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箱根山 純米酒[井上酒造]

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醸造元:井上酒造株式会社
URL:http://www.hakoneyama.co.jp/
住所:足柄上郡大井町上大井552
電話:0465-82-0325
創業:寛政元年(1879)

使用米:五百万石・アケボノ
精米歩合:65%
日本酒度:+0.5
酸度:1.8
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,280円(税込み)

小田原市の北に位置する足柄上郡大井町は人口約1万6000人が暮らす町。

最寄り駅はJR御殿場線の上大井駅。東海道本線国府津駅から2つ目の駅です。

また東名自動車動の大井松田ICが町の玄関口です。

小田原市の東、酒匂川を介して接する大井地区。

このJR御殿場線の上大井駅近くに蔵を構える井上酒造は江戸時代中期の寛政元年(1789年)に農家であった井上家6代目、井上要七によって創業されました。

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井上要七が新しい商売をもとめて城下町小田原をめざした道すがら、徳利の形をしていた石につまづいたことから「酒造りをしなさい
」という神の啓示であると考え酒造業を始めたといいます。

そしてその石は、今でも井上家の家宝として大切に保存されています。

昭和に入って終戦前後までの主力銘柄は『国基』(こくき)でしたが、その後『東祝』(あずまいわい)と時代背景を反映しながらその銘柄も変わっていきました。

やがてヨーロッパ諸国にも輸出を始めるにあたり海外でも通用する銘柄を検討した結果、世界的な観光地でもある箱根に因んで『箱根山』という銘柄が生まれます。

ちなみに『仙鳴郷』という新ブランドは、南部杜氏から能登杜氏に交代したのを機に生まれたブランドです。


色はうすいコハク色。

クリーミーでメロン、バナンのような香りです。

口に含むと、雑味が無く、酸も無く、やわらかい渋味、苦味の余韻が伴ったフルーティーな飲み口。

澄んだうまさ。うまい。

これは純米吟醸酒か。

それに匹敵するレベル。

うまいです。

日を置くと、マスカットのような爽やかな香りに。

奥が深い...。

燗にすると。

ガツン!としたフルーティー...の奥から出てくるラッカー味。

酢酸エチル香?

でも後味の余韻はやさしいフルーティー感。

辛い。旨い。深みがある。

温度が下がって、常温に近づくと。

ラッカー味はどこかに消えて。

心地よくやさしい苦味に、フルーティーな米の旨み、甘みに包まれる。

苦旨の融合。

うまい。

奥が深い。

ああ、うまい。

お気に入り度:4




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by tztom | 2019-07-11 23:04 | 神奈川 | Comments(0)