f0138598_2022455.jpg


醸造元:株式会社 永山本家酒造場
URL:なし
住所:山口県宇部市車地138
電話:0836-62-0088
使用米:山田錦・八反錦
精米歩合:60%
日本酒度:+5.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15~16度
購入価格:720ml:1,313円(税込み)

今や県外を初め全国にその名も広く知られる、山口酒を代表する銘柄の一つとなった『貴』を醸す永山本家酒造場は明治21年(1886)創業。古代官道から続く山陽道を踏襲する国道2号線。そして長州藩の城下町であった萩市と瀬戸内海の宇部港を結ぶ国道490号線が国道2号線と合流する宇部市車地地区。そこを流れる厚束川の対岸に、永山本家酒造場のレトロな社屋の酒蔵が堂々と建っています。
古くからの銘柄は山陽小野田市にある永山酒造と同じく『男山』ですがこちらは何も冠称しません。


日本では本醸造に分類される酒でも、海外ではアルコール添加した酒はすべてその量にかかわらず「リキュール」扱いになってしまいます。ワインのように広く海外で評価される日本酒は「純米酒」である事が条件。そして生まれた純米ブランドが「貴」でした。「貴」という酒銘は蔵元でもあり杜氏を務める永山貴博氏の名から1文字とったもの。

香りはひかえめ、飲み口は透明な淡麗辛口。しかしフルーティーな甘い旨みがしっかりと奥に存在しています。雑味はなく、花びらを口にくわえたような、ほのかに華やかで甘くキレイな飲み口のお酒。いや〜うまいです。燗にしてみると、クリア&ドライ。でも後味は甘くて優しい。最初にキレがあって、あとがほっこり。そんな感じのお酒です。これはいいですね。面白いです。うまいです。

お気に入り度:4




日本酒人気ブログランキング
に参加しています。
日本の地酒・小さな酒蔵を応援!!ポチッとお願いします。
[PR]
by tztom | 2012-09-27 20:02 | 山口 | Comments(0)

f0138598_6415137.jpg


醸造元:永山酒造 合名会社
URL:http://www.yamanosake.com/
住所:山口県山陽小野田市大字厚狭367-1
電話:0837-86-1020
精米歩合:60%(山口県産穀良都・山田錦)
日本酒度:+3.0
酸度:1.9
アミノ酸度:-
アルコール度:15~16度
購入価格:720ml:1,575円(税込み)

永山酒造のある厚狭は古代官道・山陽道の時代から宿駅が置かれ、陰陽を連絡する街道とも分岐する交通の要衝として古くから市場も発展した町でした。江戸時代になると西国街道(山陽道)の宿場町(間宿)として整備されたます。
この町で永山酒造が創業したのは、近代を歩み始めた明治20年(1887)で、伊丹の元祖「男山」を醸した山本本家から商標を買い銘々した『金銀銅男山』の酒銘で今に続きます。現在は『男山』の他に、焼酎やワイナリーも手がける蔵ですが、近年に新しく、日本海側にある三隅町の農家で造られた幻の酒米「穀良都(こくりょうみやこ)」を中心とした新しい清酒のブランドがこの『山猿』シリーズです。ちなみに朝鮮出兵の際に豊臣秀吉が宿泊した本陣は、この永山酒造に隣接しています。

酒米の「穀良都」は100年以上昔に山口県で生まれた酒米で、一時は全国的に栽培されていましたが、その栽培の難しさから次第に姿を消していきました。近年、山口県内の酒蔵が集まってオリジナルの地酒を造ることを目的に復活した幻の酒米です。

吟醸香は感じられないものの、山廃独特のクセのある乳酸香もありません。刺激はなく甘みが舌をやさしく包み、やや渋・苦味がバランスよくまとめてくれます。食べ物との相性はかなり良く、奥から顔を出すメロンのような風味。後の印象はふくよか&ドライ。うまいな〜。

お気に入り度:4





日本酒人気ブログランキング
に参加しています。
日本の地酒・小さな酒蔵を応援!!ポチッとお願いします。
[PR]
by tztom | 2012-09-26 06:41 | 山口 | Comments(0)

f0138598_8492419.jpg


醸造元:株式会社 はつもみぢ
URL:http://www.hatsumomidi.co.jp/
住所:山口県周南市飯島町1-40
電話:0834-21-0075
使用米:山田錦
精米歩合:60%
日本酒度:+4.0
酸度:1.8
アミノ酸度:-
アルコール度:16度
購入価格:720ml:1,313円(税込み)

蔵元の「株式会社 はつもみぢ」は文政2年(1819)創業の原田酒場が前身で、その後数社の酒蔵との合併を経ての初紅葉酒造株式会社となりますが、実は昭和60年から酒造をやめていました。しかし平成17年に市町村合併による周南市誕生を機に、酒造を再開し社名をかな文字の現社名に変更しました。
そして同時に生まれた新しい酒銘の『原田』は蔵元の姓からきています。

華やかな吟醸香。甘みが舌をやさしく包み、雑味の無い透明な液体がのどへと流れ込んでいく。刺激はありません。そして甘みがブドウ糖に昇華していくかのような不思議なキレ。苦・渋・辛がほとんど存在しないキレ。これはうまい。っていうかスゴイ。おいし〜いお酒でした。
燗にしても鼻につく刺激臭は一切なし。飲み口はひたすらにやさしい。うまいです。うまい!!yo

お気に入り度:5




日本酒人気ブログランキング
に参加しています。
日本の地酒・小さな酒蔵を応援!!ポチッとお願いします。
[PR]
by tztom | 2012-09-22 08:49 | 山口 | Comments(0)

f0138598_658368.jpg


醸造元:金光酒造株式会社
URL:http://www.santouka.com/
住所:山口県山口市嘉川5031
電話:083-989-2020
使用米:山田錦
精米歩合:60%
日本酒度:+2.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15~16度
購入価格:720ml:1,325円(税込み)

旧山陽道の宿場町であり市場町としても栄えた山口市嘉川に建つ金光酒造の創業は大正15年(1926)ですが、それ以前は醤油醸造を行っていました。ちなみに社名の読みは(きんこう)ではなく(かねみつ)です。
「山頭火」という酒銘は山口の俳人・種田山頭火に由来しますが。同社の防府工場は前身が、この種田山頭火が親子で一時期営んでいた種田酒造場(明治39年〜大正5年)だった事に由来します。

芳醇な乳酸の香りが立ち上がり、イメージどおりの、まるく豊満な飲み口のあとに控えたどっしりとした苦・渋・辛の重奏が口の中に消える事なく残ります。冴えたキレはありませんが、濃いめの料理といっしょに食すとバランスがよいかも知れません。

お気に入り度:3




日本酒人気ブログランキング
に参加しています。
日本の地酒・小さな酒蔵を応援!!ポチッとお願いします。
[PR]
by tztom | 2012-09-21 06:58 | 山口 | Comments(0)

f0138598_1723491.jpg


醸造元:村重酒造株式会社
URL:http://www.kinkan-kuromatsu.jp/
住所:山口県岩国市御庄5-101-1
電話:0827-46-1111
使用米:山口県産・西都の雫
精米歩合:60%
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15~16度
購入価格:720ml:1,208円(税込み)

日本三名橋の一つ「錦帯橋」の上流約5キロにさかのぼった山あいにある御庄地区に建つ蔵。、村重酒造は昭和34年(1959)に、明治初期に岩国市街で創業した老舗・森乃井酒造を継承して設立。現在の場所に移転しました。地元密着の酒を醸す事をめざしていますが、今では海外でも高く評価される銘醸蔵の一つ。

酒米の「西都の雫」は、県の農業試験場で育成された山口県オリジナルの酒米で、幻の米「穀良都(こくりょうみやこ)」を母方に「西海222号(親は山田錦)」を父方に交配・選抜して誕生した酒米で、誕生当初は「山口酒1号」という名で呼ばれていました。現在山口県各地の蔵にて「西都の雫」で酒を醸すプロジェクトが進行中です。

ココナッツのような乳酸香。クセのない旨口に続く渋みと苦味が程よく、最後はみずみずしいキレ。大手らしい安定した酒質を感じます。フツーにうまいです。

お気に入り度:3



日本酒人気ブログランキング
に参加しています。
日本の地酒・小さな酒蔵を応援!!ポチッとお願いします。
[PR]
by tztom | 2012-09-17 16:58 | 山口 | Comments(0)

f0138598_812372.jpg



醸造元:有限会社 堀江酒造場
URL:http://horiesakaba.com/
住所:山口県岩国市錦町広瀬6781
電話:0827-72-2527
使用米:五百万石
精米歩合:55%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15~16度
購入価格:720ml:1,325円(税込み)

岩国市を流れる錦川の上流、錦町(にしきまち)は、広島県と島根県に接する小さな町で、古くは紙漉で栄え、陰陽連絡街道の宿場町的な性格をもつ商工業の町として発展しました。かつて国鉄岩日線として建設が始まり、その後第3セクター錦川鉄道の終点駅の町でもあります。
この錦町で古くから酒造りを行う堀江家は、芸の北の守りとして遣えた毛利家の家臣だった家柄で、酒造りを始めたのは明和元年(1764)といいます。当時の屋号は「雀集堂」といいました。現在も広瀬八幡宮の門前から東側一帯には堀江家の屋敷や酒造場が広がっています。

メロンのような果実系の吟醸香。そして果実酒のような甘さを持ち、生酒の様にフレッシュな飲み口。山廃造りらしいですが、特有の芳ばしい乳酸香はありません。後味はドライで渋・苦が引き締めます。火入れ、加水はされていますが、最近流行の”無濾過原酒”に近い雰囲気のお酒ですがメリハリがしっかりとしています。うまい。うますぎる。

お気に入り度:4



日本酒人気ブログランキング
に参加しています。
日本の地酒・小さな酒蔵を応援!!ポチッとお願いします。
[PR]
by tztom | 2012-09-13 08:12 | 山口 | Comments(0)

f0138598_6233871.jpg


醸造元:新谷酒造 株式会社
URL:http://wakamusume.com/
住所:山口県山口市徳地堀1673-1
電話:0835-52-0016
使用米:西都の雫
精米歩合:65%
日本酒度:-2.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:18~19度
購入価格:720ml:1,400円(税込み)

平成の大合併で山口市の一部となった旧徳地町(佐波郡徳地町)の中心部、堀は佐波川の舟運と陸路の要衝として近世より栄えた在郷町でした。町の表通りに建つ新谷酒造は昭和2年の創業。小さな蔵ですが近代的な設備を入れ、現在は少ない銘柄を全て生酒のみで販売しています。

純米酒ですがひさびさに嗅いだ爽やかな吟醸香。洋梨、ライチ、メロンを思わせる香りをそのままの旨みが口に広がります。若いですが非常に礼儀正しい若さといったら良いでしょうか?バランスが良いです。スパッとしたキレはありませんが、渋・辛・苦を旨みがうまく包み込んで、心地良い余韻が残ります。いや〜うまい、旨すぎです。久々に飲んで幸せになれるお酒に出会いました。

お気に入り度:5




日本酒人気ブログランキング
に参加しています。
日本の地酒・小さな酒蔵を応援!!ポチッとお願いします。
[PR]
by tztom | 2012-09-09 06:23 | 山口 | Comments(0)

醸造元:谷口酒造株式会社
URL:なし
住所:京都府与謝郡与謝野町字与謝70-2
電話:0772-42-2018
使用米:五百万石
精米歩合:60%
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:20度
購入価格:720ml:1,580円(税込み)

丹後ちりめんの里として知られる「加悦」の町の南に続く与謝地区もまた、旧街道に沿って往時を偲ばせる町並みと2軒の酒蔵があります。一軒は与謝娘酒造で、もう一軒がこの谷口酒造。明治4年(1871)創業の小さな造り酒屋です。
酒銘でもある大江山は丹波と丹後の国境をなす山で、丹後山地の最高峰。有名な源頼光による酒呑童子(しゆてんどうじ)退治伝説の地の一つでもあると言われています。

最初の香りは一瞬「しょ、醤油?」と思わせるような芳ばしく濃潤な香り。出汁のように深く甘みのある味ですが、実は糖類添加されたお酒でした。しかし今まで飲んできた丹波・丹後の地酒にあるような独特の老ね香と押しの強い酸味はありません。ややアルコール臭が強いですが、熟成された紹興酒のような風味で、ロックにすると美味しいかったです。

お気に入り度:3

f0138598_751385.jpg



日本酒人気ブログランキング
に参加しています。
日本の地酒・小さな酒蔵を応援!!ポチッとお願いします。
[PR]
by tztom | 2012-09-06 07:55 | 京都 | Comments(0)

醸造元:峰山酒造有限会社
URL:http://reihou.jp/
住所:京都府京丹後市峰山町泉15
電話:0772-62-0622
精米歩合:60%(京都丹波産・祝)
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15~16度
購入価格:720ml:1,300円(税込み)

峰山町は丹後半島の付け根の東側にある小さな町で、江戸時代には峯山藩京極家1万3000石の城下町として発展。現在は京丹後市の中心地でもあります。街道が交差する交通の要衝で、中心商店街の旧街道沿いに建つ峰山酒造は昭和19年に峰山町近郊の酒蔵5軒が企業合同して生まれた酒蔵です。

とにかく不思議なお酒でした。まず、栓を開けると鼻につく病院の臭い?思わずええッ?と。もう一度冷静に香りを分析すると「そうだ、これは正露丸」と、まさに正露丸の香りがする日本酒でした。張り紙には旨口とうたっていますが、飲み口は雑味が無く、とにかくキリリとドライでスパッ辛口。それにしてもこの香りは吟醸香の一種?。日本酒醸造の不思議です。はじめてでした。

お気に入り度:2

f0138598_7344429.jpg



日本酒人気ブログランキング
に参加しています。
日本の地酒・小さな酒蔵を応援!!ポチッとお願いします。
[PR]
by tztom | 2012-09-05 07:34 | 京都 | Comments(0)

醸造元:与謝娘酒造合名会社
URL:http://www.yosano.or.jp/yosamusume/
住所:京都府与謝郡与謝野町与謝2-2
電話:0772-42-2834
精米歩合:60%(五百万石)
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15~16度
購入価格:720ml:1,500円(税込み)

丹後ちりめんの里として知られる「加悦」の南に続く与謝地区もまた、旧道に沿って往時を偲ばせる町並みと2軒の酒蔵があります。地名に思いはせる与謝蕪村の母や与謝野鉄幹の父の出身地であるこの与謝の里で与謝娘酒造は明治20年(1887)に創業しました。武家屋敷のような旧家の佇まいで、かつてはそこそこの石高を醸していたと思われますが、現在規模は小さいながらも山田錦、祝、五百万石などを使い、特定名称酒のみ醸造しています。

コハク色に乳酸の香り、木の香りと続くのは樽酒を思わせます。丸味のあるキレの芳醇で酸が立つ辛口の純米酒です。この個性は濃いめの料理と良く合いそうです。続いて必殺「燗」にしてみましたが、雑味が消えてひたすらにクリアな風味に。う〜ん。丹後半島の地料理に興味が湧いてきます。そんな事を思うお酒でした。

お気に入り度:2

f0138598_2112671.jpg



日本酒人気ブログランキング
に参加しています。
日本の地酒・小さな酒蔵を応援!!ポチッとお願いします。
[PR]
by tztom | 2012-09-03 21:01 | 京都 | Comments(0)