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賀茂泉 造賀 夏純米酒[賀茂泉酒造]

賀茂泉 造賀 夏純米酒[賀茂泉酒造]_f0138598_08285755.jpg

醸造元:賀茂泉酒造株式会社
URL:http://www.kamoizumi.co.jp/
住所:広島県東広島市西条上市町2-4
電話:082-423-2118
創業:大正元年(1912)

使用米:山田錦(広島県産)
精米歩合:65%
日本酒度:±0
酸度:1.8
アミノ酸度:-
アルコール度:14度
購入価格:720ml:1,350円(税込み)

東広島市西条町は近年「酒都」と呼ばれ、京都の伏見・兵庫の灘と並ぶ日本三大銘醸地です。

JR山陽本線・西条駅の駅前には、広大な敷地を有する酒蔵が林立し、その伝統的な佇まいの白壁土蔵の町並みは灘や伏見よりも遙かに「酒都」の名にふさわしい佇まいを残しています。

この地は古くから山陽道(西国街道)の宿場町として賑わい、江戸時代には四日市次郎丸村と呼ばれ、山陽道最大の宿場町四日市宿として栄えた町で、ここには広島浅野藩直営の「お茶屋」と呼ばれる本陣も置かれていました。

酒蔵が集まる本町の「酒蔵通り」から少し離れた上市町の旧山陽道沿いに蔵を構える賀茂泉酒造は西条の酒蔵の中で最も新しい酒蔵です。

新しいと言っても大正元年(1912)の創業です。昭和14年に福正酒造合資会社となり、昭和38年に備後酒造を合併して現在の賀茂泉酒造となりました。

最近では「無濾過」と名前が付くお酒が一般的になりましたが、日本で一番最初に「無濾過」という名称で販売したのがこの賀茂泉酒造なのだそうです。

ちなみに酒銘にある『造賀』とは賀茂泉酒造の山田錦を栽培している契約農家がある地名の事。

色は無色透明で香りも控えめですが、ほんのりと甘くて優しい飲み口。そこからの膨らみは無くシャープな一歩手前くらいの淡麗なお酒です。

広島の酒らしい淡麗旨口。みずみずしいメロンのような甘みと香りが口に広がり、米の旨みはやさしくしっかりと感じます。うん、そんな感じ。すっきりとして飲みやすい。うまいです。

燗にすると、まろやかでやさしい。水のようでいて、柔らかいしっかりとした旨みがあります。
「夏酒」というコンセプトのお酒なので、もしかしたら燗にしてはいけなかったかも知れませんが、おいしいです。

じっくりと、静かに飲みたい時には、おのお酒の燗はいいですね。ただ脂っこい料理や濃い味付けの料理には負けてしまいます。

このお酒はキンキンに冷やして、夏の酒らしく、すっきりとした爽快感を味わうのがオススメです。

お気に入り度:3




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by tztom | 2017-07-16 08:29 | 広島 | Comments(0)