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上喜元 純米 出羽の里[酒田酒造]
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醸造元:酒田酒造株式会社
URL:なし
住所:山形県酒田市日吉町2-3-25
電話:0234-22-1541
創業:昭和21年(1946)使用米:出羽の里
精米歩合:80%
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:16.2度
購入価格:720ml:1,074円(税込み)

酒田は山形県の日本海に面した人口約11万人の都市で、山形県唯一の重要港湾酒田港があり中世から貿易港として発展した場所で、北前船の西廻り航路が整備された江戸時代には栄華を極め、「西の堺、東の酒田」とも称されていました。この酒田は戦後の農地改革まで日本一の大地主だった本間家などの豪商を筆頭に三十六人衆という豪商による自治組織によって運営されていたことでも知られています。

そんな酒田の町には当然酒蔵が多く…あるはずですが、現在市内中心部に蔵を構えるのはこの酒田酒造の一軒のみ。しかも創業は昭和21年(1946)と若いのですが、これは江戸時代より続いた酒田の酒蔵、男山・養老・藤屋・千里井・玉の川の5つの蔵元が昭和21年に合併して生まれた新しい蔵だからです。合併の中心となった「橋本酒造場」は江戸時代後期の弘化元年(1844)の創業です。

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酒田酒造は最盛期には年間3000石ほどの生産量でしたが、しかし現在はあえて1200石程度に抑え品質重視の酒造りを行っています。

酒名の『上喜元』は”上質な喜びを生む源になる”という意味を込めたもの。

色はうすいコハク色で、香りはひかえめながらも、ほんのりと甘い、研ぎ澄まされた米の旨み(精米歩合は80%ですが)を凝縮したような感じのここちよさ。口に含むとふくよかなさわやかさで、ピリリと酸の立つ辛口。でもどこかスッキリとした青リンゴのような、いやマスカットのようなフルーティーさと、渋味、苦味がバランスよくまとめる後味のゆるやかなキレ。
精米歩合は80%ですが、そこらへんの純米吟醸酒に匹敵するようなお酒です。うまい!うまいです。

お気に入り度:4


山形の地酒専門店國井酒店


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■過去に飲んだ酒田酒造のお酒

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上喜元 もち米四段おかん純米酒[酒田酒造]

使用米:出羽燦々+もち米
精米歩合:55%
日本酒度:+1.0
酸度1.5 
アミノ酸度 1.2 
アルコール度:15~16度
購入価格:720ml:1,100円(税込み)

仕込みの四段目に、自家栽培の「もち米」を使用し、シャープな甘さを再現。燗でその旨さを一層発揮します。
うまかったです。結構お気に入りのお酒です。

お気に入り度:3




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by tztom | 2016-09-02 22:46 | 山形 | Comments(0)
扶桑鶴 高津川 純米[桑原酒場]
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醸造元:株式会社 桑原酒場
URL:なし
住所:島根県益田市中島町ロ-171
電話:0856-23-2263
創業:明治36年(1903)
使用米:五百万石・ハナエチゼン
精米歩合:70%
日本酒度:+6.5
酸度:2.6
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,161円(税込み)

島根県の最南端に位置し山口県と接する益田市の中心部、国道191号線・北浦街道と国道9号線・山陰道が交差する近くに蔵を構える桑原酒造場は明治36年(1903)創業。

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酒銘の『扶桑鶴』は、長寿のシンボルである鶴と日本を意味する「扶桑」を掛け合わせて銘々。『高津川』は市内を流れ日本海に注ぐ清流・高津川に由来し、桑原酒造場のお酒はこの高津川の伏流水で仕込んでいます。

香りは無く、色はほんのりと薄いコハク色。日本酒度約7度のスッキリとした辛口のお酒。でもフルーティーな旨みもしっかりとありますよ。やさしい淡麗辛口といった感じ。うまいですね。

燗にしてみると、スッキリとした辛口。料理を邪魔しないで引き立たせるお酒って感じで、これはうまいです。

お気に入り度:3




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by tztom | 2016-08-31 06:47 | 島根 | Comments(0)
十旭日 生もと純米[旭日酒造]
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醸造元:旭日酒造有限会社
URL:http://www.jujiasahi.co.jp/
住所:島根県出雲市今市町662
電話:0853-21-0039
使用米:五百万石(島根県産)
精米歩合:70%
日本酒度:+8.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,620円(税込み)

出雲市駅の中心部、今市町中町のサンロード中町商店街の中に蔵を構える旭日酒造は出雲市駅から最も近い酒蔵で、明治2年(1869年)に佐藤家6代目の嘉兵衛が創業。

創業当時の酒銘は『白雪』だったそうですが、現在の『十旭日』(「じゅうじあさひ)の銘は明治40年に山陰地方を巡幸した大正天皇(当時皇太子)に随行していた木戸孝正侍従長へ献上した酒が「天下一品の美酒なり」と賞賛を受け、「旭日」の揮毫(きごう)を受けたことに由来。さらに蔵元が信仰していた日蓮宗の霊場である能勢の妙見山の紋章「矢筈十字」を掛け合わせて生まれました。

ちなみに、出雲大社の御神酒『八千矛(やちほこ)』を醸していた、出雲大社の門前町に蔵を構える古川酒造は2013年末に廃業し、それを現在、旭日酒造が引き継いでいます。

色はほんのりとコハク色。香りは少々老ねたような、醤油のような香ばしい乳酸香。熟成された古酒のような雰囲気ですが、今年のお酒です。日本酒度8度のお酒ですが、酸も無くふくよかなフルーティーさと、スッキリとした後味。

燗にすると、このちょっとした熟成感が良いです。ふくよかで、厚み、奥行きがあり、後半にくる酸とスッキリとしたキレの余韻。燗はうまいな〜。うまい!!

お気に入り度:3




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by tztom | 2016-08-28 07:39 | 島根 | Comments(0)
富士の光 純米酒 夢薫風[安達本家酒造]
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醸造元:安達本家酒造株式会社
URL:http://www.fujinohikari.com/
住所:三重県三重郡朝日町縄生2107
電話:059-377-2411
使用米:夢錦(兵庫県産)
精米歩合:70%
日本酒度:+3.0
酸度:2.0
アミノ酸度:2.0
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,280円(税込み)

安達本家酒造のある三重郡朝日町は桑名市に接して伊勢湾に臨む、三重県で一番面積が小さい自治体です。
近鉄名古屋線・伊勢朝日駅のすぐ北側、東芝三重工場の近くに蔵を構える安達本家酒造は明治43年(1910)に安達常右衛門によって創業。後からこの地にやってきた東芝や日立の工場群の中にあって、歴史ある蔵の存在感を示す建築群ですが、安達家は初め小さな薬売りでした。やがて事業の拡大と共に味噌、醤油の醸造へ進出、さらに資金を蓄えた後に酒造業へも進出しました。

創業当時からの酒銘『冨士の光』(頭に点がない方の冨)は、初夢の諺「一富士、二鷹、三なすび」に由来。さらに現在は夏限定生酒の『清(せい)』や生原酒の限定酒『華火』など精力的に展開しています。

このお酒は伝統的な主力銘柄『冨士の光』の純米酒ですが、中身は新緑の若々しい木々にそよぐ風をイメージして、優しく穏やかな香りと瑞々しく爽やかな口当たり、旬の初夏の食材とのベストマリッジを商品設計のコンセプトにして醸したお酒だとか。

このお酒は菊栄と山田錦を先祖に持つ兵庫県の酒米「夢錦」を使って醸したもの。

色は限りなく無色透明で香りもほとんど感じませが、飲み口に広がる米の旨み。透明なのにクリーミー。やさしい甘みです。酸はなくひたすらに透明度のあるふくよかな余韻といつのまにか、のキレ。うまい。キレイなお酒ですが幅があります。うまい、うまいな〜。

燗にするのがもったいないようなお酒ですが、燗にしてみました。やばいくらいに旨いです。やさしい。ほっこりするお酒です。これはうま〜い。

限定酒の『清(せい)』や『華火』も気になります。

お気に入り度:4


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by tztom | 2016-08-23 06:39 | 三重 | Comments(0)
辨天娘 純米 強力 14番娘[太田酒造場]
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醸造元:有限会社 太田酒造場
URL:http://www.ben-ten.sakura.ne.jp/
住所:鳥取県八頭郡若桜町若桜1223-2
電話:0858-82-0611
使用米:強力(若桜町産)
精米歩合:75%
日本酒度:+4.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,490円(税込み)

鳥取県の最東端に位置する若桜町。JR因美線の郡家駅からわずか7駅だけの若桜鉄道の終点の町。古くから因幡・播磨の国境の町で、中世に若桜鬼ヶ城の城下町として整備され、江戸時代以降は鳥取と姫路を結ぶ若桜街道の宿場町、また若桜藩の陣屋町として栄えた町で今もその面影が多く残されています。

若狭街道の旧道沿いに蔵を構える太田酒造場は明治42年(1909)に創業。やがて昭和の終わりに一時期休業していた時期もありましたが、現蔵元によって再開しました。

酒銘の『辨天娘』は一杵島姫(いちぎしまひめ)の命を祀る地元の若桜弁財天の徳にあやかるようにと願って命名。

平成21年より全ての純米酒が生産者ごと(つまり田んぼごと)にタンク分けして仕込まれます。使用している酒米の種類は強力・山田錦・玉栄・五百万石・鳥姫で、仕込み順に「○番娘」という番号を記して、それぞれの酒米生産者が裏ラベルに記載され出荷されます。よってブレンドもされません。
このお酒は県の農業試験場・鳥取大学が復活させた、鳥取の“幻”の酒造好適米である「強力」を使ったお酒です。生産者は若桜町赤松地区の中島氏。

山間部の若桜は寒い地域なので、若桜での日本酒は燗が基本だとか。なので、このお酒も燗酒向きのお酒だそうです。また、太田酒造場ではお酒を一夏熟成させてから出荷するそうで、このお酒はH26BYです。

とりあえず冷やで。ほのかに甘酸っぱいフルーティーな酸味がありますが酸は少なく、香ばしく芳醇な飲み口。
透明感のあるクリアな余韻がやや酸がかった渋めのキレで終わります。舌に感じるザラツキ感が少し気になりました。

では、燗にしてみました。とりあえず低めの50度燗、しかし….。苦い。渋い。酸が立つ。燗栄えするどころか、う〜ん。予想外な展開に言葉が。
温度が下がって燗ざましの状態。すっきりとした淡麗辛口に。冷やで飲んだときに感じたざらつき感はどこかへ行ってしまいました。

う〜ん。って翌日に今度はちょっと熱めの65度で。えええ?おお!これはやや酸がありしっかりとした奥行きのある淡麗辛口の仕上がりに。お、うまいぞ。これは、うまい。う〜ん勉強になります。

お気に入り度:3




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by tztom | 2016-08-17 19:41 | 鳥取 | Comments(0)
山陰東郷 純米酒[福羅酒造]
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醸造元:福羅酒造株式会社
URL:http://www.fukura-syuzou.com/
住所:鳥取県東伯郡湯梨浜町松崎448
電話:0858-32-2121
使用米:山田錦(鳥取県三朝町産)
精米歩合:65%
日本酒度:+8.0
酸度:1.5
アミノ酸度:-
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,620円(税込み)

福羅酒造のある東伯郡湯梨浜町は鳥取県屈指の古い町並みが残る倉吉の北に位置する日本海に面した町で、山陰の「ハワイ」と呼ばれる羽合町(アメリカのハワイとは姉妹都市)と東郷町、泊村が平成の大合併によって生まれた町。

三朝東郷湖県立自然公園に指定された東郷池の湖畔にある東郷温泉の中の趣のある商店街の一角に蔵はあります。創業は明治22年(1889)で、初代・福羅為次郎(ためじろう)の自家醸造から始まり、大正時代に現在の場所へ移転しました。

「福羅」の「福」の文字は縁起が良いということで古くは『福泉(フクイズミ)』、『福牡丹(フクボタン)』の銘柄でしたが、現在は地元の地名に因んだ『東郷』に改め、さらに『山陰東郷』と『福泉』の2本立てで今に至ります。
平成19年の冬に杜氏が急逝したことをきっかけに、現在は蔵元兼杜氏を中心とした自家醸造で酒造りを行っています。

味噌のような香ばしい香り。8ヶ月前の平成27年12月製造。色はコハク色。濃醇でいながら意外にクセはなく、透明感な旨みとスッキリシャープな淡麗辛口。見た目よりも結構あっさりとしています。一瞬ライトな印象ですが、どっしりとした安定感はあります。地酒らしい個性のあるうまさ。合うのは地元の料理かな。

お気に入り度:3


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by tztom | 2016-08-04 02:18 | 鳥取 | Comments(0)
鷹勇 鳥姫 純米酒 [大谷酒造]
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醸造元:大谷酒造株式会社
URL:http://takaisami.co.jp/
住所:鳥取県東伯郡琴浦町浦安368
電話:0858-53-0111
使用米:鳥姫(鳥取県産)
精米歩合:75%
日本酒度:+2.5
酸度:1.7
アミノ酸度:1.6
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,265円(税込み)

琴浦町は鳥取県のほぼ中央に位置する日本海に面した町で、平成の大合併により東伯町と赤碕町が合併して生まれた町です。余談ですが新しい町名の「琴浦町」は古代、神代の昔に天照大神が国ゆずりのために派遣した「言問(こととい)の使い」に由来した「言問ノ浦(ことといのうら)」がその後転化した「琴ノ浦(ことのうら)」という古い地名に由来します。

合併前の旧東伯町の海岸沿いには旧山陰道の宿場町であった「八橋宿」があり、そこから南へ琴浦町役場のある浦安地区に蔵を構える大谷酒造は明治5年(1872)の創業。現在は鳥取を代表する有名な酒蔵のひとつで、鳥取県下でも珍しい「男酒」を醸す酒蔵です。

酒銘の『鷹勇』は、愛鳥家だった初代蔵元が大空を舞う鷹の勇姿に魅せられて命名。

このお酒は鳥取県農業試験場が40年ぶりに復活させた鳥取県原産の酒米「鳥姫」を使用して醸されたお酒です。

色は古酒のように濃いコハク色。でも今年の3月に瓶詰めされたお酒です。香りも香ばしい樽酒のような乳酸香。でも飲み口はスッキリ、独特の香り以外は雑味の無いストレートな淡麗なお酒。酸も無く辛口というよりはやさしいまろやかな印象。不思議にうまいです。

お気に入り度:3


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■過去に飲んだ大谷酒造のお酒



鷹勇 特別純米酒[大谷酒造]
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使用米:山田錦・玉栄
精米歩合:50%
日本酒度:+4.0 
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml/1,428円(税込み)

大山の東北端、旧山陰道の宿場町「八橋」がある東伯町の中心地、浦安にある鳥取を代表する有名な酒蔵。山田錦を吟醸酒なみの精米歩合で磨いた純米酒は、香りは無いもののフルーティーで奥の深い味に、鳥取の酒のレベルの高さを実感。
燗にすると、その滑らかさはさらに増し、抵抗なくのどに入っていきます。
お気に入り度:4
(2007年5月)
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by tztom | 2016-07-23 17:06 | 鳥取 | Comments(0)
美人長 笑(えみ)純米酒[西本酒造場]
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醸造元:有限会社西本酒造場
URL:なし
住所:鳥取県鳥取市青谷町青谷3960
電話:0857-85-0917
使用米:玉栄
精米歩合:75%
日本酒度:+3.5
酸度:1.6
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,296円(税込み)

鳥取市の西端に位置する旧・気高郡青谷町は平成の大合併で鳥取市に編入された町ですが、町の歴史は古く、江戸時代から木綿と和紙の産地として知られ、また伯耆街道(山陰道)と鹿野往来が分岐する交通の要衝であり宿場町として発展しました。ゆえに日置地域の中心地として鳥取藩の青屋御蔵や青屋御茶屋が設けた町であり、今も枡形など藩政時代の面影を残しています。

その中でも古い町並みが残る青谷地区に伝統的な佇まいの蔵を構える西本酒造場は幕末の元治元年(1864年)創業で当時の屋号は「萬屋」といいました。

現在は蔵元の長女である豊澤恵美さんが東京農業大学と国税庁醸造研究所で酒造りの理論を学び、杜氏の元で修行の後に山陰初の女性杜氏として蔵をきりもりしています。

150石あまりの小さな蔵ですが、女性の感性を生かした酒造りを目指し、それまでのレギュラー酒である『美人長(びじんちょう)』に加え、純米酒シリーズの新ブランド『笑(えみ)』を立ち上げました。

香りはひかえめ、水のようにスッキリとしてひかえめな酸のある飲み口。けっして線が細いわけではない、旨みを抑えた淡麗辛口のお酒です。やさしいキレです。うまいです。

燗にすると、やや酸が全面に出ますが決して悪い印象は無く、やさしくキレイな旨みとタッグを組んだバランスから旨みの余韻につつまれた鮮やかなキレ。このお酒は冷やよりも常温から燗の方がおいしい…。うまい!

お気に入り度:冷3/燗4


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by tztom | 2016-07-20 21:18 | 鳥取 | Comments(0)
田光 純米酒 一回瓶火入[早川酒造]
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醸造元:合名会社早川酒造
URL:なし
住所:三重県三重郡菰野町大字小島468
電話:059-396-2088
使用米:雄町(三重県産)
精米歩合:65%
日本酒度:+5.0
酸度:1.7
アミノ酸度:-
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,285円(税込み)

早川酒造のある三重郡菰野町は滋賀県と接する県北端部の町で、鈴鹿国定公園・湯の山温泉の玄関口、また江戸時代には菰野藩1万2000石の城下町として栄えた町です。その菰野町の中心部から北郊外の田園地帯に広がる田光地区に酒蔵はあります。この田光地区もまた室町時代より交通の要衝として栄えた場所です。

早川酒造はこの地で大正4年(1915)に早川政蔵が創業。この政蔵氏の叔父が現在川越町にある早川酒造部の創業者である早川半三郎です。政蔵氏は後継者のいなかった早川家に兄弟3人で養子となり、その後独立しました。叔父の酒蔵(早川酒造部)が「酒半」と呼ばれていた事から、こちらは「山半」の屋号で酒造りを始めます。現在早川酒造は家族3人で行う少量生産で現在全量純米の酒蔵です。

創業当初の酒銘は『武烈』という勇ましい名前だったそうですが、第二次大戦後GHQによって戦争を連想させるという理由から使用禁止に。『賞美(しょうび)』、『早春』という酒名が生まれました。。
そして平成19年に新しいブランド『田光(たびか)』が誕生しました。田光(たびか)とはもちろん蔵のある田光地区のこと。

「一回瓶火入」とは生詰め酒のこと。香りはひかえめで、ほのかにクリーミーな乳酸香。飲み口もクリーミーなメロンソーダかバナナシェークのようなコクのある甘さ。ほんのりと感じる乳酸系の酸味はカルピスのような乳酸飲料系の爽やかさで、野趣的な雰囲気は一切ありません。ちょっと濃くて甘く、濃醇で若々しいフルボディなお酒ですが、これが結構飲み飽きしません。うまいです。うまい!

お気に入り度:4



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by tztom | 2016-07-11 21:19 | 三重 | Comments(0)
神楽 純米酒[神楽酒造]
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醸造元:神楽酒造株式会社
URL:http://kagura1858.com/
住所:三重県四日市市室山町326
電話:059-321-2205
使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,100円(税込み)

近鉄四日市駅からナローゲージのかわいい近鉄内部線(うつべせん)を経由する一駅だけの八王子線(現在は第三セクターの四日市あすなろう鉄道)の終点に位置する四郷(よごう)地区の室山町は近代産業発祥の地のひとつで今なお古い町並みが多く見られます。
かつては八王子線の室山駅があった室山町は幕末から明治初頭にかけて、商工業、特に製糸業と酒造業、製茶業が発達し、その後味噌や醤油の醸造も始まりました。

この地で室山七人衆と呼ばれた豪商の一人、伊藤小左衛門家は現在の亀山製糸の前身となる伊藤製糸部を興し、また醸造部門では今も続く『室山味噌』や清酒『神楽』などを興しました。神楽酒造は幕末の安政5年(1858)の創業ですが現在は独立しています。ちなみに室山味噌は現在のヤマコ味噌です。
室山町には近年まで3軒の酒蔵がありましたが、現在はこの神楽酒造の1軒のみが残ります。小さな酒蔵ですが現在は純米酒のみを醸造。

香りはほのかに牧歌的な乳酸香を感じましたが、色は無色透明、飲み口はまるでイチゴのようなフルーティーな甘さ。シャープで凜とした準辛口のキレで後味の余韻もいいです。
栓をあけて数日置くと、フルーティーさは影を潜め、米の旨みの詰まった濃醇な飲み口に変身。うまい。

お気に入り度:3



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by tztom | 2016-07-03 23:01 | 三重 | Comments(0)



私の飲んだ地酒(日本酒)と酒蔵の記録
by tztom by 太泉八雲
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