f0138598_0474420.jpg


醸造元:金滴酒造株式会社
URL:http://www.kinteki.co.jp/
住所:北海道樺戸郡新十津川町字中央71-7
電話:0125-76-2341
使用米:吟風
精米歩合:60%
日本酒度:+2.0
酸度:1.3
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,028円(税込み)

明治39年(1906)に創業した金滴酒造が蔵を構えるのが、滝川市と石狩川を挟んだ対岸の新十津川町。
この「十津川」という町名からピンと来る方もいるかも知れませんが、奈良県の吉野郡十津川村に由来します。明治22年(1889)吉野郡十津川村を襲った大洪水によって十津川村は全村全滅となり、その被災民が入植して生まれたのがこの新十津川町です。

この北海道入植を率いた主要メンバーの一人、西村直一氏が金滴酒造設立の発起人であり同蔵の取締役を務めました。入植当時、鬱蒼たる原始林の開墾は困難を極め、ここに入植者達は今日から10 年間は断酒することを誓って原野の開墾にまい進したといいます。そして16年後の明治39年に『新十津川酒造株式会社』が発足しました。北海道酒造業界では初となる純法人組織としての酒蔵でもあり、当時の洒銘は『徳富川(とっぷがわ)』と『花の雫(はなのしずく)』でした。

現在の酒銘であり社名にもなっている『金滴』は、創業から12年後の大正7年(1918)に当時の専務であった宇治川伊三郎が、ピンネシリ山麓を散策の途中、近くを流れる砂金川の水を飲もうとして、手からこぼれ落ちる水を見ながら思い浮かんだ「金の流れの滴」に由来。昭和26年(1951)に現在の『金滴酒造株式会社』と改称しました。

フルーティーな香り、酸はひかえめですが、しっかりとした野趣的な厚みのある旨み。線がやや細いと感じるほどの淡麗辛口な北海道酒の中にあって、この米の旨みの凝縮された飲み心地を感じるこのお酒。うまい。これはうまいですね。

燗にすると、柑橘類のような強い酸味とほのかな苦味が最初のインパクト、その後は透明感のあるやさしい旨みに包まれた潔いキレ。うまい。

お気に入り度:3




日本酒人気ブログランキング
に参加しています。
日本の地酒・小さな酒蔵を応援!!ポチッとお願いします。
[PR]
by tztom | 2016-05-14 00:49 | 北海道 | Comments(0)

f0138598_0154513.jpg


醸造元:有限会社 ニ世古酒造
URL:http://www.nisekoshuzo.com/
住所:北海道虻田郡倶知安町字旭47番地
電話:0136-22-1040
使用米:トヨニシキ・キヨニシキ
精米歩合:55%
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15.5度
購入価格:720ml:1,325円(税込み)

札幌から西へ約50キロの場所に倶知安(くっちゃん)という町があります。アイヌ語で「猟人のいる小屋のある沢」を意味する「クチャ・ウン・ナイ」が語源。世界各国からスキー客が集まるウインターリゾート地で、同じくアイヌ語で「峡谷にある川」を意味する「ニセコ」を酒銘とするニ世古酒造は標高1,308.2mの活火山ニセコヌアンプリの東麓、函館本線倶知安駅の近くに蔵を構えます。

創業は大正5年(1916)で、北海道内で一番南に位置する酒蔵です。最も二世古酒造は一時期廃業となり、売りに出ていた酒蔵を昭和47年に不動産業を営む水口家が醸造権ごと買い取り今に至ります。

主力銘柄は『えぞの誉』と『二世古』。二世古酒造は「加水調整しない原酒」にこだわった酒造りを行っています。今回の酒銘にもある『京極』は京都に由来するものではなく、倶知安町の東、羊蹄山の麓の虻田郡京極町に湧き出る、日本でもトップクラスの湧出量を誇る名水”京極の噴き出し湧水”に由来。ちなみに京極町の地名の由来は、明治期にこの地を開拓した旧丸亀藩主家の京極氏にちなみます。

香りは控えめ、酸が立ちますが、しっかりとした甘み旨みがあり、透明度がありますがしっかりとした厚みのある飲み応えのあるお酒です。これは仕込み水である羊蹄山の伏流水「京極のふきだし湧水」の中硬水の水質によるものかな、と。うまいな〜。

燗にすると、濃厚な旨みと融合した酸のインパクトある攻めの飲み口。後半はほのかな苦味を伴った旨みとスッキリとしたキレ。酸と苦味が際立つ燗よりも、透明度のある冷やの方がオススメです。

お気に入り度:3



日本酒人気ブログランキング
に参加しています。
日本の地酒・小さな酒蔵を応援!!ポチッとお願いします。
[PR]
by tztom | 2016-05-11 00:27 | 北海道 | Comments(0)

f0138598_20574661.jpg


醸造元:小林酒造株式会社
URL:http://www.kitanonishiki.com/
住所:北海道夕張郡栗山町錦3丁目109
電話:0123-72-1001
使用米:吟風
精米歩合:50%
日本酒度:+4.0
酸度:1.6
アミノ酸度:-
アルコール度:16度
購入価格:720ml:1,512円(税込み)

夕張メロンで知られる夕張市の隣町、栗山町に蔵を構える小林酒造の創業は明治11年(1878)。酒銘の『北の錦』は初代蔵元、小林米三郎が北海道のこの地で錦を飾ってやろうという意気込みを表したもの。

蔵のある栗山町は夕張をはじめとした炭鉱の町で、最盛期の昭和20~30年代に多くの炭坑員に愛されてきました。東映の大ヒット映画『鉄道員(ぽっぽや)』の劇中にも登場しています。
このお酒は特別純米酒ですが北海道の酒造好適米「吟風」を、なんと吟醸酒並みの50割まで磨いています。

香りはほとんど感じられませんが、飲み口は酸味、雑味の無いスッキリとした淡麗辛口のお酒。これと言って表現できるような個性はありませんが、飲み飽きしない、盃がぐいぐい進むお酒です。うまい。

燗にすると、ほのかな苦味とスッキリとした辛口の飲み心地。後半に酸が引っ張ってガツンと引き締めるキレ。線が細いようで自己主張のはっきりとしたお酒です。燗も良いですが、冷やがおすすめです。

お気に入り度:3



日本酒人気ブログランキング
に参加しています。
日本の地酒・小さな酒蔵を応援!!ポチッとお願いします。
[PR]
by tztom | 2016-05-09 20:57 | 北海道 | Comments(0)

f0138598_2051919.jpg


醸造元:福司酒造株式会社
URL:http://www.fukutsukasa.jp/
住所:北海道釧路市住吉2丁目13-23
電話:0154-41-3100
使用米:五百万石
精米歩合:60%
日本酒度:+3.0
酸度:+4.0
アミノ酸度:1.5
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,499円(税込み)

釧路市で現在唯一の酒蔵である福司酒造は、大正8年(1919)に梁瀬長太郎によって創業された、酒類、清涼飲料、雑貨、食品などの卸売りを行う合名会社敷島商会がその前身です。やがて大正11年に現在の場所で酒造業にも進出しました。戦時中も企業合同や休業することなく、操業を続け今に至ります。

香りはひかえめ、ほのかな酸味のすっきりとした、雑味の無い爽やかな飲み口の淡麗辛口のお酒です。酸が抑えられているので、じっくり味わうとほのかな甘み、白ワインのようなフルーティーさを感じます。ほのかにメロンっぽい、水のようにぐいぐい行けちゃうお酒ですね。やや線が細いようにも思いますが、うまいです。

お気に入り度:3




日本酒人気ブログランキング
に参加しています。
日本の地酒・小さな酒蔵を応援!!ポチッとお願いします。
[PR]
by tztom | 2016-05-06 20:51 | 北海道 | Comments(0)

f0138598_22453246.jpg


醸造元:高砂酒造株式会社
URL:http://www.takasagoshuzo.com/
住所: 北海道旭川市宮下通17丁目
電話:0166-23-2251
使用米:夢民村・吟風
精米歩合:60%
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:14.5度
購入価格:720ml:1,147円(税込み)

高砂酒造の前身である小檜山酒造店が北海道旭川で酒造業を創業したのは明治32年。当時は十数軒の酒蔵がひしめく北海道の灘と呼ばれていた旭川。現在も明治期に建てられた文化財級の商家建築と酒蔵で酒造りと販売を行っています。この高砂酒造の主力ブランドは「国士無双」です。
この「風のささやき」は地元旭川の農業者集団・夢民村が育てた酒米「吟風」を使用したお酒で、この酒米「吟風」極寒の北海道の地での栽培に耐えながらも山田錦に似た風味を持つ注目の品種です。

アルコール度数もやや抑えてありますが、「風のささやき」という酒銘にふさわしい、さらりとした飲み口の中にもしっかりとした旨みを持っていて、決して線が細いイメージはありません。
このお酒を燗にすると、驚くほどハードな男酒に変化します。ガツンとした旨みとキレのバランスで、晩酌の食中酒としては最高にうまいです。ああしあわせ。

お気に入り度:4





人気ブログランキングへ
人気ブログランキング
に参加しています。
↑よろしければ、ポチッとお願いします。
[PR]
by tztom | 2011-03-23 22:56 | 北海道 | Comments(0)

f0138598_22521436.jpg


醸造元:男山株式会社
URL:http://www.otokoyama.com/
住所: 北海道旭川市永山2条7丁目
電話:0166-48-1931
使用米:-
精米歩合:
日本酒度:-50
酸度:3.4
アミノ酸度:-
アルコール度:16度
購入価格:720ml:1,759円(税込み)

全国に「男山」のブランドはあって、元祖争いなどもあるこの男山とは男山八幡宮(石清水八幡宮)に由来する酒銘です。北海道旭川の地酒、男山は寛文年間の創業。

「復古酒」は日本酒度マイナス50度という、想像を絶する甘口酒。しかし決して貴醸酒の製法ではありません。
米と米麹のみを使い、300年前の古式にのっとって造り上げた元禄時代のお酒。伝統工芸に近い芸術品??

濃厚な色、トロみ、そして強烈な甘みのパンチ、それはフルーティーでもあって老酒のような古酒の類ともまるで違う世界。日本酒というよりもそう、梅酒ですよ。梅は使われていないけど。しかし、梅酒は砂糖を使用しますが、これはれっきとした純米酒!! お米だけでこれだけの甘さがでるとは驚きを通り越して奇跡に近い。すごいぞお米!すごいぞ日本酒! うまい、まずいの次元ではありませんが、すごいお酒です。
お気に入り度:5





人気ブログランキングへ
人気ブログランキング
に参加しています。
↑よろしければ、ポチッとお願いします。
[PR]
by tztom | 2010-12-09 22:53 | 北海道 | Comments(0)

f0138598_753628.jpg


醸造元:北の誉酒造株式会社
URL:http://www.kitanohomare.com/
住所:北海道小樽市奥沢1丁目21-15
電話:0134-22-2177
使用米:山田錦
精米歩合:50%
日本酒度:±0
酸度:1.3
アミノ酸度:-
アルコール度:15~16度
購入価格:720ml:1,192円(税込み)

小樽の地酒「北の誉」は、現在はオエノンホールディングスの傘下に入っていますが、元々は金沢から移住してきた野口吉次郎氏によって明治34年(1901)に創業されます。金沢では醤油醸造を手がけていましたがデフレによって廃業。借金を背負って北海道の地へ移住し、近江商人が新規事業として始めた醤油醸造蔵に奉公にはいります。やがて暖簾分け許されますが、そのの際に同じ醤油・味噌の製造業では申し訳ないとの理由で日本酒醸造を選んだとか。明治34年(1901)に資本金1万円にて小樽山田町にて試験醸造を行い日本酒「北の誉」が誕生、この年を創業年としています。

2016年1月に自主経営が困難となり合同清酒に吸収合併することになりました。ちなみに、オエノンホールディングスの前身である合同酒精は野口本店と東京の神谷酒造が中心となって設立した会社でした。

スペックとはまるで食い違う印象の、淡麗でライトなお酒。雑味はとうぜんながら旨みもほとんど無く、日本酒度10を思わせるようなドライな辛口。非常にコストパフォーマンスは高いですが、地酒というよりも大手の酒といった印象。

お気に入り度:2





人気ブログランキングへ
人気ブログランキング
に参加しています。
↑よろしければ、ポチッとお願いします。
[PR]
by tztom | 2010-12-08 07:53 | 北海道 | Comments(0)

f0138598_17153753.jpg


醸造元:国稀酒造株式会社
URL:http://www.kunimare.co.jp/
住所: 北海道増毛郡増毛町稲葉町1丁目17
電話:0164-53-1050
使用米:ササニシキ
精米歩合:65%
日本酒度:+8.0
酸度:1.5
アミノ酸度:-
アルコール度:17.5度
購入価格:720ml:1,109円(税込み)

国稀は「くにまれ」と読みます。似た酒造会社に島根県松江市の「国暉酒造」こちらは(こっき)がありますが関係性はまったくありません。
佐渡の名家本間家出身の本間泰蔵が北海道のこの地で呉服店から始まる多角経営の一部門として明治15年(1882)に創業した丸一本間合名会社酒造部が前身です。当時の酒銘は「國の誉」でしたが、日露戦争における乃木希典元陸軍大将から「国稀」の名が生まれました。

このお酒は食用米のササニシキを使っています。「鬼ころし」の名が示すように辛口をうたっているお酒ですが、ほのかに甘い吟醸香。ライチやマスカットのような甘い旨みが芯にあるシャッキっとした辛口のキレですが、決してドライなお酒ではありません。燗にすると、旨みが増し、辛さが少ない晩酌のお燗に向いたお酒に変身します。

お気に入り度:4




人気ブログランキングへ
人気ブログランキング
に参加しています。
↑よろしければ、ポチッとお願いします。
[PR]
by tztom | 2010-12-04 17:15 | 北海道 | Comments(0)

f0138598_213788.jpg


醸造元:日本清酒株式会社
URL:http://www.nipponseishu.co.jp/
住所: 北海道札幌市中央区南3条東5丁目2番地
電話:011-221-7106
使用米:-
精米歩合:55%
日本酒度:+3.0
酸度:1.3
アミノ酸度:-
アルコール度:15.5度
購入価格:720ml:1,360円(税込み)

札幌の地酒、日本清酒は、明治5年(1872年)石川県能登から来道した創業者・柴田與次右衛門(しばた・よじうえもん)が札幌市で創業したのが始まり。戦時中の企業統合政策によって今に続く日本清酒となります。
都会の酒のイメージですが、豊平川の伏流水によって醸されたこの酒は、吟醸レベルまで磨いた精米によって、キレイな旨みの乗った淡麗辛口に仕上がっています。

米の旨みが凝縮されたような吟醸香。甘い中に芯がとおっています。燗にすると、いやな鼻につく香りは一切なく、非常に素直な「さわりなきこと、水のごとし」上品な淡麗辛口でいながら、しっかとした旨みを持ったお酒です。

お気に入り度:3




人気ブログランキングへ
人気ブログランキング
に参加しています。
↑よろしければ、ポチッとお願いします。
[PR]
by tztom | 2010-12-02 21:03 | 北海道 | Comments(0)

f0138598_16474010.jpg


醸造元:合同酒精株式会社(旭川工場)
URL:http://www.oenon.jp/index.html
住所:北海道旭川市南4条通20-1955
電話:0166-31-4131
使用米:-
精米歩合:55%
日本酒度:+4.0
酸度:1.7
アミノ酸度:-
720ml:985円(税込み)

一大酒造・バイオ関連グループ「オエノン」の傘下で酒造部門の一翼を担う合同酒精。この合同酒精自体も全国各地の酒蔵を合併・統括する大メーカーです。創業は大正13年(1924)で、北海道内の焼酎蔵、神谷酒造旭川工場・東洋酒精醸造・北海道酒類・北海酒精の4社合併によって誕生しました。の後は全国の酒蔵を買収して傘下に収め、2003年にオエノンホールディングス株式会社に社名変更しました。
現在の合同清酒はその時分社化された醸造部門です。

ほのかに乳酸香。飲み口は甘く、ライトなふくよかさ。非常に安定した灘の大手のような、当たり障りの無い「さらり」とした酒。すっきり淡麗辛口的な、飲み飽きしないうまい酒です。

お気に入り度:3

おいしい日本酒を探し、地酒に”その地の風土”の思いを馳せ、至福のひとときを・・・。
 【楽天市場】 日本酒カタログ・世界に誇るニッポンの酒

人気ブログランキングへ人気ブログランキングに参加しています
クリックで応援をお願いします。

[PR]
by tztom | 2008-02-22 11:39 | 北海道 | Comments(0)