f0138598_06483851.jpg

醸造元:梅ヶ谷酒造株式会社
URL:なし
住所:福岡県嘉麻市大隈町346
電話:0948-57-0005
創業:天保5年(1834)

使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,404円(税込み)

福岡市の東方向に位置する嘉麻市は、平成の大合併により、2006年に山田市と旧・嘉穂郡嘉穂町、碓井町、稲築町が合併してうまれた街で、ちょうど福岡県の中央部にあたり、かつては筑豊有数の炭鉱都市として栄えていました。

その中心市街が、旧・嘉穂郡嘉穂町の大隅町と大隅地区です。

大隈は中世から江戸期にかけて城下町として発達し、江戸時代には秋月藩5万石の商業的中心地として、田川街道や日田街道も交差する宿場町として整備され発展します。

さらには嘉麻川(現在の遠賀川)には河港が設けられ陸路水路の要衝となり、人や物資の集散地として町は大きく繁栄しました。

江戸時代より町場である大隅町と大隅村に分かれていて、大隅村は現在の大隅地区にあたります。

かつて宿場町・在郷町として栄えた大隅町の中心部に蔵を構える梅ヶ谷酒造は江戸時代後期の天保5年(1834)に創業。

大隅町にはもう一軒、県外にも知られる寒北斗酒造があります。

f0138598_06485395.jpg

社名の『梅ヶ谷』は、当時の蔵元がひいきにしていた、福岡県出身で15代横綱の梅ヶ谷藤太郎に由来。

梅ヶ谷藤太郎は9割5分という脅威の勝率を誇り、梅ヶ谷酒造も“酒界の横綱”を目指してこの名をつけました。

しかし筑豊地域の産炭事業の衰退とともに人口が減り、また日本酒不況も追い打ちを掛けます。

さらには、蔵は移転を考えていたものの、度重なる嘉穂町中心市街の再開発構想によって計画が頓挫。そのため酒造りを休止する事となってしまったそうです。

現在は、他の酒蔵に委託製造しているとか。

ただ、瓶に製造所固有記号が見当たりません。

自醸を始めたのでしょうか。


干し草のような牧歌的な乳酸香。

飲み口も渋味、苦味がまず前面に出てきます。

渋い辛味のあとに奥行きのある旨味。後味のまとまりはいい。

飲んでいくとスッキリとした辛口。

辛口の中に米の旨みをふくよかに感じます。

地酒っぽいうまさ。

なんかうまい。

燗にすると、意外にも澄んだ水のような透明感。

一瞬、なんか線が細かな〜と思ったりしますが、しっかりとした酸と旨味、さらには苦味がバランスよく尻を叩いて引き締めるキレ。

ああ、とても地酒っぽい個性。

うまいです。

うまい!!

お気に入り度:3



↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


[PR]
# by tztom | 2018-04-29 06:49 | 福岡 | Comments(0)

f0138598_20052050.jpg

醸造元:株式会社 杜の蔵
URL:http://www.morinokura.co.jp/
住所:福岡県久留米市三潴町玉満2773
電話:0942-64-3001
創業:明治31年(1898)

使用米:夢一献
精米歩合:55%
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,500円(税込み)

九州の酒どころ三潴郡に蔵を構える大きな酒蔵です。
この一帯はかつて「九州の灘」と称され、最盛期には100蔵近い酒蔵がひしめいていました。
平成の大合併によって旧三潴郡三潴町は2005年に久留米市の一部となります。

杜の蔵(もりのくら)の前身は森永酒造。平成4年(1992)に社名変更しました。

町の中心部に建つ杜の蔵は、明治31年(1898)初代森永弥久太郎が「森永本家」の屋号で創業。

創業当初は別の場所だったそうですが、大正時代に良い水を求めて現在地に移転しました。

最初はのこの地域で盛んだった自家醸造の酒粕焼酎の製造からはじめ、後に焼酎や日本酒醸造へシフトしていきます。

最初の酒銘は『弥満ノ誉』(やまのほまれ)ですが、昭和時代には公募による『薫盃』(くんぱい)となり、現在の主力銘柄は『独楽蔵』と『杜の蔵』です。

f0138598_20074183.jpg

2005年からは全量純米酒蔵となりました。

蔵ではこの純米吟醸酒を「少し冷やすか、ぬるめのお燗で」と推奨しています。

なるほど、それくらいの温度でこのお酒の繊細な旨味を堪能できるのですね。

でも、まあ、冷蔵庫(野菜室ですが)から出した冷えで。

香りも控えめ、飲み口もライトでほんのりストロベリーの甘さ、スッキリとしている。
後味に渋めのコク。

常温で、ふっくらとした透明感があるやさしい甘み。

ぬる燗で。ストロベリーのような果実感からより米の旨みを感じるふくよかな甘みへ。

とてもキレイで繊細で、かつふくよかなお酒です。

うまい!

うまいな〜

お気に入り度:3



↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


[PR]
# by tztom | 2018-04-26 20:05 | 福岡 | Comments(0)

f0138598_20481009.jpg

醸造元:菊美人酒造株式会社
URL:http://kikubijin.co.jp/
住所:福岡県みやま市瀬高町上庄183
電話:0944-62-3001
創業:享保20年(1735)

使用米:夢一献
精米歩合:60%
日本酒度:+4.0
酸度:1.2
アミノ酸度:1.4
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,286円(税込み)

みやま市は福岡県最南端に位置する人口3万7000人が暮らす市で、平成の大合併で2007年に福岡県最南端の酒どころであった旧山門郡瀬高町が中心となって同郡の山川町および三池郡高田町と合併して生まれた市です。

瀬高町は古くから矢部川水運や街道の要衝として栄え、宿場町として発展した町で江戸時代には柳川藩の年貢米の集積地という事もあり、最盛期には40軒もの造り酒屋があったそうです。

近年までも数軒の酒蔵がありましたが、現在酒造りを行っているのは3軒となり、旧瀬高町の中心部である上庄下庄地区に集まっています。

ちなみに「みやま市」という地名は三池郡の「三」と山門郡の「山」を取った合成地名です。

菊美人酒造は以前は江崎酒造といい、江戸時代中期の享保20年(1735)に「薩摩屋」の屋号で創業しました。

創業者の江崎武左衛門は薩摩商人だったそうです。
明治末期に蔵元の江崎家に嫁いだ北原白秋の姉にちなみ白秋が詠んだ詩に由来する『菊美人』という酒銘でラベルの文字題字も北原白秋直筆のもの。

ちなみに北原白秋の生家も「油屋」という酒屋で、北原家は代々柳河藩立花家の御用達を勤めていたそうです。


「春の純米」は3月~4月の季節限定酒です。

無濾過のうすにごりのお酒です。

控えめながらもメロンクリームのような香り。

フレッシュでライチかマスカットのようなフルーティーな飲み口。

スッキリとした淡麗辛口のお酒。

燗にしてみました。

福岡の水は軟水なので、やわらかくふくよかです。

それでも淡麗辛口をめざして作られています。

あまり燗にすると、わずかな香り、旨味が富んでしまいますが、

常温か、ぬる燗がこのお酒のパフォーマンスを引き出します。

透明感のあるやさしいお酒です。

うまいな〜。

お気に入り度:3



↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


[PR]
# by tztom | 2018-04-24 20:48 | 福岡 | Comments(0)

f0138598_19351335.jpg

醸造元:千年乃松酒造株式会社
URL:なし
住所:福岡県久留米市北野町今山370-1
電話:0942-78-3003
創業:安政2年(1855)

使用米:-
精米歩合:70%
日本酒度:+1.0
酸度:1.4
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,280円(税込み)

久留米市の北端に位置する北野町は、平安時代に無実の罪で大宰府に流された菅原道真を祀る北野天満宮に由来する町で、かつては旧三井郡北野町といい、平成の大合併で2005年に久留米市に編入されました。

北野天満宮の門前町は西鉄甘木線の北野駅から南へ徒歩で約5分。

参道沿いには2軒の酒蔵があります。

一軒は今や福岡の地酒を代表する県外にも広く知られる銘柄『庭のうぐいす』を造る山口酒造場、そして参道を挟んだ斜向かいの裏手に千年乃松酒造はあります。
創業は幕末の安政2年(1855)。

『千年の松』は(せんねんのまつ)ではなく(ちとせのまつ)と読みます。

蔵が建つ場所はかつて「千歳」といい、筑後川も同地区を流れる区間は千歳川と呼ばれていたそうです。

その千歳と耳納山系の松の緑を合わせた酒銘が『千歳乃松』で、これを戦後『千年乃松』と改めたそうです。

かつては生産量2000石をほこる酒蔵でしたが、平成3年にこの地を襲った台風17号と19号によって土蔵の蔵が全壊。新しく建て直した蔵は、倉庫の中にコンパクトな設計の酒造設備と直売所をまとめた小さな酒蔵になりました。
蔵元、杜氏を含め3人で酒造りを行っています。


栓をあけた瞬間の香りはフルーティーでやがてクリーミーな乳酸香に。
それはバニラメロンソーダのよう。
そしてほんのりと干し草のようでもあり、きもちラッカー系の酢酸エチル的なアルコール香も。

複雑な香り。そして複雑な飲み口。
クセのない淡麗辛口。

淡麗だけど深いコクがある。

複雑でかつフルーティーな余韻をともなったキレ。

うまい。

燗にすると、ほわっとラッカー系のような酢酸エチル香が口に広がります。が、

でも意外にも不快さはなく、凜とした切り立った雰囲気の飲み口です。

なんだ、この垂直に水平に幾何学的にバランスのとれた飲み心地は。

初めての印象深い風合い。

うまい。

うまいな〜。これ。

お気に入り度:4



↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


[PR]
# by tztom | 2018-04-23 19:35 | 福岡 | Comments(0)

f0138598_19223286.jpg

醸造元:株式会社蔵内堂
URL:https://www.seiriki1876.com/
住所:福岡県大川市大字鐘ヶ江682-1
電話:0944-87-2145
創業:明治9年(1876)

使用米:山田錦
精米歩合:50%
日本酒度:+
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:2,287円(税込み)

福岡県の南西端、筑後川を挟んで佐賀県と接する大川市は家具の生産量日本一の町として知られています。

この大川市には現在若波酒造とこの旧清力酒造(現・蔵内堂)の2軒の酒蔵があります。

蔵内堂の前身である清力酒造は船舶業を営んでいた中村多平氏によって明治9年(1876)に創業します。

酒銘『清力』は中村氏の船名「清力丸」に由来。

現在は日本酒、焼酎の他健康志向の甘酒と奈良漬も作りますが、中でもこの蔵オリジナルが有明海の海苔で作ったのり焼酎だそうです。これも少し興味がわきますね。

洋風の旧本社事務所は大川市指定文化財、福岡県文化財に指定されますが、その後大川市に寄贈され大川市立清力美術館となっています。

f0138598_19252402.jpg

清力酒造の最盛期は大正時代で、そのころの生産石高は1万石だそうです。
ほかに醤油も作っていました。

しかし、日本酒不況の中2016年に破産。

蔵内堂が酒造事業を継承しました。


香りはほんのりと甘い。

飲み口はスッキリとした淡麗辛口です。

透明感があって雑味のないスッキリとした飲み口。

この蔵の酒の特徴は酸の強い辛口といいますが、酸は前面に出てきません。

後味のほのかな酸味、苦味、渋味のバランスがよい。

あきあがりの熟成されたまろやかさとコク。

これは、と思い燗にしてみました。

やはり、しっかりとした男酒です。

燗にしたほうが、じっくりこのお酒の性格を楽しめます。

うまい。

うまいな〜。

お気に入り度:3




↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


[PR]
# by tztom | 2018-04-21 19:22 | 福岡 | Comments(0)

f0138598_22112992.jpg

醸造元:山の寿酒造株式会社
URL:http://yamanokotobuki.com/
住所:福岡県久留米市北野町乙丸1
電話:0942-78-3025
創業:文政元年(1818)

使用米:山田錦
精米歩合:55%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,836円(税込み)

久留米市の北端に位置する北野町は、平安時代に無実の罪で大宰府に流された菅原道真を祀る北野天満宮に由来する町で、かつては旧三井郡北野町といい、平成の大合併で2005年に久留米市に編入されました。

西鉄甘木線大城駅の北側に蔵を構える山の寿酒造(やまのことぶき)は、この地域の地主だった山口卯三郎が江戸時代後期の文政元年(1818)に創業しました。

ちなみに北野天満宮は一つ手前の北野駅の南側にあり、その参道沿いにも2軒の酒蔵があります。

さて山の寿酒造ですが、平成3年(1991)に九州を襲った台風19号により造り蔵が全壊しましたが、新蔵を建設して3年後には酒造りを再開しました。

現在は8代目となる女性蔵元・片山郁代さんと30代の若き蔵人が「個性的な酒」をめざして精力的な酒造りを行っている新進気鋭の酒蔵です。

そしてこの『山の寿』を語るのに重要な人物がいました。あまり知名度の無かったこの小さな酒蔵を時の蔵にした立役者が若き杜氏の忽那(くつな)信太郎氏でした。
しかし、忽那氏は昨年(2017年)に蔵を去ってしまいました。
理由は分かりません。酒造りの方針の違いという話もあります。

新体制で酒造りをおこなう山の寿酒造。これからどうなるか目が離せません。


香りはほとんどありません。

結構淡麗辛口系のお酒かな〜と、最初にまず一口。

口に含んだ印象は…

うまい!

これはうまい!!

フレッシュでキレイで上品でまさに吟醸酒のようなインパクト。

フルーティーでいながら口当たりはスッキリ。

果実というよりは米の旨み。

派手さはないけど洗練された上品な味。

こんなにスッキリしているのに。

これは、うまい!

うまいですよ!!

これからも頑張ってください。


お気に入り度:4




↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


[PR]
# by tztom | 2018-04-19 22:11 | 福岡 | Comments(0)

f0138598_23052207.jpg

醸造元:大賀酒造株式会社
URL:http://www.ogashuzo.com/
住所:福岡県筑紫野市二日市中央4-9-1
電話:092-922-2633
創業:延宝元年(1673)

使用米:山田錦
精米歩合:60%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,344円(税込み)

福岡県の中央部に位置する筑紫野市。

その筑紫野市の中心市街である二日市は、古くから太宰府天満宮の玄関口と宿場町の2つの性格を持つ町として発展してきました。

隣接する太宰府天満宮の門前町として栄えた太宰府市の中心市街と二日市はほぼ一体化しています。

二日市はまた「博多の奥座敷」と称される二日市温泉がある町としても知られています。

その二日市の中心部に蔵を構える大賀酒造。

蔵元の大賀家は古くから太宰府政庁とかかわりのある旧家で、太宰府天満宮の神事に登場する牛車の牛は今も大賀家のものだそうです。

江戸時代には大庄屋を務め、大賀家には地域の米が集まり、また敷地内には宝満山の伏流水が涌く井戸に恵まれ、さらには裏手に通る川を使って輸送条件にも恵まれていたことから、大賀家が酒造りをはじめたのは
江戸時代前期の延宝元年(1673)の事。4代将軍徳川家綱の時代です。また福岡県県で最古の歴史をもつ酒蔵です。

主力銘柄は『玉出泉』酒名は、中国にある仙人の霊泉とされる「玉出泉」にちなみ命名。

無濾過でオリの残る純米吟醸酒。
ほんのりとシュワシュワ感。
香りは控えめ。
飲み口もフルーティーさや華やかさを前面に出したお酒ではありません。

辛口だけどメロンのような香りが口に広がります。

淡麗で酸は控えめで苦味と渋味で辛さを演出。
そのあとのキレが潔く、何も無かったかのように消えていきます。

若さも楽しめます。
どっしりとした辛口。

これは、うまいです。

歴史ある酒蔵なのに、新進気鋭の酒蔵が作るような勢いのあるお酒でした。


お気に入り度:3




↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


[PR]
# by tztom | 2018-04-17 23:06 | 福岡 | Comments(0)

f0138598_17312411.jpg

醸造元:朝倉酒造株式会社
URL:https://www.asakurasyuzou.com/
住所:福岡県朝倉市三奈木字川原4408
電話:0946-22-3377
創業:昭和8年(1933)

使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,620円(税込み)

福岡県の中南部に位置し、大分県と接する朝倉市は平成の大合併で2006年に甘木市と隣接する朝倉郡の朝倉町・杷木町が合併して生まれた人口約5万人の市です。

その旧甘木市の三奈木地区に蔵を構える朝倉酒造。
蔵の側を筑後川支流の佐田川が流れます。

朝倉酒造は新しい名前で、昭和8年(1933)に初代・丸山伊三郎が創業した丸山酒造がその前身です。

清酒だけでなく乙類焼酎も作り、主な銘柄は『國の香』『大黒天』、焼酎は『とものわ』がありました。

平成18年(2006)に広島県のアシードブリュー(旧・三吉酒造場)が丸山酒造を吸収合併してアシードブリュー九州酒類工場となります。
『帝王』や『みなみのまちびと』という銘柄はこのころ生まれます。

しかし、アシードブリューは同工場を手放す事にしました。

朝倉酒造株式会社として新設分割し、兵庫県の自動車総合商社のジーライオングループ傘下にある、投資管理事業の株式会社デカンショパワーに譲渡して今に至ります。

酒銘の『直右衛門』は前の親会社だった広島のアシードブリューの前身である三吉酒造場が代々襲名した『直右衛門』に由来します。主力銘柄の『三吉正宗』もアシードブリューの清酒ブランドの一つでした。


香りは無く、ほのかにフレッシュでフルーティーな飲み口。

ふくよかで、スッキリとした苦味と渋みからくるキレ。

辛口だけど、味わい深くやさしい旨味。

華やかさはないけど、クセもない淡麗辛口系のお酒です。

控えめな個性ですが、うまいです。

お気に入り度:3




↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


[PR]
# by tztom | 2018-04-15 17:32 | 福岡 | Comments(0)

f0138598_16544185.jpg

醸造元:飛龍酒造株式会社
URL:なし
住所:福岡県三井郡大刀洗町大字本郷4616
電話:0942-77-0010
創業:明治33年(1899)

使用米:-
精米歩合:65%
日本酒度:+
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,080円(税込み)

大刀洗町は筑後川を挟んで久留米市と接する人口約1万5000人が暮らす町。

南北朝時代に武将菊池武光が太刀を洗った事に由来する「太刀洗川」が町の由来。ただし、明治時代に誤って「大刀洗村」と登録されてしまった事から行政地名は「点」の無い「大刀洗」となっています。

大刀洗町の実質的な中心市街である本郷地区に蔵を構える飛龍酒造は明治33年(1899)に初代樋口重蔵が創業しました。

樋口家は造り酒屋を始める前は、和ろうそくの製造販売をしていたそうですが、そこから農地を買い集めて地主となり、収穫される米を使った酒造業へ進出しました。

最初は田主丸にあった酒蔵を借りて試行錯誤を重ねて醸造技術と酒蔵経営を学んだ後に現在の場所で創業したそうです。

創業当時の銘柄『飛龍』でしたが、最近の主力銘柄は『筑後川』になっています。



香りはなく、無色透明。

飲み口はスッキリとした甘さにスッキリとしたキレ。

清水のような澄んだ酒質。うまい!

淡麗だけど、やさしい米の旨み。

吟醸酒レベルのお酒です。

燗にすると、最初はインパクトのある濃醇なフルーティーな飲み口。

口に広がる米の旨みを凝縮した口福感。

しかし、飲み進めていくと、キリリと引き締まった辛口の口当たりにシフトしていきます。

吟醸酒を燗にしたような印象のお酒です。

うまいな〜。

これはうまい!!

お気に入り度:4



↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


[PR]
# by tztom | 2018-04-14 16:54 | 福岡 | Comments(0)

f0138598_00090889.jpg

醸造元:森山酒造株式会社
URL:なし
住所:福岡県小郡市大保1067-1
電話:0942-75-2302
創業:大正4年(1915)

使用米:-
精米歩合:70%
日本酒度:+9.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,102円(税込み)

小郡市は福岡県の中央部に位置する人口約5万8000が暮らす町。

九州自動車道が南北に走り、鳥栖JCTで大分自動車道が南北に交差します。

一般道も南北に走る国道3号線と佐賀方面には国道34号線が、大分方面には国道500号線が分岐するまさに九州の十字路です。

古くから小郡は筑前、筑後、肥前の境界に位置し、日本書記にもその名がある交通の要衝で、江戸時代には松崎が宿場町として栄えました。

小郡市の中心部から西鉄大牟田線で北へ一駅。
大保駅から徒歩2分閑静な住宅街の中に存在感のある黒塗りの建物の板壁に大きく「月の桂」と描かれた酒蔵、森山酒造があります。

創業は大正4年(1915)で、現在は小郡市に残る唯一の酒蔵です。

『月の桂』という酒銘では、京都伏見の酒蔵で、にごり酒で知られるな酒蔵増田徳兵衞商店の『月の桂』が有名ですが、森山酒造とは特に関係はなさそうです。

ちなみに、この森山酒造のもう一つの人気商品が「アイスキャンディー」です。
酒造りに使う仕込み水と、砂糖、片栗粉、塩のみの完全無添加の素朴なアイスキャンディーで、蔵で手作業で作られています。ラインナップはあずき、ミルク、チョコレート、抹茶の4種類。


日本酒度+9度の辛口の純米酒。

色はコハク色で、芳醇でふくよかな熟成香。

日本酒度+9度のシャープなキレ。

ふくよかで透明度の高い旨味。

熟成によるやさしい安定感かな。

燗にすると、澄んだほのかな甘み。

ドライまでいかない、やさしいシャープなキレ。

いろいろな表情を見せる深いお酒です。

うまい!

お気に入り度:3



↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


[PR]
# by tztom | 2018-04-12 00:09 | 福岡 | Comments(0)