2017年 08月 28日
楽の世 原 本醸造原酒[丸井]
醸造元:丸井合名会社
URL:https://ameblo.jp/maruisaketen/
住所:愛知県江南市布袋町東202
電話:0587-56-3018
創業:寛政2年(1790)
使用米:-
精米歩合:70%
日本酒度:+
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:20度
購入価格:720ml:1,100円(税込み)
愛知県の西北端に位置して木曽川を介して岐阜県と接する江南市。
昭和29年に丹羽郡古知野町・布袋町、葉栗郡宮田町・草井村の4か町村の合併によって誕生しました。
古知野町・布袋町は同市における古くからの中心地で、往事を偲ばせる伝統的な商家や町家の町並みが残されています。
現在江南市にある3軒の酒蔵のうち2軒は市の南側の布袋町にあります。
この布袋町は古くは「果野」(はての)という地名でしたが、戦国時代に織田信長によって整備された柳街道(江戸時代の岩倉街道)が村を縦貫し、その街道沿いに醸造業や紺屋を中心とした商業町が形成されて発展した町です。
布袋町の表通りに面した大きな酒蔵が山星酒造。
そして伝統的な古い町並みの中に残る、立派な土蔵と商家建築の酒蔵が江戸時代中期、寛政2年(1790)創業の丸井合名会社です。
なにより情報が少ない蔵で、そもそもが自醸しているのかな?お酒造っているのかな?おいしいのかな?という不安がありました。
ラインナップは本醸造と純米酒と原酒など。季節によって生酒があるそうです。
毎年秋から昔ながらの山廃造りで酒造りを行い、使用米はラベルに無いけど山田錦、五百万石らしいです。
そして、その精米歩合は70%。
お米の味をしっかりと出す事を心掛け、芳醇濃厚のお酒を造ります。
店頭には酒よりも漬物用酒粕が山積みになっていて、すべて予約済み。
酒名の『楽の世』は、旧丹羽郡楽田村(現在の犬山市南部付近)の地名に由来。
我が道を行くこだわりを持った小さな無名の酒蔵です。
色はやや薄いコハク色。香りは意外にフレッシュな印象。
飲み口はまろやかで、雑味の無い甘さ。これは米の旨さでしょうか。
やさしく芳醇でバナナのような甘さのあとに来る酸味と苦味と渋味のバランスの良さといったら。
アルコール度20度の重さが無い!
精米歩合70%でこんな濃くてキレイなお酒が造れるんだ!
念のため、いや確信を持って燗にしてみる。
ああ、やっぱり。
豪快さを包み隠さない強烈な酸、華やかなフルーティーさと厚みがあって深いコク。余韻。
これぞ、お米の酒だ〜!!と叫ぶようなパンチの効いて飲み応えのあるお酒です。
先入観を大きく裏切る、うまい酒。
うまいですよ!うまい!!
お気に入り度:4
↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。
【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!