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醸造元:盛川酒造株式会社
URL:http://morikawa-shuzo.com/
住所:広島県呉市安浦町原畑44
電話:0823-84-2002
創業:明治20年(1887)

使用米:中生新千本
精米歩合:70%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,512円(税込み)

盛川酒造のある呉市安浦町地区は、かつては人口約1万2000人が暮らす豊田郡安浦町で、瀬戸内海の古い小さな港町でしたが、平成の大合併により2005年に呉市に編入されました。

三津口湾には戦時中の鉄不足の時代に造られた珍しいコンクリート船「武智丸」が防波堤として活用され今も残されています。また日本一短い延長10.5mの「県道204号安登停車場線」がJR安登駅前にあるなど、知る人ぞ知る小さな町です。

この町の中心部から三津口湾にそそぐ野呂川沿いにさかのぼった西郊外の原畑地区に盛川酒造はあります。

創業は明治20年(1887)、郊外農村型の酒蔵です。

当時の代表銘柄は『盛鶴』、『賀茂司』でしたが、その後、現在の代表銘柄である『白鴻』(はくこう)になります。

「白鴻」とは「白い大きな鳥の総称」で、純白清楚な”おおとり”が鴻図(こうと・※大望の意)を抱いて大空に舞い上がっていく姿を表現したもの。

このお酒は2015年醸造で約2年間熟成させた、瀬戸内海の魚介類に合わせたお酒だそうです。

四段仕込みで旨みを残した、やや甘口の純米酒です。

四段仕込みとは搾る直前の醪(もろみ)に米と米麹でつくった「甘酒」を加えた製法。

2年間寝かせた古酒ですが、やや薄いコハク色で香りはほとんどありません。

口に含むと、ああ、なるほど香ばしい古酒らしい熟成香が立ち上がり、そしてやさしくも濃醇なコク。

よくある無濾過生原酒や原酒古酒系のようなアクの強い濃厚さではなく、す〜っとやさしい包容力で、かつキレもいいです。

あ〜、なんか大人の酒。的な。

うまい。

うまいです。

お気に入り度:3




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by tztom | 2018-02-21 23:53 | 広島 | Comments(0)

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醸造元:川尻酒造
URL:http://www.hidamasamune.com/
住所:岐阜県高山市上二之町68
電話:0577-32-0143
創業:天保10年(1839)

使用米:ひだほまれ・ひだみのり
精米歩合:70%
日本酒度:+4.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,426円(税込み)

岐阜県の飛騨地方は周囲を山に閉ざされた山間奥地の地で、戦国時代に飛騨地方を平定した金森長近によって城下町が築かれ、その後江戸時代には幕府直轄の天領の支配中心地として飛騨高山の町は大きく発展して、現在「飛騨の小京都」と呼ばれています。

当然酒蔵もかつては多くあり、江戸末期から明治初頭には蔵元も140軒ほどあったといいます。
しかし近年には7軒(老田酒造店の本社・製造部が郊外に移転した為)だった酒蔵も現在は6軒。

川尻酒造の創業は江戸時代後期の天保10年(1839)。

個人経営の蔵で、早くから糖類・酸味料などの使用を全廃し、桶売り(大手の下請)も止めました。

今回購入したお酒は「古酒」です。

なぜ古酒かというと、この川尻酒造は古酒しか造っていない古酒蔵だからです。

古酒ですが、そんなに濃くない、色は白ワイン程度の薄いコハク色でした。香りは熟成された香ばしい香りですが、これもそれほど強くはありません。飲み口はとにかく牧歌的でビターな旨みがありつつも控えめな香味と酸とサッと消えていくキレ。

濃くは無くさっぱりとして普通に冷やで飲みやすい古酒でした。クセもなくてうまいです。

お気に入り度:3




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by tztom | 2017-06-18 06:52 | 岐阜 | Comments(0)

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醸造元:梅津酒造 有限会社
URL:http://umetsu-sake.jp/
住所:鳥取県東伯郡北栄町大谷1350
電話:0858-37-2008 
使用米:山田錦(徳島県産)
精米歩合:60%
日本酒度:+9.5
酸度:1.5
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,728円(税込み)

鳥取県のほぼ中央。古い町並みが残る倉吉市の東に接する北栄町は平成の大合併で東伯郡北条町・大栄町が合併して生まれた町。旧・北条町の日本海に面する大谷集落に蔵を構える梅津酒造は幕末の慶応元年(1865)に創業。当時の酒銘は『愛梅(あいばい)』や『浜千鳥』『円満』だったそうです。

現在の酒銘である『冨玲』は、三代目蔵元の藤蔵が高校の教師だった事から、応援の声援「フレー、フレー」にちなんで漢字を当てたもの。まさに晴れの酒です。ちなみに「フレー」は「万歳」を意味する英語「hurray」に由来します。

平成18年、五代目蔵元から醸造アルコールを廃止して全量純米蔵としてすべての日本酒を純米酒に変えました。日本酒の他にも鳥取県産の砂丘長芋を使ったいも焼酎や梅酒なども造っています。

今年平成28年の2月に瓶詰めされた?お酒ですが、酒造年度は平成21年とラベルにある。約150kmも離れた四国は徳島県の山田錦を使い、8年もタンクで熟成させた古酒です。

色はクリアアップルジュースのようなコハク色で、しっかりと香ばしい乳酸香。日本酒度+9.5度ですが、濃醇な旨みとコクがまず全面にあり甘みも感じる、しかし後半から日本酒度9.5度らしい垂直に切り立った、それまでの濃い旨みを遮断したような、スッキリとしたキレ。地酒らしいインパクトと鉈を振り下ろしたような潔さの後味のキレ、どこかやさしい甘さが残ります。パワーとインパクトのあるお酒です。

お気に入り度:2


鳥取の地酒は明治30年創業の林兼太郎商店「鳥取人のごっつおう市場」さんが数多く取り揃えています。



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by tztom | 2016-08-02 07:54 | 鳥取 | Comments(0)

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醸造元:合資会社布施酒造店
URL:なし
住所:石川県七尾市三島町52-2
電話:0767-53-0027
使用米:五百万石
精米歩合:-
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:19度未満
購入価格:500ml:1,200円(税込み)

石川県は能登半島の中心都市「七尾市」は前田氏の城下町から発展した能登半島最大の商工都市で、市内には近年まで5軒の酒蔵ありましたが、現在はこの布施酒造店が1軒のみ。
布施酒造店の創業は創業明治9年(1876)。

「古酒は健康によいお酒」

というコンセプトでこの蔵の醸す酒は、基本的に全て原酒でかつエイジング、つまり熟成させた古酒です。3年で山吹色の淡白な味、5年で琥珀色のしっかりしたコク、7年で円熟した味、そして10年ものはワインレッドに変身した年月の重みを舌が感じとるレベルのお酒だとか。
酒銘『天平』は、その昔石動山にあったという"天平寺"に由来しているとか。瓶のラベルのイラストは東京芸大出身で、現在は絵描きをされているという蔵元の長男が描いたもの。
布施酒造店の酒仕込みは家族で一丸になって行うことから、毎年12月中旬から始まり、東京を初めとする各地で暮らしている息子家族たちがお正月休みに帰省する12月下旬から1月の初めにかけてその酒造りがピークになるように行っているとか。

色はコハク色よりもはるかに濃い、パイナップルジュースの原液のよう。香りは紹興酒よりはフルーティーでライト、爽やかな香りです。飲み口はガツンと重量級のパンチのある、ちょっと薬のような濃くて深い余韻。でも濃すぎず、甘すぎず、苦すぎず、濃厚だけどどこか主張は控えめの、深い落ち着きのあるお酒です。ある意味、甘い”米”のブランデーのような印象。でも後味はスッキリ。不思議と後を引かない潔さは。デザート酒感覚にロックでもいいですね。

お気に入り度:3



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by tztom | 2015-07-18 01:29 | 石川 | Comments(0)

醸造元:佐々木酒造合名会社
URL:なし
住所:愛媛県伊予郡砥部町総津785
電話:089-969-2005
精米歩合:60%(松山三井)
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:19~20度
購入価格:720ml:1,300円(税込み)

愛媛県松山市の南東に位置し、焼き物の町として知られる砥部町からさらに山峡へと分け入った上尾峠の先の(旧)伊予郡広田村の中心部総津。旧道沿いに宿場町を思わせる古い町並みが残されていますが、その町並みの中心でありランドマークでもあるのが江戸時代から続く旧家で、明治5年(1872年)創業の佐々木酒造です。その明治初期に建てられた商家や土蔵の酒蔵は国の重要文化財です。この蔵のお酒は基本2〜3種類で、ほとんどが長期貯蔵されたものです。その保存熟成も冷房を使用せず、自然のままの貯蔵だとか。夏でも気温の低い高地の特性を生かした酒造りを行っています。今回購入した八重菊の原酒(おそらく本醸造)は11年ものですが、それがこの価格。

色は当然ながら薄いコハク色。これがシロップのようなきれいな色をしています。栓をあけると香りはまさに芳ばしく重みのある熟成されたもの。そしてまず最初に口に含んで感じるのは「品」です。紹興酒に近い
風味はありますが、それほど重くなく、余韻を楽しんでいるうちに自然に引いていくキレ。
ブランデー入りの梅酒みたいなほのかな酸味は気品のある重厚な爽やかさを添えています。夜に本を読みながら飲みたくなるようなお酒です。久々に衝撃を受けたお酒でした。うまい!!

お気に入り度:4

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by tztom | 2013-07-09 23:02 | 愛媛 | Comments(0)

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醸造元:中村酒造株式会社
URL:http://www.takarabune-hagi.com/
住所:山口県萩市大字椿東310-8-4(萩市新川西区3108 )
電話:0838-22-0137
使用米:穀良都
精米歩合:70%
日本酒度:+3.0
酸度:1.6
アミノ酸度:-
アルコール度:15~16度
購入価格:720ml:1,500円(税込み)

毛利家37万石の城下町萩の中心部から少し離れた阿武川の対岸、新川地区。この阿武川右岸の地域は椿東と呼ばれています。藩政期に開削された姥蔵(うばくら)運河は萩の春の風物詩、四ツ手網による「しろうお漁」が盛んな漁港であり、その運河に面した一画に建つ小さな蔵が、大正3年創業(家業は明治35年創業)の中村酒造です。漁港の酒蔵なので、大漁を祈り縁起も担いだ「宝船」を酒銘としています。

古酒に分類されるお酒です。熟成された芳醇な香り。口に含むとまるで梅酒のような酸味と風味が口の中に広がり、独特のクセはありますが、後味は爽やかな辛口で締めます。

燗にすると香ばしさと酸味が口いっぱいに広がり、ホット梅酒の紹興酒割的な風味。甘くチョコレートのような香りが立ち上がり、なんとも言えない不思議な世界。まあまずくはありませんが、こ〜ゆう日本酒もあるのだな。といい勉強になりました。

お気に入り度:2




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by tztom | 2012-10-02 23:23 | 山口 | Comments(0)

醸造元:窓乃梅酒造株式会社
URL:http://www.madonoume.co.jp/
住所: 佐賀県佐賀市久保田町大字新田1833−1640
電話:0952−68−2001
精米歩合:60%(西海134号)
日本酒度:±0
酸度:2.0
アミノ酸度:-
アルコール度:15.4度
購入価格:720ml:1,575円(税込み)
佐賀市の南東に広がる田園地帯、嘉瀬川沿いに構える窓乃梅酒造の創業は元禄元年(1688)。佐賀鍋島藩より藩の余剰米の利用法として酒造りを命じられたのに始まるという。近年は40数年ぶりに木桶仕込を復活させ、木桶の香りがつつむお酒を醸し始めています。

日本名門酒会の限定酒。3年熟成させた古酒です。色はかすかな琥珀色で透明に近いですが、木桶の香りに生もと造りらしい乳酸の香りがミックスした野趣的な立ち香。紹興酒のような深く厚いコクと風味。米の旨みが余韻として残り、ほのかな甘さ、そして引き際の良いキレ。面白いお酒です。たまには良いかも。
お気に入り度:4

このお酒はこちらのお店で購入しました>Ocean北海道

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by tztom | 2010-11-26 04:36 | 佐賀 | Comments(0)

醸造元:遠藤酒造場
URL:http://www.keiryu.jp/
住所:長野県須坂市須坂29 
電話:026-245-0117
精米歩合:65%(白樺錦)
日本酒度:-6
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:20度以上
900ml:1,350円
長野市近郊の白壁土蔵造り商家が残る須坂の地酒。十ヶ月氷温熟成酒を謳い、ラベルにはシリアルナンバー1,484/3,000とある。最近流行の無濾過生酒に近いものの、これは火入れしてあり、1年近く熟成させている「古酒」です。
とは言うものの、薄にごりで濾過は低く、生酒のような野趣味もあります。貯蔵酒ですが旨みが口いっぱいに広がり、新酒のような鋭さがあるものの、どこか丸味もあります。ほのかに香るヨーグルトのような香り。この手の酒では珍しい900ml。
お気に入り度:3
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おいしい日本酒を探し、地酒に”その地の風土”の思いを馳せ、至福のひとときを・・・。
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by tztom | 2008-09-05 19:21 | 長野 | Comments(0)

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醸造元:竹鶴酒造株式会社
URL:なし
住所:広島県竹原市竹原町4262
電話:08462-2-2021
使用米:雄町(大和町産)
精米歩合:60%
日本酒度:+6.0 
酸度:2.2 
アミノ酸度:-
購入価格:720ml/1,575円(税込み)

瀬戸内海に面した「安芸の小京都」と呼ばれる竹原は古くは製塩業で栄えた町で、また海運が盛んだった時代には「安芸の小灘」ともいわれて栄えた町で、今もなお重厚な伝統的な古い町並みが多く残り、映画やドラマのロケもしばしば行われています。

産業で栄えた地には酒の需要もあるので酒造りが盛んな地となるのは当然で、江戸時代には15軒、最盛期の大正時代には26軒も造り酒屋があったという記録が残っています。

今もなお伝統的な古い町並みが残る本町地区には、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝の生家でしられ、NHKの朝ドラ「マッサン」の舞台ともなったこの竹鶴酒造と藤井酒造があります。

この竹鶴酒造は竹原の町並みの中核とも言える商家と酒蔵を今もなお現役で残していますが、江戸時代中期の享保18年(1733)の創業です。

酒銘の『竹鶴』は蔵の裏の竹藪に鶴が巣を作ったことを「古来、松に鶴と聞くも、竹に鶴とは瑞兆なり」と喜んだことに由来。また近年は屋号を冠した全量純米造りの限定品『小笹屋竹鶴』も登場。

2003-2004年にかけて低温熟成された無濾過で純米で原酒でさらに古酒でもあるこのお酒は、こはく色で紹興酒のような芳醇な香りをただよわせます。
芳醇ながら辛口でキレがあり、わずかに舌を刺激する酸があります。そしてほんのり竹のような香りが漂う、ややクセのある飲み口のお酒です。
でも軟水の広島の水のおかげか、やわらい清冽さがあり、甘みもしっかりとある。そんなお酒でした。

お気に入り度:3


関連地域情報「一路一会」山陽>広島>竹原



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by tztom | 2007-09-29 16:24 | 広島 | Comments(0)