2019年 02月 21日
一滴千両 純米大吟醸[秋田県発酵工業]
![一滴千両 純米大吟醸[秋田県発酵工業]_f0138598_22493384.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201902/21/98/f0138598_22493384.jpg)
醸造元:秋田県発酵工業株式会社
URL:(オエノングループHP)https://www.oenon.jp/company/group/akita.html
住所:秋田県湯沢市深堀字中川原120-8
電話:0183-73-3106
創業:昭和20年(1945)
使用米:(秋田県産米)
精米歩合:50%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,275円(税込み)
秋田県湯沢市は山形県と宮城県に接する県最南端の町で、古くから秋田(羽後国)の南の玄関口として発展してきました。
江戸時代には鉱山を中心に酒造が栄え、最盛期には20を超える酒蔵があったと言われていますが、近年まで6軒の酒蔵が操業を続けてきましたが、現在は秋田県を代表する大手酒蔵が4軒残るのみとなっています。
その内の1軒で今回飲んだのが秋田県発酵工業のお酒。
その社名の通り、創業というか設立は昭和20年(1945)。
当時大量生産のレギュラー酒を作る原料の一つである醸造アルコールは、関西の大手酒造メーカーから仕入れていました。
しかし、その醸造アルコールを競合である関西の酒蔵から購入するのではなく、自分たちで造ろうではないか、と。県内の酒造業者及び酒類販売業者の出資によって『爛漫』の秋田銘醸の敷地内に設立されます。
清酒醸造は工場が現在地の湯沢に移転した翌年の昭和49年に湯沢銘醸株式会社を吸収合併して始まります。
しかし、その設立の経緯から『一滴千両』という日本酒は秋田県下では販売せずに、首都圏など県外で販売されていました。
酒銘は「一滴にして千両の値打ちがある」想いをこめたもの。
その後オエノングループの傘下に入った今は、当初の目的であった醸造アルコールの生産も行わず、大衆酒を製造する平成蔵と吟醸酒などの特定名称酒を製造する昭和蔵で日本酒造りを行っています。
日本酒だけでなく、『そふと新光』『あいぼう』など地元で愛される人気の焼酎の他、吟醸酒の酒粕を原材料にした『ブラックストーン』や8年貯蔵の『時空の扉』など本格焼酎などにも力を入れています。
香りは控えめです...。
旨味もひかえめ...です。
意外に酸もひかえめ...でした。
辛さも...ほどほど。
印象は、まあスッキリとした淡麗辛口。的な。
ほのかな旨味と甘みは感じられます。
ほんのりとラズベリーのようなフルーティーさが、栓を開けてしばらく経つとほのかに。
お気に入り度:3
↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!