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朝日鷹 特撰 本醸造[高木酒造]

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醸造元:高木酒造株式会社
URL:なし
住所:山形県村山市富並1826
電話:0237-57-2131
創業: 元和元年(1615年)

使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:1,800ml:4,400円(税込み)

今や知る人はいないと思われる、入手困難な山形県のトップブランド『十四代』の高木酒造。

山形県のほぼ中央部に位置する村山市郊外の田園地帯の中に大きな酒蔵が鎮座しています。

決して製造量が少ない訳でもないのに入手困難であり、かつ超高級な価格設定になってしまい、なかなか手が出せません。

ちなみに『十四代』は当初から東京を中心とする販路を県外に設定したブランドです。

地元では『朝日鷹』という銘柄のお酒を造っていました。

高木家の先祖は京都の公家だったそうです。

応仁の乱で敗れ東北のこの地まで落ち延びた旧家で、戦前までは「高木山」とよばれる山林、森林、田畑すべてを所有し林業も営んでいた家柄でした。

地元の名主でもあり、今でも蔵元は県議会議員を務めていたりします。

そんな高木酒造ですが、日本酒の経営が危ぶまれた時期もありました。

朝日鷹 特撰 本醸造[高木酒造]_f0138598_00230540.jpg


しかし、平成5年(1993)に14代目・高木辰五郎氏から15代目・高木顕統(あきつな)氏に引き継いだタイミングで東京に打って出る戦略のもとで『十四代』は生まれました。

この『十四代』という銘柄の由来は、高木顕統氏が14代目蔵元をリスペクトしていた事と、唯一商標として『十四代』だけが認められた偶然が重なったもの。

『朝日鷹』は地元向けの低価格酒として、品質もあまり高いものではありませんでしたが、近年は『十四代』の名に恥じないよう、ほぼ同じ製造方法、品質に統一し始めたそうです。

ほぼ、ラベル違いくらいの品質になったとか。

しかも価格はリーズナブル。

と、言うことで購入しました。


華やかな吟醸香。

飲み口も華やか、フルーティーな飲み口。

これは晩酌向けの本醸造じゃないぞ。

吟醸酒だ。

さすがに、うまい。

うますぎる。

まるで清涼飲料水のごとく。

スポーツドリンクのごとく。

止まらない。

ああ、うまい。

もったいないけど、恐る恐る燗にしてみる。

結果は分かっているけど。

燗にしてみた。

あまり熱くない程度に...。

うわ〜、やっぱり。

これはフルーツパンチだ!!

左右からパンチ!!

雑味が無く、とにかく透明感がありつつも、重厚なフルーティー感。

ああ、うまい。

やはりオールラウンド。

でも、このお酒は冷やがいい。


お気に入り度:5




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by tztom | 2020-01-10 00:25 | 山形 | Comments(0)