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カテゴリ:島根( 30 )

絹乃峰 純米吟醸原酒55[赤名酒造]_f0138598_00200879.jpg

醸造元:赤名酒造株式会社
URL:なし
住所:島根県飯石郡飯南町赤名23
電話:0854-76-2016
創業:昭和4年(1929)

使用米:五百万石(飯南町産)
精米歩合:55%
日本酒度:+
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:17度
購入価格:720ml:2,200円(税込み)

赤名酒造は島根県最奥の酒蔵で、過去に2度廃業して、現在はタイのバンコクにも拠点を構えて世界に売って出る新進気鋭の酒蔵です。

この小さな酒蔵のある飯南町(いいなんちょう)は、平成の大合併で2005年に飯石郡赤来町と頓原町が合併して生まれた人口約4,800人が暮らす町で、島根県と広島県との県境、中国山地の脊梁部に位置する山間の町です。

古くから出雲国・石見国・備後国の3国にまたがるいわゆる国境の要衝で、合併前の赤来町と頓原町は石見銀山街道の宿場町でもありました。

旧赤来町に蔵を構える赤名酒造は、昭和4年(1929)に、地元の3つの酒蔵が合併して生まれました。

代表銘柄『絹乃峰』は、蔵の近くの衣掛山にかかる霧が絹のようだったことに由来。

山間の小さな酒蔵ゆえに、日本酒不況、設備の老朽化、後継者難などで2004年に廃業してしまいます。

絹乃峰 純米吟醸原酒55[赤名酒造]_f0138598_00195604.jpg


それを蔵の存続を惜しむ声から飯南町が蔵を買い取り、「酒造り交流館」として地元有志が細々と少量生産の酒造りを続けてきましたが、やはり再建は思うように進まず2013年に再び経営破綻してしまいます。

そこで、再度蔵の再建に名乗りを上げたのが、東京からUターンで地元飯南町に戻り、役場職員として赤名酒造のPR活動などの業務に関わってきた三島氏でした。

三島氏は東京農大醸造学科で日本酒造りを学び、広島県の広島三次ワイナリーに就職したのち、東京の食品商社で10年間働いた経歴の持ち主。

他の酒蔵で修行し、老朽化した設備も徹底的に衛生管理された最新の設備に入れ替えました。

旨い酒造りは当然のこと、マーケティングも重要。

「飯南町から世界へ」

当初から海外市場を目指すことを考えていた三島氏は、生産の場をタイのバンコクにも建設。

タイの日本大使館のレセプションパーティーにも饗される酒として知られるようになりました。

『絹乃峰』はタイ人が好む甘くて濃い味わいの酒に仕上げたとか。



甘いバニラ、ライチ系の香り。

飲み口は濃いけどクセの無い甘み、フルーティーさ。

ガリガリ君ソーダー味のような。

飲み口にも感じるクリームソーダのようなクリーミーな香りと余韻。

しかし、口に含むとキリリとシャープで、原酒17度の重さもない。

結構ライトで、フルーティーでいながら程よい苦味と渋味でまとめ上げる余韻とキレ。

キレイなお酒です。

うまいな〜。

頑張れ〜!!

お気に入り度:4




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by tztom | 2019-12-15 00:26 | 島根 | Comments(0)

無用の用 特別純米酒[岡田屋本店]_f0138598_20223832.jpg

醸造元:株式会社 岡田屋本店
URL:http://www.kikuyasaka.co.jp/
住所:島根県益田市染羽町5-7
電話:0856-22-0127
創業:明治10年(1877)

使用米:五百万石
精米歩合:60%
日本酒度:3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,375円(税込み)

益田市は山口県と接する島根県の西端の都市。

浜田市、大田市と共に石見三田(いわみさんだ)と呼ばれています。

JR山陰本線と山口線が分岐する交通の要衝でもあります。

近年まで6軒もの酒蔵がありましたが、現在は右田本店、桑原酒場そして岡田屋本店の3軒が残ります。

無用の用 特別純米酒[岡田屋本店]_f0138598_20224637.jpg

岡田屋本店は明治10年(1877)の創業で、蔵のある益田市染羽町は閑静な住宅街。

近くには画聖・雪舟が第五代住職を務めた医光寺もあります。

岡田屋本店は代々、桶売りを一切行ってきませんでしたが、一時期ジャパン・フード&リカー・アライアンス株式会社の傘下で経営を立て直し、2014年に再び独立しました。また焼酎醸造も始めました。

主力銘柄は「日本の弥栄を願う」思いに由来する『菊弥栄』ですが、近年は精力的に新しいブランド展開も行っています。

今回のブランド『無用の用』は、「一見、役に立たなそうなものでも、役に立つことがある」という意味だとか。


ほのかにバニラのような香り。

そして、ほんのりとフルーティーな余韻。

口に含む。

飲み口に、フルーティーさに混じってほのかにラッカー系の酢酸エチル香が。

しかし、スッキリしていて、ライトな印象ですが、しっかりとした旨味を持っているお酒です。

フルボディな白ワインのような飲み口。

冷や、うまい。

コクがあって都会的。うまい。

ラッカー系の香りは、栓をあけて日を置くと徐々に薄れてきます。

燗にすると、どっしりと腰を据えた重量感のある飲み応え。

苦味、渋味のタッグも良く後味のキレと相まって、バランスの良いお酒です。

うまいな〜。

うまい。

酢酸エチル香の印象はどこいく風が。

トータルのバランス的に好印象でした。

うまいお酒ですよ。

お気に入り度:4




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by tztom | 2019-12-08 20:36 | 島根 | Comments(0)

特別純米酒 へるん[金鳳酒造]_f0138598_20364869.jpg


醸造元:金鳳酒造有限会社
URL:https://www.kinpo.jp/
住所:島根県安来市清井町 343
電話:0854-27-0111
創業:明治2年(1869)

使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,865円(税込み)

古くより製鉄業(たたら製鉄)が盛んで、古代伝説ではヤマタノオロチを退治したスサノオノミコトが統治しその名を名付けたとされる安来市は、今でも山陰地方最大の製鉄の町です。

安来市の南郊外。

伯太川に支流安田川が合流点右岸の清井町に、地元では「山は大山、お酒はキンポー」のキャッチフレーズ

で知られる金鳳酒造があります。

金鳳酒造は明治2年(1869)に創業し、古来中国より伝わる伝説の霊鳥、鳳凰に金を冠した主力銘柄。

今回飲んだこのお酒の銘柄『へるん』は、小泉八雲で知られるギリシャ生まれの新聞記者で作家、日本民俗学者のパトリック・ラフカディオ・ハーンの「ハーン」の出雲での読み名。

蔵元とラフカディオ・ハーン(小泉八雲)との直接の結びつきは無いですが、小泉八雲に思いをはせて銘々したお酒です。


香りはひかえめ。

のみくちはやさしく、深いコクがあります。

ほのかに牧歌的な乳酸香が口の中から感じます。

ややざらつきがあるけど、旨味の乗った、感のあるお酒。


燗にすると。

強力にフルーティーな米の旨み。

雑味が無く、やさしく、ふくよかで、フルボディ。

深い。

うまい、うますぎる。

苦味、酸味、渋味のバランスも良い。

これは、燗がうまい。

燗うますぎ。


お気に入り度:冷3/燗4




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by tztom | 2019-06-25 20:38 | 島根 | Comments(0)

華泉 純米酒 津和野盛 [華泉酒造]_f0138598_22523523.jpg

醸造元:華泉酒造合資会社・合資会社石州酒造
URL:http://kasen1730.ocnk.net/
住所:鹿足郡津和野町後田218
電話:08567-2-0036
創業:享保15年(1730)

使用米:佐香錦(津和野産)
精米歩合:70%
日本酒度:+5.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,090円(税込み)

10年ぶりに飲みました。
島根県の地酒で最初に飲んだのがこの『華泉』でした。

島根県の西南端、山々に囲まれた盆地の小さな町、津和野町は江戸時代には亀井家亀井家4万3000石の津和野藩の城下町として栄え、現在も武家屋敷や酒蔵を中心とした商家や町家の町並みが残り、山陰の「小京都」と呼ばれている町です。

幕末期には多くの維新志士や哲学者西周、森鴎外など多くの偉人を輩出してきた町でもあります。

現在この小さな城下町・津和野には3軒の酒蔵が残りますが、その中で最も古い酒蔵です。

創業は江戸中期の享保15年(1730)で、古くから米問屋を商っていた初代俵屋長七が酒造業を始めました。蔵元は代々潮輿兵衛を襲名します。

そして現在、明治初期に建てられたという精米蔵をリノベーションした酒蔵ギャラリーの「輿兵衛(よへえ)」を併設。

華泉 純米酒 津和野盛 [華泉酒造]_f0138598_22521004.jpg

昭和48年(1973)に『華泉』を造っていた華泉酒造と『魁龍』(かいりょう)」の石州酒造が製造部門を合併させ、販売を華泉酒造に統合しました。


カカオのようなほんのりと香ばしい香り。飲み口は透明感の高いスッキリとした甘みとキレ。超軟水で「女酒」と呼ばれる津和野の酒は、かなり好みの酒質でした。レベル高いぞ!やさしく花開く甘み。

燗にすると、スッキリとした控えめな旨みのある淡麗辛口のお酒です。味わえば味わうほど、いろしろな酸味、渋味、苦味が流れていきます。後味のキレもやさしくてスッキリ!!うまい!

お気に入り度:3


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by tztom | 2017-04-18 22:53 | 島根 | Comments(0)

初陣 純米酒[古橋酒造]_f0138598_02350763.jpg

醸造元:古橋酒造株式会社
URL:http://uijin.net/
住所:鹿足郡津和野町後田ロ196
電話:08567-2-0048
創業:明治11年(1878)

使用米:-
精米歩合:70%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,340円(税込み)

10年ぶりに飲みました。
島根の地酒で最初に買ったお酒の一つです。

島根県の西南端、山々に囲まれた盆地の小さな町、津和野町は江戸時代には亀井家亀井家4万3000石の津和野藩の城下町として栄え、現在も武家屋敷や酒蔵を中心とした商家や町家の町並みが残り、山陰の「小京都」と呼ばれている町です。

幕末期には多くの維新志士や哲学者西周、森鴎外など多くの偉人を輩出してきた町でもあります。

現在この小さな城下町・津和野には3軒の酒蔵が残りますが、古橋酒造の創業は明治11年(1878)と3軒の中で最も新しい酒蔵です。

伝統的な土蔵造り商家の店舗は本通沿い四つ角にあり、昔から「角酒場」の愛称で呼ばれていたそうです。

大正時代築の仕込み蔵は登録有形文化財に指定されていますが、その他使わなくなった酒蔵をリノベーションした酒蔵Bar「AZUL(アズール)」 をオープン。日本酒、洋酒などの他、『初陣』をベースにしたカクテルなどを提供するなど、新しいことにも取り組んでいる酒蔵で、最近は海外のイベントにも精力的に出品しています。

初陣 純米酒[古橋酒造]_f0138598_02352641.jpg

主力銘柄の『初陣』とは、初代蔵元は武家であり、17歳の時に幕末の鳥羽・伏見の戦いにおいて、で広島藩主お馬廻りとして初陣を飾ったことにちなみます。

香りはほのかに燻製のような乳酸香で、色はほんのりとしたコハク色。飲み口はマスカット系の甘酸っぱいフルーティーでかつスッキリとした飲み口。やわらかな辛口でやさしいキレ。うまい。やや後味に残るフルーティーな渋味と苦味が個性を引き出しています。うまい!うまいです!!

燗にすると、スッキリ酸味のあるフルーティーな飲み口に。透明感のある中間。しっかりとした厚みがありながらもやさしく、きれいなキレのある後味。うまい。これはうまいです。燗がいい!!

お気に入り度:冷3/燗4




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by tztom | 2017-04-16 02:35 | 島根 | Comments(0)

高砂  特別純米酒 ブルー[財間酒造]_f0138598_23345014.jpg

醸造元:株式会社財間酒造
URL:なし
住所:鹿足郡津和野町中座ロ34
電話:08567-2-0039
創業:寛政3年(1791)

使用米:佐香錦(津和野産)
精米歩合:-
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,300円(税込み)

島根県の西南端、山々に囲まれた盆地の小さな町、津和野町は江戸時代には亀井家亀井家4万3000石の津和野藩の城下町として栄え、現在も武家屋敷や酒蔵を中心とした商家や町家の町並みが残り、山陰の「小京都」と呼ばれている町です。

幕末期には多くの維新志士や哲学者西周、森鴎外など多くの偉人を輩出してきた町でもあります。

現在この小さな城下町・津和野には3軒の酒蔵が残ります。

江戸時代中期の寛政3年(1791)に創業した財間酒造は、江戸期には津和野の中心部に蔵を構えていましたが(旧蔵は文化財として今も残ります)、大正時代に中心街から南に約2キロ離れた郊外、森鴎外や西周の旧宅「亀井温故館」に近い津和野街道・旧道沿いに蔵を移しました。(こちらの蔵も文化財に指定されています)

日本酒の他、ここでしか作られない津和野の名産“里芋”の焼酎を醸造しています。

高砂  特別純米酒 ブルー[財間酒造]_f0138598_23342748.jpg

酒銘の『高砂』は、蔵があるかつての地名が“白砂”で隣の地名が“高崎”と呼ばれていた事に由来します。

色はほんのりとうすいコハク色ですが香りはほとんど無く、ほのかに干し草の様で竹のような木の香りが漂います。あと、たくあんの様な老ね香も。飲み口にも樽酒のような木の香りが広がり、ほんのりと酸味、甘みを包み込んだ、芳醇なキレのあるお酒です。後味の苦味、渋味がやや強めです。

燗にすると尖った苦味、渋味は控えめになりますが、竹のような木の香りはより膨らみます。樽酒と思って飲めば気にならないかも知れません。

ちょっといかにもな地酒っぽい野趣的なクセのお酒でした。


お気に入り度:2



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by tztom | 2017-04-14 23:35 | 島根 | Comments(0)

「超」王禄 純米本生 [王禄酒造]_f0138598_06433634.jpg

醸造元:王禄酒造有限会社
URL:http://www.ouroku.com/
住所:島根県松江市東出雲町揖屋484
電話:0852-52-2010
創業:明治5年(1872)

使用米:五百万石(富山県産)
精米歩合:60%
日本酒度:+7.5
酸度:2.2
アミノ酸度:-
アルコール度:15.5度
購入価格:720ml:1,728円(税込み)

島根の地酒でもっとも入手困難な地酒『王禄』、ついに買いました。

王禄の酒は基本生酒。蔵元では直売をやっていないので、管理がしっかりとした特約店を探すしかないのですが、東京とか大都市だと比較的特約店が多いです。
今回は地方のアンテナショップが多く集まる銀座一丁目にある「銀座君嶋屋」で購入しました。

松江市の東、中海に面する小さな町東出雲町揖屋には旧山陰道に沿って古い町並みが今も残ります。

この町並みの中に蔵を構える王禄酒造の創業は明治5年(1872)で当時石原家の屋号は、「麹屋」と呼ばれ、秋に小作人が納入する収納米を有効に使おうと、麹作りを始めたのがきっかけだったそうです。

現在の生産石数わずか600石。新進気鋭の酒蔵ですが、杜氏以下5名の蔵人で全ての行程を手作業で行っています。酒は全て無濾過で、生酒か生詰。酒をブレンドで無理な味の統一化をおこなわず、その為、同じ銘柄、種類の酒でも仕込号数の違いにより、酒の成分に若干の違いがあるそうです。

「超」王禄 純米本生 [王禄酒造]_f0138598_06434468.jpg

酒銘の『王祿』は、古来中国において、酒は「天の美禄」といわれ、この美禄の中でも王者の風格を持つようにとの思いを込めたもの。

今回のお酒は『超・王祿』シリーズの中でも2015年醸造で約2年間寝かしたお酒です。

香りはほとんど無く、ほんのりと木の香りを感じました。口に含むと最初はほんのりと「おがくず」もしくは燻製のようなチップ香が口に広がります。透明で甘さ、旨みをギリギリまでそぎ落としたような、削り落としたようなそれでいてギリギリのところで旨みを残した感がある・・・シャープな中にもほんのりと旨みを感じる淡麗辛口のお酒でした。

全体的に独特のクセがあり、僕個人としてはちょっと前衛的でハイレベルに感じてしまうお酒でした。

お気に入り度:3



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by tztom | 2017-04-13 06:44 | 島根 | Comments(0)

石見銀山 純米吟醸 [一宮酒造]_f0138598_19011247.jpg

醸造元:一宮酒造有限会社
URL:http://www.ichinomiya-s.jp/
住所:島根県大田市大田町大田ハ271-2
電話:0854-82-0057
創業:明治29年(1896)

使用米:改良八反流
精米歩合:50%
日本酒度:+2.5
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:16度以上17度未満
購入価格:720ml:1,815円(税込み)

大田市は島根県のほぼ中央、日本海に面して「石見三田」と呼ばれる大田市・浜田市・益田市の最東部に位置する中核都市。

古来より石見と出雲を結ぶ交通の要衝、宿場町として発展しますが、戦国時代に石見銀山が開発されてから大田の町は大きく栄えました。江戸時代には大田南、大田北と別れ、それぞれの村には市が立ち、後に「大田の春秋彼岸市」として統合しますが、この春秋彼岸市は今も開催されています。

三瓶川を挟んで南北に走る細い旧石見街道沿いに古い町並みが残りますが、三瓶川の北側、太田小学校の裏手に蔵を構える一宮酒造は創業明治29年(1896)の創業。酒銘は世界遺産にもなった『石見銀山』。

生産高約250石の小さな酒蔵ですが、こだわりの酒造りや海外の異業種ブランドとのコラボなど精力的な酒造りを行っています。また一宮酒造の後継者で現在は女性蔵人の浅野理可さんが杜氏を目指して奮闘。

一宮酒造の造るお酒は、三瓶山の麓から湧き出る伏流水を抗酸化力の高い水にして仕込み水とし、基本無濾過、瓶燗方式(生酒を瓶詰めした状態で加熱処理)による火入れ後、急冷・冷蔵貯蔵したもの。

香りは控えめながらも、マスカット、メロンのようなフルーティーな吟醸香。のみくちは凜とした強い酸の辛さの後にフルーティーでやさしい旨味、渋味、苦味のバランスにまとまって、でも後半まで続く辛口系のお酒ですが、うまいです。うまい!!
辛いけど全体的なバランスが良くて、大変うまいです。

お気に入り度:4



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by tztom | 2016-11-27 19:01 | 島根 | Comments(0)

美波太平洋 純米酒 赤ラベル[木次酒造]_f0138598_00203300.jpg

醸造元:木次酒造株式会社
URL:http://www.kisukisyuzou.com/
住所:島根県雲南市木次町木次477-1
電話:0854-42-0072
創業:大正12年(1923)

使用米:五百万石
精米歩合:65%
日本酒度:+12.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,512円(税込み)

JR木次線の路線名にもなっている大原郡木次町(きすきちょう)は宍道湖から南に約15kmほど入った山間部の町。斐伊川中流域の雲南3郡の接点に位置している事からこの地域でも有数の規模を誇る町で、古来より山陰沿岸部と奥出雲地域を結ぶ中継地として発達。中心市街には八日市・三日市、新市の名が今も残ります。

江戸時代初期に松江藩は当時農村の副業であった製紙業を奨励し、木次には出雲国唯一の紙座が開設され在郷町として発展します。

またこの木次は神話「八岐大蛇」(やまたのおろち)に於いて、 日本で初めてお酒が造られたとされる地域とか。

木次町の中心部に蔵を構える木次酒造は大正12年(1923)の創業。日本海側の島根県にあるのに酒銘の『美波太平洋』の由来とは。創業当時に酒銘は大きな名で行こうと、南太平洋海域のきれいな海をイメージして『南太平洋』命名。昭和20年代に現在の『美波太平洋』に改めます。また美波は「みなみ」とも「びば」とも読め、「びば」は「万歳」という意味のイタリア語「VIVA」にも通じるという語呂合わせの意味も。

最近流行のシンプルな機能説明に特化した「限定酒」らしいラベルに都会的な飲み口を想像しましたが...。色は白ワインのようなキレイなコハク色。まず木の樽のような香りが、飲み口にも繋がり、樽香と風味が口に広がります。強い酸味がまず最初にあって、うま味は徹底的に抑えられ、やはり濃い木の香りが最後まで口に広がり残ります。

日本酒度12度らしい、シャキッとしたキレ。ドライな風味。そしてちょっと土っぽい。

う〜ん、久々にガツンと地酒らしい個性の地酒に出会いました。

燗にすると、強いクセは控えめになり、コクがあり酸も控えめになって、やさしくまろやかで深い飲み心地のお酒になります。いや〜このお酒は燗がいいです。でもクセがありすぎ。どう言う料理に合うんだろう?
正直ちょっと個人的に苦手なお酒でした。

お気に入り度:2




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by tztom | 2016-11-25 00:26 | 島根 | Comments(0)

宗味 純米吟醸酒 [右田本店]_f0138598_00503035.jpg

醸造元:株式会社右田本店
URL:http://migitahonten.jp/
住所:島根県益田市本町3-30
電話:0865-23-0028
創業:慶長7年(1602)

使用米:五百万石
精米歩合:60%
日本酒度:+3.0
酸度:2.0
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,620円(税込み)

島根県最西端、山口県萩市に接する益田市。現在はJR山陰本線益田駅周辺が市の中心部となっていますが、中心部から東の外れにある本町が古くからの中心部でした。そして本町の中心は益田の酒蔵、右田本店(みぎたほんてん)のあるあたりでした。

益田川に架かる大橋近くに蔵を構える右田本店は江戸時代初期の慶長7年(1602)に創業した歴史の古い酒蔵です。

まず酒銘の『宗味』のとは、右田本店の創業者である右田右京亮隆正の法号「恩誉宗味」に由来します。
この右田隆正は周防(山口県)の豪族大内氏の末裔に当たりますが、石州益田に移り住んだ戦国末期に七尾城主益田氏の転封による町の衰微を目のあたりにします。そして隆正は再び町を再興する為に近在から物資と顧客を集めて市(いち)を始めました。これが後に「宗味市」と呼ばれるようになり、益田市は商業都市として発展していきます。

実業家であると同時に、家業として酒造りを始めたという事です。

色はうすいコハク色で、香りはほんのりと香ばしい熟成香。飲み口も酸が最初に軽く当たった後、ややライトで香ばしい辛口に流れていくお酒。そして強めの苦味、渋味が合わさった余韻でフィニッシュ。全体的にはすっきりとしていますが、旨みは少なく、ややドライにも感じる淡麗なお酒。インパクトのあるお酒です。うまいです。

お気に入り度:3




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by tztom | 2016-11-22 00:50 | 島根 | Comments(0)