飲んだ感想は今ひとつでしたが、刺身など魚介類と合わせるとお互いに引き立て合って良い感じ。飲み始めから後味まで酸が続きますが、スパッと潔いキレも。
燗にしてみましたが、飲み口は柔らかくなるものの、飲んだ印象はほとんど変わりません。茨城酒らしい辛口の男酒ですね。

お気に入り度:2

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by tztom | 2014-11-18 00:26 | 茨城 | Comments(0)
筑波 特別純米酒 [石岡酒造]
醸造元:石岡酒造株式会社
URL:http://www.ishiokashuzo.co.jp/
住所:茨城県石岡市東大橋2972
電話:0299-26-3331
使用米:山田錦・五百万石
精米歩合:58%
日本酒度:+3.0
酸度:1.1
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,458円(税込み)

「府中」とは古代律令時代に国府が置かれた場所をいいます。遙か古代の石岡市は常陸国の国府が置かれ、関東一栄えた都市でした。中世から城下町となり、江戸時代になると六郷政乗が1万石を与えられて府中藩を立藩。その後は皆川氏・松平氏・幕府領と領主の変遷を経て、元禄13年に水戸徳川頼房の五男松平頼隆が幕府より府中2万石を与えられ10代続いて明治を向かえます。ちなみに明治に入って府中藩は石岡藩と改称します。石岡は城下町であると共に水戸街道の宿場町としても栄えます。
石岡には「府中六井」という酒造りに適した中軟質の良質な井戸があり、かつては市街地に、11もの酒造蔵がありました。現在、石岡市中心部に蔵を構えるのは2軒のみ。

町の中心部から少し離れた場所に工場を構える石岡酒造は、江戸の昔より続く蔵元が合同で昭和34年に設立した共同瓶詰め販売会社「石岡銘醸株式会社」がその前進です。やがて昭和47年に販売数量の増大に対応するため各蔵が合併して石岡酒造となりました。主力銘柄は『白鹿』ですが、『筑波』は特定名称酒用の新ブランドです。また特約店向けの限定ブランド『酔鶴』もあります。

吟醸酒なみに米を研いていて、香りはほのかに酸味があり、茨城酒らしい酸が強めなドライな淡麗辛口のお酒ですが、飲み口にやさしさがあり、しっかりとした旨みもあります。苦味と渋みが伴ったキレで終わりますが、後味は悪くありません。甘っ辛い濃い料理と合わせると杯がすすみます。
燗にすると、コク、旨み、まるくやさしい飲み口で、標準的なバランスの良い晩酌に適した飲みやすいお酒になります。しっかりとした辛さもあります。うまいです。

お気に入り度:3

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by tztom | 2014-11-15 13:53 | 茨城 | Comments(0)



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