人気ブログランキング |

f0138598_20032779.jpg


醸造元:有限会社竹浪酒造店
URL:http://www.takenami-shuzoten.com/
住所:青森県北津軽郡板柳町大字板柳土井113-1
電話:0172-73-2161
創業:正保2年(1645)

使用米:華吹雪
精米歩合:55%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,944円(税込み)

弘前市の中心部から北へ約10kmの場所に位置し、町の西に岩木山を望む板柳町は江戸時代に岩木川の水運によって発展した町です。

また弘前藩の代官所も置かれた政治経済の中心地で、国道339号線が町の中でクランクするなど城下町の枡形の遺構が残されています。

この板柳町で竹浪酒造店は江戸時代初期の正保年間(1644~1648)に創業しました。

青森県で最古の酒蔵だといいます。

蔵元の祖先はもともと越前敦賀国(福井県)の出身で、日本海に面した十三湊から岩木川をさかのぼって板柳(当時は板屋野木)にたどり着いたそうです。

主力銘柄は『岩木正宗』と最近は『七郎兵衛』も加わりました。

『岩木正宗』の銘柄は岩木山に由来しますが、『七郎兵衛』は酒造りを家業とした八代目当主の七郎兵衛に由来します。

さて、今回の銘柄『わっち』ですが、これはテレビの番組名です。

青森県内で夕方放送されている青森テレビのワイド番組『わっち!!』

その中の人気コーナー『農music農life』にて、地元で活動する農音楽家タクロン氏と竹浪酒造店杜氏の竹浪令晃氏がタッグを組んで生まれた日本酒がこの『純米吟醸 わっち』です。


栓を開けると、牧歌的な乳酸香とほんのりラッカー系の酢酸エチル香。

ほ〜。

しかし、飲み口はスッキリとしていながら「設計感」のある甘みと苦味。

牧歌的な乳酸感漂うふくよかさと、酸味、渋味、苦味がタッグを組んだ後半のキレと後味の余韻は杯を進めます。

うまい。

栓を開けてしばらくおく日を置くと、酢酸エチル香はどこかに消れました。

旨味はほどほどに酸が強い辛口のお酒になります。

後味にも、しばらく苦味渋味の辛味が残ります。

キレは緩いです。

燗にしてみました。

ゆったりとしたふくよかな、旨味は控えめの淡麗辛口。

鼻につく刺激はありません。

雑味も無く、透明な辛口。

ただ、後味にわずかなざらつき感がありました。

う〜ん。

このお酒は冷やが一番旨かったかな。

うん。

お気に入り度:3



↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


# by tztom | 2019-08-23 20:37 | 青森 | Comments(0)

f0138598_22002197.jpg


醸造元:株式会社菊駒酒造
URL:http://www.kikukoma.com/
住所:青森県三戸郡五戸町字川原町12
電話:0178-62-2323
創業:明治43年(1911)

使用米:華想い
精米歩合:50%
日本酒度:+3.0
酸度:1.2
アミノ酸度:-
アルコール度:17度
購入価格:720ml:1,543円(税込み)

五戸町に蔵を構える菊駒酒造は平成20年(2008)に八戸酒類から分離独立した酒蔵です。

八戸酒類は太平洋戦争中の昭和19年(1944)に、企業整備令によって三戸郡内の酒造家15軒を統合して設立されました。

旧酒蔵は八戸酒類の各工場の位置づけで、近年まではそれぞれの酒蔵の銘柄を継承して製造販売していましたが、戦後になると閉鎖された酒蔵や再び独立していった酒蔵も相次ぎました。

今や飛ぶ鳥を落とす勢いで青森を代表する銘柄となった『陸奥八仙』の八戸酒造もまた八戸酒類から独立した酒蔵です。

菊駒酒造の前身は明治43年(1910)に四代目三浦久次郎によって創業した三泉酒造合名会社がその前身です。

三浦家の先祖は室町時代に神奈川県の三浦半島から移ってきた三浦武士で、代々久次(治)郎を襲名してきたため、屋号は「三久(さんきゅう)」と呼ばれていました。

創業当初の銘柄は『三泉正宗』でしたが、昭和初期に菊と五戸名産の馬(駒)を組み合わせた『菊駒』に変わります。

菊駒酒造の会社事務所に併設して八戸酒類の「如空(じょくう)」工場があります。

実は、菊駒酒造の酒蔵では八戸酒類の新ブランド『如空』を造っており(菊駒が使えなくなった為)、菊駒酒造は酒造施設を近くの新井田前に新しく酒蔵を建設して酒造りを始めました。

事情を知らないとちょっと混乱する状況になっています。



色は無色透明。
香りも控えめです。

しかし、飲み口はドスンと重厚でいながらフルーティーでミドルボディな飲み口。

ライトととまでは行きませんが、重くないです。

全体的に控えめな酸が所々で主張します。

インパクトのある酸とフレッシュでフルーティーな厚み。

しっかりと引き締めています。

さっと、消えていくキレ。

うまい!

これは、うまい酒だ〜。


お気に入り度:4




↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


# by tztom | 2019-08-11 22:06 | 青森 | Comments(0)

f0138598_22000572.jpg


醸造元:八戸酒類株式会社(如空工場)
URL:https://hachinohe-syurui.com/
住所:青森県三戸郡五戸町字川原町12
電話:0178-62-2115
創業:昭和19年(1944)

使用米:-
精米歩合:55%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,500円(税込み)

八戸酒類は工場(酒蔵)ごとに異なるブランドを製造して販売していますが、今回はその設立経緯から工場ごとに紹介していきます。

八戸酒類は太平洋戦争中の昭和19年(1944)に企業整備令により三戸郡内の酒造家15軒によって設立されました。

かつては、みなと工場(旧:男山工場/八戸市)・稲川工場(三戸郡階上町)・花開工場(三戸郡三戸町)も存在しました。

戦後消えて行った銘柄もある一方、八戸酒類から分離独立していった酒蔵もありました。

近年青森県の地酒を代表する銘柄『陸奥八仙』の八戸酒造も「みなと工場」だった酒蔵です。

また第五工場と呼ばれていた五戸工場も『菊駒酒造』として独立していきました。

(新)菊駒酒造は酒造施設を別の場所に新しく建て、元の酒蔵(五戸工場)は八戸酒類に明け渡しました。

それまで五戸工場では『菊駒』銘柄を造っていましたが、菊駒酒造独立によりその銘柄が使えなくなった事で生まれた新しいブランドが『如空』です。

ちなみにサブネームの『Buveur』はフランス語で「愛飲家」の意味。


色は極薄めのコハク色ですが、

香りは控えめです。

口に含むと、青リンゴ、ライチ系のフルーティーな余韻。

でも、やや、辛め。

旨味もまあまあ、抑え気味。

割と、しっかりとした淡麗辛口の純米吟醸生貯蔵酒です。

うまい。

なるほど、この海外を意識したようなラベルデザインとネーミング。

このお酒のスペックと酒質設計は、攻めの「食中酒」を目指したコンセプトなのかな?と。

キレイでシャープ。

潔いニューアンスの都会的なお酒。

面白い。

うまい!


お気に入り度:3




↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


# by tztom | 2019-08-05 22:18 | 青森 | Comments(0)

f0138598_21594449.jpg

醸造元:八戸酒類株式会社
URL:https://hachinohe-syurui.com/
住所:青森県八戸市大字八日町1
電話:0178-43-0010
創業:昭和19年(1944)

使用米:-
精米歩合:50%
日本酒度:+2.0
酸度:1.7
アミノ酸度:1.9
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,851円(税込み)

八戸酒類は工場(酒蔵)ごとに異なるブランドを製造して販売していますが、今回はその設立経緯から工場ごとに紹介していきます。

八戸酒類は太平洋戦争中の1944年に企業整備令により三戸郡内の酒造家15軒によって設立されました。

かつては、みなと工場(旧:男山工場/八戸市)・稲川工場(三戸郡階上町)・花開工場(三戸郡三戸町)も存在しました。

戦後消えて行った銘柄もある一方、八戸酒類から分離独立していった酒蔵もありました。

近年青森県の地酒を代表する銘柄『陸奥八仙』の八戸酒造も「みなと工場」だった酒蔵です。

また第五工場と呼ばれていた五戸工場も『菊駒酒造』として独立していきました。


八戸酒類の中核となった酒蔵が江戸時代中期の天明6年(1768)に創業した「河内屋」です。

河内屋は元々呉服商で身をたてていた初代橋本八右衛門(はちうえもん)が、酒屋を買い取って酒造りを始めたもので、大正10年に法人化して「河内屋橋本合名会社」となります。

『八鶴』の名は江戸時代に八戸藩を治めていた南部氏の家紋「向かい鶴」と、八戸の地名「八」を掛け合わせたもの。

この八鶴工場は日本酒の協会酵母10号の発祥蔵でもあります。



香りは意外に控えめです。

飲み口も落ち着いた印象。

吟醸酒らしい、ほのかな華やかさと雑味の無い、透明感のある旨味の余韻。

スッキリとした淡麗中旨口系のお酒。

冷やだと、のど越しが良いです。

そして上品な香り。

透明感のある旨味。

酸、苦、渋がほどよく控えられていて、安定感のある、さすが八戸を代表する酒蔵のお酒です。

うまい。

うまいです。


お気に入り度:3




↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


# by tztom | 2019-08-01 22:01 | 青森 | Comments(0)

f0138598_23393512.jpg

醸造元:藤市酒造株式会社
URL:なし
住所:愛知県稲沢市横地3-47
電話:0587-32-0050
創業:明治5年(1872)

使用米:若水(愛知県産)
精米歩合:65%
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:1,800ml:2,916円(税込み)

愛知県の北西部、濃尾平野中央部に位置する稲沢市は人口約13万5000人が暮らす名古屋市近郊のベッドタウンです。

この稲沢市の前身である中島郡は古代尾張国の国府が置かれるなど政治の中心都市だった歴史を持ち、江戸時代には東海道と中山道を結ぶ交通の要衝である美濃路の宿場町として発展しました。

現在も国道から一本入った、美濃路旧道に稲葉宿の古い町並みが残されています。

この美濃路稲葉宿の町並みの中に蔵を構える藤市酒造は明治5年(1872)の創業。

伝統的な佇まいの商家建築に掲げられた銅板の看板には清酒銘柄の他に焼酎や味醂、ポートワインの文字も見受けられます。

一見小売店かと思いきや、実はここが酒蔵でした。

f0138598_23394597.jpg

ちなみに看板の中央に掲げられた『瑞豊』の銘柄は清酒では無く、味醂の銘柄。

主力銘柄は『尾州寿』でしたが、訳あって清酒醸造からは一時撤退。

しかし、大阪の『天野酒』を醸す西條合資会社で蔵人として腕を磨き『山本スペシャル』で名を馳せた山本克明氏を杜氏として向かえ再出発しました。

以前使用されてながら、現在使われていない銘柄『菊鷹』は特約店限定流通酒の銘柄。

山本克明氏が杜氏資格を取得して独立して世に送り出した銘柄として入手困難なお酒の一つとなっています。

『菊鷹』シリーズは、最近流行の生酒、生原酒、無濾過系をラインナップのメインとしていますが、今回のお酒は希少な火入れ酒。


色は中くらいのコハク色です。

思いっきり熟成酒。

しかし、意外にも、香りは控えめ。

飲み口は、ほのかにフルーティーな酸味を感じつつも、ゆったりとしたまろやかな飲み口です。

紹興酒系の熟成香も感じません。

後味の余韻に渋さを気持ち感じます。

冷やすと、とにかく辛くて苦くて、若々しくて、旨味もあるけど、荒々しい飲み口。

日を置くと、木の香りが増します。

飲み口も樽酒のような乳酸香。

かなりクセがある個性的なお酒です。

う〜ん。

想定外...。

燗にしてみる。

....う、うまいな。これ。

何だ、うまいじゃないか!!

まず、牧歌的な乳酸香が妙に心地よい。

芳醇な旨味がしっかりとしていて、包み込むような優しさ。

ほっこりする余韻。

ああ、うまいな〜。

この火入れ酒は燗がめちゃうまいです!!


お気に入り度:冷3/燗4



↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


# by tztom | 2019-07-26 00:03 | 奈良 | Comments(0)

f0138598_22490972.jpg


醸造元:原田酒造合資会社
URL:http://www.ikujii.co.jp/
住所:愛知県知多郡東浦町大字生路字坂下29
電話:0562-83-5171
創業:安政2年(1852)

使用米:若水(知多半島産)
精米歩合:60%
日本酒度:+1.0
酸度:1.1
アミノ酸度:-
アルコール度:15.6度
購入価格:1800ml:1,999円(税込み)

江戸時代後期の安政2年(1852)に初代、原田徳右ヱ門が創業した原田酒造は、知多半島の付け根に位置する東浦町にあります。

東浦町が面する海は衣浦港と呼ばれ明治期には現在の名古屋港よりも主力の港だったそうですが、現在は境川河口よりも内陸部に位置する人口約4万9000人が暮らす境川右岸の町です。

衣浦(衣が浦)に面した東浦町は温暖な土地ですが、冬には伊吹おろしにより寒暖が激しく、酒造りに適した気候の土地柄だそうです。

すぐ南には、知多半島有数の酒どころ「亀崎」があり、さらにその先には醸造酢最大手の「ミツカン」の企業城下町「半田」があります。

原田酒造の主力銘柄『生道井』(いくじい)は、蔵のある生路(古くは生道・伊久智)にあって、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東国征伐の途中渇きをいやし勝利を得たという伝説が残る井戸である『生道井』に由来します。

酒米「若水」はこの愛知県発祥の酒米で、近年では、生酛・山廃系や純米酒等の仕込みに使用されることが多い米の旨味を感じさせる深い味わいが特徴の酒米です。

数量限定の特別純米酒。

色は無色透明で、香りはほとんど感じません。

飲み口の印象は「すっきりした淡麗辛口」。

シャープとまでは行きませんが、ほのかに感じる旨味もすっきり。

やや線が細いかも。な印象。


燗にすると、飲み口はスッキリとしながらもふくよかで、甘みも増して安定してきました。

でも...やっぱり線が細い。

透明感があって味も控えめ、それでいて、辛さが残ります。

燗よりは冷や(常温)の方が旨味を感じるかも知れません。

スッキリ辛口系が好きな人にはおすすめのお酒です。


お気に入り度:3



↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


# by tztom | 2019-07-24 22:50 | 愛知 | Comments(0)

神杉 上撰[神杉酒造]

f0138598_23415873.jpg


醸造元:神杉酒造株式会社
URL:http://www.kamisugi.co.jp/
住所:愛知県安城市明治本町20-5
電話:0566-75-2121
創業:文化2年(1805)

使用米:-
精米歩合:-
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:1,800ml:1,728円(税込み)

岡崎平野の中央に位置する安城市は愛知県下で7番目の人口約18万7000人が暮らす町。
明治期に大規模な開墾が行われたことから「日本デンマーク」と呼ばれています。

東海道新幹線の三河安城駅があります。

安城と言う地名はお城の名前ではなく、古く平安時代ごろに京都にある真言宗安祥寺の荘園があったと言われ「安祥」の字が転化したと言われています。

JR安城駅北口から県道に出て西へ、名鉄西尾線のガードが見えて来た明治本町に神杉酒造はあります。
明治本町といいますが、駅近郊の住宅街です。

神杉酒造は江戸時代後期の文化2年(1805)に創業した歴史の古い酒蔵で、7代目の杉本庄兵衛が醸造の神様として信仰を集める奈良県桜井市三輪町に在る大神神社(三輪神社)の御神木「巳の神杉」に由来して『神杉』の銘が生まれたといいます。

三河エリアでは準大手の酒造メーカーで清酒の他、本みりん、焼酎、合成清酒なども製造・販売しています。


清酒のラインナップはそれほど多くは無く、主力の『神杉 上撰』は晩酌向けの普通酒です。


栓を開けて最初に感じたのは、ややアルコール香ですが、しばらくすると消えていきます。

まあ、飲んだ印象も、アルコールを感じますが...

ただ、柔らかくすっきりとした淡麗辛口です。

ほのかな甘みも感じつつ、安定感のある大手のようなスッキリとした雑味の無いお酒です。

線がやや細い気もしますが、毎日飲み飽きないお酒。って感じでしょうか。

なかなか、うまい。

燗にしてみる

やわらかなコクとふくよかな余韻。

酸が強くて辛さもありますが、旨味もしっかりとある。

雑味も無く、バランスの良い安定したお酒です。

大手酒造メーカーのような無難に美味しいお酒です。

これは晩酌に最高。

うまい!!

うまいです。


お気に入り度:3



↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


# by tztom | 2019-07-23 23:54 | 愛知 | Comments(0)

f0138598_00172198.jpg


醸造元:油長酒造株式会社
URL:http://www.yucho-sake.jp/
住所:奈良県御所市1160
電話:0745-62-2047
創業:享保4年(1719)

使用米:秋津穂
精米歩合:65%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:17度
購入価格:720ml:1,134円(税込み)

奈良平野の最南端に位置する御所市。

平野部と吉野山間部の中継地として栄えた在郷町、桑山氏御所藩1万2000石の陣屋町、浄土真宗本願寺派の寺内町といくつもの顔を持って発展した南大和有数の商都です。

葛城川を堺に西側の町を「西御所」といい、1万2000石の御所藩の陣屋町で、碁盤の目状に整備された町割りや敵の侵入に備えた桝形など、今も城下町の遺構が残されています。

一方葛城川の東側の町を「東御所」といい、町の中心に建つ浄土真宗本願寺派の寺院・円照寺の寺内町として発達。と、されていますが、一説にはこれとは真逆の説もあり、「東御所」には代官所や陣屋跡が残ります。

西御所の中央部に蔵を構える油長酒造は江戸時代中期の享保4年(1719)創業の歴史ある酒蔵ですが、この創業年は酒造業に転換した年という事です。

f0138598_00170807.jpg

江戸時代初期から菜種油の製油業を営み、代々油屋長兵衛を襲名、屋号を「油長」(ゆうちょう)としていました。

創業当時からの主力銘柄は『鷹長』ですが、近年は日本酒の可能性を追求した低アルコールの『ALPHA』シリーズや「五感で愉しむ酒」をコンセプトにした新しいブランド『風の森』シリーズは主力銘柄になっています。


ポンッと音を立てて空く栓。

シャンパンのような炭酸ガスを含んだ、フレッシュでフルーティーな飲み口。

香りは控えめ。

フルボディでいながらキレもいい。

酸が強いので甘みは控えめに感じますが、落ち着いた旨味があります。

うまい。

これはうまい。

日を置いて炭酸ガスが自然に抜けきった時もまた飲み頃らしい。

ガスが引くと、酸も控えめに、いやほとんど感じなくなり、変わってやさしい甘みが全面に出てきます。

デザート酒のようなフルーティーな甘みで、合う食事を選びますが、うまい酒です。

ああ、うまい。

アテは要らない。

ただ堪能するだけ。

うまいな〜。

お気に入り度:4




↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


# by tztom | 2019-07-18 00:18 | 奈良 | Comments(0)

f0138598_19140774.jpg



醸造元:株式会社瀬戸酒造店
URL:https://setosyuzo.ashigarigo.com/
住所:足柄上郡開成町金井島17
電話:0465-82-0055
創業:慶応元年(1865)

使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:+2.0
酸度:2.0
アミノ酸度:0.9
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,800円(税込み)

東名自動車道・大井松田ICから車で10分ほど。

人口約1万7000人が暮らす町県内で面積最小の自治体足柄上郡開成町。
山北町に通じる県道沿いに蔵を構える瀬戸酒造店は江戸時代後期の慶応元年に創業しました。

創業当時からの主力銘柄は江戸時代からの地名「酒田村」に由来する『酒田錦』。

町名である「開成」は、明治15年(1882)に開設された開成学校に由来すします。
ちなみに、この「開成」という意味は、中国の『易経』にある言葉「開物成務」が起源。

f0138598_13163083.jpg


この瀬戸酒造店は1980年代に自家醸造を中断して、しばらく集約醸造に参加していました。
他の酒蔵から仕入れた酒の瓶詰めのみを行ない、細々と日本酒を販売してきたのです。

しかし、地域おこしの依頼を受けたコンサルタント会社がみずから酒造りに関わることを決め、酒蔵を最新鋭の酒蔵にリニューアル。38年ぶりに酒造りを再開ました。

仕掛け人は東京に本社をもつオリエンタルコンサルタンツの森隆信氏。

2017年4月、瀬戸酒造店は同社の全額出資子会社となります。

2018年の再始動からの1年で個性的なネーミングとラベルデザインの14銘柄を展開。

主力銘柄は3銘柄。『酒田錦』『セトイチ』『あしがり郷』

今回の『あしがり卿』シリーズはあじさい酵母を使用したお酒です。


花酵母を使用していますが、香りは思ったよりも控えめ。

飲み口も、少し酸が立つ控えめなでフルーティーな旨味。

うまい。

栓をあけた翌日には、香りはグレープフルーツ、レモンのような爽やかな柑橘系に変わっていきました。

花びらのような華やか。

不思議だ〜。

さらに日を置くと、メロン、マスカットのような丸みのある甘い香りに。

お酒は生きている。

コクのある甘み、酸のあるキレ。

ホッとする飲み口。

うまいです。

うまい。

お気に入り度:4



↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


# by tztom | 2019-07-16 13:16 | 神奈川 | Comments(0)

f0138598_19141600.jpg

醸造元:石井醸造株式会社
URL:http://ishiijozo.com/
住所:足柄上郡大井町上大井954
電話:0465-82-3241
創業:明治3年(1870)

使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,334円(税込み)

小田原市の北に位置する足柄上郡大井町は人口約1万6000人が暮らす町。

最寄り駅はJR御殿場線の上大井駅。東海道本線国府津駅から2つ目の駅です。

ちなみに1つ目の駅は下曽我駅。

上大井駅から国府津方面へ徒歩約10分ほど歩くと赤い屋根の酒蔵が明治3年(1870)創業の石井醸造です。

f0138598_22143703.jpg


主力銘柄の『曽我の誉』は、かつてここ上大井地区が曽我村と呼ばれていた事に由来します。

日本三大仇討ちの一つで、鎌倉時代の仇討ちで有名な曽我兄弟の『曽我物語』の舞台となった地です。


ほのかにチーズのような乳酸香。

飲み口はやさしく、旨味がしっかりとあります。

雑味が無く、透明感があります。

旨味が生きている。感じ。

少々ざらつきもあるけど。

その野趣さがまたうまいです。

日を置くと、不思議と今度はそのざらつき感が無くなり、さわやかですっきりとした飲み口になりました。

後味の苦味がフルーティーさをさりげなく引き締めます。

うまい。

燗にしてみる。

スッキリとしていて透明感のある上品な飲み口。

控えめながらも芯のある旨味の余韻が心地よいです。

うまい。

でも、このお酒は冷やが冴えます。

お気に入り度:3




↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


# by tztom | 2019-07-13 22:15 | 神奈川 | Comments(0)