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東京盛 純米吟醸[小山本家酒造]_f0138598_08243491.jpg

醸造元:株式会社 小山本家
URL:https://www.koyamahonke.co.jp/
住所:埼玉県さいたま市西区大字指扇1798番地
電話:048-623-0013
創業:文化5年(1808)

使用米:山田錦
精米歩合:60%
日本酒度:+
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度
購入価格:720ml:888円(税込み)

東京盛ですが、埼玉の蔵元です。

小山本家酒造は、さいたま市中心部(旧・大宮市)の西郊外に位置する指扇(さしおうぎ)地区に大規模な蔵を構える東日本では最大手の酒蔵です。

灘で修行を積んだ小山屋又兵衛が蔵を創業したのは江戸時代後期、シーボルト事件があった文化5年(1808)です。

近年までは少量高級酒蔵でしたが、現在は総合酒類メーカーに成長し全国で6つの酒蔵を買収。
傘下に秋田の北鹿、新潟の雪椿酒造、越後桜酒造、茨城の賜杯桜酒造、京都の京娘酒造、兵庫灘の浜福鶴酒造を持ちます。

東京の繁栄を願い、大正時代に誕生した「東京盛(とうきょうざかり)」を復刻。新デザイン。
デザインは日本酒でお馴染みの「枡」をモチーフにしています。
「枡」の読みは「増す」や「益す」に通じ、「幸福が増す」「益々繁盛する」等、古くから縁起の良い意味があり、このデザインには、手に取って頂いた方々の幸せが益すよう願いを込めています。

香りは控えめながらも、飲み口はフルーティーでかつ透明感がある。
酸はひかえめで優しい飲み口だけど、スッキリとした淡麗辛口。

山田錦を使った純米吟醸でこのコスパ。

燗にしてみる。
甘酒のような米の香りが立ち上がる。

ふくらむ。米の旨み、香りが口一杯に広がる。

やさしい!!

包み込むようなやさしい透明感。


うまい。

大手らしい安定感のあるお酒。

頑張ろう!!東京。
埼玉の酒蔵だけど。

お気に入り度:3




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# by tztom | 2023-01-03 08:26 | 埼玉 | Comments(0)

若竹 鬼ころし 純米吟醸[大村屋酒造場]_f0138598_08213151.jpg

醸造元:株式会社 大村屋酒造場
URL:http://oomuraya.jp/
住所:静岡県島田市本通1-1-8
電話:0547-37-3058
創業:天保3年(1832)

使用米:ひとめぼれ・吟ぎんが(岩手産)
精米歩合:55%
日本酒度:+3.0
酸度:1.3
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,535円(税込み)

大村屋酒造場は、五十三次のうち日本橋から数えて23番目の島田宿で、天保3年(1832年)に創業した老舗の酒蔵。
「大村屋」の屋号は、創業者が焼津の大村で醤油醸造業に生まれ、分家して島田で油屋を開業し、財をなして酒造業を始めたことに由来しています。

大村屋酒造場は、「若竹 鬼ころし」のブランドで知られる本醸造と純米酒を造っている蔵ですが、大吟醸クラスは年に一度、「おんな泣かせ」のブランドでしか蔵出しません。そしてこの「鬼ころし」を1975年に復活しました。

バナナ、マンゴーのような芳醇な吟醸香。
飲み口はシャープな辛口。
やや酸を強く感じます。
雑味は無く透明感があります。

後味はスッキリ、引いていくキレ。
ほのかにフルーティーな余韻。

バランスの良い辛口の吟醸酒らしいお酒です。

うまい。

お気に入り度:4




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# by tztom | 2023-01-03 08:23 | 静岡 | Comments(0)

越の誉 吟醸酒 清吟[原酒造]_f0138598_19371703.jpg

醸造元/販売元:原酒造株式会社
URL:http://www.harashuzou.com/
住所:新潟県柏崎市新橋5-12
電話:0257-23-6221
創業:文化11年(1814)

使用米:たかね錦(高嶺錦)
精米歩合:59%
日本酒度:+3.0
酸度:1.9
アミノ酸度:-
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,502円(税込み)

新潟県の柏崎は原発のある町としてその名が全国的に知られていますが、もともとは北国街道の宿場町として発展し、北前船によってもたらされた富で栄えた町で、酒蔵も多くあります。

原酒造の創業は江戸時代後期の文化11年(1814)。その歴史を積み上げてきた酒蔵は2007年の中越沖地震で甚大な被害を受けてしまいますが、し平成22年(2010)に新しい近代的な和醸蔵が完成。続いて蔵元直売所でもある酒彩館の完成をもって原酒造は再出発しました。

今回のブランド『清吟』は季節限定酒か特約店向け限定酒か、蔵元のHPには無い新ブランドでした。

使用している酒米は、酒米生産農家「E酒米つくろ会」との契約栽培米「たかね錦」との事。

この「たかね錦」(高嶺錦)は、長野県で生まれ昭和30年ごろまで広く作られていた酒造好適米でした。
名前の 「たかね」は標高の高いところでの栽培に適することを、「錦」は酒米を表しています。
しかし、その扱いにくさからいったん衰退してしまいます。

「たかね錦」の特徴は「スッキリした呑口とふくらみのある旨さが際立つ」酒。

この酒を求めて復活への運動が起き、栽培から国の認可も含めて約10年の歳月をかけて復活しました。

とはいえ、現在の技術を持っても扱いづらい酒米には変わりはありません、なので「高級酒用の酒米」となっています。

そんな酒米を使った吟醸酒。

新潟酒らしい、香りは控えめですが、スッキリとした透明感の口当たり。

酸は少々感じますが、包み込むような、やさしいのど越し。

燗にすると、甘酒のような甘く香ばしい香り。

飲み口はさらに透明度が増し、非常にやさしい淡麗辛口に。

うまいし、それにそんな酒米を使っていながらの、このコスパの高さ。

うまい!!

お気に入り度:3




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# by tztom | 2022-01-24 19:47 | 新潟 | Comments(0)

真上 特別純米[村井醸造]_f0138598_12365992.jpg

醸造元・販売者:村井醸造株式会社
URL:https://www.komei.co.jp/index.html
住所:茨城県桜川市真壁町真壁72
電話:0296-55-0005
創業:延宝元年(1673)

使用米:山田錦
精米歩合:60%
日本酒度:-5.0
酸度:1.9
アミノ酸度:0.9
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,590円(税込み)

久しぶりの投稿。
医者から言われて今年は日本酒を控えていましたが、
今年の夏くらいに久々に撮影に言ってきた『真壁』の酒蔵「村井醸造」
の新ブランド『真上』を買ってきました。

動画『真壁』 https://youtu.be/ZRidIsE3Iyo

国の重伝建にも指定された真壁町の中心部に建つ村井醸造の創業は江戸時代初期の延宝元年(1673)で、酒蔵も国の登録文化財に指定されています。先の東日本大震災で村井醸造も深刻な被害を受けましたが、だいぶ立ち直りました。

村井家は江戸時代からこの地で醸造業を営んでいますが、そのルーツはやはり近江日野商人でした。
近江日野商人の初代村井重助がこの地で醤油・味噌販売の出店を構えたのが、日野商人における関東出店の最も古い記録と言われ、それから現在に至るまで、頑固に米と水による「辛口」の味を追求し続けた蔵でもあります。
主力銘柄である『公明』は、つつましく清廉潔白に生きたいという願いを込めた「公明正大」からの引用したものに、「米」(コメ)の語呂を掛けたものだとか。

今回の新ブランド『真上』は、蔵の若手が醸した限定流通酒で「真壁」の「上を目指す」の意味だとか。


香りは控えめ、ほんのと青リンゴのような立ち香。

スペック的に日本酒度はマイナスですが、茨城の酒らしい酸のある、旨味も抑えめのスッキリ淡麗辛口です。

燗にしても、スッキリとした飲み口。

ほんのり、香ばしい牧歌的な香りも。

やさしい透明感。

ふっくらとした旨味。

いや〜日本酒はやっぱりうまい。

お気に入り度:3




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# by tztom | 2021-12-09 12:43 | 茨城 | Comments(0)

西の関 ひや 夏のお酒 [萱島酒造]_f0138598_17402222.jpg
醸造元:萱島酒造有限会社
販売元:萱島酒造有限会社
URL:http://www.nishinoseki.com/
住所:大分県国東市国東町綱井392-1
電話:0978-72-1181
創業:明治6年(1873)

使用米:八反錦
精米歩合:60%
日本酒度:-0.5
酸度:1.4
アミノ酸度:1.6
アルコール度:17度
購入価格:720ml:1,268円(税込み)

萱島酒造のお酒は大分県の地酒で一番最初に買ったお酒でした。

萱島酒造は大分県の北端、瀬戸内海・伊予灘に面した国東半島東部部の町国東(くにさき)市にあります。(旧・国東郡国東町)
明治6年(1873)に初代萱島荒吉により創業。
酒銘の『西の関』は「西は西日本、関は横綱の意味で「西日本の代表酒」になりたいとの大きな望みと努力を心に誓って2代目萱島米三郎が銘々しました。

シンボルの八角形煙突など明治末より大正初期に建てられた酒蔵も国の登録文化財。
九州なので日本酒だけでなく焼酎も造っています。小さな酒蔵ですが、個性的な商品を展開しています。

西の関 ひや 夏のお酒 [萱島酒造]_f0138598_17402809.jpg

今回のお酒は【夏季限定】のオンザロック専用酒という、これまたニッチな商品。

恐らく一般には流通しないお酒で、大分の地酒専門店で購入。

コンセプトは、「氷で割っても味がぶれない、オンザロック専用酒」

まあ、原酒とオンザロック専用酒として売り出している酒蔵は他にもありますね。

蔵元曰く「氷で割っても味がぶれない、オンザロック専用酒” 香り高く芳しい濃醇な旨み」

アルコール度は16度とふつうで、本醸造酒との事。

栓をあけると

香りは控えめながらも、ほのかに牧歌的な印象。

飲み口も原酒ではないので重くなく、やさしいコク。

優しいビターな香ばしさとふくよかな甘味が立ち上がります。

甘すぎない甘味。

そして、中盤からビターな苦味と渋味が後半にキレへ。

酸は控えめですが、スッキリとしています。

う〜ん。夏酒。いいですね。

オンザロックでカルパッチョとかと合わせましょうか。

うまい。

日本酒は面白いな〜。

お気に入り度:3




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# by tztom | 2021-08-21 17:49 | 大分 | Comments(0)