人気ブログランキング | 話題のタグを見る

福喜久 上撰 [坪三酒造]_f0138598_0113689.jpg


醸造元: 坪三酒造合資会社
URL:なし
住所:福井県坂井市春江町高江24-38
電話:
使用米:-
精米歩合:-
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,296円(税込み)

福井市の北に位置する坂井市は2006年に三国町・丸岡町・春江町・坂井町の坂井郡4町が合併して生まれた市。市の中心は旧坂井町。その南に位置し福井市と接する旧春江町は福井市のベッドタウンであると共に総面積のほぼ半分が水田である町です。

九頭竜川右岸の水田地帯である高江集落で坪三酒造は江戸時代中期の享保元年(1716年)の創業。酒銘『福喜久』(ふくきく)は、いつまでも変わることのない福運、幸福そして喜びをもたらすようにとの願いをこめたもの。

蔵元の坪田一卯氏の目指す「くせがなく、飲みやすい酒を」の為、現在は本醸造酒だけを醸している蔵です。ラベルには「上撰」という表記だけあって、他の情報は一切なし。あえて「本醸造」を明記しないのは、「特定名称酒」に義務化された表示を避けるためでしょうか?噂にはラインナップも「上撰」のみとか。ちなみに地域限定のミニボトル『生貯蔵酒 ゆりの里』も造ってはいますが。

香りは控えめ、ほどよく旨みの乗った淡麗辛口のお酒。ほのかに香ばしい熟成香を感じますが、それ以外は灘の大手酒造メーカーの醸すお酒のような安定感。

燗にすると、これまたスッキリとしたクセの無い飲み口にやさしい甘みと苦味と渋味のバランス。地味に良い。うまい。うまいです。

お気に入り度:3



日本酒人気ブログランキング
に参加しています。
日本の地酒・小さな酒蔵を応援!!ポチッとお願いします。
# by tztom | 2015-09-11 00:11 | 福井 | Comments(0)

華燭 越前国府 純米酒 [豊酒造]_f0138598_0122210.jpg


醸造元: 豊酒造株式会社
URL:http://www.sake-kashoku.com/
住所:福井県鯖江市下野田町38-70
電話:0778-62-1013
使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,188円(税込み)

鯖江市の西郊外、越前町との境界にまたがる三床山(みとこやま)の東に広がる田園地帯の中の下野田町という集落に蔵を構える豊酒造の創業は江戸時代中期の宝暦3年(1753年)。この下野田町集落には豊小学校や豊郵便局があるように、昭和30年(1955)に周辺7町村が合併して誕生した鯖江市の旧村のうちの一つ”豊村”に蔵の名は由来。

酒銘の『華燭』は「華やかなともし火」の意味から「結婚の席にともすともし火」の意味でも用いられ、それを大正天皇の御成婚にちなんで銘々したもの。

熟成された酒のように、牧歌的で香ばしい乳酸香。酸と苦味が強く、しかしその後に旨みが乗ってくるうまさ。

燗にすると、チョコレートフレーバーを思わせる香ばしさと旨み、そしてビターな苦味。なんだか、クセがあるけど良い感じ。軽いつまみで飲むよりも、しっかりとした中華や洋風系の料理と合わせて、その個性を発揮する食中酒のような印象。うまいですよ。

お気に入り度:3


購入店:北陸福井の地酒「鎌仁商店」




日本酒人気ブログランキング
に参加しています。
日本の地酒・小さな酒蔵を応援!!ポチッとお願いします。



# by tztom | 2015-09-10 00:32 | 福井 | Comments(0)

七ッ星 純米酒 [井波酒造]_f0138598_21463240.jpg


醸造元:井波酒造株式会社
URL:なし
住所:福井県鯖江市有定町1-1-22
電話:0778-51-0020
使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:+4.0
酸度:1.4
アミノ酸度:1.2
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,206円(税込み)

鯖江市市街地の西郊外。北陸最大のツツジの名所として知られる西山公園の南端付近に蔵を構える井波酒造。創業は江戸時代後期の文化3年(1806年)で、酒銘の『七ツ星』は、この蔵に滞在した僧侶が詠んだという歌「空高く仰ぐ北斗の七ツ星 井波にうつれ名も響くなり」に由来。ちなみに社名の井波は富山県の地名ではなく、蔵元の名前です。

古酒のような香ばしい乳酸香。飲み口も干し草のような香ばしさと酸味、苦味、渋味が全面にでて、樽酒のような香りの余韻をまといながらゆっくりと引いていきます。後味は苦味を残しながらもスッキリ。

燗にするとセメダインのようなエチル香。香ばしく、辛口の後味。不思議な燗酒。久々にクセのある地酒に出会いました。

ところがです、栓を開けて数日経つと、独特のクセ(毒気?)とも言えるものが消えていき、もちろんベースのクセは変わりありませんが、いたって飲みやすいお酒に変わっていきます。あ、ちなみに雑味はありませんね。芳醇な香りと辛さと渋味と苦味のバランス。そんなお酒です。

お気に入り度:2




日本酒人気ブログランキング
に参加しています。
日本の地酒・小さな酒蔵を応援!!ポチッとお願いします。
# by tztom | 2015-09-08 21:49 | 福井 | Comments(0)

関西 純米酒 [片山酒造]_f0138598_2001598.jpg


醸造元:片山酒造株式会社
URL:http://sake-kansai.com/
住所:福井県越前市余田町51-18
電話:0778-22-0209
使用米:越の雫
精米歩合:65%
日本酒度:+1.0
酸度:1.5
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,296円(税込み)

2005年の平成の大合併で武生市と和紙の里として知られる今立郡今立町が合併して生まれた越前市は古来より越前国の国府が置かれ越前の中心だった場所です。片山酒造は旧武生市の南東郊外、丹南総合公園の近くに蔵を構え、その創業は江戸時代中期の明和年間(1764~1771)と伝えられる県下でも有数の古い歴史を持つ老舗の一つです。蔵元の片山家はこの地で染物業を営んでいましたが、その後造り酒屋を営んでいた本家の酒造免許を買取り酒造業に参入。
明治42年に酒銘を『男山』『愛宕』から現在の『関西』に改めました。酒銘の『関西』は特に深い意味は無く、それまで灘や伏見など関西地方が名醸地と言われていた事から名付けたそうです。
また片山酒造は福井県下で一番最初にテレビCMを行った蔵だとか。

色は薄いコハク色、メロン、ライチのような香り。あまく透き通ったうまさ。うまい。
栓を開けて数日置くと、フルーティーさから一転し香ばしいチョコレートのような乳酸香に芳醇で無濾過生原酒のような若々しいとげとげしさを感じる面白い飲み心地に。いずれにしてもうまいです。しみるうまさ。

お気に入り度:3


購入店:北陸福井の地酒「鎌仁商店」





日本酒人気ブログランキング
に参加しています。
日本の地酒・小さな酒蔵を応援!!ポチッとお願いします。
# by tztom | 2015-09-07 20:01 | 福井 | Comments(0)

飛鳥井 特別純米[丹生酒造]_f0138598_8181651.jpg


醸造元:丹生酒造株式会社
URL:http://homepage2.nifty.com/nyuu-shuzou/
住所:福井県丹生郡越前町天王18-3
電話:0778-34-0022
使用米:山田錦
精米歩合:60%
日本酒度:+3.0
酸度:1.4
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,296円(税込み)

鯖江市の北西に接する丹生郡越前町は日本海に突き出た越前岬のある町で古くから越前焼の産地としても知られています。

2005年の平成の大合併で同じく丹生郡織田町、朝日町、宮崎村の3町1村と合併して生まれた(新)越前町。

丹生山地を挟んで東端に位置する旧・朝日町の八坂神社の参道沿いに蔵を構える丹生酒造の創業は江戸時代中期の享保元年(1716)の創業で、福井県の中でも最も古い酒蔵の一つです。

蔵の前に鎮座する八坂神社に御神酒を奉納する事から丹生酒造の歴史は始まりました。

酒銘『飛鳥井』は足利時代の公家であり蹴鞠(けまり)の宗家である飛鳥井家がこの地で誕生した事に由来します。

メロン、マスカットのような爽やかな立ち香が期待を膨らませます。

そして飲み口は甘く優し…と思ったら、そこに刃物のようなシャープな酸味の辛さ。

その後に続く苦味、渋味は甘みがなんとも自然にやさしく心地よい余韻に。

後味にやや渋味と苦味が残りますが、不思議とクセになって杯が進みます。うまい、うまいです。

お気に入り度:3


購入店:北陸福井の地酒「鎌仁商店」





日本酒人気ブログランキング
に参加しています。
日本の地酒・小さな酒蔵を応援!!ポチッとお願いします。
# by tztom | 2015-09-06 08:18 | 福井 | Comments(0)