2020年 06月 02日
栄川 純米吟醸[栄川酒造]
![栄川 純米吟醸[栄川酒造]_f0138598_14225892.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202005/31/98/f0138598_14225892.jpg)
醸造元:栄川酒造株式会社
URL:http://www.eisen.jp/
住所: 福島県会津若松市駅前町2-1(旧)
電話:0242-22-7530
移転:福島県耶麻郡磐梯町大字更科字中曽根平6841-11
電話:0242-73-2300
創業:明治2年(1869)
使用米:トヨニシキ(会津産)
精米歩合:%
日本酒度:+3.0〜4.0
酸度:1.2~1.3
アミノ酸度:-
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,572円(税込み)
かつて会津若松駅前に蔵を構えていた栄川酒造は会津地方を代表する酒蔵でした。
しかし平成元年(1989)に本社機能の残して醸造蔵を磐梯西山麓の磐梯町へ移転。
さらにその後本社機能も全て磐梯町に統合しました。
現在、酒蔵の跡地はスーパーやスーパー銭湯、分譲住宅地に姿を変えています。
栄川酒造の創業は比較的新しく明治2年(1869)に、本家で酒造家だった宮森文次郎酒造店から分家して宮森榮四郎酒造店を創業したのが始まりです。蔵元は近年まで代々「栄四郎」を襲名していました。
現在、本家の宮森文次郎酒造店はありませんが、同じ会津若松市内に蔵を構える花春酒造とその分家である宮泉銘醸もまた宮森家です。
栄川酒造はその後太平洋戦争時代の昭和18年(1943)に戦時企業統制令によって会津若松の酒蔵を統合した若松酒造(株)の榮川工場となります。
そして戦後の昭和28年(1953)に若松酒造(株)の解散と共に榮川酒造(株)を設立します。
いうなれば2代目栄川酒造です。
平成元年に日本名水百選にも指定されいる磐梯山西山麓に近代的な酒造工場を新設移転しますが、経営難により平成28年(2016)株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングス傘下に入ります。
ちなみに主力銘柄であり社名でもある『栄川』は、中国の故事にある高い地位や世俗を顧みない高潔さを詠んだ詩「潁川(えいせん)に耳を洗う」に由来し、名声を超えた美酒を造りたいとの願いを込めたものに、「潁」の字を代々襲名していた「栄四郎」の「栄」を当てたものです。
この蔵のお酒も久々に飲みました。
会津若松の酒蔵は、早くから首都東京を販路に持ち、かつ西日本から杜氏を招いて「灘」の酒造りを取り入れていました。
色は無色透明ですが、ほのかに牧歌的な乳酸香を感じます。
飲み口は、旨味は控えめでスッキリとした飲み口。
酸も控えめな淡麗辛口。
うん、新潟よりも灘に近い淡麗辛口。
栓をあけて暫くおくと...。
常温に近づくと、ライチ、ストロベリーのような香りが。
飲み口は酸は控えめで、透明感のあるやさしい甘み。
渋味、苦味も控えめで、甘みをともなったキレ。
澄んだお酒。なイメージ。
日本酒が深い。
うまい。
お気に入り度:3
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