2016年 07月 27日
いなたひめ 純米酒 強力[稲田本店]
醸造元:株式会社 稲田本店
URL:http://www.inata.co.jp/
住所:鳥取県米子市夜見町325-16
電話:0859-29-1108
創業:延宝元年(1673)
使用米:強力
精米歩合:60%
日本酒度:+6.0
酸度:1.5
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,458円(税込み)
米子市の中心市貝から弓ヶ浜半島を北へ。夜見町に蔵を構える山陰を代表する銘醸蔵、稲田本店は江戸時代初期の延宝元年(1673)に「因幡屋」の屋号で創業した歴史の古い酒蔵です。
蔵は初め米子市の南の岸本町(西伯郡岸本町)で創業し、当時は日本酒と醤油を醸造していました。元禄時代中期で蔵を現在の米子市紺屋町に転居し、屋号を「稲田屋」と改めました。
明治25年にはビール醸造を初めています。昭和62年に隣接していた鳥取大学医学部付属病院の拡張工事に伴い蔵を現在の米子市夜見町へ移転しました。ちなみに「稲田屋本店」は蔵元直営の居酒屋です。
酒銘の『いなたひめ』は出雲神話におけるヤマタノオロチ退治でスサノオノミコトに助けられた稲田姫にちなみ命名。
今回のとは別に、稲田本店を代表する銘柄『トップ水雷』。明治40年(1907)に東郷平八郎元帥がラベルの文字と合わせて銘々した『水雷』という酒銘。さらに全国に先駆けて冷用酒として販売する際に、最先端・最高の意味「日本一」への思いを込めカタカナ語からなる『トップ水雷』が生まれました。
40年ぶりに復活させた鳥取県原産の酒米「強力」を使ったお酒。
色はうすいコハク色。ほんのりと香ばしい乳酸香。飲み口はやさしい酸と旨みのコク。ほどよい渋味、苦味ののど越しがスッキリとした辛口のキレに繋がっていく。
後半にインパクトのある酸と地酒らしい風味からなる余韻。ややざらつきと後味に辛さが残りますが、濃い味付けの洋食や中華、肉料理に合います。辛口の白ワインのよう。うまいです。
お気に入り度:3
鳥取の地酒は明治30年創業の林兼太郎商店「鳥取人のごっつおう市場」さんが数多く取り揃えています。
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