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醸造元:株式会社 油正
URL:http://www.abusyou-hatsuhi.co.jp/
住所:三重県津市久居本町1583
電話:059-255-2007
使用米:神の穂
精米歩合:60%
日本酒度:-3.0
酸度:1.5
アミノ酸度:1.4
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,620円(税込み)

平成の大合併で津市の一部となった旧・久居市はかつては藤堂家津藩の支藩・久居藩5万3000石の城下町であり、また交通の要衝として発展した町です。その旧久居市の中心部に蔵を構える油正(あぶしょう)は三重県でも有数の大手蔵で創業は明治2年(1869)ですが、その前身は江戸時代に久居城下で店を構えていた「油屋」から屋号を引き継いだ酒造業「油正商店」にさかのぼります。

黒い板壁の大きな土蔵「油正ホール」は国登録有形文化財と店舗も含め伝統的な佇まいを残す酒蔵ですが、特定名称酒から普通酒までの日本酒の他、醤油や味噌などの醸造も手がけ、さらに他社へのOEM製造も行っています。
酒銘の『初日』(はつひ)は、二見が浦の夫婦岩から昇る初日の雄大さと美しさにちなむとか。

うすいコハク色。なんだこの黄金色の透き通ったクセも雑味も無いシンメトリーな凜とした毅然とした旨さは。ラベルには「豊かな味わいと爽やかな香りのお酒」三重県の酒造好適米『神の穂』を三重県開発の吟醸酵母で仕上げたお酒だとか。やさしい飲み口の後から来るほのかな苦味、渋味も甘味に包まれて、適度に口の余韻を刺激して、サッと消えていくキレ。開封して数日経つと後味がキリリとした辛口の引き締まったキレになっていきますが、いずれにしても...ああ、うまい。うますぎる!!

お気に入り度:5




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by tztom | 2015-03-28 20:13 | 三重 | Comments(0)

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醸造元:今村酒造株式会社
URL:なし
住所:三重県津市香良洲町263
電話:059-292-3311
使用米:五百万石
精米歩合:60%
日本酒度:+3.0
酸度:1.5
アミノ酸度:1.4
アルコール度:15.4
購入価格:720ml:1,350円(税込み)

香良洲町は伊勢湾に面して雲出川と雲出古川に挟まれた本当に小さな三角州の町で、平成の大合併で津市に編入されましたが、かつては独立した自治体で、人口約5,000人、面積わずか3.90平方キロメートルの一志郡香良洲町でした。

この香良洲町は江戸時代には矢野村という港町を中心とした集落で、行政上は津藩に属していましたが、紀州藩が内陸部の年貢を積み出す中継港としての役割もあり、紀州藩の陣屋も置かれていた、物流港として発展しました。しかし海運と漁業中心の村でしたが、その一方で香良洲神社の参詣者や「香良洲の千歳桜」の見物客でも賑わい、商業地区も当時から発展していました。

この小さな町で今村酒造が創業したのが幕末の安政7年・万延元年(1860)、大老井伊直弼が暗殺された桜田門外の変で知られる年です。
酒銘の『きげんよし』は、”陽気な酔いを誘うように”との想いをこめて銘々。

フルーティーで爽やか。米の旨みが凝縮されたような濃醇さとコク。渋味、苦味、酸味のバランスも良い。冷やして飲むと最高にうまい。この華やかな飲み心地はまさに吟醸酒です。でも、あと5%、10%磨いたらこの旨みがでるかどうかは難しいところ。いや、でもそんな事はどうでもいい。うまい!とにかくうまい酒です。

燗にしても、透明なガラス張りの塊感のある、雑味の無い澄んだ旨みが、肉料理をも自然に受け止めてくれる抱擁さ。しかも主張しすぎない華やかさ。吟醸酒レベルの燗酒。これはまいった!!うまい。旨い酒です。
”陽気な酔い”どころか、背筋がピンと伸びるような貴高い旨さのお酒ですよ。

お気に入り度:5



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by tztom | 2015-03-24 21:08 | 三重 | Comments(0)

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醸造元:株式会社 小川本家
URL:http://www.ogawahonke.com/
住所:三重県津市河芸町一色1425
電話:059-245-0013
使用米:-
精米歩合:70%
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,080円(税込み)

平成の大合併で津市に編入された旧・安芸郡河芸町一色地区は、旧伊勢街道沿いに街村として発達した漁村集落。この地区にはかつて2軒の酒蔵と醤油醸造蔵がありましたが、現在残るのは明治元年(1868)創業の小川本家だけとなっています。
主力銘柄の『八千代』は、子々孫々八千代にわたる繁栄を願って銘々。純米吟醸は『伝』、純米生原酒の『豊津郷』はかつて旧豊津村だった事にちなみます。ちなみに同蔵では酒粕にじっくりと漬け込んだ伝統的な奈良漬けも販売。

ふくよかな乳酸香。厚みのあるふくよかな飲み口。米の旨みを感じ、余韻に浸りながら続く、どっしりといたキレ。うまい。
燗にすると、あふれんばかりのフルーティーな酸味と旨みのハーモニー。控えめな苦味、渋味が飲み口にエッジを持たせ、濃醇な飲み口ながらも驚くほどスッキリと消えていくキレの後味。これは、またやられたうまさです。うまい。

お気に入り度:4



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by tztom | 2015-03-23 01:26 | 三重 | Comments(0)

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醸造元:丸彦酒造造合名会社
URL:http://www.mienokanbai.jp/
住所:三重県四日市市川島町1863-2
電話:059-321-3111
使用米:山田錦
精米歩合:60%
日本酒度:+2.0
酸度:1.5
アミノ酸度:1.3
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,604円(税込み)

四日市市中心部の西郊外、東名阪自動車道四日市ICに向かう途中にある川島町はかつてこの地域の酒処で、戦前には8軒の酒蔵があったそうですが、戦時中の企業整備令によって集約され、現在唯一残っているのが丸彦酒造ただ一軒のみ。

丸彦酒造の創業は幕末の慶応3年(1867)で、この地域一帯の地主だった鈴木彦右衛門が鈴木酒造場という屋号、「丸彦正宗」という銘で酒造りを初めました。戦前からの主力ブランドは「はま娘」でしたが、日本酒離れが進むなかで、平成に生まれた新銘柄が「三重の寒梅」。

「旨口熟成吟醸酒」香りは控えめですが、味わった感想は。うまい。上品な旨口。水のように透き通った米の旨みを感じる、これは水でしょうか。まろやかでそしてキレのあるお酒です。まさに蔵元がめざす「口中で広がって喉で消える」酒です。これはうまいです。

お気に入り度:4



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by tztom | 2015-03-19 20:59 | 三重 | Comments(0)

北秋田 大吟醸 [北鹿]

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醸造元:株式会社 北鹿
URL:http://www.hokushika.jp/
住所:秋田県大館市有浦2-2-3
電話:0186-42-2101
使用米:山田錦
精米歩合:50%
日本酒度:+3.0
酸度:1.3
アミノ酸度:-
アルコール度:15.6
購入価格:720ml:1,610円(税込み)

北鹿が蔵を構える大館市は、青森県と接する秋田県最北部の中心地で、白神山地や十和田湖などの雄大な自然をかかえ、秋田県北部の穀倉地帯をして古くより栄えていた地域です。その中心都市である大館市街は長木川と米代川に挟まれた大館盆地の中心にあり、江戸時代には佐竹西家が城代を務める大館城の城下町として、交通の要衝、政治経済の中心地として発展した町です。この大館市と北秋田市・北秋田郡を含む地方を北秋(ほくしゅう)地方といい、さらに鹿角市・鹿角郡をまとめて『北鹿』(ほくろく)と称するのを酒銘としたのが『北鹿』です。蔵はJR大館駅に近い旧・羽州街道沿いにあります。

北鹿の創業は新しく昭和43年(1943)日本酒不況の合理化により北秋、鹿角の21軒が合併して誕生した北鹿酒類製造株式会社がその前身です。しかしその後、花輪酒造と関善が抜け、さらに平成2年に田村酒造店とかづの銘酒が独立して現在の規模となりました。

香りはひかえめですが、飲み口は華やか。雑味のないすっきりとした透明感のあるフルーティーな淡麗辛口。やさしい飲み口。落ち着きのある甘さ。雪国・秋田らしいうまい酒です。うまい!!

お気に入り度:4



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by tztom | 2015-03-11 21:03 | 秋田 | Comments(0)

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醸造元:盛田金しゃち酒造株式会社
URL:http://www.kinshachi.co.jp/
住所:愛知県半田市亀崎町9-112
電話:0569-28-0250
創業:嘉永元年(1848)

使用米:山田錦
精米歩合:50%
日本酒度:+2.0
酸度:1.6
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,614円(税込み)

愛知県知多半島の付け根に位置する町、半田・亀崎は江戸時代に「中国酒」として隆盛を極めた銘醸地でした。しかし現在、日本酒醸造増蔵はどんどん姿を消し、半田は同じ醸造でも日本最大の酢造メーカー・ミツカン(中埜酢店・現Mizkan Holdings)の企業城下町となっています。

半田の隣の亀崎で嘉永元年(1848)に創業し酒銘『初夢桜』を醸していた天埜酒造は亀崎地区最後の酒蔵でしたが、平成22年に廃業。現在は愛知県最大の酒類食品卸売商社であるイズミックに引き継がれ「盛田金しゃち酒造」として再出発しました。

ちなみに、親会社の盛田はソニーの創業者・盛田昭夫の実家で、ジャパン・フード&リカー・アライアンスグループの中心企業。

香りは控えめで、あっさり、すっきりとした淡麗辛口のお酒。
燗にすると、燗酒らしい旨み、甘み、ふくよかさが自然に姿を現して、自然なキレもあって杯がススム。うまい!!さすが、愛知県有数の酒造・酒販グループがプロデュースするだけある、安定した飲み口のお酒でした。うまいです。

お気に入り度:3




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by tztom | 2015-03-08 15:25 | 愛知 | Comments(0)

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醸造元:菊水酒造株式会社
URL:http://www.kikusui-sake.com/
住所: 新潟県新発田市島潟750
電話:0254-24-5111
使用米:-
精米歩合:70%
日本酒度:+2.0
酸度:1.6
アミノ酸度:-
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,554円(税込み)

今回は新潟県第二位の大手蔵ですが、避けて通れない酒蔵です。日本酒のアルミ缶入り原酒『ふなぐち菊水一番しぼり』で知られる菊水酒造が蔵を構える新発田市は溝口家6万石新発田藩の城下町として発展し、戦前には軍都、戦後は県北部の商業都市として栄えた町です。
明治14年 (1881)初代・高澤節五郎が本家より酒造権を譲り受け分家して現在の中倉地区で創業。昭和44年(1969)に中心部に近い現在の島潟地区に移転。早くから杜氏制を廃止した先進的な機械設備を導入するなどして、現在は新潟県で二位の大手蔵。酒銘の『菊水』は『太平記』十三巻における『菊慈童』という能楽に由来し不老長寿を意味します。

淡麗辛口の新潟酒を地でいく、さっぱりとしたキレのあるお酒です。精米歩合は7割ですが、雑味も酸が少なく上品でシャープ、後味にほんのり苦味を伴ったキレ。燗にしても酒質は変わらずぶれないお酒です。大手の技術力と安定感。うまいです。

お気に入り度:3



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by tztom | 2015-03-07 22:37 | 新潟 | Comments(0)