盾野川 純米大吟醸 清流 火入れ[盾野川酒造]

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醸造元:盾の川酒造株式会社
URL:http://www.tatenokawa.jp/ja/sake/
住所:山形県酒田市山楯字清水田27番地
電話:0234-52-2323
創業:安政元年(1854)

使用米:出羽燦々
精米歩合:50%
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:14度以上15度未満
購入価格:720ml:1,404円(税込み)

酒田市の北に接する旧・飽海郡平田町は農業と林業、畜産を中心とした人口約7,000人の町でしたが、平成の大合併で酒田市の一部となりました。

町の玄関口はJR羽越本線の砂越駅ですが、駅から離れた広大な水田が終わる小さな山の麓に楯の川酒造はあります。

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楯の川酒造の歴史は、おそらくこの地で庄屋だったと思われる初代蔵元が上杉藩の家臣から酒造りを薦められた事がきっかけで、江戸時代後期の安政元年(1854)に酒造業を始めた事に始まります。

さらにその翌年に、この酒蔵に立ち寄った荘内藩主酒井忠発公から、地名の「山楯」にちなんだ酒銘『楯野川』を授けられます。蔵の生い立ちから酒銘まですごい経歴の家柄です。

やがて時代と共に蔵が大きくなるにつれ、酒銘の『楯野川』の「野」が平仮名の「の」に変わり『楯の川』へなります。合わせ最盛期には約3千石に達したといいます。

しかしやがて日本酒は一気に不況の時代へ。そこで跡を継いだ現蔵元は醸すお酒を全量純米酒で少量生産。また流通経路を見直し、問屋流通から専門店直流通に切り替え、酒銘も元の『楯野川』に戻しました。

さらに、全量純米酒の蔵は最近増えてきましたが、この盾の川はなんと全量純米大吟醸の蔵になります。しかも大吟醸でもかなり良心的な価格設定。すごいです。

メロンやバナナのようなフルーティーな吟醸香。果実酒のような米の旨みがぎゅっとでたフルーティーな飲み口にはじまり、苦味、渋味を伴った控えめな酸でまとめ上げ、旨さの余韻と共に消えていくキレ。若々しいのに、どこか控えめなのはアルコール度数を14%におさえているからでしょうか。うまい、うまいです!

そして、ラベルには純米大吟醸なのに燗も勧めている。で、燗にしてみました。

ああ、鼻につく刺激は一切無い。あるのはやさしい米の旨みの香り。大地の恵み。まず、甘みが全面に立って、砦を造ってまとめ上げ、あとは優しく包み込む包容感で至福の彼方に…。うまい、というか、飲んだあとの締めの温かいお茶を飲んでいるような、ホッと心も身体も落ち着く、あの感じ。です。

お気に入り度:5


昭和24年創業・山形の地酒なら株式会社丸俊「まるごと山形」

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by tztom | 2016-09-14 07:56 | 山形 | Comments(0)