人気ブログランキング | 話題のタグを見る

越の誉 吟醸酒 清吟[原酒造]

越の誉 吟醸酒 清吟[原酒造]_f0138598_19371703.jpg

醸造元/販売元:原酒造株式会社
URL:http://www.harashuzou.com/
住所:新潟県柏崎市新橋5-12
電話:0257-23-6221
創業:文化11年(1814)

使用米:たかね錦(高嶺錦)
精米歩合:59%
日本酒度:+3.0
酸度:1.9
アミノ酸度:-
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,502円(税込み)

新潟県の柏崎は原発のある町としてその名が全国的に知られていますが、もともとは北国街道の宿場町として発展し、北前船によってもたらされた富で栄えた町で、酒蔵も多くあります。

原酒造の創業は江戸時代後期の文化11年(1814)。その歴史を積み上げてきた酒蔵は2007年の中越沖地震で甚大な被害を受けてしまいますが、し平成22年(2010)に新しい近代的な和醸蔵が完成。続いて蔵元直売所でもある酒彩館の完成をもって原酒造は再出発しました。

今回のブランド『清吟』は季節限定酒か特約店向け限定酒か、蔵元のHPには無い新ブランドでした。

使用している酒米は、酒米生産農家「E酒米つくろ会」との契約栽培米「たかね錦」との事。

この「たかね錦」(高嶺錦)は、長野県で生まれ昭和30年ごろまで広く作られていた酒造好適米でした。
名前の 「たかね」は標高の高いところでの栽培に適することを、「錦」は酒米を表しています。
しかし、その扱いにくさからいったん衰退してしまいます。

「たかね錦」の特徴は「スッキリした呑口とふくらみのある旨さが際立つ」酒。

この酒を求めて復活への運動が起き、栽培から国の認可も含めて約10年の歳月をかけて復活しました。

とはいえ、現在の技術を持っても扱いづらい酒米には変わりはありません、なので「高級酒用の酒米」となっています。

そんな酒米を使った吟醸酒。

新潟酒らしい、香りは控えめですが、スッキリとした透明感の口当たり。

酸は少々感じますが、包み込むような、やさしいのど越し。

燗にすると、甘酒のような甘く香ばしい香り。

飲み口はさらに透明度が増し、非常にやさしい淡麗辛口に。

うまいし、それにそんな酒米を使っていながらの、このコスパの高さ。

うまい!!

お気に入り度:3




↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


by tztom | 2022-01-24 19:47 | 新潟 | Comments(0)