カテゴリ:愛媛( 30 )

醸造元:梅美人酒造株式会社
URL:http://www.ume-bijin.co.jp/
住所:愛媛県八幡浜市1557-2
電話:0894-22-0312
精米歩合:50%(しずく媛)
日本酒度:+2.0
酸度:1.6
アミノ酸度:-
アルコール度:17~18度
購入価格:720ml:2,100円(税込み)

佐田岬半島の付け根に位置する港町・八幡浜は四国一の規模を誇る魚市場を有し、また西予地域の玄関口として最も栄えた都市でもありました。その八幡浜の歴史は古代律令時代までさかのぼりますが、最も繁栄したのは江戸時代は宇和島藩の時代に藩を挙げた殖産興業政策によるものでした。幕末には長崎、大阪方面との交易港として栄え県下最大の港町となります。
そんな八幡浜の中心部、商店街の外れに建つ梅美人酒造は、有形文化財にも登録されているレトロな本社屋を初め幾つもの文化財建造物群を有し、この八幡浜地域のランドマークにもなっています。
梅美人酒造は歴史の古い旧家で、元々は呉服商を営んで財を築き、大正5年(1916)に酒造業に進出しました。その蔵元名は創業者である上田梅一の「梅」の一文字と、綺麗で飲み口の優しさから、「梅美人」と命名されたものです。名付けられました。

薄いコハク色、メロンのような吟醸香と笹の葉のような、野草のような老ね香が。飲み口もまた野草のような漢方のような不思議な風味と、厚みのある飲み口。酸味と苦味が伴うどっしりとしたキレ。純米大吟醸の無ろ過生原酒にしては、ちょっとその威厳は微塵も感じられませんでした。
時折感じるセメダイン臭は酢酸エチル臭でこれは醸造過程にバランスを崩した際に発生する香り...。これが、純米酒か普通酒だったら地酒らしい野趣っぽさがあるお酒として飲むことができますが...さすがに価格も純米大吟醸だったらアウトでしょう。それとも販売店の保管状態の問題でしょうか?しかしこの老ね香と風味は醸造過程のものだと思うので、熟慮の結果このお酒は評価。残念。他のお酒も飲んでみないといけませんね。

お気に入り度:2

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by tztom | 2013-08-06 07:51 | 愛媛 | Comments(0)

醸造元:島田酒造株式会社
URL:なし
住所:愛媛県東温市志津川1445
電話:089-964-2111
精米歩合:65%(松山三井)
日本酒度:+12.0
酸度:1.1
アミノ酸度:-
アルコール度:14.5度
購入価格:720ml:1,155円(税込み)

2004年に温泉郡重信町・川内町が合併して生まれた東温市。島田酒造は(旧)重信町志津川で明治28年(1895)に創業。小松街道の旧道沿いに蔵を構えます。
「小富士」という酒名は、蔵からかなたに見える松山沖の興居島「伊予の小富士」にちなんだもの。

薄いコハク色、ほんのり甘いメロンのような香り、日本酒度が+12と辛口系ですが、水のせいでしょうか?酸度が1.1と抑えられているため、それほど辛さを感じさせません。やさしく旨味のある辛口酒です。透明感があり水の如くさわり無き酒。+12度の超辛口という事で警戒していましたが、意外にも飲みやすくおいしいお酒でした。冷やで飲むといいです。食べ物をより引き立てるお酒ですね。うまい。

お気に入り度:3

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by tztom | 2013-08-03 07:16 | 愛媛 | Comments(0)

醸造元:近藤酒造株式会社
URL:http://www.kondousyuzou.com/
住所:愛媛県新居浜市新須賀町1-11-46
電話:0897-33-1177
精米歩合:60%(しずく媛)
日本酒度:−11.0
酸度:2.0
アミノ酸度:-
アルコール度:15~16度
購入価格:720ml:1,470円(税込み)

瀬戸内海に面した新居浜市は瀬戸内海有数の工業都市です。江戸時代に開坑された別子銅山がその始まりですが、この別子銅山は当時世界最大級の産銅量を誇る銅山でした。やがて近代にはその別子銅山を所有する住友財閥の企業城下町として発展します。その新居浜市の中心市街、住友化学のコンビナートの近くに建つ近藤酒造は明治11年(1878年)の創業で新居浜市に残る唯一の酒蔵です。一時休蔵し他社に醸造を委託ていた期間もありましたが、現社長が杜氏を兼任することで自社醸造を再開しました。

愛媛県産の酒造好適米「しずく媛」を用いたお酒で、立ち香は控えめですが、米の旨味を感じられるやさしい香りが立ち上がります。そして飲み口はもうメロンの果実酒のように甘くそしてさわやかです。重さ、くどさはありません。ベタつきもありません。透明です。のど越しいいです。本当においしい。うますぎる!!

お気に入り度:5

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by tztom | 2013-08-01 06:47 | 愛媛 | Comments(0)

醸造元:松田酒造株式会社
URL:なし
住所:愛媛県西宇和郡伊方町湊浦1003-2
電話:0894-38-1111
精米歩合:55%(しずく媛・松山三井)
日本酒度:+1.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,528円(税込み)

西宇和郡伊方町は佐多岬半島の付け根の町で、2005年には三崎町・瀬戸町を合併して佐多岬半島の大部分を占める町になりました。平安期から漁港として発展していた伊方町は江戸期には宇和島藩の海産物河港の町として繁栄していました。そんな伊方町は実は伊方杜氏のふるさとでもあります。かつては数軒の酒蔵があった伊方町で現在唯一の蔵元が港浦地区にある松田酒造。松田酒造は明治31年(1898)に八幡屋の屋号で創業し、現在は日本酒以外にも本格焼酎なども手がけます。酒銘の「宮乃舞」は八幡神社の優雅な奉納舞にちなんだもの。

濃いコハク色。熟成した古酒のような芳ばしい乳酸香です。やや樽酒のような老ね香がありますが、芳醇でいてなめらかな甘口の飲み口。透さらに明でキリリとしたキレのある後味です。飲みやすいお酒でうまいです。風味に少々クセがありますが、わたし好みの旨口のお酒でした。

お気に入り度:4

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by tztom | 2013-07-30 07:52 | 愛媛 | Comments(0)

醸造元:宇都宮酒造株式会社
URL:なし
住所:愛媛県西予市宇和町卯之町4-254-1
電話:0894-62-0117
精米歩合:60%(しずく媛)
日本酒度:+2.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15~16度
購入価格:720ml:1,500円(税込み)

四国でも有数の古い町並みが残り、国の重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)に選定されている卯之町は在の西予市宇和町の中心部にあり、江戸時代に宇和島藩の在郷町として発展し、また四国霊場第43番札所の明石(めいせき)寺の門前町として栄えた町でした。

この卯之町には3軒の酒蔵があります。うち2軒が重伝建の中町通り地区にある、「開明」の元見屋酒店と「玉川」の最進酒造(池田屋酒店)ですが、そこから500m離れた卯之町商店街の西端に建つのが明治43年(1910)創業の宇都宮酒造です。
「千鳥」という酒銘の由来はこの宇和の地が古来より千鳥群れ飛ぶ湿地帯であったこと。また創業者の宇都宮寅治は俳諧と田舎相撲を好み「千鳥」の四股名を持っていました。
近年はピンク色の清酒「花神」シリーズでその名が知られる蔵でもあります。他の蔵のような赤米(古代米)だけではなく、赤米と黒米を用い、紅麹、ピンク酵母と組み合わせ、ワインのロゼのような鮮やかなピンク色のお酒です。今回は普通の純米吟醸酒を購入しました。

やや酢のような乳酸の香りと芳ばしい風味が強調された純米吟醸酒でした。熟成されたうすいコハク色で、樽酒のような老ね香を少し感じますが、水のせいか丸みがある飲み口ながらキレは鋭い。常温の方が旨味も増してバランスも良いです。

お気に入り度:3

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by tztom | 2013-07-28 06:40 | 愛媛 | Comments(0)

醸造元:最進酒造合名会社(池田屋酒店)
URL:http://www9.ocn.ne.jp/~ikedaya/
住所:愛媛県西予市宇和町卯之町4-332
電話:0894-62-0223
精米歩合:-
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15~16度
購入価格:720ml:1,200円(税込み)

四国でも有数の古い町並みが残り、国の重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)に選定されている卯之町は在の西予市宇和町の中心部にあり、江戸時代に宇和島藩の在郷町として発展し、また四国霊場第43番札所の明石(めいせき)寺の門前町として栄えた町でした。

この卯之町には3軒の酒蔵がありますが、うち2軒が重伝建の中町通り地区にあります。1軒は愛媛の地酒を代表する一つ、「開明」の元見屋酒店でもう一軒が「玉川」の最進酒造です。この卯之町で最も大きな豪商の佇まいを残す旧家で江戸時代後期に「池田屋」の名で創業しました。最進酒造は昭和33年(1958)に会社として成立。文化財でもある最進酒造の鳥居門と呼ばれる長屋門は天保5年(1834年)鳥居半兵衛によって建築。その2階には蘭学者である高野長英が逃亡中に身を潜めた隠し部屋(からくりの間)があります。最進酒造はその後廃業してしまいますが、「池田屋」の屋号でギャラリー&喫茶、蔵はイベントスペースとして運営されています。

現在「池田屋」では最進酒造の名で数種類の日本酒が販売されていますが、自醸はしていません。西条の酒蔵に依託醸造しているといいます。さて現在西条に残る酒蔵は日本一小さいと言われる蔵本屋本店と準大手の石鎚酒造のみ。なので石鎚酒造かな?
和紙のラベルが地酒っぽい風情をそそりますが、酒銘と酒蔵の住所以外の一切の情報がありません。

栓をあけると立ち上がるフルーティーな香り、飲み口もフルーティーな甘みを醸しながらも、さっぱりとしたクセの無いキレ。予想以上にかなりレベルが高いお酒です。何度飲み直しても旨い。まあ、造っている蔵が大手なので安定した酒質とも言えます。でもうまいです。

お気に入り度:4

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by tztom | 2013-07-24 22:25 | 愛媛 | Comments(0)

醸造元:緒方酒造株式会社
URL:なし
住所:愛媛県西予市野村町野村12-17
電話:0894-72-0036
精米歩合:60%(松山三井)
日本酒度:+2.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:16.3度
購入価格:720ml:1,500円(税込み)

平成の大合併で西予市となった(旧)野村町は肱川上流の河岸段丘上に発展した町で、古くは養蚕で栄えた町でした。この野村町の旧家である緒方家11代目の緒方惟重が、宝暦3年(1753年)に創業。17代目の緒方惟貞は、今も野村町に残る乙亥大相撲の創始者。この緒方惟貞のもとで3年間、文武の修業を励み、後に「大津事件」で司法権の独立を守ったことで「護法の神」と称されたのが大審院長(現在の最高裁判所長官)を務めた児島惟謙。これがこの本醸造酒の酒銘です。
野村町には近年まで2軒の酒蔵がありましたが、現在はこの緒方酒造1軒のみ。焼酎やリキュールも醸していますが、大半が糖類添加のお酒の中で、かろうじてあった本醸造。地元密着の小さな酒蔵です。しかし吟醸酒並みの価格。たしかに松山三井を60%まで研いているが...。

香りはほんのり乳酸のふくよかさを感じる程度。淡麗な旨口のお酒です。仕込み水の特性か飲み口は丸いですが、ややドライで舌にのこる辛さで後味に渋味が残ります。
燗にすると鼻に感じる刺激臭。雑味が増え、スッキリとしています、水っぽいですが後味にほのかな旨味を感じる。正直まあまあなお酒。

お気に入り度:2

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by tztom | 2013-07-23 07:15 | 愛媛 | Comments(0)

醸造元:合名会社徳本酒造店
URL:なし
住所:愛媛県伊予市灘町12
電話:089-982-0030
精米歩合:-
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15~16度
購入価格:720ml:750円(税込み)

伊予市の中心部である「郡中」は、江戸時代に大洲藩の港町として発展した町で、特に灘町、湊町、三島町を指して郡中三町と称されました。そんな郡中の中心商店街の一角に建つ徳本酒造は現在伊予市で唯一の酒蔵で明治6年(1873)の創業です。最もそれ以前は醤油醸造を行っており、その建物は江戸時代後期の築といわれています。

愛媛の普通酒は五合瓶(900ml)が多いようです。ここのお酒も隣り町にある武智酒店の「武士心」同様、ほんのりと芳ばしくやわらかい熟成香です。しかし飲み口はまるで灘の大手蔵の酒のように、バランスの良く飲みやすいお酒でした。一見廃業して酒販店に転じたような印象の鄙びた蔵でしたが、一応普通酒である清酒と上撰と純米吟醸を醸しているようです。本当に自醸しているかどうか疑いましたが、細々と造っているとか。900mlで750円と大手に匹敵する価格で成立するのか?それともやはり瓶詰めだけ行っているのか?
糖類無添加のようですし、そんな疑いを持ってしまうほど、レベルの高い普通酒でした。

燗にしてみると、これまた想像どうりのお酒で、正直うまいです。地酒っぽさがありません。旨味もしっかりとあって、キレもいい。やっぱり自醸しているのかな〜?と疑ってしまうほどのお酒でした。うまい。

お気に入り度:3

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by tztom | 2013-07-21 08:12 | 愛媛 | Comments(0)

醸造元:養老酒造株式会社
URL:なし
住所:愛媛県大洲市肱川町山鳥坂49
電話:0893-34-2352
精米歩合:60%(国産米)
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15~16度
購入価格:720ml:1,180円(税込み)

(旧)肱川町はその名の通り、大洲市から肱川を遡った中流域にある人口3,000人ほどの小さな町。古くから水運と陸運の接点で交易や物流の要衝として発展した町でした。養老酒造はこの小さな町でこの地域の蔵を統合して大正10年(1921)に創業。創業当時より人の手による手造りのお酒にこだわり、「和醸良酒」を信条とした〝心の通い合うお酒〟を目指す、家族経営の小さな蔵です。

山間部にある蔵元でオシャレなラベルの「風の里 」という銘のこのお酒を購入。製造年月日はH25年の4月となっている。つまりは今年である。でもこの熟成された古酒のような香りはなんだろうか。まさか火入れしたあとの自然保管でここまで酒質が変わってしまうのか?それはありえないから、おそらくそういう風味のお酒を醸す蔵なのだどう。さっぱり、スッキリ、でも芳ばしい熟成された感の強いお酒です。

燗にすると、なんだ、この独特の風味は、どこかで体験したような。そうだ、雑巾のような、いや剣道の防具のような汗臭い香り、老ねているのかな?香りさえ気にしなければ、旨味のあるやさしい飲み口のお酒でした。

お気に入り度:2

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by tztom | 2013-07-19 22:39 | 愛媛 | Comments(0)

醸造元:雪娘酒造株式会社
URL:http://www.bekkoame.ne.jp/ro/yukimusume/
住所:愛媛県上浮穴郡久万高原町久万327
電話:0892-21-0007
精米歩合:60%(-)
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15~16度
購入価格:720ml:1,000円(税込み)

久万高原町は、愛媛県のほぼ中央部、標高500m~1,300mに位置する高原の町で四国の軽井沢とも称されます。(旧)久万町・面河村・美川村・柳谷村の4か町村が2004年8月に合併して生まれた町で、中心部は古くからこの地域の政治経済の中心であった旧久万町です。この久万町の商店街には2軒の酒蔵があり、お茂ご酒造ともう一つの1軒が雪娘酒造です。創業は江戸時代(現在の会社組織となったのは大正5年)。しかし現在、蔵は販売所を兼ねた土蔵を残して駐車場になっていました。一応自前のお酒は販売しているようですが、依託醸造のようです。酒瓶には「KS」の文字が。


香りは乳酸の香り。不思議な独特のクセがあるお酒です。アルコール臭さと辛味が際立つ中にも独特の風味。なんだろ?ワラのような風味?でも透明感のあるお酒です。旅で出会う地酒ってこういう風土を感じさせるようなお酒に出会えるからいいんだろうな?少し間を置いて飲んでみるとやっぱり芳ばしいワラの香りでした。牧歌的なお酒です。
燗にすると、んんんん・・・こりゃ〜土っぽい、牧歌的さが強調されます。なんか金色の稲の海原をイメージするような、個性的なお酒でした。後味はさわやかな酸味でスッキリ。久々に不思議なお酒でした。

お気に入り度:2

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by tztom | 2013-07-18 22:00 | 愛媛 | Comments(0)