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花衣 純米吟醸[川辺酒造]_f0138598_20012788.jpg

販売元:川辺酒造有限会社
醸造元:江井ヶ鶴酒造株式会社 
URL:http://www.hanagoromo.co.jp/
住所:兵庫県川辺郡猪名川町木津字南垣内9-2
電話:0727-68-0003
創業:昭和18年(1945)

使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:-2.5
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:16度
購入価格:720ml:1,602円(税込み)

猪名川町(いながわちょう)は、兵庫県南東部に位置する人口約3万人が暮らす町。

のどかな里山や田園地帯が広がりますが、阪神地域のベッドタウンとして発展しています。

そんな猪名川町の郊外の田園地帯に蔵を構える川辺酒造の創業は昭和18年(1945)と若いですが、これは戦時中の企業整備令によって同地域の5軒の酒蔵が合併して設立された事にあります。

合併前の各酒蔵は下記のとおり。
『萬歳亀』 三浦酒造 大正11年(1922)創業
『屏風岩』 松原酒造 明治元年(1872)創業
『李白』 下岡酒造 安永6年(1777)創業
『福は内』 肥爪酒造 明治元年(1872)創業
『北摂正宗』 西尾酒造 天保年間(1831-1845)創業


花衣 純米吟醸[川辺酒造]_f0138598_20013284.jpg


合併して生まれた酒蔵の社名「川辺酒造」は蔵が猪名川沿いに建っているからか。

統一銘柄の『花衣』は、「猪名川に咲く桜のように、清酒界の花王となるように」という願いを込めたもの。

そんな川辺酒造は現在は自醸しておらず、西灘の大手酒蔵「江井ヶ嶋酒造」が醸造しています。

蔵では直売もしていませんが、蔵から車で約5分ほどの「道の駅おながわ」で販売しているという情報を得て、道の駅で購入。




香りは控えめながらも華やかなフルーティーさを感じます。

飲み口は冷やだと、やさしく上品でブレのない引き締まったやさしい旨味と後味のキレ。

リンゴ、いやナシのようなみずみずしい透明感。

しかも旨味、甘味が感じられるのに、決してべとつかず、後味の透明感。

しかも、飲んでいても口に広がる華やかさ。

うまい、これはうまい!!

さすが、大手酒蔵の酒...。

地酒というカテゴリー的には微妙だけど、とにかくうまい

ああ、うまい!


お気に入り度:4




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# by tztom | 2020-12-24 20:04 | Comments(0)

千鳥正宗 純米酒 三田壱[岡村酒造場]_f0138598_19162447.jpg

醸造元:岡村酒造場
URL:https://www.eonet.ne.jp/~okamura-sake/
住所:兵庫県三田市木器340
電話:079-569-0004
創業:文久元年(1861)

使用米:五百万石
精米歩合:70%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:16度以上17度未満
購入価格:900ml:1,360円(税込み)

三田市は神戸市と丹波篠山の中間に位置する阪神地域北部の町で、周囲を山々に囲まれた自然豊かな田園都市です。

古くは金心寺の門前集落として形成されていた町場が、戦国時代、江戸時代を経て九鬼家三田藩3万6000石の陣屋町として発展します。

摂津の米相場を決めるほどの米集散地として発展した町人町が現在の中心市街の三田町で、数多くの豪商を輩出しました。

現在も町の中心には伝統的な家並みが残されています。

その町の中心から北東郊外に広がる田園地帯、木器(こうづき)地区に蔵を構える岡村酒造場は、江戸時代後期の文久元年(1861)に初代岡村幸平によって醤油醸造場として創業。
その後2代目岡村栄吉から酒造業を創め、現在は5代目岡村隆夫に至ります。

千鳥正宗 純米酒 三田壱[岡村酒造場]_f0138598_19162812.jpg


創業当時からの主力銘柄は『山草正宗』という、のどかな郷の雰囲気を感じさせる名称でしたが、大正10年に飲み口の軽やかなほろ酔いの酒にちなんで、『千鳥正宗』にあらためました。

蔵へは県道323号上佐曽利木器線沿いの行列の出来る食堂「木器亭」(こうずきてい)が目印。

羽束川沿いに建つ茅葺き屋根の母家がランドマーク。

今回の純米酒は、アルコール度が少し高めで、しかも900ml瓶とお得なお酒です。

色は結構無色透明。
まずは、牧歌的で熟成されたうまみと甘味を香りから感じます。

飲んでみると、酸はほとんど感じず、口当たりは柔らかくで優しく飲みやすい。

熟成香がバランス良くほんのり感じて、ああ地酒だ〜って感じで、地元の料理とのマリアージュはきっと良いでしょう。

いや〜、うまい!

そして、これ。燗にすると、最強!

ふっくらやさしい飲み口ですが、中盤から後半にかけてガツンとキレのある後味。

やや牧歌的な香ばしくやわらかくも重厚な旨味。

やさしさを兼ね揃えた男酒。

やや、べた付きますが、それは味が払拭。

うまい、うまいな〜。


お気に入り度:4



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# by tztom | 2020-12-15 19:18 | 兵庫 | Comments(0)

千松島 純米酒 [千松島]_f0138598_14392243.jpg

販売元:株式会社 千松島
醸造元:株式会社 田中酒造店
URL:<a href="https://www.chimatsushima.com/sake/"_blank">https://www.chimatsushima.com/sake/</a>
住所:宮城県仙台市青葉区国分町2丁目11-11
電話:022-222-4406
創業:万治3年(1660)

使用米:ササニシキ
精米歩合:55%
日本酒度:+2.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,254円(税込み)

久しぶりの投稿です。


今回は、現在仙台市内で唯一の酒蔵、『千松島』(ちまつしま)という銘柄を販売している(株)千松島はのお酒です。

仙台市内には、かつて『志ら梅』の吉岡酒造店が同じ国分町に、また『勝山』の仙台伊澤家勝山酒造も近くの上杉という場所にありましたが、吉岡酒造店は酒造業から撤退して、駐車場と貸しビル業に。仙台伊澤家勝山酒造は酒造部門を郊外に移転して元の蔵は同じく立体駐車場に転用しています。

まあ、時代の流れですね。で、

千松島の前進である菅原酒造店は江戸時代前期の万治3年(1660)に初代菅原甚左衛門が創業しました。

以来当主は代々甚左衛門を襲名しています。

創業当時の銘柄は分かりませんが、明治に入って6代目菅原甚左衛門が現在の銘柄『千松島』を送り出しました。

松島と言えば宮城県の景勝地にして日本三景の一つとして知られていますが、かつては松島湾に浮かぶ「雄島」のことを指していました。

しかも当時の名は『千松島』(ちまつしま)と言ったそうです。

昭和32年7月(1957)千松島酒造株式会社に社名変更。

しかし昭和44年に自社での酒造をやめて集約醸造に転換(加美郡加美町で『真鶴』を醸す田中酒造店)。

酒蔵の跡地はビルに転換し、現在は小売りのみを行っています。

(ただし主に仙台市内の業務酒販に特化していますが、駐車場で『千松島』の購入を伝えると特別に小売りしてくれるそうです)


酒米にササニシキを使用。
かなり挑戦的です。

色はうすいコハク色です。

ほのかに牧歌的な熟成された乳酸香。

でも、ビターではなく、ほのかにフレッシュな甘味が顔を出します。

クセはなく、酸もほとんど無く、飲めば飲むほど優しい。

そして、深い。

おお。

個性がありながらも、ほどよくライト。

う〜ん。

想像以上に、うまい酒です。

うまいなー。


お気に入り度:3



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# by tztom | 2020-11-15 14:43 | 宮城 | Comments(0)

春鶯囀 純米酒 鷹座巣[萬屋醸造店]_f0138598_23441882.jpg

醸造元:株式会社 萬屋醸造店
URL:http://www.shunnoten.co.jp/
住所:山梨県南巨摩郡増穂町青柳1201-1
電話:0556-22-2103
創業:寛政2年(1790)

使用米:玉栄
精米歩合:60%
日本酒度:+3.0
酸度:1.6
アミノ酸度:-
アルコール度:15.4度
購入価格:720ml:1,346円(税込み)

増穂町青柳は駿河と甲府・信州を結ぶ大動脈である駿州往還と駿信往還の追分宿場町であると共に、富士川舟運の一大河港でもありました。

舟運で栄えたこの町に蔵を構える萬屋醸造店も歴史の古い酒蔵で、通りに面した白壁の土蔵が目を引きます。

江戸時代中期の寛政2年(1790)に初代萬屋八五郎が創業した県下でも歴史の古い酒蔵です。

春鶯囀 純米酒 鷹座巣[萬屋醸造店]_f0138598_23441453.jpg
創業当時の銘柄は『一力正宗』というものでした。
これは萬屋の「萬」は「万」と表すため、「万」を分解した二文字「一」と「力」に由来します。

現在の主力銘柄『春鶯囀』は、この酒蔵と古い縁を持っていた与謝野晶子がこの蔵で詠んだ詩

「法隆寺など行く如し 甲斐の御酒 春鶯囀のかもさるゝ蔵」

に由来し、六代目からこの銘となりました。

今回の純米酒のサブ銘柄『鷹座巣』は南アルプス最南端、櫛形山(鷹座巣山)に由来します。


色は薄いコハク色。

香りはほのかに牧歌的な乳酸香を感じつつもフルーティーな印象。

果実系というよりは米の旨み系。

飲み口はやわらかいですが、結構淡麗。

淡麗だけど厚みはがある。

乳酸香と米の甘味に覆われた酸と苦味のやさしいキレ。

クセもなく飲みやすいお酒です。

蔵元のオススメは燗酒。

雑誌「コロンブス」2019年2月号でもオススメの燗酒として紹介。

燗にしてみる。

冷やだと厚みがあるのに、燗にすると意外に淡麗に。

酸も強調され、透明感のあるふくよかさ。

食中酒としては良いかも。

しっかりとしたアテが欲しい感じ。

洗練されたお酒です。

うまい。

お気に入り度:3




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# by tztom | 2020-10-11 00:08 | 山梨 | Comments(0)

七賢 純米酒 風凛美山[山梨銘醸]_f0138598_08173568.jpg

醸造元:山梨銘醸株式会社
URL:http://www.sake-shichiken.co.jp/
住所:山梨県北杜市白州町台ヶ原2283
電話:0551-35-2236
創業:寛延三年(1750)

使用米:ひとごこち・あさひの夢
精米歩合:70%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:16度
購入価格:720ml:1,100円(税込み)

『七賢』も久しぶり。

甲州街道の宿場町を歩いていて、「日本の道100選」として今も往事の面影を残す白州町の台ヶ原宿で見つけた酒蔵。

台ヶ原宿は江戸の日本橋から40番目の宿場町で、甲府と諏訪の丁度中間に位置して栄えました。

本陣、脇本陣の他14軒の旅籠を中心に総家数153軒が並んだと記録にあります。

七賢 純米酒 風凛美山[山梨銘醸]_f0138598_08173763.jpg

宿場町の中央付近に大きな商家を構える北原家が営む酒蔵が山梨銘醸です。

この北原家は、江戸時代後期の寛延三年(1750)初代蔵元・中屋伊兵衛に、
信州高遠で代々酒造業を営んでいた北原家より分家してこの甲州街道台ヶ原で創業したのが始まり。

現在の主力銘柄『七賢』は、五代蔵元・北原伊兵衛延重が、母屋新築の際にかねて御用を勤めていた高遠城主内藤駿河守より、竣工祝に「竹林の七賢人」(諏訪の宮大工、立川専四郎富種)の欄間一対を頂戴したことに由来します。

以前飲んだのは、個性的な無濾過原酒でしたが、今回はスタンダードな『七賢』の純米酒。


精米歩合は控えめの7割。

色は無色透明。

香りも控えめです。

線も細いのかな、と思った飲み口は意外にふくよかで、厚みもあって喉に流れていく。

米の旨味が凝縮した、キリリと辛口でキレのある後味。

どちらかというと、芳醇辛口と言う感じ。

これと言った個性がある訳ではありませんが、飲み飽きしないお酒です。

うまい。

お気に入り度:3




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# by tztom | 2020-09-24 08:32 | 山梨 | Comments(0)