醸造元:津乃峰酒造株式会社
URL:http://www.tsunomine.com/
住所:阿南市長生町諏訪ノ端11
電話:0884-22-0606
精米歩合:65%(八反錦)
日本酒度:+4.0
酸度:1.6
アミノ酸度:1.5
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,350円(税込み)

阿南市の東郊外、桑野川流域に位置する長生町(ながいけちょう)は、古くは阿波に50社あった式内社の一つ八鉾神社(長池町宮内地区)門前の市場町(神衣市)として発展した町で、かつての那賀郡長生村の中心地。津乃峰酒造は長生村が周辺5町村と合併する1年前の昭和28年(1953)に創業。津峯神社の御神酒を醸造する蔵でもあります。津峯神社は阿波三峰の一つ津乃峰山頂にある神亀元年(724年)創建の式内社で、賀志波比売命(かしわひめのみこと)を祀り、海上安全の神として信仰される神社。古くはこの地域の漁師は津峯神社の灯火を頼りに沿岸を航行したとか。相殿にはお酒の神様である大山祇命(おおやまつみのみこと)も祀っています。地域消費の小さな酒蔵ですが、オフィシャルサイトから購入する事ができます。

香りはひかえめ、ガッシリ酸のある辛口の男酒です。渋味、苦味の余韻。ああ、男酒。的な個性的な、でも後を引く力のあるお酒です。
燗にすると、ものすごくやさしく、ふくよかになってとても飲みやすくなります。猟師のような雰囲気の男酒から、どっしりとした”女将さん”的な印象に変わりました。うまいです。

お気に入り度:3

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by tztom | 2014-09-15 18:14 | 徳島 | Comments(0)

醸造元:近清酒造
URL:http://www9.ocn.ne.jp/~irizuru/
住所:阿南市山口町森国103-1
電話:0884-26-0053
精米歩合:65%(キヌヒカリ)
日本酒度:+4.0
酸度:1.5
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,180円(税込み)

阿南市中心部から東郊外へ、高知県に至る国道195号線沿いの小さな集落、山口町は周囲を山に囲まれた農業の町。この山口町の国道に面して蔵を構える近清酒造(ちかきよし)の創業は江戸時代後期の安政元年(1854)という老舗です。
以前は別の商売をしていたそうですが、江戸時代のある日に蔵元の門先に飛来した二羽の鶴が華麗なる丹頂の舞いを舞った事から、これはめでたいと喜び運命を感じて酒造業へ転身したそうです。その二羽の鶴にちなんで 酒銘を「入鶴」(いりづる) としました。日本一小さな酒蔵をうたっていますが、全国各地に同様なアピールをする零細酒蔵の中では比較的大きな酒蔵に見えます。生産量かどうかは分かりませんが、少なくとも徳島で一番小さな酒蔵なのでしょう。自ら「山田錦」の自家栽培を始め、家族4人で酒造りを行っています。

香ばしくも濃醇な香りで、飲み口は最初に厚みのある甘みを感じますが、みずみずしく透明で辛口のお酒でした。後味は控えめな渋味、苦味がバランス良く立ち会い、やや強い酸が残りますが、スッキリとドライなキレで落ち着きます。どこか都会的でどこか地酒らしい飲み応えのある、しかも飲み飽きしないお酒でした。うまいです。

お気に入り度:3

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by tztom | 2014-09-12 00:20 | 徳島 | Comments(0)

醸造元:花乃春酒造株式会社
URL:http://www.hananoharu.com/index1.html
住所:鳴門市撫養町斉田字浜端西105-3
電話:088-686-2008
精米歩合:65%(-)
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,431円(税込み)

四国東端に位置する鳴門市は、古くから関西と四国を結ぶ交通の要衝にして、四国の玄関口として栄えた町で、かつては撫養と呼ばれていました。
JR鳴門線の終点鳴門駅から東へ約500m。2007年公開の映画『阿波DANCE』の舞台となった県立鳴門高校のすく隣りに建つ酒蔵が文化11年(1814)創業の花乃春酒造です。土蔵、精米蔵、仕込蔵、瓶詰蔵のほか主屋、正門などこの蔵の6棟は、明治後期から昭和初期にかけて建てられたもので国の登録有形文化財ですが、蔵元が経営する直売所も兼ねたヤマザキショップが目印。蔵元の姓は多智花(たちばな)といい、これが酒銘の由来かと思いましたが、実は「花の咲く春に開業」したことにちなむとか。

ほのかに甘い香り。飲み口はスッキリ雑味が無く、ほんのり舌先に酸味を感じる淡麗辛口のお酒です。地酒味はありません。純粋にキレイな飲み心地のおいしいお酒です。うまい!!(でも現在は依託醸造らしいです)


お気に入り度:4

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by tztom | 2014-09-09 21:20 | 徳島 | Comments(0)

醸造元:有限会社 齋藤酒造場
URL:なし
住所:徳島市佐古七番町7-1
電話:088-652-8340
精米歩合:60%(-)
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:14度以上15度未満
購入価格:720ml:870円(税込み)

徳島市の中心部、JR徳島駅から西へ約2.5km。佐古七番町は古くから良質の水が豊富に得られた事から、徳島城下において酒や味噌、醤油、酢などの醸造の町として発展、戦前には約20軒近い酒蔵があったといいます。そして今でも佐古町には「蔵清水」と呼ばれる町の共同の井戸があります。しかしかつて徳島の酒どころと呼ばれた町も、時代の流れと共に酒蔵の廃業、移転等によって現在はこの斉藤酒造場1軒のみしかありません。この斉藤酒造場の創業は昭和14年(1939)とかなり新しいですが、実は100年ほど前からあった酒蔵を齋藤家が継承したのだとか。

雑味の無い芯のある上品な旨味が伴った淡麗なお酒。やや酸がありますが、淡麗旨口の飲みやすいお酒です。うまいです。
燗にすると、米の旨味を感じるやさしい香りで、酸味、苦味、渋味が少し前面に出てきますが、ベースにあるふくよかな甘みと絶妙なバランスでどっしりと垂直に構えてきます。の、ような芯のあるうまさ。うまいですね。いや〜うまい!

お気に入り度:4

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by tztom | 2014-09-05 23:39 | 徳島 | Comments(0)

勢玉 吟醸酒 [勢玉]

醸造元:株式会社 勢玉
URL:http://seigyokushuzo-sakagura.co.jp/
住所:徳島市福島1丁目4-9
電話:088-623-2777
精米歩合:50%(-)
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,450円(税込み)

徳島市の中心部、JR徳島駅から東へ約1kmほどの福島川沿いに建つ酒蔵・勢玉は、創業明治27年(1894)に勢井種蔵が親族の造り酒屋から独立して創業しました。酒蔵のある福島という地域は、徳島城の外堀に広がる武家屋敷町の中に、島のように形成された商人町だった所です。勢玉は酒蔵以外にも駐車場やゴルフ練習場を営む企業ですが、戦災をまぬがれて奇跡的に残る酒蔵を始め、煙突や商家建築の町家は国の登録有形文化財に指定されています。最盛期よりもだいぶ醸造量が縮小した現在、その余剰となった「蔵」を利用して「蕎麦屋」や「カフェ」そして「コンサートホール」などを営んでいます。

甘くふくよかな吟醸香が立ち上がり、飲み口は期待を裏切らない、上品な甘さと酸味が調和する雑味の無い淡麗辛口なお酒でした。じっくり飲めば飲むほど米の旨味と広がりを感じます。うまい!!うまいです。

お気に入り度:4

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by tztom | 2014-09-04 21:45 | 徳島 | Comments(0)

醸造元:矢川酒造株式会社
URL:なし
住所:三好市池田町白地井の久保386-1
電話:0883-74-0611
精米歩合:70%(-)
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上~16度未満
購入価格:720ml:1,200円(税込み)

徳島県西部、吉野川上流域に位置する三好市、(旧)池田町は愛媛県、香川県と県境を接する「四国の十字路」と呼ばれ、四国各地を結ぶ交通の要衝であり、阿波西部における経済、産業、文化の中心として発展した在郷町であり、また江戸期後半からたばこ産業で栄えた町でした。その池田町の郊外、池田大橋を渡った先、吉野川左岸の白地(はくち)地区はまさに「四国の十字路」の追分で、またかつては吉野川水運の河港としても栄えた場所でした。その白地地区に蔵を構える矢川酒造。蔵の前を吉野川支流の馬路川が流れます。資料によると創業は安政2年(1855)と池田町でも最も古い酒蔵ですが、蔵に訪ねたところ創業は明治に入ってからとの事で食い違いが...。例えば明治14年は西暦1885年ですから、安政2年の1855年とどこかで数字の誤りがあったか?ちなみに池田町には他の3軒の酒蔵がありますが、いずれもたばこ商が国の専売制によって転業を余儀なくされた際に、酒造業へと転身したのですが、この矢川酒造は創業当時から酒造業だったそうです。
酒銘の「笹緑」は蔵の裏山に青々とした笹が生い茂っていた事と、お酒を表す「ササ」と「笹」の語呂を掛けたもの。創業当時は「東洋正宗」と「笹緑」の2本立てだったそうですが、現在は「笹緑」に統一しました。流通には乗せず、地元だけで消費する小さな酒蔵です。

香りはほとんどなく、さっぱりした淡麗辛口のお酒です。でも旨味もしっかりとあって、雑味もなく、まるで新潟酒のようなのど越しの良い飲みやすいお酒でした。これはうまい。
燗にすると、辛味と苦味が前面に出てきますが、透明感のある甘みが包み込んで、杯が進みます。ふくよかな甘味で飲ませる感じではありませんが、スッキリとしていて飲み飽きしないお酒です。うまいです。

お気に入り度:4

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by tztom | 2014-08-24 20:25 | 徳島 | Comments(0)

醸造元:真野武酒造株式会社
URL:なし
住所:三好市池田町マチ2348-1
電話:0883-72-0170
精米歩合:70%(-)
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上~16度未満
購入価格:720ml:1,188円(税込み)

真野武(まのぶ)酒造のある三好市の中心地(旧)池田町は、かつて日本一のタバコの集散地として栄え、多くの豪商が軒を連ねた町でした。現在も伝統的な佇まいの重厚な商家が数多く残り増す。ところが清戦争後にタバコの専売制が布かれ、多くのタバコ商は転業を余儀なくされます。しかし池田町は吉野川水系の豊かな水と盆地特有の寒暖の気候を生かして、酒・醤油・味噌等の醸造の町に姿を変えました。古い町並みの中心に建つ真野武酒造もタバコ商から転換した商家の1軒で、酒蔵としての創業は明治42年(1909)です。
現在は地元にはほとんど流通せず、徳島市や県外が主な出荷先です。生産量も少なくし、その余剰となった酒蔵の一部を利用して、郷土料理の店「うだつ」を経営しています。ちなみに蔵元は真野家、屋号の「真野武酒造」は創業者「真野 武之吉」に由来します。酒銘の「阿波踊」はその名のとおり徳島(阿波)の代表的な民俗芸能の一つ阿波踊りに由来。

クリーミーでふくよかな甘口。乳酸飲料のような甘酸っぱい飲み口。苦味、渋味がどっと押し寄せ、す〜っと引いていきます。コクもあるけどキレもいい。地酒らしい個性を持った旨いお酒です。
燗にすると、もう燗酒らしいふくよかな香りが立ち上がり、飲み口も透明感のある甘さと適度な酸味、苦味のバランスがよく、ある意味で大手蔵のような安定感。うまい。うまいですよ。

お気に入り度:4

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by tztom | 2014-08-20 20:21 | 徳島 | Comments(0)

醸造元:那賀酒造有限会社
URL:なし
住所:那賀郡那賀町和食字町35
電話:0884-62-2003
精米歩合:65%(神力・日本晴)
日本酒度:-5.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:19度
購入価格:720ml:1,728円(税込み)

那賀酒造のある旧・鷲敷町和喰は、阿南市の西、清流那賀川の中流域に位置する町で、古くから交通の要衝にして上流地域に対する渓口集落として町場が形成発展し、江戸期には那賀川水運の寄港地として陸路・水路のターミナル的な在郷町として栄え、この地域における政治・経済・文化の中心地でもありました。今も往時を偲ばせる町並みや家並みが残ります。蔵の創業は江戸時代中期の享保10年(1725)で、「暴れん坊将軍」こと8代将軍徳川吉宗の時代。現在は十四代目蔵元が純米酒だけを年間わずか三十石造る日本で県下で最も小さな酒蔵の一つ。純米酒のみを醸造。しかも無ろ過生原酒が中心とか。

メロンのような香り。うすいコハク色。フルーティーでいて若々しい。日本酒度-5度。濃醇ですが飲みやすい甘口のお酒です。デザートワインのように食前酒として飲んでも美味しい。甘辛い煮付けよりも、フランクフルトや肉料理などのような洋風のつまみも良く合います。ちょっと濃すぎて飲みダレるという方にはロックがオススメ。と、言うかロックがうまいです。

お気に入り度:4

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by tztom | 2014-08-16 15:17 | 徳島 | Comments(0)

醸造元:吉本醸造株式会社
URL:http://www.awa-yoshimoto.com/
住所:徳島県徳島市鮎喰町1丁目125
電話:088-631-7591
精米歩合:60%(-)
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:18度
購入価格:720ml:1,350円(税込み)

徳島市中心部からJR高徳線で3駅。眉山北西麓に位置する鮎喰(あくい)町は古くは現在の庄町一帯と合わせて佐古郷町と呼ばれ、旧伊予街道筋に自然発展した在郷町でした。鮎喰町からは北へ分岐する大麻街道、同じく北に讃岐街道が分岐する交通の要衝として多くの商人が集まり、徳島城下の商人を圧迫するまで栄えた町だったといいます。そして今もなお旧伊予街道沿いには古い町並みが多く残ります。

吉本醸造はこの鮎喰町で明治元年(1872)に創業し街道沿いに立派な文化財級の商家を構えますが、実は地元でもあまり知られていない小さな酒蔵です。主力の酒銘「南国一」は創業者の吉本達郎が南の国(四国)で唯一の酒となるようにと銘名。現在、特定名称酒を中心に主力ブランドとなっている「眉山」は徳島市のシンボル「眉山」にちなみます。

今回の「生原酒」は蔵ではラインナップにありません。販売店が独自に以来して商品化した稀少なお酒です。

醤油のような香ばしい香り、飲み口も最初は少し前に流行った「アイスにかける醤油」っぽい、クリーミーで甘みのある醤油のような印象。そして酸味の伴ったスッキリとした飲み口に。淡麗酸系旨口な感じのお酒。でも後味の酸味がなるほど、結構くせになって飲み始めると止まりません。うまいです!!

お気に入り度:3

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by tztom | 2014-08-12 21:50 | 徳島 | Comments(0)

醸造元:合名会社 中和商店
URL:http://www.imakomachi.co.jp/
住所:徳島県三好市池田町サラダ1756
電話:0883-72-0126
精米歩合:50%(山田錦・五百万石)
日本酒度:+4.0
酸度:1.5
アミノ酸度:1.2
アルコール度:17度以上~18度未満
購入価格:720ml:1,728円(税込み)

徳島県西部、吉野川上流域に位置する三好市、(旧)池田町は愛媛県、香川県と県境を接する「四国の十字路」と呼ばれ、四国各地を結ぶ交通の要衝であり、阿波西部における経済、産業、文化の中心として発展した在郷町でした。町のメインストリート沿いには大正期から昭和初期に建てられた重厚な土蔵造りの家並みが連なり、往時の面影が今も残されています。

町の中心部に蔵を構える中和商店は、享和2年(1802)創業の刻み煙草製造業が前身で、その後、煙草の専売制にともない、大正15年に三代目である中村和右衛門 が酒造業に転身しました。
この蔵の酒銘は「今小町」ですが、無濾過シリーズに与えられた酒銘「穰 」(ゆたか)は、古来より五穀豊穰と同じ意味で、米、麦など穀物が豊かにみのる様子を表わすと共に、蔵で杜氏を務める 上田 穰氏の名前より、命名されたものです。

クリーミーな香りが強かったですが、開栓して日を置くとメロンのような爽やかな香りに変化しました。飲むとやや木樽ような香りが口の中に広がります。辛味、苦味にライチのようなフルーティーな印象が荒々しく共闘。酸味は少なく途中やさしく続きますが、後味にもガツンと苦味と渋味が来てスーッと引いて行きます。無濾過生原酒らしいフレッシュで若々しく猛々しいお酒でした。ちょっとクセのあるお酒ですが、うまい。

お気に入り度:3
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by tztom | 2014-08-09 10:41 | 徳島 | Comments(0)