カテゴリ:福島( 52 )

醸造元:合名会社廣木酒造本店
URL:なし
住所:福島県河沼郡会津坂下町字市中二番甲3574
電話:0242-83-2104
精米歩合:50%(山田錦・五百万石)
日本酒度:+3.0
酸度:1.6
アミノ酸度:-
アルコール度:16.8度
購入価格:1,800ml:3,700円(上代・2,678円)(税込み)

会津若松の北西、会津坂下(ばんげ)町は新潟に抜ける越後街道の宿場町。この小さな町には3軒の酒蔵があります。その内の1軒廣木酒造酒造は町の中心分に建つ蔵で、創業は江戸時代中期の文政年間。地元では昔からのブランドである「泉川」で知られていますが、今や最も入手困難な地酒の一つ「飛露喜」を醸す蔵元でもあります。後継者問題で一時は廃業も考えるも、9代目社長は杜氏も兼務して東京都多摩市の酒店・小山商店にアドバイスを請い、やがて不死鳥のごとく蔵の存続に成功しました。
入手困難なお酒の為に、かつての「越乃寒梅」のように倍近いプレミア価格で流通しているのが腑に落ちませんが、それでも一度は飲んでみたいと比較的良心的な価格で手に入れる事に成功。

香りは控えめながらもほのかに香るメロンのような吟醸香。やや酸が立って若々しいトゲが口に残りますが、果実酒のようなフルーティーでフレッシュな飲み口。主張はしすぎず、バランスのよいキレ。
美味しいです。さすがな味。最初は正直、言う程の酒かな?と思いましたが、飲めば飲むほど旨さを感じます。うまい。

お気に入り度:4

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by tztom | 2012-10-05 08:01 | 福島 | Comments(0)

醸造元:松崎酒造店
URL:なし
住所:福島県岩瀬郡天栄村大字下松本字要谷47-1
電話:0248-82-2022
精米歩合:55%(八反錦)
日本酒度:+3.0
酸度:1.4
アミノ酸度:-
アルコール度:15~16度
購入価格::1,800ml:3,020円(税込み)

白河市から北へ約15km、天栄村で明治25年創業の廣戸川酒造店(松崎酒造店)。酒銘の廣戸川とは、この蔵の南を流れる釈迦堂川の上流を廣戸川という事に由来します。小さな蔵でほとんど地元消費です。

薄いコハク色。芳醇な乳酸の香りに続くメロンのような香り。飲み口もメロンのような果実系であり、まるで甘酒と吟醸酒のいいとこ取りのようなやさしく甘い飲み口です。飲み口は甘いですが、やがて透き通って、自然と消えていくキレ。雑味の少ない芳醇旨口酒です。これは旨いよ。正直言って予想外の旨さでした。
燗にすると地酒らしい野趣性がしゃしゃり出てきて、しかもややベタつき、もっさりとしてキレもない。
これは冷やで飲むのがベストな純米酒です。

お気に入り度:4

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by tztom | 2012-07-24 06:50 | 福島 | Comments(0)

醸造元:有限会社 佐藤酒造店
URL:http://www.fujinoi.com/
住所:福島県郡山市富久山町久保田字久保田5
電話:024-922-1763
精米歩合:70%(-)
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15~16度
購入価格:1,800ml:1,450円(税込み)(本来は2,047円)

郡山駅から北へ向かって数分。佐藤酒造店は旧奥州街道沿いに立つ蔵です。この佐藤酒造店の前身である藤屋本店は江戸時代中期の宝永7年(1710)に創業。二本松藩主丹羽公から授かったといわれる「藤乃井」の銘はこの酒蔵の仕込み水だった井戸にちなむといいます。小さな酒蔵のように見えますが、実はグループ会社に同じく県内の「清鏡酒造」や山形県川西町の「嵐山酒造」を持ちます。

純米酒特有の酸味、重厚な味を持ち、厚みのある風味の中にも、さらりとした旨さを秘める。これはふつうに旨い。しかも安い!!。コスパ高すぎ。おそらく販売店が(藤乃井 別撰 みちのく純米酒)と価格設定を間違えている可能性があります。
安い地酒らしい、ちょっと舌にまとわりつく旨みがありますが、これはこれでおいしいお酒です。
燗にすると、全体的にすばらしくまとまり、やさしい飲み口とやさしいキレ。どんどん盃がすすみます。予想外でした。
お気に入り度:4

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by tztom | 2012-07-19 20:39 | 福島 | Comments(0)

醸造元:株式会社 寿々乃井酒造店
URL:なし
住所:福島県岩瀬郡天栄村大字牧之内字谷中1
電話:0248-82-2021
精米歩合:55%(亀の尾)
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:14~15度
購入価格:1,800ml:2,650円(税込み)

白河市の西、中通りと会津地方の境界に位置する天栄村は名水の郷としても知られている地域です。代表的な湧水は「丸山の不動清水」。
会津藩主が参勤交代でも行き来した茨城街道の中継地でもあるこの天栄村で、寿々乃井酒造店が創業したのは文化8年(1811)ごろと言われますが、火事で詳細な資料が消失してしまい正確なところはわかりません。酒造りの前は養蚕を行っていたといわれる豪農で建物のいくつかは貴重な文化財です。この酒蔵は以前から「二級酒」が中心で、今でも普通酒が8割を占めますが、各種鑑評会でいくつも入賞をしています。ほとんどが地元で消費される小さな酒蔵ですが、分家や系列には県内に複数の酒蔵と、東京にも会社を持つ総本家であります。

この限定酒「寿月」シリーズの杜氏は鈴木優子さんという女性杜氏。
ほのかに甘みを感じる淡麗辛口のお酒です。やや透明すぎて水っぽく、線が細く感じることもあります。
燗にすると甘みを帯びた乳酸の香りが顔を出し、飲み口は丸く、気持ち深くなりますが、よりドライな辛口酒に変身。端麗辛口でありながらまろやかさをもつ上品な味は湧き水の性質でしょうか。

お気に入り度:2

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by tztom | 2012-07-03 04:58 | 福島 | Comments(0)

醸造元:花春酒造株式会社
URL:http://hanaharu.co.jp/
住所:福島県会津若松市神指町大字中四合字小見前24-1
電話:0242-22-0022
精米歩合:55%(福島県会津産・夢の香)
日本酒度:-3.0
酸度:1.3
アミノ酸度:-
アルコール度:15~16度
購入価格:720ml:1,365円(税込み)

花春酒造は会津の地酒蔵の中では中堅の蔵で、創業は享保三年(1718)徳川幕府八代将軍吉宗公の時代です。当時の屋号は「井筒屋」といい、酒銘は「天正宗」でした。幕末、戊辰の役で蔵は戦火に遭い焼失。戦後復興の願いをこめて、酒銘を漢詩「花開酒国春」より「花春」と酒銘を改めました。
2011年3月、福島県を初めとする東北は歴史上類を見ない大災害に見舞われました。再び「復興」の願いを込めて企画されたこのお酒のラベルは、福島県出身のクリエイティブディレクターでロックバンド「猪苗代湖ズ」のメンバーのひとりである箭内道彦氏がデザイン。本体価格のうち380円が義援金として寄付されます。

米の旨みが凝縮されたような、甘くやさしい吟醸香。酸が少なく、スーッと身体に入っていくようなやさしい飲み口。新潟酒を少しふくよかにしたような、バランスの良い淡麗辛口の吟醸酒です。自然にうまいです。

お気に入り度:4

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by tztom | 2012-06-26 07:28 | 福島 | Comments(0)

醸造元:若関酒造株式会社
URL:なし
住所:福島県郡山市久留米2-98
電話:024-945-0010
精米歩合:50%(五百万石)
日本酒度:+3.0
酸度:1.3
アミノ酸度:-
アルコール度:15~16度
購入価格:720ml:1,407円(税込み)

福島県郡山市の中心部郊外に蔵を構える若関酒造は幕末に近い文久年間(1861-63)創業で、蔵元は代々「平四郎」を襲名する老舗蔵でした。やがて昭和36年に福島県中通りにある菊酒銘醸、たに川酒造、小泉酒造の3社が共同瓶詰め会社を設立し、今に至ります。
酒銘の「さかみづき(酒みずき)」とは万葉集に登場する大伴家持の長歌の一節に由来し、「酒の宴」を意味します。

薄いコハク色で野趣的な芳醇な香り、どっしりとした飲み口は吟醸酒というよりも純米酒それも山廃造りのそれに近い雰囲気ですが、旨口で後味もやさしく、ゆるやかなキレで着地します。全体的にまとまりがあり、地酒特有の独特な個性が好きな方には盃がとまらないと思います。ちょっと個性がありますが、おいしいお酒です。

お気に入り度:3

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by tztom | 2012-06-22 00:42 | 福島 | Comments(0)

醸造元:佐藤酒造株式会社
URL:なし
住所:福島県田村郡三春町中町67
電話:0247-62-2816
精米歩合:55%(福島県産五百万石)
日本酒度:+2.5
酸度:1.6
アミノ酸度:1.2
アルコール度:15~16度
購入価格:720ml:1,360円(税込み)

「三春駒」を醸す佐藤酒造がある三春町は、郡山市の西に位置する町で、春には梅、桃、桜の花が一度に開花することから“三春”という名が付きました。江戸時代は五万石の小さな城下町で宿場町でもあった三春町の中心分で昭和25年(1950)に創業。酒銘の三春駒(みはるごま)とはこの地域の伝統工芸品・郷土玩具で、本来の名前は高柴子育木馬(たかしばこそだてきんま)と言いますが、旧三春藩領であったため、明治以降は「三春駒」と呼ばれるようになりました。

メロン・マスカットのような吟醸香は久々で期待がふくらみます。そしてその期待を裏切らない、フルーティーで米の旨みが凝縮した濃醇なやさしい飲み口。そしてスッキリとした後味。うまい。これはうまい!!

お気に入り度:4

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by tztom | 2012-06-20 20:17 | 福島 | Comments(0)

醸造元:合名会社 藤井酒造店
URL:http://www.nango41.jp/
住所:福島県東白川郡矢祭町戸塚41
電話:0247-46-3101
精米歩合:55%(広島県産・八反錦)
日本酒度:+6.0
酸度:-1.3
アミノ酸度:-
アルコール度:16~17度
購入価格:720ml:1,730円(税込み)

藤井酒造店のある矢祭町は、「平成の大合併」の際に小規模町村が切り捨てられるとの懸念から、「合併しない宣言」をして有名になった町で、福島県の最南端に位置して茨城県と接しています。ゆえに古くからこの地域は南郷と呼ばれています。街を南北に縦貫する棚倉街道沿いに蔵はあります。
「南郷」を醸す藤井酒造店の創業は天保4年(1833)、ちょうど江戸三大飢饉のひとつ天保の大飢饉が始まった年です。

香りは控えめでシャープな口当たりとドライな飲み口。しかしその奥に深いコクと旨みが見えます。とうめいで水々しい淡麗辛口のお酒です。飲めば飲むほど感じる奥行き感は、長期低温発酵によるもの。あまり冷やしすぎないで常温に近いくらいで飲むとよいお酒です。

お気に入り度:3

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by tztom | 2012-06-19 07:10 | 福島 | Comments(0)

醸造元:有限会社 渡辺酒造本店
URL:http://www.yukikomachi.co.jp/
住所:福島県郡山市西田町三町目字桜内10
電話:024-972-2401
精米歩合:60%(福島県産米)
日本酒度:+3.0
酸度:1.5
アミノ酸度:-
アルコール度:14~15度
購入価格:720ml:1,000円(税込み)

渡辺酒造本店は郡山市の郊外、西田町で明治4年に地元向けの御神酒酒屋として創業。契約農家と共に酒造好適米の生産を行い、日本酒文化を伝承できうる日本酒ワイナリーを目指しているといいます。蔵は田園を見下ろす高台にあります。

米の旨みが凝縮したようなフルーティーな香り、吟醸酒のような飲み口で、ライトでシャープな後味です。ラベルに書かれているほど旨口でもありません。燗にしてみると、苦味や渋味などの雑味がちょっと際立てしまう感じ。口当たりも丸くはならずシャープな印象も変わりません。このお酒は冷やの方が雑味がなくて美味しいです。

お気に入り度:3

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by tztom | 2012-06-16 07:01 | 福島 | Comments(0)

醸造元:鷲酒造店
URL:なし
住所:福島県いわき市植田町中央1-4-4
電話:0246-62-2003
精米歩合:60%(-)
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15~16度
購入価格:720ml:1,575円(税込み)

いわき市の勿来地区にある植田町は古くは陸前浜街道の宿場町として発展し、近世以降は常磐炭鉱から産出された石炭の輸送基地として栄えた町です。
この町に構える鷲酒造店の創業は明治21年の小さな小さな蔵です。創業当時の銘酒は「日の出」と「白鷺」といいましたが、その後、明治・大正期児童文学の創始者、巌谷小波より贈られた「清らかに梅も笑うや福の門」により「清福」と改め現在に至ります。

ちょと香る乳酸香に地酒らしい芳醇さをイメージしますが、飲み口は透明でみずみずしく、クセはありません。やさしい旨みにやさしく引いていくキレ。うまい。うまいですよ、これ。燗にすると性格が一転。ふつうは辛口の酒は燗にするとやさしくなる傾向にありますが、このお酒は逆です。燗にすると荒々しい旨みが炸裂。刺激的な飲み口の後は不思議とまろやかな余韻が残ります。冷やか常温くらいが良いかもしれません。

お気に入り度:4

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by tztom | 2012-06-13 20:24 | 福島 | Comments(0)