2017年 02月 19日
吾妻嶺 純米吟醸[吾妻嶺酒造店]
![吾妻嶺 純米吟醸[吾妻嶺酒造店]_f0138598_11213037.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201702/19/98/f0138598_11213037.jpg)
醸造元:合名会社吾妻嶺酒造店
URL:http://www.azumamine.com
住所:岩手県紫波郡紫波町土舘字内川5
電話:019-673-7221
創業:元治元年(1864)
使用米:美山錦
精米歩合:50%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,728円(税込み)
盛岡市に接する紫波町で酒造りを行っている吾妻嶺酒造店の前身は江戸時代初期の延宝年間(1670年代)に当時の志和村で近江商人だった村井権兵衛が本格的な上方の酒造技術を用いた酒蔵として「権兵衛酒屋」を創業。これは後に南部杜氏を生み出すことにつながります。
江戸時代後期の元治元年(1864)になると、この権兵衛酒屋の生産施設、技術、営業権を佐藤家(現在の蔵元の初代)が獲得して「志和酒造店」として開業したのが蔵の創業年となります。そして大正12年に合名会社吾妻嶺酒造店と社名変更して現在に至ります。
社名でもあり代表酒銘でもある『吾妻嶺(あづまみね)』ですが、まず岩手県に吾妻嶺という山は無く、奥羽山系の東根(あずまね)山の近くに蔵があることに由来し字をあてたもの。
吾妻嶺酒造店は年間500石程度の少量生産で全生産量の70%を純米酒で占めます。
香りはバニラ、ナッツのような香ばしい乳酸香に始まり、すぐにライチのようなフルーティーな飲み口につながります。
やや酸がって辛口系。甘酸っぱい白ワインのような印象のお酒です。芳醇で深みと広がりがあり、翼を広げようとするような華やかさと、どっしりとした酸味。
飛びそうで飛べない、地に足が着いたような、でも翼は色鮮やかな孔雀のような、そんな感じのお酒。うまいです。うまい!
お気に入り度:3
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