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醸造元:株式会社 岡田屋本店
URL:http://www.kikuyasaka.co.jp/
住所:島根県益田市染羽町5-7
電話:0856-22-0127
創業:明治10年(1877)

使用米:五百万石
精米歩合:60%
日本酒度:3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,375円(税込み)

益田市は山口県と接する島根県の西端の都市。

浜田市、大田市と共に石見三田(いわみさんだ)と呼ばれています。

JR山陰本線と山口線が分岐する交通の要衝でもあります。

近年まで6軒もの酒蔵がありましたが、現在は右田本店、桑原酒場そして岡田屋本店の3軒が残ります。

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岡田屋本店は明治10年(1877)の創業で、蔵のある益田市染羽町は閑静な住宅街。

近くには画聖・雪舟が第五代住職を務めた医光寺もあります。

岡田屋本店は代々、桶売りを一切行ってきませんでしたが、一時期ジャパン・フード&リカー・アライアンス株式会社の傘下で経営を立て直し、2014年に再び独立しました。また焼酎醸造も始めました。

主力銘柄は「日本の弥栄を願う」思いに由来する『菊弥栄』ですが、近年は精力的に新しいブランド展開も行っています。

今回のブランド『無用の用』は、「一見、役に立たなそうなものでも、役に立つことがある」という意味だとか。


ほのかにバニラのような香り。

そして、ほんのりとフルーティーな余韻。

口に含む。

飲み口に、フルーティーさに混じってほのかにラッカー系の酢酸エチル香が。

しかし、スッキリしていて、ライトな印象ですが、しっかりとした旨味を持っているお酒です。

フルボディな白ワインのような飲み口。

冷や、うまい。

コクがあって都会的。うまい。

ラッカー系の香りは、栓をあけて日を置くと徐々に薄れてきます。

燗にすると、どっしりと腰を据えた重量感のある飲み応え。

苦味、渋味のタッグも良く後味のキレと相まって、バランスの良いお酒です。

うまいな〜。

うまい。

酢酸エチル香の印象はどこいく風が。

トータルのバランス的に好印象でした。

うまいお酒ですよ。

お気に入り度:4




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# by tztom | 2019-12-08 20:36 | 島根 | Comments(0)

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醸造元:朝日酒造株式会社
URL:http://asahisyuzo.com/
住所:福井県丹生郡越前町西田中11-53
電話:0778-34-0020
創業:享保3年(1718)

使用米:コシヒカリ(福井県産)
精米歩合:50%
日本酒度:+1.0
酸度:2.0
アミノ酸度:-
アルコール度:16度以上17度未満
購入価格:720ml:1,728円(税込み)

鯖江市の西郊外に位置する朝日町に町名を冠した朝日酒造はあります。

この旧丹生郡朝日町は平成の大合併で2005年に同じく丹生郡越前町・織田町・宮崎村と合併して新設された町で、日本海に突き出た越前岬のある町として知られますが、(新)越前町の町役場は、福井市・鯖江市・越前市に便がある旧・朝日町にあります。

朝日酒造は江戸時代中期の享保3年(1718)に創業と歴史ある酒蔵で、福井県でも最も古い歴史をもつ酒蔵の一つです。

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蔵元は田島氏ですが朝日酒造となっている訳を含め、酒蔵の情報はあまり有りません。

小さな酒蔵ですが、ヨーロッパのモンドセレクションで12年連続金賞受賞の蔵でもあります。

主力銘柄の『富士乃関(ふじのせき)』は日本一の山「富士山」と国技である相撲に由来するもの。


今回のお酒は「コシヒカリ」で醸したお酒。

日本一のブランド「新潟県魚沼産コシヒカリ」で知られるこのお米は、実は福井県で生まれたもの。

その現状に一矢報いたいと、企画されたのがこのお酒です。

酒造りに向かず、割れやすく精米歩合も高めらず、雑味が多く出てしまうササニシキにあえて挑み、みごと旨みとコクを引き出したお酒。

純米酒ですが、吟醸酒並みの精米歩合50%。

さらに、一年間土蔵で低温貯蔵しての出荷。


栓をあけて...。

傷んだ肉のようなふくよかで酸味のある乳酸香。

大丈夫か?

飲み口も、その流れでふわっと芳醇。

しかし、その後はすっきり、旨味の少ない、透明感のある淡麗なお酒です。

意外にあっさり系。

最初ビビった。

さらに、もう少し重いお酒かと思った。

アルコール度も気持ち高いのに、水のように透明でくせのない。

線の細いお酒のようにも思えますが、どこか芯がある。

言葉にできない芯が。

なるほど。

うまい。

深い。

栓をあけて暫くしても傷んだ肉のような老香は...消えませんでした。

一瞬フルーティーな香りに変化するかと期待しましたが...。

う〜ん。


燗にしてみる

やさしく、ふくよかな透明感。

ほのかな酸味、ほのかな苦味、渋味。

それを覆うコクのある旨味。

ざ、地酒って感じ。

うまい。

これは、うまいです。

お気に入り度:3




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# by tztom | 2019-12-05 01:31 | 福井 | Comments(0)

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醸造元:美川酒造場
URL:http://www.maibijin.com/
住所:福井県福井市小稲津町36-15
電話:0776-41-1002
創業:明治20年(1887)

使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:+2.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,430円(税込み)

福井市中心部から東郊外へ。

九頭竜川支流、足羽川(あすわがわ)沿いに光福寺というお寺を中心とした小稲津という集落があります。

九頭竜川の舟運で発展した河港があったのでしょうか。

この周囲を水田に囲まれた小さな集落に蔵を構える美川酒造場は明治20年(1887)に創業しました。

美川家はもともと農家で、代々地主として米作りに携わってきた家柄。

創業当時の銘柄は『朝鶴』でしたが、その後「江戸時代に福井藩主がこの小稲津の地での狩猟中に、村一番の美人が舞を献上した」伝承にちなんで『舞美人』を主力銘柄とします。

昭和23年(1948)福井県を襲った福井大震災により、美川酒造場は現存する1棟のみを残して酒蔵が全て倒壊し休蔵しますが、その後再興して今に至ります。

昭和35年に新蔵「昭和蔵」を増設しますが、福井産米とオリジナル酵母を使い、醸すお酒の全量を今では貴重な和釜で蒸し上げ、桜の木で出来た木槽(きぶね)で搾る手造りの酒造りを行っています。

美川酒造場は家業であり、法人化を行っていない小さな酒蔵です。

しかし、それでも精力的な商品開発、さらには英国ロンドンで開催されるIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)で入賞する一方で、晩酌向けのリーズナブルな酒造りを続ける、まさに新進気鋭の地酒蔵です。

さて。

栓を開けて最初の香りは...

よく言えば野菜の発酵したような匂い。

悪く言えば生ゴミの腐敗臭...あれ?。

う〜ん、こんなの初めての乳酸系の老香かも...。

飲み口はほのかにビター系の淡麗辛口。

すっきり、淡麗。
さわやか、淡麗。

ほのかに、香る野趣的で地酒的な乳酸香は飲んでも感じます。

酸も控えめながらも、スッキリとしたキレ。

淡麗な後味。

久しぶりに「淡麗」連発。

そんなお酒。

良い意味で淡麗辛口なお酒です。

最初の香りは別として。


燗にしてみる。

飲み口はやわらかいけど、旨味控えめ、

苦味、渋味が全体を包み込むように主張。

さっぱり淡麗辛口。

食中酒向き。

うまい。

ちなみに、栓をあけて一週間ほどすると、生臭い老香は和らいでいきました。

う〜ん。

ある意味で奥深い、日本酒の世界を感じました。

お気に入り度:3



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# by tztom | 2019-12-02 22:15 | 福井 | Comments(0)

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醸造元:伊藤酒造 合資会社
URL:http://koshinotaka.jp/
住所:福井県福井市江上町44-65
電話:0776-59-1018
創業:明治27年(1894)

使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,375円(税込み)

蔵元一人で造っているので、入手困難とも言われる福井の地酒『越の鷹』。

福井市中心部から北西郊外。

三国港にそそぐ九頭竜川左岸・江上町の水田地帯の中に蔵を構える伊藤酒造の創業は明治27年(1894)と比較的若い酒蔵です。

しかし、伊藤家は元々が福井藩主が領内視察の際に接待する庄屋の家柄です。

酒造りは幕末ごろから行われていたそうで、主力銘柄である『越の鷹』は、鳥の王である「鷹」にあやかって「酒の王」を目指し『越の鷹』と命名されたと公式にはされています。

しかし、その一方で、鷹狩りに訪れた福井藩主に手造りの酒を供したところ「越の国へ羽ばたく鷹の酒じゃ」と称された事に由来するともいいます。

現在の伊藤酒造が本格的に酒造業を興した場所が、現在地より南西の本郷大谷(現・大年町地区)でこの時期を創業年、明治27年(1894)としています。

その後、九頭竜川水運による輸送交通の利便性から、九頭竜側右岸の高屋町に蔵を移転。

しかし、明治44年(1911)により良い水を求めて現在地の江上町に移転して今に至ります。

蔵は昭和23年(1948)の福井地震(福井大震災)によって全壊しますが、その後再起。

そして、現在の伊藤酒造は冒頭に書いた様に小さな酒蔵です。

蔵元の伊藤抵治(やすはる)は自ら杜氏となり、さらに営業まで一人で行っています。

そんな状況ですので、ラベルデザインは今風で、時代が求める淡麗辛口のお酒を戦略的に醸しながらも、少量生産。

福井県内でも入手困難なお酒となっています。


吟醸酒系が人気のようですが、今回選んだのは純米酒。


色はほんのりとコハク色。

ほのかに干し草のような牧歌的な乳酸香がします。

う〜ん、今風の都会的なお酒をイメージしましたが...。

飲み口は辛口です。

シャキッと鋭い、切り立った絶壁のような酸。

旨味は控えめかと思いつつも、芳醇辛口を後から包み込むようなふくよかな甘さを持っています。

キレはシャープですが、その後やさしく軟着陸する感じ。

ほ〜。

思わず。ほ〜。

うまいな。

うまい。

燗にしてみる。

キリリと辛口。は変わらず。

でも、やさしく芯のある旨さ。

辛口だけど酸はひかえめ、やさしくほっこりする酒。

うまいな〜。

うまいお酒です。


お気に入り度:3




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# by tztom | 2019-11-29 00:28 | 福井 | Comments(0)

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醸造元:株式会社小浜酒造
URL:https://obama-sake.com/
住所:福井県小浜市中井18-34
電話:0770-64-5473
創業:文政13年(1830)設立:平成29年(2017)

使用米:-
精米歩合:65%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,480円(税込み)

小浜酒造は、歴史ある酒蔵を引き継いで新設された新しい酒蔵です。

そして、私自身が福井県の地酒で最初に買った思いで深い地酒でもあります。

この、小浜酒造の前身である酒蔵が株式会社わかさ冨士でした。

わかさ冨士は文政13年(1830)創業の吉岡酒造と文久2年(1862)創業の辺見酒造が1965年に合併した酒蔵です。

辺見酒造は若狭と京を結ぶ鯖街道上の宿場町「熊川宿」で運輸、両替、呉服商などを営んでいた豪商が酒造業に進出したのが始まり。

今も宿場町の面影が残る熊川宿に酒販店を構える辺見酒造でわかさ冨士のお酒を販売していました。

しかし、日本酒不況の中での経営難から、2017年にわかさ冨士は酒造業からの撤退を決めます。

そうした中で小浜市唯一の酒蔵を残そうと、蔵元である辺見家の親族が酒造免許を申請して新たに設立した酒造会社が小浜酒造なのです。

と、言うわけで小浜酒造は『わかさ』や『熊川宿』などの銘柄も引き継いでいます。


色はうすいコハク色です。

香りはほんのり芳醇。

飲み口はスッキリとした淡麗辛口。

雑味が少なくて、フルーティーさと、ほんのりアルコール香が混じっているかな。

さらに、ほんのりと藁のような芳醇な乳酸香が口に広がります。

とは言え、酒質としてはトータル的に安定した淡麗辛口のお酒です。

正直、うまい。

燗にしてみる

鼻にくる刺激はないけど辛口でビターです。

渋味、苦味のパンチが効く。

しかし、辛いだけでなく、しっかりとしたふくよかな旨味もしっかりとあります。

後味に苦味が残りますが....。

中庸なキレ。かな?

うまい。

甘辛い煮物と合わせると良いかも。

あと、おでんとか。

なかなか、うまいお酒です。

お気に入り度:3



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# by tztom | 2019-11-26 22:32 | 福井 | Comments(0)


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醸造元:関酒造有限会社
URL:なし
住所:京都府亀岡市紺屋町26
電話:0771-22-0056
創業:明治2年(1869)

使用米:-
精米歩合:69.8%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:18度
購入価格:720ml:1,540円(税込み)

京都市の北東に接する亀岡市は古くからの宿場町・城下町として栄えた京都府第3の都市。

かつては旧丹波国の最南端に位置する都市で、古くは「亀山」と呼ばれた山陰道の要衝で江戸時代からは形原松平家5万石の城下町として発展しました。

丹波亀山は明治2年の版籍奉還で伊勢の亀山との混乱を避けるために「亀岡」と改められ今にいたります。

城下町の街割りや面影が今も残る亀岡市の中心部、紺屋町に蔵を構える関酒造は明治2年(1869)の創業。

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屋号は「井づ源」で、元々は豪農で大地主だった関家が江戸末期ごろから副業で酒造りを始めました。

よって、関酒造は現在でも不動産事業が主だったりして、酒造りは銘柄を絞って細々と行っています。

今も残る伝統的な佇まいの商家建築は江戸時代末期のものとか。

主力銘柄は『この花桜』

このお酒の精米歩合は69.8%と微妙な数値。

7割を切りたいのでしょうか、共同精米施設で精米しているような歩合数ですね。

さて、

色は薄いコハク色です。

香りは控えめながらも、ほのかに芳ばしい乳酸香。

飲み口はとにかく、辛い。

辛い。ガツンとした辛さ。

甘さは控えめで、ウイスキーのように芳ばしく、刺激がある辛さ。

でも、味わえば味わうほど、味わい深いお酒です。

うまい。

燗にすると、意外にスッキリライトな感覚。

でも、ガツンと辛い。

ふくよかな透明感。

旨味は控えめ。

スッキリとしたキレ。

味わい深いお酒ですね。

うまい。

お気に入り度:3




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# by tztom | 2019-11-24 17:01 | 京都 | Comments(0)

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醸造元:大石酒造株式会社
URL:https://www.okinazuru.co.jp/
住所:京都府亀岡市薭田野町佐伯垣内亦13
電話:0771-22-0632
創業:元禄年間(1688-1704)

使用米:五百万石
精米歩合:70%
日本酒度:-1.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:16度以上17度未満
購入価格:720ml:1,298円(税込み)


亀山市の西郊外へ約4km、田園地帯が広がる稗田野町一画に大石酒造はあります。

国道372号線と併走する旧道が旧篠山街道。

平安期にはこの篠山街道が山陰道だった時期もあります。

この歴史ある旧道沿いに蔵を構える大石酒造は江戸時代中期の元禄年間の創業。

初代大石太郎兵衛が本家の庄屋より分家して「太郎兵衛酒屋」を起こしたのが始まりです。

明治5年に「酒喜屋」に改称。
さらに大正から昭和の時代にかけて「東酒屋」に改称し、戦後になって今に続く大石酒造と名を変えます。

昭和30年ごろに生まれた銘柄『翁鶴』は近畿一円を始め、東京、九州、名古屋方面にまで販路を拡大していきます。

現在は石数を抑えながら、伝統的な生配仕込み、寒仕込の酒造りを行い、一方で直営店や居酒屋などアンテナショップなどを展開。

東京の新橋新橋駅前ビルにも京の酒蔵『翁鶴』があります。

蔵でも資料館と食事処を併設した「酒の館」を運営しています。

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今回のお酒「てんごり」は京都を代表する茅葺きの里「美山」をラベルに使った、一見観光酒にも見えますが、平成26年に大石酒造がより良い酒造りの環境を求めて新設した「美山蔵」で醸したお酒です。

酒銘の「てんごり」とは茅葺き屋根の葺き替えを皆で協力しあって行う美山の方言の事です。

大石酒造「美山蔵」美山路酒の館
住所:京都府南丹市美山町南新高瀬13
電話:0771-77-0007
営業時間:9:00~17:00


香りは控えめですが、
飲み口には群れた湿度のなる干し草のような牧歌的な香りを感じます。

ああ、昔の地酒っぽい。

生もと特有の乳酸香かな。

飲み口は芳醇な甘口の、干し草のような乳酸香がやっぱり口に広がります。
キンキンに冷やすとそれほどでもありませんが。

パンチのある辛さ。

辛いけど芳醇旨口。

辛いけど、うまい。

燗にすると、香りは控えめながら、甘酒のようなコクのある香りと甘み。

奥行きと深みのある余韻。

ほのかな酸味が生もとぽッい。

ああ、美山に来たらこの酒かも。

うまいです。

お気に入り度:3



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# by tztom | 2019-11-19 23:06 | 京都 | Comments(0)

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醸造元:株式会社根上酒造店
URL:なし
住所:静岡県御殿場市保土沢850-4
電話:0550-89-3555
創業:明治25年(1892)

使用米:-
精米歩合:45%
日本酒度:+
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:17度
購入価格:720ml:1,783円(税込み)

根上酒造店は明治初期創業で、現在では御殿場唯一の酒蔵です。

主力銘柄の『金明』とは、富士山頂の霊泉「金明水(きんめいすい)」に由来。

御殿場市中心部から3kmほどの西郊外。

田園地帯と工業団地が入り組んだ集落の外れに蔵はあります。

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約200石ぐらいの小さな蔵で、造られた酒の大半は地元及び静岡県内で消費されてしまうので、県外ではその存在もあまり知られていませんでした。

と、いうか地元でもあまり流通してなさそうでした。

すでに廃業している印象もありました。

でも直売店があります。

結構知る人ぞ知るような地味な商品を作っていましたが、今や入手困難なお酒として知られるようになりました。

しかし、約200石くらいの蔵でなんと四季醸造という事らしいので、一期あたりの石数は50石という事でしょうか。

10年以上前から純米蔵になったという事で、最近は特約店向けの特定名称酒を作っているようです。

今回のお酒も特約店限定酒っぽい無濾過原酒系の純米吟醸。



色は無色透明です。

しかし!!

何と、香りはストロベリー。

飲み口は梅干し?いやフルーティーな梅の果実です。

これは日本酒?梅酒?

フルーティーながらも淡麗なキレ。

たしかに日本酒だ!!

こんなのは始めて。

よく分からないがうまいぜ!!

栓をあけてしばらく置くと、フルーティーな華やかさは落ち着きをみせ、

変わって、パンチのある辛口、苦味、渋味の荒々しい勢力が幅を利かせてきます。

ふつ〜の日本酒に軟着陸?していく感じ。

しかし若くて、ビターで楽しいお酒。

うまい。

うまいな〜。

お気に入り度:4



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# by tztom | 2019-11-14 22:22 | 静岡 | Comments(0)

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宝川 醇良純米酒[田中酒造]
醸造元:曲イ 田中酒造株式会社
URL:https://tanakashuzo.com/
住所:北海道小樽市色内3丁目2番5号
電話:0134-23-0390
創業:明治32年(1899)

使用米:彗星(ニセコ町産)
精米歩合:60%
日本酒度:+1.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,650円(税込み)

小樽の中心部、小樽運河沿いの色内大通り沿いに蔵を構える田中酒造。

屋号『曲イ』は「カネイ」と読みます。

小樽の地酒と言えば田中酒造の他に北の誉酒造が有名でしたが、北の誉酒造は2015年にオエノングループの傘下となり、小樽から醸造場を移転してしまいました。

なので、現在は小樽で唯一の酒蔵です。

明治32年(1899)に創業した田中酒造の本店は昭和2年(1927)築の木造2階建て建築で小樽市の「歴史的建造物」に指定されています。

戦時中の企業統制令で小樽合同酒造株式会社に集約されますが、戦後に再独立します。

年間約500石の小さな酒蔵ですが、平成7年(1995)に本店から役2kmの場所に亀甲蔵という観光酒造工場を建設。

少量生産ながらも四季醸造を行い、年間を通して訪れる観光客に作りたての新酒を販売し続けています。

田中酒造「亀甲蔵」
北海道小樽市信香町2番2号
0134-21-2390

今回のお酒の酒米は「彗星」という聞き慣れない品種。
長年北海道では酒米は穫れないと言われ続け、本州からの移入に頼っていました。そうして近年になってようやく北海道でも育つ酒米がいくつか開発されます。
北海道酒米の7割を占める吟風(空育158号)はすっかり有名になりました。もう一つ初雫(北海278号)という酒米もありますが、この2つの酒米を掛け合わせて生まれたのが「彗星」で、田中酒造が開発に携りました。


意外にも香りは控えめ。

飲み口もスッキリ淡麗。

だけど、マスカットのような爽やかさとライチのような甘みが奥行きを出しています。

若い酒なので、後味に渋味、苦味が残ります。

しかし、栓をあけてしばらくおくと、

後味の苦味、渋味も気にならなくなっていく。

逆に後味を引き締めるキレの一員に。

雑味は無く、ほのかにフルーティー。

飲み飽きしないお酒です。

うまい。

うまいな〜。

お気に入り度:3



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# by tztom | 2019-11-13 23:45 | 北海道 | Comments(0)

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醸造元:碓井勝三郎商店
URL:http://www.marimo.or.jp/~honda/cybermkt/mall/usui/
住所:北海道根室市常盤町1丁目6番地
電話:01532-3-2010
創業:明治20年(1887)

使用米:-
精米歩合:70%
日本酒度:+1.0
酸度:1.4
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:861円(税込み)

北海道最東端、(もしかしたら日本最東端?)の酒蔵、碓井勝三郎商店。

社名の通り明治20年(1887)に碓氷勝三郎氏が創業。

創業時からのレンガ造りの酒蔵は、根室空襲でも奇跡的に被災を逃れました。

家族経営の小さな酒蔵で、休漁期の昆布漁師が蔵人として働いています。

かつては水産加工業やタクシー会社も経営していましたが、現在は酒造業に専業しています。

生産量が少ないのでほとんど地元流通のお酒です。

主力銘柄は『北の勝』、大半は晩酌向けの普通酒『大海』と『鳳凰』ですが、毎年1月には期間限定で特定名称酒の搾りたて、純米酒と大吟醸酒も発売。


香りは..ありません。

飲み口は透明ですっきり。
雑味の無い、ほんのりと甘いすっきりとした飲み口。

辛すぎないお酒。

淡麗辛口にふりすぎない、第一印象でうまい酒。

正直うまい、晩酌向けのお酒です。

これは、是非に燗にしてみる。

まず、うまい!

めちゃ、うまいぞ!!

雑味も無く、透明感のあるふくよかで芳醇な甘み。

スッキリとしたまろやかなキレ。

うまい。

盃が進む。

うますぎる。


お気に入り度:4




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# by tztom | 2019-11-12 13:39 | 北海道 | Comments(0)