2019年 12月 24日
慶長小判 純米吟醸[平和酒造]
URL:なし
住所:京都市伏見区東組町698
電話:075-601-0012
創業:延享元年(1744)
使用米:-
精米歩合:-
日本酒度:+
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,650円(税込み)
伏見区役所の裏手に蔵を構える平和酒造は「伏見銘酒協同組合」に参画する集約醸造蔵の一つ。
現在の酒蔵はマンションに建て替え、その1、2階部分に蔵を残しています。
もっとも集約醸造によって製造設備と販売を分離しているので平和酒造の本社機能だけとなります。
平和酒造の前身は「河内屋」といい、大阪の河内出身の商人で京橋で米問屋を営んでいました。
延享元年(1744)から京都の伏見で酒造りと販売を始めました。
明治の初頭にはこの「河内屋」が伏見でトップクラスの酒造数量を誇ることになります。
昭和23年に平和酒造合資会社を設立。
しかし時代の流れとともに、やがて他社への桶売りが専業となり、永く自社ブランドを休止していました。
そして平成元年(1989)に、同じく伏見の老舗酒蔵5社と協同で、近代設備を有する伏見銘酒協同組合を設立して参画。この時から自社ブランド『慶長』が復活しました。
ちなみに組合5蔵は以下の通り。
平和酒造(合)、鶴正酒造(株)、(株)山本本家、向島酒造(株)、(株)豊澤本店。
集約醸造ですが、同じタンクでラベルだけ違う訳ではなく、各蔵それぞれ別のタンクで使用する米から全て別々に醸造を行っています。
香りは控えめ。
ほのかに酸味を感じる乳酸香。
ほのかに旨味を感じ、酸は控えめ。
飲み口から線が細く、なんとなく水っぽい印象。
なんとなく淡麗辛口を主張。
う〜ん。
結構いい値段はするのだが…。
燗にしてみる。
すると、思った通り。
これがけっこう行けます。
厚みも増して、のみやすい。
ふくよかで、杯が進む。
冷やで感じた線の細さは、すっきりとした後味のキレに継承されてはいます。
純米吟醸ですが、燗が冴えます。
うまい。
お気に入り度:冷2/燗3
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