2021年 01月 31日
宝娘 灘の生一本 純米原酒[大澤本家酒造]
![宝娘 灘の生一本 純米原酒[大澤本家酒造]_f0138598_11554110.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202101/31/98/f0138598_11554110.jpg)
販売元:大澤本家酒造株式会社
醸造元:同上
URL:http://www.ohsawasyuzo.com/
住所:兵庫県西宮市東町1-13-28
電話:0798-33-0287
創業:明和7年(1770)
使用米:あけぼの
精米歩合:70%
日本酒度:+4.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:17度
購入価格:720ml:1,200円(税込み)
![宝娘 灘の生一本 純米原酒[大澤本家酒造]_f0138598_11553471.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202101/31/98/f0138598_11553471.jpg)
大澤本家酒造は『原酒ひとすじに』を謳い文句に掲げているように、原酒が基本です。
香りは控えめえめでほんのり米の香りが立ち上がります。
酸は控えめで重厚な苦味と甘味とほのかな酸っぱさが溶け合った優しくも飲みごたえのあるお酒です。
後味も辛口ながらもフルーティーさを感じられます。
熟成された柔らかで(原酒なのでパンチもありますが)蔵の酒の特徴が最も分かる酒ですね。
燗にしてみると、少し鼻に刺激を感じます。
冴えのある辛口の飲み口ですが、やわらかくもあり、しっかりとした酸が濃いめ脂っこい料理とも相性が良さそうです。
お気に入り度:3
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2021年 01月 16日
播農 純米吟醸[三宅酒造]
![播農 純米吟醸[三宅酒造]_f0138598_17270639.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202101/16/98/f0138598_17270639.jpg)
URL:https://www.miyake1819.com/
住所:兵庫県加西市中野町917
電話:0790-49-0003
創業:文政2年(1819)
使用米:山田錦(播農産)
精米歩合:60%
日本酒度:+.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,650円(税込み)
姫路市の東に位置する人口約4万人が暮らす加西市(かさいし)は山田錦の一大生産地だそうです。
この加西市には現在『富久錦』の富久錦(株)とこの三宅酒造(株)の2軒の酒蔵があります。
三宅酒造は加西市の中心部から南郊外に広がる田園地帯に蔵を構えます。
地区の玄関口は北条鉄道北条線の法華口駅(ほっけぐちえき)。
![播農 純米吟醸[三宅酒造]_f0138598_17271047.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202101/16/98/f0138598_17271047.jpg)
主力銘柄の『菊日本』は4代目蔵元が菊作りの名人であったことに由来。
しかし飲み口は洗練された、華やかなフルーティーさと、酸味、渋味、苦味の無いきれいな透明感のある甘味。
ところで、栓をあけて最初は、その奥に潜むややアルコール的、ややラッカー臭的な酢酸エチル香が感じられましたが、
この手のお酒同様に、栓をあけて数日置くとラッカー臭はやさしい果実系の吟醸香に変わっていきました。
ああ、しかしキレイだ。
これは澄んだうまさ、
お気に入り度:4
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2021年 01月 10日
空之鶴 特別純米酒 生酒[西海酒造]
![空之鶴 特別純米酒 生酒[西海酒造]_f0138598_17353672.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202101/10/98/f0138598_17353672.jpg)
醸造元:西海酒造株式会社
URL:https://www.soranotsuru.com/
住所:兵庫県明石市魚住町金ケ崎1350
電話:078-936-0467
創業:享保元年(1716)
使用米:山田錦
精米歩合:60%
日本酒度:+4.0
酸度:1.5
アミノ酸度:-
アルコール度:17度
購入価格:720ml:2,260円(税込み)
![空之鶴 特別純米酒 生酒[西海酒造]_f0138598_17354141.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202101/10/98/f0138598_17354141.jpg)
西海酒造では酒造りだけでなく、米作りから行っていて、蔵に隣接する水田で毎年約6トンの酒米を生産しています。
ラベルの文字は現在の蔵元によるもの。
薄いコハク色ですが、香りは控えめ。
飲み口は最初はフルーティで、中盤から酸の強い辛口に、そして厚みのある旨味に変わっていきます。
生酒ですが、購入したのは10月だった為か、それほど若い酒の荒々しさはなく、落ち着いた飲み口です。
最初は酸がちょっと強いかな、と思いましたが、しかし、栓をあけてしばらくすると、酸は抑えられ、やさしい旨口の飲み口にかわりました。
クセの無いバランスの良いお酒です。
お気に入り度:3
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2020年 12月 29日
武庫泉 燗酒[安井酒造]
![武庫泉 燗酒[安井酒造]_f0138598_15520749.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202012/29/98/f0138598_15520749.jpg)
販売元:安井酒造有限会社
醸造元:不明
URL:なし
住所:兵庫県三田市東本庄167-1
電話:0795-68-1003
創業:明治10年(1877)
使用米:-
精米歩合:-
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
古くは金心寺の門前集落として形成されていた町場が、戦国時代、江戸時代を経て九鬼家三田藩3万6000石の陣屋町として発展します。
摂津の米相場を決めるほどの米集散地として発展した町人町が現在の中心市街の三田町で、数多くの豪商を輩出しました。
現在も町の中心には伝統的な家並みが残されています。
三田市の中心部から車で約30分ほどの北部郊外の田園地帯。
中世に森鼻氏が築いた山城、本庄丸山城の麓に蔵を構える安井酒造は明治10年(1877)に初代安井萬蔵が創業しました。
しかし、戦時中の企業整備令により昭和20年に三田町の井元作次酒造場と長尾村(神戸市北区)の三谷合名会社の3者で合併し三田酒造有限会社が設立されます。
やがて昭和35年に三田酒造有限会社から分離独立して安井酒造有限会社として今に至ります。
安井酒造は日本酒の他に醤油も醸造していました。
![武庫泉 燗酒[安井酒造]_f0138598_15520310.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202012/29/98/f0138598_15520310.jpg)
現在は自醸はしていない様ですが、醸造元は不明です。
かつては自社で瓶詰めを行っていたようですが、瓶詰場も台風で倒壊してしまいました。
ラベルには「加工者」との表記のみあります。
最近は「甘酒」で有名。
このお酒は蔵元で直接購入してきました。
糖類無添加の普通酒ですが、作っているのは灘の大手でしょうか。
かつて冠には銘柄が印刷されていたようですが、今は無印でした。
色は無色透明。
香りは「ザ・清酒」って感じの安定感。
飲み口は、酸が強めのキリリとした中に、甘さとコクが感じられ、後味のキレもいいです。
ズバリ、雑味も無くバランスの良い安定したお酒。
まあ、うまいです、ふつうに。
そして燗にしてみます。
するとなんと、だてに「燗酒」をうたっている訳ではなく、ものすごく燗酒らしい性格に変貌します。
透明感のあるライトな飲み口ながら、しっかりと厚みのあるやさしいうまみ。
飲んでホッコリします。
料理と合うし、盃が止まらない。
これはうまい。
お気に入り度:3
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2020年 12月 24日
花衣 純米吟醸[川辺酒造]
![花衣 純米吟醸[川辺酒造]_f0138598_20012788.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202012/24/98/f0138598_20012788.jpg)
販売元:川辺酒造有限会社
醸造元:江井ヶ鶴酒造株式会社
URL:http://www.hanagoromo.co.jp/
住所:兵庫県川辺郡猪名川町木津字南垣内9-2
電話:0727-68-0003
創業:昭和18年(1945)
使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:-2.5
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:16度
購入価格:720ml:1,602円(税込み)
猪名川町(いながわちょう)は、兵庫県南東部に位置する人口約3万人が暮らす町。
のどかな里山や田園地帯が広がりますが、阪神地域のベッドタウンとして発展しています。
そんな猪名川町の郊外の田園地帯に蔵を構える川辺酒造の創業は昭和18年(1945)と若いですが、これは戦時中の企業整備令によって同地域の5軒の酒蔵が合併して設立された事にあります。
合併前の各酒蔵は下記のとおり。
『萬歳亀』 三浦酒造 大正11年(1922)創業
『屏風岩』 松原酒造 明治元年(1872)創業
『李白』 下岡酒造 安永6年(1777)創業
『福は内』 肥爪酒造 明治元年(1872)創業
![花衣 純米吟醸[川辺酒造]_f0138598_20013284.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202012/24/98/f0138598_20013284.jpg)
合併して生まれた酒蔵の社名「川辺酒造」は蔵が猪名川沿いに建っているからか。
統一銘柄の『花衣』は、「猪名川に咲く桜のように、清酒界の花王となるように」という願いを込めたもの。
そんな川辺酒造は現在は自醸しておらず、西灘の大手酒蔵「江井ヶ嶋酒造」が醸造しています。
蔵では直売もしていませんが、蔵から車で約5分ほどの「道の駅おながわ」で販売しているという情報を得て、道の駅で購入。
香りは控えめながらも華やかなフルーティーさを感じます。
飲み口は冷やだと、やさしく上品でブレのない引き締まったやさしい旨味と後味のキレ。
リンゴ、いやナシのようなみずみずしい透明感。
しかも旨味、甘味が感じられるのに、決してべとつかず、後味の透明感。
しかも、飲んでいても口に広がる華やかさ。
うまい、これはうまい!!
さすが、大手酒蔵の酒...。
地酒というカテゴリー的には微妙だけど、とにかくうまい
ああ、うまい!
お気に入り度:4
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