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小野櫻 特別純米[山内酒造場]
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醸造元:山内酒造場
URL:http://www.yamauchisyuzou.jp/
住所:岐阜県中津川市上野小野沢134-1
電話:0573-75-4417
創業:不明

使用米:ひだほまれ
精米歩合:55%
日本酒度:+2.0
酸度:1.5
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,200円(税込み)

木曽路に近く長野県に接する岐阜県の最南東端に位置する旧恵那郡坂下町は2005年の平成の大合併によって中津川市に編入されますが、古くから美濃や飛騨と木曽谷を結ぶ玄関口で「裏木曽」とも呼ばれていました。

中山道木曽路は三留野宿から木曽川を離れ、妻籠宿、馬籠宿を経て落合宿より中津川宿に至りますが、しかし現在の国道19号線と共に木曽川に沿って併走する中央本線の坂下駅が町の玄関口となっています。

木曽谷と美濃・飛騨を結ぶバイパスである裏街道は現在国道256号線と岐阜県道3号福岡坂下線の二つが町内を斜めに横断していますが、県道3号線沿いの山間部に山内酒造場はあります。

一般車の交通量は少ない裏街道のこの道ですが、意外に大型トラックの通行は多いです。

山内酒造場の蔵元山内家の先祖は鎌倉時代に落ち武者となり、この山奥に入って百姓に帰農したといいます。

よって蔵元山内の姓は「山の中」の意味では無く、北鎌倉にある山ノ内に由来する武家時代からの姓とか。

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蔵の創業年は不明ですが現在の蔵元は21代目。そして奥さんが杜氏を務め夫婦二人三脚でやっている山間の小さな酒蔵です。

造るお酒は全て純米酒。さらに、なんと醸造タンクに音楽を聞かせて醸す音楽醸造蔵ですよ。

おまけにその音楽は蔵元仲間の手作りフォークソング。

酒のラベルも友人仲間の板画・切り絵に蔵元デザイン。

山間の小さな夫婦経営の純米蔵。

しかし、2017年3月。21代目当主蔵元山内總太郎氏(69)が酒造りを辞めるということで、なんと小野桜は今年で飲み納めになるかも知れません。


色は無色透明、香りも控えめです。

しかし飲み口は酸の聞いた濃醇なコクのお酒。

野趣的な地酒っぽい、乳酸香と老ね香系が強く重たい飲み口のお酒を想像しましたが、完全に良い方向に裏切られました。

新潟酒のようにスッキリとしていながらも旨みがしっかりとある洗練された飲み応えのあるお酒。

変な例えにすると、都会的なワインのような飲みやすいお酒です。

燗にすると、しっかりと旨みの芯がありながらもふくよかでまとまりのある酒。

個性がありながらも、出しゃばらない、そんなお酒です。

うまいです。うまい!

しかし、このお酒が今年限りというのは残念でなりません。

お気に入り度:3




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by tztom | 2017-08-07 19:39 | 岐阜 | Comments(0)
特別純米酒 揖斐川[杉原酒造]
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醸造元:杉原酒造株式会社
URL:http://www.sugiharasake.jp/
住所:岐阜県揖斐郡大野町大字下磯1
電話:0585-35-2508
創業:明治25年(1892)

使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,300円(税込み)

近年注目を集める岐阜の小さな新進気鋭の酒蔵が揖斐郡大野町にある杉原酒造。

蔵のある揖斐郡大野町は岐阜県第2の都市、大垣市の北約10km濃尾平野の西北端に位置する人口23,000人の農業を中心とした町です。

揖斐川沿いの下磯という小さな集落。県道53号岐阜関ケ原線沿いに蔵はあります。

杉原酒造では直売は行っていませんが、蔵と道を挟んだ小売部の「ふくや」で販売しています。

杉原種蔵は養蚕業を営んでいたとされる初代杉原庄六氏が明治25年(1892)に酒造りを始めたそうです。

そして新進気鋭の現蔵元、杉原慶樹(すぎはらよしき)氏は異色の経歴の持ち主。

近年の蔵元の若き後継者は、大学で醸造学を学び、中堅の蔵元で現場を学んで継承するケースが多いですが、杉原慶樹氏は青年海外協力隊を終えて、廃業寸前だった家業の酒蔵を立て直すために後を継いだそうです。

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修行の末、現在は独自の酒米「揖斐の誉」を栽培し、さらに特約店限定酒の『射美』(いび)や『慶樹』(よしき)など、入手困難なブランドも成長させています。

また杉原酒造が操業当初販売していた銘柄『杉乃井』(すぎのい)はアジアを初めとする海外で展開。

『揖斐川』は当初特別本醸造のブランドだったそうですが、純米酒の要望も多かった事から最近作り始めたものだそうです。

飲み口はクリアでスッキリとした中にもしっかりとした清純な旨みのある淡麗辛口のお酒です。

とにかく印象が「キレイ」で雑味が無い、大手酒蔵が作る吟醸酒のようなお酒です。これも蔵元の戦略でしょうか。

ほんわりとした甘味と米の旨みの余韻が心地よいです、うまい。うまいです。


お気に入り度:4




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by tztom | 2017-07-26 22:30 | 岐阜 | Comments(0)
光琳 有機米純米酒 [千代菊]
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醸造元:千代菊株式会社
URL:http://chiyogiku.co.jp/
住所:岐阜県羽島市竹鼻町2733
電話:058-391-3131
創業:元文3年(1738)

使用米:こしひかり(JAS有機認定米)
精米歩合:65%
日本酒度:+1.0
酸度:1.6
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,368円(税込み)

岐阜県内で唯一の東海道新幹線の駅である岐阜羽島駅。その羽島市の中心部にある竹鼻の伝統的な町並みの中の中町にある千代菊酒造は江戸時代中期は8代将軍徳川吉宗の時代の元文3年(1738)に創業。

蔵元の板倉家は元々は武士でしたが、安土桃山時代に初代坂倉又吉吉之がこの美濃の竹ヶ鼻村で武士の身分を棄てて帰農しました。

酒造りを始めるのはそれから数えて七代・板倉又吉の代になってから。当時の酒名は『薄紅葉』でしたが、幕末にロシア船襲来で世情が乱れていたことから、国の繁栄を祈願して九代蔵元によって今の主力銘柄である『千代菊』が生まれました。

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今回飲んだお酒は新ブランド『光琳』(こうりん)シリーズの中の純米酒で、ラベル文字の色から通称『銀光琳』と呼ばれて入るもの。
江戸時代の画家「尾形光琳」に由来すると思われますが、酒銘となった経緯は不明。(しらべます)

『光琳』シリーズはラベルにいろいろと書かれていて、まず目に入るのが「BIO」の文字。それから「有機米使用」「オーガニックBIOアイガモ農法米全量使用」「有機農産物加工酒類」など有機を強くアピールしています。

香りは低く、というかほとんどなく、でもほのかにわずかにメロンのような甘い香りがしました。
飲み口は雑味の無い透明度の高い淡麗辛口。ライチのような酸の無いフルーティさ。一口に言えばキレイなお酒。そして上品で上質で安定感のあるお酒。うまい。

燗にすると、すっきりとした透明感のある、まあある意味で白湯(さゆ)のような印象のお酒ですが、ふっくらとしていて、適度に甘みもあって辛さも控えめで、やさしく飲みやすいお酒になりました。
う〜ん。このお酒は燗にした方が、もしくは常温くらいが丁度美味しいかも知れませんね。うまいです。

お気に入り度:3




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by tztom | 2017-05-20 18:57 | 岐阜 | Comments(0)
吉宝 純米酒[山田商店]
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醸造元:合資会社山田商店
URL:http://www.kura-yamada.com/
住所:岐阜県加茂郡八百津町八百津3888-2
電話:0574-43-0015
創業:明治元年(1868)

使用米:五百万石・飛騨誉
精米歩合:58%
日本酒度:+2.0
酸度:1.5
アミノ酸度:1.0
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,235円(税込み)

加茂郡八百津町は岐阜県の中南部に位置し、周囲を山に囲まれ、飛騨川と南の木曽川に挟まれた河岸段丘上の町。

山間部にありながら八百津は中世末期から木曽川舟運で栄えた河港町で、今も往時を偲ばせる伝統的な町並みが残ります。

またこの八百津出身の偉人としては、第2次大戦中にナチスから6千人ものユダヤ人を救った外交官・杉原千畝がいます。

かっては酢や味噌、醤油、みりんなどの醸造業も多くあり、日本酒の蔵も近年まで数件ありましたが、現在残るのは町の中心部に蔵を構える花盛酒造と山田商店(蔵元やまだ)の2軒のみ。

八百津の目抜き通りの交差点に白壁の土蔵街と店舗を構える山田商店は、明治期築の商家をリノベーションして酒器など日本酒ライフの提案と共に、商品も幅広いラインナップを展開し挑戦している酒蔵です。

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主力銘柄は『玉柏』で、これは新嘗祭(にいなめさい)を迎える喜びを謡った古謡にある「美濃山にしじに生ひたる玉柏豊明に会ふが楽しや」に由来。

今回購入したのは地元米を使用した特定名称酒の新シリーズ『吉宝』。

香りは控えめながらもフルーティーな立ち香。そして旨みの乗ったやさしい飲み口。まるで純米吟醸酒の様な華やかでいて濃醇な深みのあるお酒です。もっともスペックは吟醸レベル。後味はコクとシャープな余韻です。これはうまい!うまいです。

燗にすると、ふんわりとした透明感のある旨み。ふくよかだけれどもキレがいい。うまいな〜。

お気に入り度:3



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by tztom | 2017-05-09 22:51 | 岐阜 | Comments(3)
金泉 特別純米酒 飛騨路の寒椿[平和錦酒造]
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醸造元:平和錦酒造株式会社
URL:http://www.kinsen.pu.shopserve.jp/
住所:岐阜県加茂郡川辺町下麻生2121
電話:0574-53-5007
創業:嘉永3年(1850)

使用米:五百万石
精米歩合:50%
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:14度以上15度未満
購入価格:720ml:1,300円(税込み)

加茂郡川辺町は岐阜県の中南部、濃尾平野の北端に位置し木曽川の支流の飛騨川が流れる町です。
川辺町の中心部から飛騨川に沿って走る国道41号線を北へ約4km。

下麻生はかつて「飛騨益田街道」の宿場町であり、また飛騨から運ばれる材木の集積地として栄えた河港町でもありました。当時国内最大の木材供給地であり「下麻生の綱場」と呼ばれ、多くの木材商を排出しました。

下麻生には材木で財をなした豪商の屋敷が今も残ります。

この下麻生に蔵を構える平和錦酒造も、元々は材木商であり、またこの地の庄屋でもありました、日本酒の醸造を始めるのは、ペリーが日本に来る3年前の幕末は嘉永3年(1850)で、創業当初の酒名は『あさのつゆ』でした。

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蔵を訪れた日は偶然にも蔵開きの日で、特別プライスで購入。

雑味は無く、透明感のあるスッキリとした淡麗辛口のお酒です。ふくよかな甘みとコクのあるキレ。地酒っぽさはなく、バランスのとれたキレイなお酒でした。うまい、うまいです。

燗にしてもライトでいながらふくよかなコクのある飲み口。スーッとすっきりとしたキレの後味。やさしくて、うまいな〜。後味に残る雑味の無いやさしい甘み。あ〜キレイだ。そんなお酒です。うまい!!

お気に入り度:3




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by tztom | 2017-05-06 06:46 | Comments(0)
旭鳳 特別純米 八反錦60[旭鳳酒造]
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醸造元:旭鳳酒造株式会社
URL:http://www.kyokuhou.co.jp/
住所:広島市安佐北区可部三丁目8-16
電話:082-812-3344
創業:慶応元年(1865)

使用米:八反錦
精米歩合:60%
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:17度
購入価格:720ml:1,296円(税込み)

広島市の北部を占める安佐北区。その中心市街である可部には数軒の酒蔵をはじめ、伝統的な古い町並みが残されています。

可部は中世には南村市と呼ばれた市場町で戦国期には高松城の城下町として発展。江戸時代には郡代官所の所在地として、また雲石往還と石見浜田往還、太田川舟運の水陸交通の要衝として栄えました。

そんな可部の町には近年まで『菱正宗』の久保酒造、『旭鳳』の旭鳳酒造の他『白瀧』の白石酒造、『旭鶴』の上久保酒造がありましたが、白石酒造と上久保酒造は廃業してしまし、現在残るのは久保酒造、旭鳳酒造の2軒のみ。

旭鳳酒造の創業は幕末の慶応元年(1865)、当時の酒銘は『新鷹山』でしたが現在の主力ブランドである『旭鳳』(きょくほう)は、三代目蔵元濱村忠氏が見た「「鳳凰が輝きつつ舞い上がる」夢にちなむそうです。

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色はうすいコハク色。香りはほんのり藁のような香ばしさで、チョコレートのような香ばしい甘み。キリッとしていますが、広島の軟水らしいやわらかく包容力のある芳醇甘口なお酒。旨み。甘み。後味にやや辛さが残りますが、うまいです。

燗にすると…今回は少しぬる燗で。ぬる燗成功。鼻につく刺激はなく、チョコレートのような香ばしい香りもひかえめになり、とにかくふくよかで芳醇で甘口な燗酒です。後味に残るビターな感覚、ああ、この感覚はいいな。うまい。うまい酒です。

お気に入り度:3



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by tztom | 2017-04-25 22:57 | 広島 | Comments(0)
高砂 特別純米酒 ブルー[財間酒造]
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醸造元:株式会社財間酒造
URL:なし
住所:鹿足郡津和野町中座ロ34
電話:08567-2-0039
創業:寛政3年(1791)

使用米:佐香錦(津和野産)
精米歩合:-
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,300円(税込み)

島根県の西南端、山々に囲まれた盆地の小さな町、津和野町は江戸時代には亀井家亀井家4万3000石の津和野藩の城下町として栄え、現在も武家屋敷や酒蔵を中心とした商家や町家の町並みが残り、山陰の「小京都」と呼ばれている町です。

幕末期には多くの維新志士や哲学者西周、森鴎外など多くの偉人を輩出してきた町でもあります。

現在この小さな城下町・津和野には3軒の酒蔵が残ります。

江戸時代中期の寛政3年(1791)に創業した財間酒造は、江戸期には津和野の中心部に蔵を構えていましたが(旧蔵は文化財として今も残ります)、大正時代に中心街から南に約2キロ離れた郊外、森鴎外や西周の旧宅「亀井温故館」に近い津和野街道・旧道沿いに蔵を移しました。(こちらの蔵も文化財に指定されています)

日本酒の他、ここでしか作られない津和野の名産“里芋”の焼酎を醸造しています。

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酒銘の『高砂』は、蔵があるかつての地名が“白砂”で隣の地名が“高崎”と呼ばれていた事に由来します。

色はほんのりとうすいコハク色ですが香りはほとんど無く、ほのかに干し草の様で竹のような木の香りが漂います。あと、たくあんの様な老ね香も。飲み口にも樽酒のような木の香りが広がり、ほんのりと酸味、甘みを包み込んだ、芳醇なキレのあるお酒です。後味の苦味、渋味がやや強めです。

燗にすると尖った苦味、渋味は控えめになりますが、竹のような木の香りはより膨らみます。樽酒と思って飲めば気にならないかも知れません。

ちょっといかにもな地酒っぽい野趣的なクセのお酒でした。


お気に入り度:2



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by tztom | 2017-04-14 23:35 | 島根 | Comments(0)
「超」王禄 純米本生 [王禄酒造]
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醸造元:王禄酒造有限会社
URL:http://www.ouroku.com/
住所:島根県松江市東出雲町揖屋484
電話:0852-52-2010
創業:明治5年(1872)

使用米:五百万石(富山県産)
精米歩合:60%
日本酒度:+7.5
酸度:2.2
アミノ酸度:-
アルコール度:15.5度
購入価格:720ml:1,728円(税込み)

島根の地酒でもっとも入手困難な地酒『王禄』、ついに買いました。

王禄の酒は基本生酒。蔵元では直売をやっていないので、管理がしっかりとした特約店を探すしかないのですが、東京とか大都市だと比較的特約店が多いです。
今回は地方のアンテナショップが多く集まる銀座一丁目にある「銀座君嶋屋」で購入しました。

松江市の東、中海に面する小さな町東出雲町揖屋には旧山陰道に沿って古い町並みが今も残ります。

この町並みの中に蔵を構える王禄酒造の創業は明治5年(1872)で当時石原家の屋号は、「麹屋」と呼ばれ、秋に小作人が納入する収納米を有効に使おうと、麹作りを始めたのがきっかけだったそうです。

現在の生産石数わずか600石。新進気鋭の酒蔵ですが、杜氏以下5名の蔵人で全ての行程を手作業で行っています。酒は全て無濾過で、生酒か生詰。酒をブレンドで無理な味の統一化をおこなわず、その為、同じ銘柄、種類の酒でも仕込号数の違いにより、酒の成分に若干の違いがあるそうです。

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酒銘の『王祿』は、古来中国において、酒は「天の美禄」といわれ、この美禄の中でも王者の風格を持つようにとの思いを込めたもの。

今回のお酒は『超・王祿』シリーズの中でも2015年醸造で約2年間寝かしたお酒です。

香りはほとんど無く、ほんのりと木の香りを感じました。口に含むと最初はほんのりと「おがくず」もしくは燻製のようなチップ香が口に広がります。透明で甘さ、旨みをギリギリまでそぎ落としたような、削り落としたようなそれでいてギリギリのところで旨みを残した感がある・・・シャープな中にもほんのりと旨みを感じる淡麗辛口のお酒でした。

全体的に独特のクセがあり、僕個人としてはちょっと前衛的でハイレベルに感じてしまうお酒でした。

お気に入り度:3



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by tztom | 2017-04-13 06:44 | 島根 | Comments(0)
磯自慢 特別純米 雄町55[磯自慢酒造]
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醸造元:磯自慢酒造株式会社
URL:http://www.isojiman-sake.jp/
住所:静岡県焼津市鰯ヶ島307
電話:054-628-2204
創業:天保元年(1830)

使用米:雄町
精米歩合:55%
日本酒度:+3.0
酸度:1.2
アミノ酸度:-
アルコール度:16度以上17度未満
購入価格:720ml:3,358円(税込み)

ついに飲むことができました。
静岡県で最も有名で、最も入手困難な酒蔵である磯自慢です。

磯自慢酒造が蔵を構えるのは、まぐろの水揚げで知られる遠洋漁業と水産加工の町、焼津です。

その焼津の町の中心部に近代的な蔵がありました。温暖な気候の静岡県で北国のような環境の中で酒造りを行う為に磯自慢酒造が考えたのは、ステンレス張りの冷蔵庫のような造りになっている酒蔵でした。

焼津のマグロ冷凍保存の技術を活用して蔵元自ら考案・設計した、巨大な冷蔵庫のような酒蔵と最新鋭の酒造機器。

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古くはこの地の大地主であり庄屋だった初代蔵元が冬の農閑期に副業として酒造りを始めたのが、江戸時代後期の天保元年(1830)でした。

戦後の農地解放政策を期に酒造業に専業化。桶売りが盛んな時代から、酒の高品質化が生き残る道と考え、現在は生産のすべてが本醸造以上です。

香りは控えめで、色も無色透明。

しかし口に含むと、透明でクリアーな飲み口を一瞬で覆い尽くす、フレッシュでフルーティーな華やかな旨さの爆発。正直、うまい!!うますぎる!!

マスカット、メロン、バニラのような澄んだキレイな旨さのあとにバトンタッチする苦味や渋味のハーモニー。

キレイすぎます。ああ、本当にうまいお酒です!

お気に入り度:5




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by tztom | 2017-04-12 01:22 | 静岡 | Comments(0)
奥飛騨 特別純米[奥飛騨酒造]
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醸造元:奥飛騨酒造株式会社
URL:http://www.okuhida.co.jp/
住所:岐阜県下呂市金山町金山1984
電話:05763-2-2033
創業:享保5年(1720)

使用米:ひだほまれ
精米歩合:60%
日本酒度:+1.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,480円(税込み)

平成の大合併で新設された下呂市の一部となった旧益田郡金山町は、旧美濃国と旧飛騨国の国境に位置する飛騨街道の宿場町。また和良街道が分岐する交通の要衝で、古くから木材だけでなく諸物資の集散地として発展しました。現在もメインストリートの商店街には往時の面影を残しています。

2014年に奥飛騨酒造に社名変更した高木酒造は江戸時代中期の享保5年(1720)に「吉田屋」の屋号で高木多吉により酒造部門が創業されました。高木家は古くから金山の大地主であり商家でした。現在も飲食店やレジャー施設なども経営。白川郷から移築した合掌造りのレストランの敷地は2000坪を超えます。

また高木酒造10代目蔵元、高木富蔵氏は大手飲料メーカー株式会社ポッカコーポレーション代表取締役も兼務するなど、まさに金山の名主の家柄です。

ふくよかなヨーグルトのような乳酸香。飲み口はやや酸が立ちますが、角のとれた丸い淡麗辛口。スッキリとした後味の旨みのあるお酒です。

栓をあけてしばらく置いても、牧歌的な香りは変わらず。でも飲み口はスッキリと、ほんのりフルーティーな酸味のあるクセのない飲み心地でした。

燗にすると…これがうまい。旨み、酸味のバランスが非常にやさしく手を繋ぎ合って、後に続くふくよかな苦味にバトンタッチ。みずみずしいベールに包み込んで、やさしくスッキリとした後味。いや〜個人的にはこのお酒は燗がうまい!!

お気に入り度:冷3/燗4




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by tztom | 2017-04-01 14:38 | 岐阜 | Comments(0)



私の飲んだ地酒(日本酒)と酒蔵の記録
by tztom by 太泉八雲
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