藤娘 純米吟醸酒 四万十の風 [藤娘酒造]
醸造元:藤娘酒造株式会社
URL:http://shimanto-fujimusume.com/index.php
住所:高知県四万十市中村新町4-5
電話:0880-34-4131
精米歩合:60%(吟の夢)
日本酒度:+6.0
酸度:1.6
アミノ酸度:-
アルコール度:15~16度

購入価格:720ml:1,543円(税込み)

日本最後の清流といわれる四万十川の河口に位置する土佐中村(現在の四万十市で旧・中村市)は、足摺岬に近い高知県南西部の中核都市。もともとは、15世紀に応仁の乱を逃れてこの地に下ってきた一条家が京都に模して造った町で碁盤の目の町割が今も残ります。全国に乱立する「小京都」の呼称の中で、ある意味正統派の「小京都」とも言われていますが、古い町並みはほとんど残されていません。たび重なる四万十川の氾濫と南海大地震によって幾度も町が消失した歴史があるからです。

その中村の中心部の閑静な住宅街の中にある蔵である。企業統合により昭和22年(1947)6つの蔵が合併し設立。日本酒を完全手作りでつくり続ける酒蔵です。

華やかな吟醸香。飲み口も米の旨味がフルーティーに昇華している旨さ。これはやさしく、キレイで上品な淡麗旨口の吟醸酒です。爽やかなのど越しもいい。うまい。
ただちょっと押しの強い華やかすぎる飲み口でもあるので、正直飲み飽きしてしまいます。食前酒に1杯くらいがちょうど良いかも。でもうまいですよ。

お気に入り度:4

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by tztom | 2014-06-29 09:46 | 高知 | Comments(0)

醸造元:高木酒造株式会社
URL:http://www.toyonoume.com/
住所:高知県香美市赤岡町443
電話:0887-55-1800
精米歩合:65%(あけぼの)
日本酒度:+5.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15~16度
購入価格:720ml:1,188円(税込み)

高知市の東郊外、香宗川の河口付近にひっそりとある(旧)香美郡赤岡町は、かつて日本一小さな町と言われた町です。しかしこの赤岡町は香宗川や物部川上流域をその背景に、人や物の流通が盛んで商業が栄え、この地域における産業・交易の中心的な在郷町として発展しました。また現在、赤岡町の景観的ランドマークである赤レンガ塀の小松邸跡は、伊能忠敬が北緯33度33分と定めたその場所であり、それを示す標識が現在も立っています。

それらの町並みからは少し離れた場所に建つ高木酒造の創業は明治17年(1884)ですが、それ以前の江戸期にはすでに酒造りを行っていたといいます。現在は350石ほどの小さな蔵ですが、首都圏でも良く目にするお酒を醸しています。
さて話しは少し逸れますが、赤岡町では古くから毎年七月に須留田八幡宮の夏祭りので「絵金」の描いた屏風絵を飾る「絵金祭り」が開かれています。「絵金」とは江戸時代に一世を風靡した人気絵師でしたが、贋作事件に巻き込まれて江戸を追放され、流浪の末に生まれ故郷に近いこの赤岡に辿り着きます。そしてここで生涯作品を描き続け、その生涯を終えたのです。

酒銘の「土佐金蔵」の名前の由来は、この絵金の本名弘瀬金蔵からきています。また高木酒造の主力銘柄である「豊の梅」は商品を引き継いだ(旧)寺尾酒造の銘柄で創業者「豊の助」「梅太郎」から「豊」と「梅」をとり命名されたものとか。

ほんのりクリーミーな乳酸香を感じますが、飲み口も含めて極めてドライでシャープな超淡麗辛口のお酒です。アルコール味が強くドライですがわずかに旨味も感じます。ほんのりメロンのような風味と香りと旨味を感じますが、総体的に苦味・渋味・酸味一体のキレで締める超淡麗辛口のお酒でした。

お気に入り度:2

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by tztom | 2014-06-26 22:46 | 高知 | Comments(0)

醸造元:松尾酒造株式会社
URL:なし
住所:高知県香美市土佐山田町西本町5-1-1
電話:0887-53-2273
精米歩合:50%(吟の夢)
日本酒度:+6.0
酸度:1,6
アミノ酸度:-
アルコール度:16~17度
購入価格:720ml:1,728円(税込み)

土佐山田は古くから山田野とよばれ、香美郡北部山地と高知平野との接点に位置して、内陸山地との交易、物産の集散地として発展していました。南から赤岡往還が南から町に入り、中央の赤才(あかしさい)地区で韮生(にろう)往還となって北へと向かい、また西には中野道、岩次道が分岐して、さらには舟入川はその名の通り、高知城下と舟運で結んだ陸舟交通の要衝でした。土佐山田町の中心部、土佐東街道沿いに蔵を構える松尾酒造の店舗蔵は重要文化財に指定されています。米屋を営む大地主でしたが、明治6年に酒造業へ進出しました。松尾家の先祖は酒の神様といわれる京都の松尾神社と関係が深く、京から九州、そして四国へと移住してきた一族といわれているそうです。松尾酒造の主力ブランドである松翁(まつおきな)は戦前製造していた翁みりんと松尾酒造の「松」を組み合わせたもの。
そしてもう一つの酒名、山田太鼓は地域起こしとして結成した山田太鼓の会、10周年を記念し造った銘柄です。

控えめながらも旨味を感じる立ち香があります。飲み口はやさしく深みのある旨味が広がり、飲み始めとは異なり、苦味、渋味、酸味一体の豪快な後味とキレがいいです。うまい。

お気に入り度:4

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by tztom | 2014-06-23 21:29 | 高知 | Comments(1)

醸造元:菊水酒造株式会社
URL:http://www.tosa-kikusui.co.jp/
住所:高知県安芸市本町4-6-25
電話:08873-5-3501
精米歩合:60%(山田錦)
日本酒度:+4.0
酸度:1.5
アミノ酸度:-
アルコール度:14~15度
購入価格:720ml:1,026円(税込み)

高知市の東約30kmに位置する安芸市は人口約2万人の町で、江戸時代に土佐藩家老五藤家の小城下町として発展しました。陣屋を中心とした武家町は少し内陸の田園地帯の一画にあり、現在の三菱グループを創業した岩崎弥太郎の生家もあります。一方で現在の本町付近は港町と土佐浜街道が通る物流の要衝として栄えた商業の町でした。古い町並みの中に伝統的な佇まいの蔵を構える菊水酒造は江戸時代の創業で法人化したのは昭和23年(1948)です。ちなみに新潟県の菊水酒造とは一切関係はありません。酒銘は中国の故事に由来します。
日本酒低迷の中において、日本酒以外の製品開発にも力を注いでいる蔵でありますが、中でも女性向け商品の開発に力を入れている女性だけの企画開発部門があります。

香りは無く、ドライな飲み口。わずかに老ね香がありました。飲み口は旨味もほとんどなく、辛さが口いっぱいに広がります。冷やすとわずかに酸味がありますが、ちょっと千の細い感じの超淡麗辛口のお酒でした。
まあ、ラベルに「土佐淡麗仕込み」とありますから、脂の載ったカツオのたたきといっしょに飲むとよいかも知れませんね。辛口の白ワインのよう、と言えなくもありません。

お気に入り度:2

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by tztom | 2014-06-21 11:25 | 高知 | Comments(0)

醸造元:株式会社無手無冠
URL:http://www.mutemuka.com/
住所:高知県高岡郡四万十町大正452
電話:0880-27-0316
精米歩合:60%(ひのひかり/風鳴子)
日本酒度:+5.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:18.2度
購入価格:720ml:1,430円(税込み)

無手無冠(むてむか)という変わった名前のこの酒蔵は高知県の南西部の山間部、かつての幡多郡大正町(現・四万十町大正)という町で明治26年(1893)創業の蔵です。この(旧)大正町は高知と宇和島を結ぶ土佐街道沿いに発達した町で、JR予土線の土佐大正駅が町の玄関口です。社名の”無手無冠”は、「冠におぼれず、飾らず、素朴な心を大切に、ひたすら自然を生かした地の酒づくりを」という創業当時からの社訓に由来するとか。
小さな酒蔵ですが、実はソムリエの田崎真也が愛飲している事で火が付き、すっかり入手困難なお酒となった本格栗焼酎「ダバダ火振」で一躍全国的に有名になった酒蔵でもあります。ちなみに”ダバダ火振り”とは四万十川の伝統的鮎漁法「火振り漁」と山里の交流の場であった「駄馬(だば)」に由来します。でも日本酒もしっかりと造っています。

ほんのりクリーミーな香り。飲み口は生酒らしい遠慮のない若々しさと力強いインパクトの辛口酒ですが、旨味もしっかりとあって酸味や苦味・渋味のバランスもよく、後味も舌にまとうような香ばしい辛味でゆっくりと引いていきます。食前酒によいですね。おいしいです。

お気に入り度:3

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ちなみに、日本酒ではありませんが、これもオススメです。




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by tztom | 2014-06-19 20:18 | 高知 | Comments(0)

醸造元:亀泉酒造株式会社
URL:http://www.kameizumi.co.jp/
住所:高知県土佐市出間2123-1
電話:088-854-0811
精米歩合:50%(土佐錦)
日本酒度:+5.0
酸度:1.4
アミノ酸度:-
アルコール度:15~16度
購入価格:720ml:1,544円(税込み)

高知市の西に接する土佐市は石鎚山系を源流とする仁淀川下流の右岸に広がる高岡平野に位置し、市の中心部・高岡は江戸時代に土佐街道の宿場町と仁淀川水運で栄えた町でした。この市の中心部から南西郊外、波介川の氾濫原に広がる田園地帯に蔵を構える亀泉酒造の創業は明治30年(1897)。静かな農村地帯の片隅に建っていますが、蔵の前の道は中村街道の旧道です。現在は従業員3名、石数400石ほどの小さな酒蔵ですが、大半が特定名称酒、顧客の中心は県外、首都園が主であることから、やや都会的なお酒を醸しています。
「亀」は「万年」の意で、昔から旱魃にも涸れることのなかった湧水を使用したことから命名。

これまた濃醇な甘口でフルーティーな飲み応え。香りはあまりなく、日本酒度はプラス5度ですが、しっかりとした旨味があり、かつ後味もスッキリしていて、とても飲みやすいお酒です。いや〜うまいです。

お気に入り度:4

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by tztom | 2014-06-17 20:23 | 高知 | Comments(0)

醸造元:高知酒造株式会社
URL:http://www.kochi-sake.com/
住所:高知県吾川郡いの町勝賀瀬780-2
電話:088-897-0314
精米歩合:70%(-)
日本酒度:+6.5
酸度:1.8
アミノ酸度:1.4
アルコール度:18~19度
購入価格:720ml:1,337円(税込み)

土佐電の終点の町・仁淀川河口に位置する伊野は手漉き和紙で栄えた町。町の中心部から仁淀川を約10kmほどさかのぼり、さらにその支流勝賀瀬川に沿って少し入った奥地に高知酒造はあります。高知酒造の会社設立は昭和19年ですが、これは戦時中の企業整備法により高知市・長岡郡・吾川郡・土佐郡の1市3郡の酒造家28社が統合されて誕生した会社です。当時の酒銘は「花の友」でしたが、商標登録をしていなかった為に「瀧嵐」に変更。設立当時は高知市内に蔵を構えていましたが、水質悪化により良質な水を求めて現在の地に移転。さまざまなアルコール製品を扱う会社ですが、日本酒は約600石と少量。昭和60年に高知県で初めて生酒を発売し現在も生酒においては同蔵の主力商品でかつ県内でトップシェアを誇ります。

今回飲んだお酒は生酒ではなく、火入れされた原酒です。
香りはありませんが、ガツンッと辛口ながらも奥行きのある旨みがあり、喉ごしの良い原酒です。後味も自然に辛口...飲み口がパワフルな濃醇甘口なお酒的な。そのまま飲むと結構クセのある飲み口ですが、これがロックにするとめちゃ旨いです。強いお酒が苦手な方でもグイグイいけます。おすすめです。

お気に入り度:3

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by tztom | 2014-06-15 17:29 | 高知 | Comments(0)

醸造元:有限会社 濱川商店
URL:http://www.bijofu.jp/
住所:高知県安芸郡田野町2150
電話:0887-38-2004
精米歩合:60%(愛媛県産・松山三井)
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15~16度
購入価格:720ml:1,026円(税込み)

高知市から東へ室戸半島へ至る中間地点に位置する田野町は四国で最も面積の小さい自治体ですが、かつては上流域からの木材の集積地として栄えていました。高知県最東端の酒蔵として土佐東街道の旧道沿いに蔵を構える濱川商店は明治37年(1904)の創業で、回船問屋から転じて長くは「浜乃鶴酒造場」として続き今に至ります。日本酒低迷時代の中において、蔵人の反対を押し切って吟醸酒造りを始め「美丈夫」が生まれ、現在は約500石の小さな酒蔵ですが、東京圏でも広く取扱のある酒蔵の一つです。

香りからしてほんのりと米の旨味と甘さを感じ、飲み口も吟醸酒かと思うような華やかさがありました。透明な果実甘味に続いて口に広がる華やかな香り。そして何事もなかったかのようなあざやかなキレ。これはうまい!!燗用に造られたお酒らしいですが、冷やでもめちゃうまいですよ!!

燗にすると、香りはややアルコール香が前面にあって、その後に麦のような香ばしい香り。飲み口は透明度、淡麗度が高くなっていますが、やさしい旨味が包み込んで、良い気分。でも後味はスッキリ。スパッとしたキレ。うまいです。これはうまい。

今度はしっかりと冷やすともうメロンのような吟醸香が立ち上がり、口にもメロンのような香味が広がります。 本醸造にしてこの価格なのに、吟醸酒レベルのお酒。うまい。うますぎる!!

お気に入り度:5

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by tztom | 2014-06-12 21:15 | 高知 | Comments(0)

醸造元:有限会社 仙頭酒造場
URL:なし
住所:高知県安芸郡芸西村和食甲1551
電話:0887-33-2611
精米歩合:60%(八反錦)
日本酒度:+5.0
酸度:1.3
アミノ酸度:-
アルコール度:15~16度
購入価格:720ml:1,377円(税込み)

高知市より東へ約30km、高知市と安芸市の中間に位置する南北に細長い小さな町です。
創業明治36年(1903)。初代仙頭菊太郎の〈菊〉にちなみ、また、白菊のように爽やかで純朴な酒質を目指して命名。「志ら菊」と命名。4代目から生まれた「土佐しらぎく」は特定名称酒のブランド。また吟醸酒には「土佐深海」というものがあり。家族経営の小さな蔵。
その名の通り、後味の斬れが良い辛口のお酒です。

香りはクリーミーですが、しっかりとした旨味、フルーティーな酸味があって、「斬辛」という名のとおり、キレのある辛口の後味ですが、スッキリとしていてうまいです。シャープな後味ですが、フルーティーな米の旨味の余韻が口の中に残ります。「斬辛」という酒銘に身構えましたが、かなり幅広い旨味のあるお酒でした。うまい。

お気に入り度:4

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by tztom | 2014-06-09 21:24 | 高知 | Comments(0)

醸造元:土佐鶴酒造 株式会社
URL:http://www.tosatsuru.co.jp/
住所:高知県安芸郡安田町安田1586
電話:0887-38-6511
精米歩合:55%(山田錦)
日本酒度:+4.0
酸度:1.6
アミノ酸度:-
アルコール度:15~16度
購入価格:720ml:1,796円(税込み)

高知市から室戸岬を目指して約50km。土佐鶴酒造のある安田町は中世から木材積み出し港として栄えた町でした。この安田町には2軒の酒蔵があります。一軒は最近首都圏でも人気を集めてる小さな酒蔵で「南」を醸す南酒造場。そしてもう一軒が四国最大、全国でも30位以内に入る大手メーカー土佐鶴酒造です。テレビ番組のスポンサーや広告宣伝費を惜しみなく投じる事で知られる会社で、東京でも土佐鶴酒造のCMは良く目にします。古くはこの地を治めていた安田三河守の家老の廣松家が海運業や材木商に転じ、江戸時代中期の(安永2年)1773年に酒造部門を創業。弘化2年(1845)に酒造専業となり今に至ります。

高知県は辛口の酒で知られていますが、控えめながらもマスカットのような吟醸香。やさしくフルーティーな飲み口で淡麗辛口ですがふくよかな旨味、甘みが感じられます。大手メーカーながら4合のこの価格ですから、辛口系の一般酒とはまた違った純米吟醸酒としての評価基準を守ったような都会的嗜好のハイレベルなお酒でした。うまいです。

お気に入り度:4

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by tztom | 2014-06-06 22:24 | 高知 | Comments(0)