2007年 09月 29日
小笹屋竹鶴 大和雄町 無濾過純米酒[竹鶴酒造]
![小笹屋竹鶴 大和雄町 無濾過純米酒[竹鶴酒造]_f0138598_512274.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201006/26/98/f0138598_512274.jpg)
醸造元:竹鶴酒造株式会社
URL:なし
住所:広島県竹原市竹原町4262
電話:08462-2-2021
使用米:雄町(大和町産)
精米歩合:60%
日本酒度:+6.0
酸度:2.2
アミノ酸度:-
購入価格:720ml/1,575円(税込み)
瀬戸内海に面した「安芸の小京都」と呼ばれる竹原は古くは製塩業で栄えた町で、また海運が盛んだった時代には「安芸の小灘」ともいわれて栄えた町で、今もなお重厚な伝統的な古い町並みが多く残り、映画やドラマのロケもしばしば行われています。
産業で栄えた地には酒の需要もあるので酒造りが盛んな地となるのは当然で、江戸時代には15軒、最盛期の大正時代には26軒も造り酒屋があったという記録が残っています。
今もなお伝統的な古い町並みが残る本町地区には、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝の生家でしられ、NHKの朝ドラ「マッサン」の舞台ともなったこの竹鶴酒造と藤井酒造があります。
この竹鶴酒造は竹原の町並みの中核とも言える商家と酒蔵を今もなお現役で残していますが、江戸時代中期の享保18年(1733)の創業です。
酒銘の『竹鶴』は蔵の裏の竹藪に鶴が巣を作ったことを「古来、松に鶴と聞くも、竹に鶴とは瑞兆なり」と喜んだことに由来。また近年は屋号を冠した全量純米造りの限定品『小笹屋竹鶴』も登場。
2003-2004年にかけて低温熟成された無濾過で純米で原酒でさらに古酒でもあるこのお酒は、こはく色で紹興酒のような芳醇な香りをただよわせます。
芳醇ながら辛口でキレがあり、わずかに舌を刺激する酸があります。そしてほんのり竹のような香りが漂う、ややクセのある飲み口のお酒です。
でも軟水の広島の水のおかげか、やわらい清冽さがあり、甘みもしっかりとある。そんなお酒でした。
お気に入り度:3
関連地域情報「一路一会」山陽>広島>竹原
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