人気ブログランキング |

越の鷹 純米酒[伊藤酒造]_f0138598_00194814.jpg


醸造元:伊藤酒造 合資会社
URL:http://koshinotaka.jp/
住所:福井県福井市江上町44-65
電話:0776-59-1018
創業:明治27年(1894)

使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,375円(税込み)

蔵元一人で造っているので、入手困難とも言われる福井の地酒『越の鷹』。

福井市中心部から北西郊外。

三国港にそそぐ九頭竜川左岸・江上町の水田地帯の中に蔵を構える伊藤酒造の創業は明治27年(1894)と比較的若い酒蔵です。

しかし、伊藤家は元々が福井藩主が領内視察の際に接待する庄屋の家柄です。

酒造りは幕末ごろから行われていたそうで、主力銘柄である『越の鷹』は、鳥の王である「鷹」にあやかって「酒の王」を目指し『越の鷹』と命名されたと公式にはされています。

しかし、その一方で、鷹狩りに訪れた福井藩主に手造りの酒を供したところ「越の国へ羽ばたく鷹の酒じゃ」と称された事に由来するともいいます。

現在の伊藤酒造が本格的に酒造業を興した場所が、現在地より南西の本郷大谷(現・大年町地区)でこの時期を創業年、明治27年(1894)としています。

その後、九頭竜川水運による輸送交通の利便性から、九頭竜側右岸の高屋町に蔵を移転。

しかし、明治44年(1911)により良い水を求めて現在地の江上町に移転して今に至ります。

蔵は昭和23年(1948)の福井地震(福井大震災)によって全壊しますが、その後再起。

そして、現在の伊藤酒造は冒頭に書いた様に小さな酒蔵です。

蔵元の伊藤抵治(やすはる)は自ら杜氏となり、さらに営業まで一人で行っています。

そんな状況ですので、ラベルデザインは今風で、時代が求める淡麗辛口のお酒を戦略的に醸しながらも、少量生産。

福井県内でも入手困難なお酒となっています。


吟醸酒系が人気のようですが、今回選んだのは純米酒。


色はほんのりとコハク色。

ほのかに干し草のような牧歌的な乳酸香がします。

う〜ん、今風の都会的なお酒をイメージしましたが...。

飲み口は辛口です。

シャキッと鋭い、切り立った絶壁のような酸。

旨味は控えめかと思いつつも、芳醇辛口を後から包み込むようなふくよかな甘さを持っています。

キレはシャープですが、その後やさしく軟着陸する感じ。

ほ〜。

思わず。ほ〜。

うまいな。

うまい。

燗にしてみる。

キリリと辛口。は変わらず。

でも、やさしく芯のある旨さ。

辛口だけど酸はひかえめ、やさしくほっこりする酒。

うまいな〜。

うまいお酒です。


お気に入り度:3




↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


タグ:
by tztom | 2019-11-29 00:28 | 福井 | Comments(0)

わかさ 純米酒[小浜酒造]_f0138598_22115157.jpg



醸造元:株式会社小浜酒造
URL:https://obama-sake.com/
住所:福井県小浜市中井18-34
電話:0770-64-5473
創業:文政13年(1830)設立:平成29年(2017)

使用米:-
精米歩合:65%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,480円(税込み)

小浜酒造は、歴史ある酒蔵を引き継いで新設された新しい酒蔵です。

そして、私自身が福井県の地酒で最初に買った思いで深い地酒でもあります。

この、小浜酒造の前身である酒蔵が株式会社わかさ冨士でした。

わかさ冨士は文政13年(1830)創業の吉岡酒造と文久2年(1862)創業の辺見酒造が1965年に合併した酒蔵です。

辺見酒造は若狭と京を結ぶ鯖街道上の宿場町「熊川宿」で運輸、両替、呉服商などを営んでいた豪商が酒造業に進出したのが始まり。

今も宿場町の面影が残る熊川宿に酒販店を構える辺見酒造でわかさ冨士のお酒を販売していました。

しかし、日本酒不況の中での経営難から、2017年にわかさ冨士は酒造業からの撤退を決めます。

そうした中で小浜市唯一の酒蔵を残そうと、蔵元である辺見家の親族が酒造免許を申請して新たに設立した酒造会社が小浜酒造なのです。

と、言うわけで小浜酒造は『わかさ』や『熊川宿』などの銘柄も引き継いでいます。


色はうすいコハク色です。

香りはほんのり芳醇。

飲み口はスッキリとした淡麗辛口。

雑味が少なくて、フルーティーさと、ほんのりアルコール香が混じっているかな。

さらに、ほんのりと藁のような芳醇な乳酸香が口に広がります。

とは言え、酒質としてはトータル的に安定した淡麗辛口のお酒です。

正直、うまい。

燗にしてみる

鼻にくる刺激はないけど辛口でビターです。

渋味、苦味のパンチが効く。

しかし、辛いだけでなく、しっかりとしたふくよかな旨味もしっかりとあります。

後味に苦味が残りますが....。

中庸なキレ。かな?

うまい。

甘辛い煮物と合わせると良いかも。

あと、おでんとか。

なかなか、うまいお酒です。

お気に入り度:3



↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


タグ:
by tztom | 2019-11-26 22:32 | 福井 | Comments(0)


この花桜 本醸造原酒[関酒造]_f0138598_16311770.jpg

醸造元:関酒造有限会社
URL:なし
住所:京都府亀岡市紺屋町26
電話:0771-22-0056
創業:明治2年(1869)

使用米:-
精米歩合:69.8%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:18度
購入価格:720ml:1,540円(税込み)

京都市の北東に接する亀岡市は古くからの宿場町・城下町として栄えた京都府第3の都市。

かつては旧丹波国の最南端に位置する都市で、古くは「亀山」と呼ばれた山陰道の要衝で江戸時代からは形原松平家5万石の城下町として発展しました。

丹波亀山は明治2年の版籍奉還で伊勢の亀山との混乱を避けるために「亀岡」と改められ今にいたります。

城下町の街割りや面影が今も残る亀岡市の中心部、紺屋町に蔵を構える関酒造は明治2年(1869)の創業。

この花桜 本醸造原酒[関酒造]_f0138598_16310704.jpg


屋号は「井づ源」で、元々は豪農で大地主だった関家が江戸末期ごろから副業で酒造りを始めました。

よって、関酒造は現在でも不動産事業が主だったりして、酒造りは銘柄を絞って細々と行っています。

今も残る伝統的な佇まいの商家建築は江戸時代末期のものとか。

主力銘柄は『この花桜』

このお酒の精米歩合は69.8%と微妙な数値。

7割を切りたいのでしょうか、共同精米施設で精米しているような歩合数ですね。

さて、

色は薄いコハク色です。

香りは控えめながらも、ほのかに芳ばしい乳酸香。

飲み口はとにかく、辛い。

辛い。ガツンとした辛さ。

甘さは控えめで、ウイスキーのように芳ばしく、刺激がある辛さ。

でも、味わえば味わうほど、味わい深いお酒です。

うまい。

燗にすると、意外にスッキリライトな感覚。

でも、ガツンと辛い。

ふくよかな透明感。

旨味は控えめ。

スッキリとしたキレ。

味わい深いお酒ですね。

うまい。

お気に入り度:3




↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


by tztom | 2019-11-24 17:01 | 京都 | Comments(0)

美山 てんごり 生もと本醸造[大石酒造]_f0138598_22391822.jpg


醸造元:大石酒造株式会社
URL:https://www.okinazuru.co.jp/
住所:京都府亀岡市薭田野町佐伯垣内亦13
電話:0771-22-0632
創業:元禄年間(1688-1704)

使用米:五百万石
精米歩合:70%
日本酒度:-1.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:16度以上17度未満
購入価格:720ml:1,298円(税込み)


亀山市の西郊外へ約4km、田園地帯が広がる稗田野町一画に大石酒造はあります。

国道372号線と併走する旧道が旧篠山街道。

平安期にはこの篠山街道が山陰道だった時期もあります。

この歴史ある旧道沿いに蔵を構える大石酒造は江戸時代中期の元禄年間の創業。

初代大石太郎兵衛が本家の庄屋より分家して「太郎兵衛酒屋」を起こしたのが始まりです。

明治5年に「酒喜屋」に改称。
さらに大正から昭和の時代にかけて「東酒屋」に改称し、戦後になって今に続く大石酒造と名を変えます。

昭和30年ごろに生まれた銘柄『翁鶴』は近畿一円を始め、東京、九州、名古屋方面にまで販路を拡大していきます。

現在は石数を抑えながら、伝統的な生配仕込み、寒仕込の酒造りを行い、一方で直営店や居酒屋などアンテナショップなどを展開。

東京の新橋新橋駅前ビルにも京の酒蔵『翁鶴』があります。

蔵でも資料館と食事処を併設した「酒の館」を運営しています。

美山 てんごり 生もと本醸造[大石酒造]_f0138598_22390714.jpg


今回のお酒「てんごり」は京都を代表する茅葺きの里「美山」をラベルに使った、一見観光酒にも見えますが、平成26年に大石酒造がより良い酒造りの環境を求めて新設した「美山蔵」で醸したお酒です。

酒銘の「てんごり」とは茅葺き屋根の葺き替えを皆で協力しあって行う美山の方言の事です。

大石酒造「美山蔵」美山路酒の館
住所:京都府南丹市美山町南新高瀬13
電話:0771-77-0007
営業時間:9:00~17:00


香りは控えめですが、
飲み口には群れた湿度のなる干し草のような牧歌的な香りを感じます。

ああ、昔の地酒っぽい。

生もと特有の乳酸香かな。

飲み口は芳醇な甘口の、干し草のような乳酸香がやっぱり口に広がります。
キンキンに冷やすとそれほどでもありませんが。

パンチのある辛さ。

辛いけど芳醇旨口。

辛いけど、うまい。

燗にすると、香りは控えめながら、甘酒のようなコクのある香りと甘み。

奥行きと深みのある余韻。

ほのかな酸味が生もとぽッい。

ああ、美山に来たらこの酒かも。

うまいです。

お気に入り度:3



↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


by tztom | 2019-11-19 23:06 | 京都 | Comments(0)

金明 純米吟醸 しぼりたて無濾過原酒[根上酒造店]_f0138598_23473567.jpg

醸造元:株式会社根上酒造店
URL:なし
住所:静岡県御殿場市保土沢850-4
電話:0550-89-3555
創業:明治25年(1892)

使用米:-
精米歩合:45%
日本酒度:+
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:17度
購入価格:720ml:1,783円(税込み)

根上酒造店は明治初期創業で、現在では御殿場唯一の酒蔵です。

主力銘柄の『金明』とは、富士山頂の霊泉「金明水(きんめいすい)」に由来。

御殿場市中心部から3kmほどの西郊外。

田園地帯と工業団地が入り組んだ集落の外れに蔵はあります。

金明 純米吟醸 しぼりたて無濾過原酒[根上酒造店]_f0138598_23474421.jpg

約200石ぐらいの小さな蔵で、造られた酒の大半は地元及び静岡県内で消費されてしまうので、県外ではその存在もあまり知られていませんでした。

と、いうか地元でもあまり流通してなさそうでした。

すでに廃業している印象もありました。

でも直売店があります。

結構知る人ぞ知るような地味な商品を作っていましたが、今や入手困難なお酒として知られるようになりました。

しかし、約200石くらいの蔵でなんと四季醸造という事らしいので、一期あたりの石数は50石という事でしょうか。

10年以上前から純米蔵になったという事で、最近は特約店向けの特定名称酒を作っているようです。

今回のお酒も特約店限定酒っぽい無濾過原酒系の純米吟醸。



色は無色透明です。

しかし!!

何と、香りはストロベリー。

飲み口は梅干し?いやフルーティーな梅の果実です。

これは日本酒?梅酒?

フルーティーながらも淡麗なキレ。

たしかに日本酒だ!!

こんなのは始めて。

よく分からないがうまいぜ!!

栓をあけてしばらく置くと、フルーティーな華やかさは落ち着きをみせ、

変わって、パンチのある辛口、苦味、渋味の荒々しい勢力が幅を利かせてきます。

ふつ〜の日本酒に軟着陸?していく感じ。

しかし若くて、ビターで楽しいお酒。

うまい。

うまいな〜。

お気に入り度:4



↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


by tztom | 2019-11-14 22:22 | 静岡 | Comments(0)

宝川 醇良純米酒[田中酒造]_f0138598_13354939.jpg

宝川 醇良純米酒[田中酒造]
醸造元:曲イ 田中酒造株式会社
URL:https://tanakashuzo.com/
住所:北海道小樽市色内3丁目2番5号
電話:0134-23-0390
創業:明治32年(1899)

使用米:彗星(ニセコ町産)
精米歩合:60%
日本酒度:+1.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,650円(税込み)

小樽の中心部、小樽運河沿いの色内大通り沿いに蔵を構える田中酒造。

屋号『曲イ』は「カネイ」と読みます。

小樽の地酒と言えば田中酒造の他に北の誉酒造が有名でしたが、北の誉酒造は2015年にオエノングループの傘下となり、小樽から醸造場を移転してしまいました。

なので、現在は小樽で唯一の酒蔵です。

明治32年(1899)に創業した田中酒造の本店は昭和2年(1927)築の木造2階建て建築で小樽市の「歴史的建造物」に指定されています。

戦時中の企業統制令で小樽合同酒造株式会社に集約されますが、戦後に再独立します。

年間約500石の小さな酒蔵ですが、平成7年(1995)に本店から役2kmの場所に亀甲蔵という観光酒造工場を建設。

少量生産ながらも四季醸造を行い、年間を通して訪れる観光客に作りたての新酒を販売し続けています。

田中酒造「亀甲蔵」
北海道小樽市信香町2番2号
0134-21-2390

今回のお酒の酒米は「彗星」という聞き慣れない品種。
長年北海道では酒米は穫れないと言われ続け、本州からの移入に頼っていました。そうして近年になってようやく北海道でも育つ酒米がいくつか開発されます。
北海道酒米の7割を占める吟風(空育158号)はすっかり有名になりました。もう一つ初雫(北海278号)という酒米もありますが、この2つの酒米を掛け合わせて生まれたのが「彗星」で、田中酒造が開発に携りました。


意外にも香りは控えめ。

飲み口もスッキリ淡麗。

だけど、マスカットのような爽やかさとライチのような甘みが奥行きを出しています。

若い酒なので、後味に渋味、苦味が残ります。

しかし、栓をあけてしばらくおくと、

後味の苦味、渋味も気にならなくなっていく。

逆に後味を引き締めるキレの一員に。

雑味は無く、ほのかにフルーティー。

飲み飽きしないお酒です。

うまい。

うまいな〜。

お気に入り度:3



↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


タグ:
by tztom | 2019-11-13 23:45 | 北海道 | Comments(0)

北の勝 鳳凰[碓井勝三郎商店]_f0138598_13354148.jpg

醸造元:碓井勝三郎商店
URL:http://www.marimo.or.jp/~honda/cybermkt/mall/usui/
住所:北海道根室市常盤町1丁目6番地
電話:01532-3-2010
創業:明治20年(1887)

使用米:-
精米歩合:70%
日本酒度:+1.0
酸度:1.4
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:861円(税込み)

北海道最東端、(もしかしたら日本最東端?)の酒蔵、碓井勝三郎商店。

社名の通り明治20年(1887)に碓氷勝三郎氏が創業。

創業時からのレンガ造りの酒蔵は、根室空襲でも奇跡的に被災を逃れました。

家族経営の小さな酒蔵で、休漁期の昆布漁師が蔵人として働いています。

かつては水産加工業やタクシー会社も経営していましたが、現在は酒造業に専業しています。

生産量が少ないのでほとんど地元流通のお酒です。

主力銘柄は『北の勝』、大半は晩酌向けの普通酒『大海』と『鳳凰』ですが、毎年1月には期間限定で特定名称酒の搾りたて、純米酒と大吟醸酒も発売。


香りは..ありません。

飲み口は透明ですっきり。
雑味の無い、ほんのりと甘いすっきりとした飲み口。

辛すぎないお酒。

淡麗辛口にふりすぎない、第一印象でうまい酒。

正直うまい、晩酌向けのお酒です。

これは、是非に燗にしてみる。

まず、うまい!

めちゃ、うまいぞ!!

雑味も無く、透明感のあるふくよかで芳醇な甘み。

スッキリとしたまろやかなキレ。

うまい。

盃が進む。

うますぎる。


お気に入り度:4




↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


タグ:
by tztom | 2019-11-12 13:39 | 北海道 | Comments(0)

つきよしの 特別純米原酒 月見に一杯[若林醸造]_f0138598_23421524.jpg

醸造元:若林醸造株式会社
URL:https://www.tsukiyoshino.com/
住所:長野県上田市大字中野466
電話:0268-38-2526
創業:明治29年(1896)

使用米:-
精米歩合:59%
日本酒度:+
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:17度
購入価格:720ml:1,630円(税込み)

長野県上田市にある若林醸造もまた復活した酒蔵です。

上田市から西へ、別所温泉への途中に位置する塩田平は、数多くの有名な神社仏閣が集まる事から「信州の鎌倉」と呼ばれています。

最寄り駅は上田鉄道中野駅。

若林醸造の創業は明治29年(1896)で最盛期には700石の生産高でしたが、昭和44年ごろから自醸をやめて集約製造となりました。

細々と日本酒を販売する一方で、若林醸造は近隣の果樹農家から委託されたリンゴジュースの製造、及び甘酒の製造販売で知名度を上げていきました。

リンゴジュースと甘酒が蔵の主力商品です。

つきよしの 特別純米原酒 月見に一杯[若林醸造]_f0138598_23421936.jpg
しかし、とうとう蔵の廃業が検討され始めます。

そんな酒蔵に二人姉妹の次女として生まれた若林真実氏が、蔵の継承を決意。

信州銘醸での修業を積みながら、タンク2本分の特別純米酒と各1本分の吟醸酒、純米吟醸酒の計4本の日本酒を仕込み、平成27年に本格的な日本酒造りを復活させました。

主力銘柄の『月吉野』は創業時に満月の夜にひらかれた吉野桜の下での花見酒に由来。

ひらがなの『つきよしの』は若林真実が夫婦二人三脚で送り出した新ブランド。


香りは控えめながら、ほのかに米の香りを感じます。

でも、飲み口はキリリと辛口。

しかし、キリリとしていながらも芳醇でフルーティーな余韻です。

飲めば飲むほどフルーティーに。

そして後味のキレ。

最初は若さがありましたが、栓をあけて暫くおくと飲み口が非常に安定してきました。

フールーティーと苦渋のバランス。

飲み飽きせず、杯がすすみます。

うまい。

お気に入り度:3



↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


タグ:
by tztom | 2019-11-04 23:43 | 長野 | Comments(0)

峰の雪 大吟醸 蔵[峰の雪酒造場]_f0138598_00170694.jpg


醸造元:有限会社 峰の雪酒造場
URL:http://minenoyuki.com/
住所:福島県喜多方市桜ヶ丘1-17
電話:0241-22-0431
創業:昭和17年(1942)

使用米:美山錦
精米歩合:50%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:2,674円(税込み)

福島県会津盆地の北部に位置する喜多方市は‟喜多方ラーメンの街”として全国的に有名ですが、 観光としては‟蔵の街”としても知られ、同様に酒蔵の数もたくさんあります。

喜多方市のメインストリートの北郊外に蔵を構える峰の雪酒造場は、昭和17年(1942)の創業と、喜多方の酒蔵の中では最も若い酒蔵ですが、本家大和錦酒造(喜多方市松山町村松字常盤町)から分家した酒蔵でした。

本家大和錦酒造はその後廃業していまいましたが、『大和屋善内』という新ブランドとして引き継いでいます。

峰の雪酒造の主力銘柄は屋号の通りの『峰の雪』で、これは福島県、山形県、新潟県の3県にまたがる飯豊連峰の残雪をイメージした俳句「四方の花 慶雲燗たり 峰の雪」より名付けられたものです。

さて、本家大和錦酒造から分家した峰の雪酒造も戦後はそれほど元気のある酒蔵ではありませんでした。

近年までは、世界最古の酒と呼ばれる「はちみつ酒ヨード」がある意味の主力商品でした。

日本酒不況の中で「はちみつ酒ヨード」に活路を見いだしたようですが、それが主力商品になると会社名を『蜂の雪』と間違えられる事もあったとか。

そこで、再び日本酒醸造、特に特定名称酒にも力を入れ始めています。

県外にはなかなか流通しないので、なんとか手に入れたのは大吟醸。


色はほんのりと薄いコハク色ですが、

香りは控えめです。

しかし、口に広がる華やかな飲み口。

しっかりとした上品な旨味と、綺麗な余韻。キレ。

苦味、渋味はほとんど感じない。

きれいなお酒です。

さすが、大吟醸。

ジャンルは違えど「はちみつ酒ヨード」などを造り続けていた酒蔵だけに、

技術力は蓄積され続けていたのでしょうか。

正直、あまり期待はしていませんでしたが、

うまいです。

うまい!!

お気に入り度:4



↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


タグ:
by tztom | 2019-11-01 00:20 | 福島 | Comments(0)