カテゴリ:静岡( 25 )

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醸造元:磯自慢酒造株式会社
URL:http://www.isojiman-sake.jp/
住所:静岡県焼津市鰯ヶ島307
電話:054-628-2204
創業:天保元年(1830)

使用米:雄町
精米歩合:55%
日本酒度:+3.0
酸度:1.2
アミノ酸度:-
アルコール度:16度以上17度未満
購入価格:720ml:3,358円(税込み)

ついに飲むことができました。
静岡県で最も有名で、最も入手困難な酒蔵である磯自慢です。

磯自慢酒造が蔵を構えるのは、まぐろの水揚げで知られる遠洋漁業と水産加工の町、焼津です。

その焼津の町の中心部に近代的な蔵がありました。温暖な気候の静岡県で北国のような環境の中で酒造りを行う為に磯自慢酒造が考えたのは、ステンレス張りの冷蔵庫のような造りになっている酒蔵でした。

焼津のマグロ冷凍保存の技術を活用して蔵元自ら考案・設計した、巨大な冷蔵庫のような酒蔵と最新鋭の酒造機器。

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古くはこの地の大地主であり庄屋だった初代蔵元が冬の農閑期に副業として酒造りを始めたのが、江戸時代後期の天保元年(1830)でした。

戦後の農地解放政策を期に酒造業に専業化。桶売りが盛んな時代から、酒の高品質化が生き残る道と考え、現在は生産のすべてが本醸造以上です。

香りは控えめで、色も無色透明。

しかし口に含むと、透明でクリアーな飲み口を一瞬で覆い尽くす、フレッシュでフルーティーな華やかな旨さの爆発。正直、うまい!!うますぎる!!

マスカット、メロン、バニラのような澄んだキレイな旨さのあとにバトンタッチする苦味や渋味のハーモニー。

キレイすぎます。ああ、本当にうまいお酒です!

お気に入り度:5




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by tztom | 2017-04-12 01:22 | 静岡 | Comments(0)

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醸造元:富士錦酒造株式会社
URL:http://www.fujinishiki.com/page/item/index.html
住所:静岡県富士宮市上柚野532
電話:0544-66-0005
使用米:誉富士
精米歩合:60%
日本酒度:+6.0
酸度:1.2
アミノ酸度:-
アルコール度:16度以上17度未満
購入価格:720ml:1,458円(税込み)

富士錦酒造は富士宮市の北西、白水山の山麓に広がる田園地帯、古くから柚野(ゆの)の里と呼ばれる上柚野地区に江戸時代中期の元禄年間(1688~1704)ごろに創業と言われています。ちなみに2010年の合併で富士宮市となる前は、日本の商用電源周波数の境界線で、東京電力 (50Hz) と中部電力 (60Hz) の管轄エリアに分かれている事で知られた、旧富士郡芝川町だったところです。

ほのかにフルーティーな香り、飲み口は控えめな酸とやさしい旨みとスッキリとした飲み口。吟醸酒レベルの味わいです。山田錦を親に持つ誉富士という酒米によるのかな?日本酒度の高さも感じさせないふくよかで、やさしくスッキリとした旨みのある淡麗辛口のお酒です。うまい。

燗にすると、香りの華やかさが際立ちすぎる感じがしました。飲み口もどっしり感が増します。個人的にはこのお酒は燗でも楽しめますが冷やの方がおいしいと思います。

お気に入り度:3




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by tztom | 2016-05-15 20:44 | 静岡 | Comments(0)

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醸造元:千寿酒造株式会社
URL: http://www.e-senju.co.jp/
住所:静岡県磐田市中泉2914-6
電話:0538-32-7341
使用米:兵庫県産山田錦
精米歩合:60%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,566円(税込み)

磐田市は古代律令時代に遠江国の国府・国分寺が置かれた政治文化の中心地だったそうで「遠江府中」とも呼ばれていました。江戸時代には東海道五十三次の28番目の宿場である「見付宿」として栄え発展しました。
JR磐田駅の北口から北西へ。精密機械や化学工場が建ち並ぶ一画に蔵を構える千寿酒造は明治35年(1902)創業の酒蔵です。古くからこの地域の庄屋だった山下家が創業し、大正14年に合資会社山下本家となります。現在の社名になるのは昭和59年。

酒銘の『千寿白拍子』(せんじゅしらびょうし)は源平争乱の世に、当代一の白拍子(舞姫)と謳われた千寿が地元に残した恋物語に由来するとか。

ちなみに、磐田の中泉地区はその地名にもあるとおり、古くからの名水の地。千寿酒造の斜向かいに建つ高砂香料工業(株)は国内最大の香料メーカーで世界シェア5位。さらにシャネルの香水の水もこの磐田の水といいます。

今回のお酒は蔵元で買った限定酒。静岡の地酒ですが使っている酒米は兵庫県産の山田錦。う〜ん。

栓を開けた瞬間はほんのりと甘い吟醸香を感じましたが、すぐに香りはなくなりました。でもほのかに麹の香りは残っています。色は透明。控えめな酸味、シャープな中にもふくよかな甘みが感じられるすっきりとした淡麗辛口のお酒ですが、麹の香りが広がりなんだか余韻が心地よい。そんなお酒です。

燗にしても、ほのかな甘みと麹の香りバランスは大きく変わりません、後味に少々ざらつきのようなものを感じますが、うまいです。

お気に入り度:3



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by tztom | 2016-05-04 19:11 | 静岡 | Comments(0)

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醸造元:株式会社駿河酒造場
URL:なし
住所:静岡市駿河区西脇25-1
電話:054-288-0003
使用米:美山錦・日本晴
精米歩合:60%
日本酒度:+3.0
酸度:1.6
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,350円(税込み)

東名自動車道・静岡ICのすぐ裏手、大浜街道沿いに2軒の小さな酒蔵が敷地を接して酒造りを行っています。

大浜街道に面して本社ビルと販売店を構える駿河酒造場は静岡市内でかつて酒造りを行っていた老舗の酒蔵を引き継いで平成22年(2010)に誕生した新しい酒蔵です。ちなみに、この蔵の奥に明治9年創業の萩錦酒造があります。
ちなみに、駿河酒造場と萩錦酒造は親戚同士の酒蔵です。駿河酒造場を誕生させた蔵元萩原吉宗氏の父が萩錦酒造の蔵元でした。現在の萩錦酒造は従兄弟が跡を継いでいるそうです。

駿河酒造場の蔵元萩原吉宗氏は元サラリーマン。日立製作所で半導体のエンジニアだったそうです。しかし第二の人生を酒造家として生きようと脱サラで酒造りの世界に入り、掛川市で休業中だった慶応3年(1867)創業の『曽我鶴』の酒蔵を2004年に借り受け、(株)曽我鶴・萩の蔵酒造を設立します。もちろん酒造りに関しては全くの素人なので、この曽我鶴の元杜氏であった小田島氏と共に、菊川市の森本酒造で酒造りの修行を行います。
そして2009年、静岡市内で休業中だった寛延4年(1751)創業で『忠正』を醸していた吉屋酒造の設備、機材それに従業員を引き継いで、駿河酒造場が誕生しました。
このような創業の経緯もあって駿河酒造場が展開するブランドはオリジナルの『萩の蔵』『天虹』(てんこう)の他、『曽我鶴』や『忠正』も引き継いでいます。

香りはほんのりとメロンのようにフルーティーでやさしい桜の様。飲み口はスッキリ、主張しすぎないけどしっかりとした酸がりつつも、口の中でやさしく広がる花びらのような香り。香水のような華やかさの後に、いさぎよくサッと引いていくキレ。でも華やかな余韻はほんのりと残ります。いや〜これはうまい!!

燗にしても、あっさり、スッキリ主張しすぎないけど、ほんのりと甘くやさしい飲み口。なんだろう、このほのかに春っぽい香りは。

お気に入り度:3



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by tztom | 2016-04-30 17:03 | 静岡 | Comments(0)

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醸造元:萩錦酒造株式会社
URL:なし
住所:静岡県静岡市駿河区西脇381
電話:054-285-2371
使用米:誉富士
精米歩合:60%
日本酒度:-2.0
酸度:1.4
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,258円(税込み)

東名自動車道・静岡ICのすぐ裏手、大浜街道沿いに2軒の小さな酒蔵が敷地を接して酒造りを行っています。
『天虹』を醸す駿河酒造場本社と同蔵の直売所でもある「はぎしにしき本店」という酒屋の間の細い道を入っていくとその奥に明治9年(1876)創業の萩錦酒造はありました。萩錦酒造の創業家は元々この西脇の大地主だったそうです。ちなみに、入り口に建つ駿河酒造場の蔵元は萩錦酒造の親戚同士にあたります。
敷地内には(駿河酒造場の事務所前にも)湧き水がこんこんと湧き出ています。
酒銘の『駿河酔』は(するがよい)と読みます。

控えめな甘い香り、スッキリフルーティーでマスカット、ライチのような香りが広がるやわらかい飲み口です。後半はしっかりとした厚みのある甘みが芯にあって、あとから酸味、苦味、渋味がバランス良く追いついてくる感じで、これはうまいです。うまい!

燗にすると、ああ甘い。旨い。深いコクがあって、厚みのあるほっこりする余韻のキレ。アテなんかいらない、この燗酒だけでしっとりと飲める。ああ、うまい...。

お気に入り度:4



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by tztom | 2016-04-27 19:46 | 静岡 | Comments(0)

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醸造元:静岡平喜酒造株式会社
URL:http://shizuokahirakishuzo.com/
住所:静岡県静岡市駿河区丸子新田1-1
電話:054-259-0758
使用米:雄町
精米歩合:60%
日本酒度:+2.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,219円(税込み)

静岡平喜酒造は平成24年(2012)に誕生した新しい酒蔵です。が、蔵元の歴史はずっと昔に遡ります。
『喜平』という名がピンと来る方は日本酒通。遠く西の離れた岡山県浅口市鴨方町の酒蔵のお酒です。この酒蔵の名も平喜酒造。実はこの岡山の平喜酒造が支店的な酒蔵で静岡の会社が本家だったりします。

現在この静岡平喜酒造の親会社は静岡県最大の総合酒類問屋グループ「平喜」。そのルーツは明治初期に掛川市で米穀商を営んでいた「平島屋」に始まります。静岡県だけでなく愛知県にまで販路を拡大し、掛川市仁藤町で酒造業を起こしました。その後静岡県内にいくつもの酒蔵を展開しますが、静岡の温暖な気候下における酒造業は非常に難く、その為に良質な酒米の産地でもある岡山県に酒造部門を集約移転しました。それが現在の平喜酒造(株)です。

酒造りから撤退して問屋業に専念した「平喜商店」(現・平喜)は岡山の『喜平』を販売してきたのですが、やはりここに来て地元静岡での酒造りを再開したいという想いをついに実現。初年度の生産酒量は約100石と小規模ながらもついに静岡平喜酒造がスタートしました。山田錦をルーツにもつ新しい静岡県の酒米「誉冨士」を銘打った純米酒ブランド『誉冨士山』も店頭によく並びます。

ちなみに。酒銘の『喜平』と蔵の名前「平喜」と文字が逆さなのは、創業当初の屋号が「平嶋屋」であった事から、人々から「平嶋屋の喜平」と呼ばれ、次第に略されて「平喜」と呼ばれるようになったとか。

控えめなクリーミーさとほんのり果実の香り。酸が強くで苦味渋味もやや強く、ざらつきを少し感じます。
でも旨みもしっかりとあって後味も悪くない。ちょっと強めの純米酒ですが、飲んでいると不思議に盃がススミます。

お気に入り度:3




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by tztom | 2016-04-23 18:24 | 静岡 | Comments(0)

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醸造元:山中酒造合資会社
URL:http://www5a.biglobe.ne.jp/~yamanaka/
住所:静岡県掛川市横須賀61
電話:0537-48-2012
使用米:五百万石
精米歩合:55%
日本酒度:+2.5
酸度:2.0
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,217円(税込み)

現在は平成の合併で掛川市の一部となっている、遠州灘に面した小さな城下町、旧小笠郡大須賀町の横須賀には今も往事を忍ばせる古い町並みが残されています。遠州灘に面した遠州大砂丘と呼ばれる海岸線も、宝永4年(1707)の大地震で失われるまでは入江がある港町で、遠江航路の中継地として古くから栄えていましたが、港町が失われてからは陸上交通の中継地、宿場町として生き残り、江戸時代は幕府重鎮が歴代の藩主をつとめた横須賀藩として発展しました。

この遠州横須賀の古い町並みの中に蔵を構える山中酒造の創業は結構新しく昭和4年(1929)なのですが、実は本家は富士宮市にある富士高砂酒造なのです。江戸時代後期の文政年間(1818〜30)に滋賀県の蒲生郡日野町の近江商人である山中正吉が現在の富士宮市で酒造りを始め、その後富士周辺に四蔵(高砂、玉世界、松爵、田子浦)を構え、ここ横須賀に一蔵(神苑、天職)構え、静岡県下2位の生産量を誇ると共に、日本酒以外にも、焼酎、味噌、醤油、酢などを醸造していました。さらにその後次々と支店や分家が誕生。そうした中で昭和4年に分家独立したのが山中酒造でした。

かつてよりの『神苑』『天職』に加え、昭和60年代の吟醸酒ブームの際、天下をとるとの思いから生まれたのが現在の主力ブランド『葵天下』です。いわずと知れた徳川家康の天下の事。

どっしりとした個性的な原酒系のお酒に多い角瓶。
ほんのりと牧歌的な乳酸香。でもそんなに強くない。口に含むとクリーミーで米の旨みが凝縮した重厚な飲み口。酸は控えめで苦味が少々あるものの全体的に甘口そして野趣的な少しクセのあるお酒です。少し時間を置くと、強烈にインパクトのあるガツンとした野趣的な乳酸味と酸。口の中に個性を主張しまくります。これはキンキンの冷やだと旨いです。原酒じゃないけどロックとかもいいかも。

燗にすると、濃い。これはこれで地酒っぽくていいかも。雑味は無く、チョコレートのような濃厚でほんのりとビターな甘い風味。重厚な余韻ながらも後味は意外にも潔いキレ。このお酒は燗がいい、楽しいです。うまい!!

お気に入り度:3



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by tztom | 2016-04-20 20:44 | 静岡 | Comments(0)

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醸造元:杉井酒造有限会社
URL:http://suginishiki.com/
住所:静岡県藤枝市小石川町4-6-4
電話:054-641-0606
使用米:山田錦
精米歩合:60%
日本酒度:+5.0
酸度:2.0
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,359円(税込み)

藤岡市中心市外の東辺。旧東海道とその後に作られた新道との分岐する場所に蔵を構える杉井酒造の創業は江戸時代後期の天保十三年(1842)。かつて『富士勢』というお酒を醸していた杉井本家(戦後に廃業)から分家した杉井才助氏が現在の場所で酒造りを始めました。
ちなみに、杉井本家はかつて小田原北条氏の家臣で天正17年の豊臣秀吉による小田原征伐の時に遠州に逃げ延びて武士の身分を棄てたそうです。現在県内には同じく杉井本家から分家して酒類卸売業を営む杉井隆治商店があります。

創業当時から明治中期までの酒銘は『亀川』といい、大正期までは『杉正宗』だったそうですが、昭和になってから現在の『杉錦』となりました。
現在は蔵元杉井均乃介が自身で酒造りを行う自醸蔵で、年間生産量は約450石。8割を山廃・生もと系で醸しています。日本酒以外にも味りんや芋・米焼酎も造っています。

香りは控えめで、生もとっぽい乳酸香も感じません。酸味があり、ほのかにマスカットのようなフルーティーさを感じる淡麗辛口。初めは強いなと感じた酸味も飲み続けているとあまり感じなくなり、ちょっぴり酸っぱいフルーティーさが全体を覆っている感じ。後味は爽快でいてシャープなキレ。うまいですよ。

燗にしてみると、超!クリーミーでフルーティー。ちょっと驚き。ほのかな柑橘系の酸味と水のようなスッキリとしたキレ。うまい!ちょっと綺麗すぎるかも。冷やの方がこの酒の風味個性を楽しめますね。でもうまい。

お気に入り度:3



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by tztom | 2016-04-17 09:06 | 静岡 | Comments(0)

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醸造元:浜松酒造株式会社
URL:http://hamamatsushuzo.com/
住所:静岡県浜松市中区天神町3-57
電話:053-540-2082
使用米:山田錦
精米歩合:60%
日本酒度:+5.0
酸度:1.7
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,542円(税込み)

浜松駅の北口から旧東海道の国道へ出て東へ約1.2kmほどの場所に伝統的な佇まいを残しながらも近代的な酒蔵浜松酒造があります。蔵元の先祖は代々この地に続く庄屋で、明治4年(1871)に中村五郎七が造り酒屋を創業。屋号は『山五』でした。

大都市の中心部にありながら比較的広い敷地をもつ同社の施設を「天神蔵」と称しています。創業当時からの最も古い酒蔵「明治蔵」は現在、食事処(昼間はカフェ、夜は居酒屋)、直売所、ギャラリーとなっています。日本酒の仕込みは「昭和蔵」、吟醸系の酒造りは「平成蔵」で行われています。さらに同蔵は浜松の地ビール「天神蔵麦酒(てんじんぐらびーる)」を醸造していました。ちなみにその他焼酎『五郎七』なども造っています。赤レンガ造りの「麦酒工房」はチェコから導入した醸造プラントを使って本格的なビール醸造を行っていましたが、残念ながら2015年3月に醸造を中止。現在設備の整理が行われています。また現在、静岡県で唯一、女性杜氏による酒造りが行われている蔵でもあります。

酒銘『出世城』は、徳川家康をはじめ、江戸時代の歴代城主の多くが幕府の重役に出世した、この地のシンボル浜松城の別称に由来。

この蔵のコンセプトは、料理を邪魔しない飲み飽きしない、きりっと辛口の酒。
香りは控えめですが、ガツンとした酸の強い辛口の飲み口です。しかし、旨みも重厚で「原酒」のようなインパクトを持ったお酒です。この飲み応えのある厚みは山田錦によるものかな?辛いけど旨い。肉料理や中華に合います。うまい。

燗にすると、甘みと香ばしさが際立ちフルーツチョコレートのような香りが舌の上に広がります。決してダレずに引いていくキレ。これは燗もうまい!!

お気に入り度:3



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by tztom | 2016-04-16 00:51 | 静岡 | Comments(0)

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醸造元:國香酒造株式会社
URL:なし
住所:静岡県袋井市山田537
電話:0538-48-6405
使用米:山田錦・五百万石
精米歩合:60%
日本酒度:+7.0
酸度:1.3
アミノ酸度:1.2
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,296円(税込み)

袋井市の北郊外。敷地川の土手に隠れてひっそりとたたずむ國香酒造は一見廃業している蔵のように見えますが、年間生産量が約200石。蔵元自ら杜氏を兼任して酒造りを行う少量生産の自醸蔵で、しかも現在人気急上昇中。入手困難な酒蔵の一つです。

蔵の創業は不明ですが蔵元の松尾家は安土桃山時代から続く旧家で、酒造りを始めたのは江戸時代末期ごろとも言われ、清水次郎長一家の森の石松が愛飲したとか。酒銘の『國香』(こっこう)は皇室の象徴とも言われる菊の花にちなみ、国を代表する酒になるという思いを込めて明治憲法の発布を記念し「國の香り」と名付けたことに由来します。

『驥山』(きざん)は袋井市の地域限定ブランドで、書道界で初めて日本芸術院賞を受賞した袋井市出身の書家、川村驥山の名に由来。
蔵元での直売は(原則)行っていないようで、一見さんである私は蔵で紹介された、袋井市役所近くにある「酒ハウス・ヤマヤ」で購入。

甘いシロップのような瑞々しい森の木々を思わせる自然の香り。しかし口に含むと日本酒度7度のスッキリと凜とした飲み口の綺麗な淡麗なお酒。雑味は無く透明感があり、中間から控えめな酸味、渋味、苦味のバランス。飲み飽きしないうまさ。うまいです。うまい!!

お気に入り度:3




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by tztom | 2016-04-12 20:22 | 静岡 | Comments(0)