2016年 10月 18日
六歌仙 純米吟醸 山法師[六歌仙]
![六歌仙 純米吟醸 山法師[六歌仙]_f0138598_22372201.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201610/18/98/f0138598_22372201.jpg)
醸造元:株式会社 六歌仙
URL:http://www.yamagata-rokkasen.co.jp/
住所:山形県東根市温泉町3-17-7
電話:0237-42-2777
創業:昭和47年(1972年)
使用米:出羽燦々
精米歩合:60%
日本酒度:+2.0
酸度:1.4
アミノ酸度:-
アルコール度:16度
購入価格:720ml:1,512円(税込み)
山形県の中東部に位置する東根市(ひがしねし)は、人口約4万7000人の市で、この地で生まれた「佐藤錦」を代表とするサクランボ生産量が全国1位の町です。町の玄関口はJR山形新幹線(奥羽本線)のその名も「さくらんぼ東根駅」です。
東根という地名は南北朝時代から見える古い名で、奥羽山脈の東の麓に位置する事に由来します。
![六歌仙 純米吟醸 山法師[六歌仙]_f0138598_22371235.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201610/18/98/f0138598_22371235.jpg)
この東根市と隣の村上市の境界にまたがる酒蔵六歌仙は昭和47年(1972)に東根市の横尾新酒造店、村山市の高宮酒造と松岡酒造、尾花沢市の丸屋酒造場、大石田町の庄司酒造店が設立した共同瓶詰工場の山形銘醸がその前身でした。
やがて平成4年(1992)に現在の株式会社六歌仙に社名変更します。
この酒銘でもあり社名でもある『六歌仙』とは『古今和歌集』の代表的な歌人、僧正遍昭、在原業平、文屋康秀、喜撰法師、小野小町、大友黒主の6人を指した言葉でした。
今回のお酒の酒銘である『山法師』とは、四方八方を山々に囲まれたこの山形県東部地域を表し、法師は自然の法則に乗っ取り自然を壊さずに生きていく知恵者という意味を合わせて、自然の包容力と人間の知恵、工夫そして技の融合体を目指した想いを込めたもの。
この六歌仙は昔全国を旅していた時に、山形の銀山温泉の酒屋で初めて買った山形の地酒でした。
色は少々うすにごり。華やかな香りというよりは米の旨みを凝縮した、真面目で正統な甘い香りです。やさしく柔らかな甘く芳醇な飲み口、中盤から苦味、渋味の伴った辛さが立ち上がり、でもそれはすぐに消えていって、どっしりとした旨辛の後味の余韻に包まれます。
スパッとしたキレではなく、自然に溶け込んでいくような後味。刺身との相性は抜群。うまい!うまいです。
お気に入り度:3
昭和24年創業・山形の地酒専門店株式会社丸俊「まるごと山形」
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