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醸造元:下越酒造株式会社
URL:http://www.sake-kirin.com/
住所:新潟県東蒲原郡阿賀町津川3644番地
電話:0254-92-3211
使用米:五百万石
精米歩合:55%
日本酒度:+4.0
酸度:1.3
アミノ酸度:1.2
アルコール度:14度以上15度未満
購入価格:720ml:1,410円(税込み)

平成の大合併で阿賀町となった旧津川町は福島県と接する阿賀川中流域の町で、江戸時代は越後(新潟)ではなく会津藩(福島)に属し、那珂川水運の河港、そして会津街道の宿場町として栄えた町でした。また、周辺の山林から伐採される木材の集散地でもあり、水陸物流のターミナルだった事から多くの豪商を輩出して町は大きく発展します。
那珂川を挟んだ対岸にそびせる標高194.8m麒麟山は、古来中国の想像上の動物「麒麟」の姿に似ているからとかその名で呼ばれ、古くから狐火が見られる山として数々の伝承が残ります。「狐の嫁入り」もこの津川の伝統祭りの一つ。そんな津川には2軒ある酒蔵があり、いずれも「麒麟山」をその酒銘に使われています。

戦国時代の宿場町を思わせる町の中心に設けられた大きなクランク「枡形」近くに軒を連ねる2軒の酒蔵。麒麟山酒造と並ぶ下越酒造は明治13年(1880)の創業で創業時の屋号は「酒座 蒲原屋」。蔵としては若いですが、実はこの酒蔵、親子二代にわたり蔵元が国税局酒類鑑定官を務めたという珍しい蔵で、当然ながら全国でもこの蔵だけです。

下越酒造は主力銘柄『ほまれ麒麟』の他に、特約店限定の新ブランド『蒲原』も展開。なかなか手に入らないお酒です。酒銘の由来はもちろん創業時の屋号から。

透明ながらも米の旨みを感じるやさしい飲み心地。雑味の無い、そしてしっかりとした旨みも感じる淡麗辛口のお酒。飲み飽きせず、いくらでも杯が進みます。うまい。うまいです。

さらに瓶には「第5回燗酒コンテスト金賞」のラベルが。燗にすると、鼻につく刺激もなく、やさしく、酸もないまるさと旨みのハーモニー、まるで遠い記憶に思い馳せるような余韻。控えめな苦味、渋味、それを包み込んで昇華させる甘みと、シャキッとしたキレ。これは旨い燗酒です。まいりました!!

お気に入り度:4



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by tztom | 2015-09-26 01:08 | 新潟 | Comments(0)

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醸造元:株式会社 齋藤酒造店
URL:http://www.matsumidori.co.jp/
住所:青森県弘前市大字駒越町58番地
電話:0172-34-2233
使用米:-
精米歩合:55%
日本酒度:+2.0
酸度:1.7
アミノ酸度:-
アルコール度:17度
購入価格:720ml:1,780円(税込み)

弘前城の西側、岩木川のほとりに建つ純米吟醸の創業は明治37年(1904)ですが、それ以前の江戸後期より家伝秘宝の酒母を造って津軽一円の酒造家に販売していました。しかし時代の流れと共に醸造試験場が創設され、その指導の元で各酒造家が自製の酒母を造るようになったため、酒母屋業から酒造業に転じたそうです。蔵の敷地内には、津軽藩2代目藩主の命で造園された庭が当時からの老松18本と共に今も残ります。齋藤酒造店の酒銘『松緑』は当時の屋号であると共に、その由来は庭園の松に由来します。現在はそれ以外にも『麗峰』、『六根』などのブランドを展開。
今回の『六根』とは第「六感」の意味。三蔵法師が般若心経で解いた五根(五感)の先に「六根」で人は初めて真実を知り、本物を感じ、理解をすることができると説いています。そして特約店限定、季節限定品の無濾過原酒シリーズ。
酒銘副題の「タイガーアイ」はラベルの色。サファイヤ(紺)、ルビー(赤)、ダイヤモンド(銀)、翡翠(緑)等々があります。

純米吟醸 の無濾過生原酒。でもキツさや若々しすぎるほどのトゲトゲしさもありません。スッキリと透明感があって爽やかなマスカット、メロン系の果実酒のような。バランスが良くて、うまいです。久々の無濾過生原酒ですが、こんなにクセの無い飲みやすいのは久々ですね。もう、うますぎです!!

お気に入り度:5



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by tztom | 2015-09-22 09:47 | 青森 | Comments(0)

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醸造元:華の舞酒造株式会社
URL:http://www.hananomai.co.jp/
住所:静岡県浜松市浜北区宮口632
電話:053-582-2121
使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,150円(税込み)

天竜浜名湖鉄道宮口駅近く、金剛山庚申寺へと続く門前町の古い町並みが残る石畳の参道沿いで江戸時代後期の元治元年(1864)創業。店舗は伝統的な商家の佇まいですが、裏手に建つ酒蔵は大きな最新鋭の工場です。生産量の7割は地元消費、残り3割は海外に輸出している中堅の酒蔵です。
酒銘『華の舞』は天竜川水系に古来より伝わる奉納踊りのひとつ「花の舞」に由来しますが、その花とは稲の花のことだそうです。

香りも旨みの少ない淡麗辛口のお酒です。酸は控えめですが、ふくよかってほどでもないかも。安定した酒質のお酒を造る蔵で知られているらしく、雑味もなくほのかに甘みを感じる飲み心地は、灘の大手蔵の酒を思わせます。栓をあけて数日置くと、風味が徐々に増してきます。ふつうにスッキリうまいです。料理の邪魔をしないお酒ですね。

お気に入り度:3



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by tztom | 2015-09-21 12:00 | 静岡 | Comments(0)

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醸造元:株式会社神戸酒心館
URL:http://www.shushinkan.co.jp/
住所:神戸市東灘区御影塚町1-8-17
電話:078-841-1121
使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,300円(税込み)

神戸酒心館は灘五郷の一つ御影郷(神戸市東灘区)で江戸時代中期の宝暦元年(1751)創業。戦後に再出発した「株式会社安福武之助商店」が後の昭和37年に「福壽酒造株式会社」に社名変更。
しかし、平成7年に関西を襲った阪神淡路大震災によって木造の酒蔵全てが倒壊。それでも再びこの災難を乗り切って「株式会社神戸酒心館」を設立しました。醸造蔵の他、レストランや美術館などを併設しています。

メロン、マスカットのようなフルーティーな香り、飲み口も雑味の無いフレッシュで豊かな味わい。無濾過生酒のようなフルーティさがありながらもライトな爽やかさ。さすが灘の酒。クセが無く安定しています。うまいです。っていうか本当にうまいです。何だろこのバランス。

お気に入り度:5




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by tztom | 2015-09-19 13:03 | 兵庫 | Comments(0)

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醸造元:舟木酒造合資会社
URL:http://www.funaki-sake.com/
住所:福井県福井市大和田町46-3-1
電話:0776-54-2323
使用米:-
精米歩合:63%
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:972円(税込み)

福井市の中心市街地から北東郊外へ、九頭竜川に近くに広がる水田地帯の中に形成された大和田集落の中に蔵を構える舟木酒造は幕末の慶応2年(1866)の創業で、蔵元は代々舟木三右衛門を襲名して現当主4代目。福井県下で最初に吟醸造りを始めた蔵らしく醸造設備や技術研究にも熱心に取り組んでいるそうです。
酒銘の『北の庄』は蔵元舟木家の家紋「三羽カリガネ」が北ノ庄城主・柴田勝家の家紋に似ていた事から銘々。

バナナ、メロン、ライチのようなしっかりとした香りから続く飲み口。しかし、その後に続く割り切ったようなスパッとしたキレのある後味。飲み始めに感じる旨口感とは真逆なドライなほど余韻を生まないスッキリとした、そして透明な後味。いや〜、初めて飲んだこの感覚。うまいですよ。うまい!!

お気に入り度:4



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by tztom | 2015-09-15 07:49 | 福井 | Comments(0)

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醸造元:菊桂酒造合名会社
URL:なし
住所:福井県福井市照手2丁目2-19
電話:0776-24-1370
使用米:-
使用米:五百万石(福井県産)
精米歩合:55%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,620円(税込み)

福井市の中心市街、足羽川に架かる花月橋と九十九橋に挟まれた照手地区に蔵を構える菊桂酒造は江戸時代後期の嘉永年間(1848~53年)の創業。酒銘『菊桂』(きくかつら)は、創業者の蔵元・楠屋喜平が菊作りの名人だったことに由来するとか。福井県を代表する幕末の歌人、国学者橘曙覧が時折立ち寄り愛した酒蔵でもあります。

控えめながらもしっかりとした甘い吟醸香。飲み口もまず最初に清々しい甘みから始まり、その後に強い酸がシャキッと口の中を斜め切り。そして台本通りのような苦味と渋味の共演によるキレのある後味。
いや〜、フルーティーなバリアに包まれながらも実は酸が強くて結構辛い。飲めば飲むほど超辛口のお酒かも。的な。でも杯が進みます。うまい。

お気に入り度:3



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by tztom | 2015-09-12 06:32 | 福井 | Comments(0)

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醸造元: 坪三酒造合資会社
URL:なし
住所:福井県坂井市春江町高江24-38
電話:
使用米:-
精米歩合:-
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,296円(税込み)

福井市の北に位置する坂井市は2006年に三国町・丸岡町・春江町・坂井町の坂井郡4町が合併して生まれた市。市の中心は旧坂井町。その南に位置し福井市と接する旧春江町は福井市のベッドタウンであると共に総面積のほぼ半分が水田である町です。

九頭竜川右岸の水田地帯である高江集落で坪三酒造は江戸時代中期の享保元年(1716年)の創業。酒銘『福喜久』(ふくきく)は、いつまでも変わることのない福運、幸福そして喜びをもたらすようにとの願いをこめたもの。

蔵元の坪田一卯氏の目指す「くせがなく、飲みやすい酒を」の為、現在は本醸造酒だけを醸している蔵です。ラベルには「上撰」という表記だけあって、他の情報は一切なし。あえて「本醸造」を明記しないのは、「特定名称酒」に義務化された表示を避けるためでしょうか?噂にはラインナップも「上撰」のみとか。ちなみに地域限定のミニボトル『生貯蔵酒 ゆりの里』も造ってはいますが。

香りは控えめ、ほどよく旨みの乗った淡麗辛口のお酒。ほのかに香ばしい熟成香を感じますが、それ以外は灘の大手酒造メーカーの醸すお酒のような安定感。

燗にすると、これまたスッキリとしたクセの無い飲み口にやさしい甘みと苦味と渋味のバランス。地味に良い。うまい。うまいです。

お気に入り度:3



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by tztom | 2015-09-11 00:11 | 福井 | Comments(0)

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醸造元: 豊酒造株式会社
URL:http://www.sake-kashoku.com/
住所:福井県鯖江市下野田町38-70
電話:0778-62-1013
使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,188円(税込み)

鯖江市の西郊外、越前町との境界にまたがる三床山(みとこやま)の東に広がる田園地帯の中の下野田町という集落に蔵を構える豊酒造の創業は江戸時代中期の宝暦3年(1753年)。この下野田町集落には豊小学校や豊郵便局があるように、昭和30年(1955)に周辺7町村が合併して誕生した鯖江市の旧村のうちの一つ”豊村”に蔵の名は由来。

酒銘の『華燭』は「華やかなともし火」の意味から「結婚の席にともすともし火」の意味でも用いられ、それを大正天皇の御成婚にちなんで銘々したもの。

熟成された酒のように、牧歌的で香ばしい乳酸香。酸と苦味が強く、しかしその後に旨みが乗ってくるうまさ。

燗にすると、チョコレートフレーバーを思わせる香ばしさと旨み、そしてビターな苦味。なんだか、クセがあるけど良い感じ。軽いつまみで飲むよりも、しっかりとした中華や洋風系の料理と合わせて、その個性を発揮する食中酒のような印象。うまいですよ。

お気に入り度:3


購入店:北陸福井の地酒「鎌仁商店」




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by tztom | 2015-09-10 00:32 | 福井 | Comments(0)

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醸造元:井波酒造株式会社
URL:なし
住所:福井県鯖江市有定町1-1-22
電話:0778-51-0020
使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:+4.0
酸度:1.4
アミノ酸度:1.2
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,206円(税込み)

鯖江市市街地の西郊外。北陸最大のツツジの名所として知られる西山公園の南端付近に蔵を構える井波酒造。創業は江戸時代後期の文化3年(1806年)で、酒銘の『七ツ星』は、この蔵に滞在した僧侶が詠んだという歌「空高く仰ぐ北斗の七ツ星 井波にうつれ名も響くなり」に由来。ちなみに社名の井波は富山県の地名ではなく、蔵元の名前です。

古酒のような香ばしい乳酸香。飲み口も干し草のような香ばしさと酸味、苦味、渋味が全面にでて、樽酒のような香りの余韻をまといながらゆっくりと引いていきます。後味は苦味を残しながらもスッキリ。

燗にするとセメダインのようなエチル香。香ばしく、辛口の後味。不思議な燗酒。久々にクセのある地酒に出会いました。

ところがです、栓を開けて数日経つと、独特のクセ(毒気?)とも言えるものが消えていき、もちろんベースのクセは変わりありませんが、いたって飲みやすいお酒に変わっていきます。あ、ちなみに雑味はありませんね。芳醇な香りと辛さと渋味と苦味のバランス。そんなお酒です。

お気に入り度:2




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by tztom | 2015-09-08 21:49 | 福井 | Comments(0)

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醸造元:片山酒造株式会社
URL:http://sake-kansai.com/
住所:福井県越前市余田町51-18
電話:0778-22-0209
使用米:越の雫
精米歩合:65%
日本酒度:+1.0
酸度:1.5
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,296円(税込み)

2005年の平成の大合併で武生市と和紙の里として知られる今立郡今立町が合併して生まれた越前市は古来より越前国の国府が置かれ越前の中心だった場所です。片山酒造は旧武生市の南東郊外、丹南総合公園の近くに蔵を構え、その創業は江戸時代中期の明和年間(1764~1771)と伝えられる県下でも有数の古い歴史を持つ老舗の一つです。蔵元の片山家はこの地で染物業を営んでいましたが、その後造り酒屋を営んでいた本家の酒造免許を買取り酒造業に参入。
明治42年に酒銘を『男山』『愛宕』から現在の『関西』に改めました。酒銘の『関西』は特に深い意味は無く、それまで灘や伏見など関西地方が名醸地と言われていた事から名付けたそうです。
また片山酒造は福井県下で一番最初にテレビCMを行った蔵だとか。

色は薄いコハク色、メロン、ライチのような香り。あまく透き通ったうまさ。うまい。
栓を開けて数日置くと、フルーティーさから一転し香ばしいチョコレートのような乳酸香に芳醇で無濾過生原酒のような若々しいとげとげしさを感じる面白い飲み心地に。いずれにしてもうまいです。しみるうまさ。

お気に入り度:3


購入店:北陸福井の地酒「鎌仁商店」





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by tztom | 2015-09-07 20:01 | 福井 | Comments(0)