人気ブログランキング |

タグ:特別純米酒 ( 290 ) タグの人気記事

f0138598_06373331.jpg

醸造元:浜嶋酒造合資会社
URL:http://www.takakiya.co.jp/
住所:大分県豊後大野市緒方町下自在381
電話:0974-42-2216
創業:明治22年(1889)

使用米:山田錦・ヒノヒカリ
精米歩合:55%
日本酒度:+5.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,404円(税込み)

浜嶋酒造は10年くらい前に大分県の酒蔵めぐりで最初に訪れた蔵で、最初に買って飲んだ銘柄です。

豊後大野市は大分県の南部に位置する人口約3万4000人の市で、九州のナイアガラと称される「原尻の滝」で有名。
市域のほぼ全域が祖母傾国定公園内にある農村地帯です。

江戸時代には岡藩の穀倉地帯として開発され、「緒方井路」と呼ばれる水路が張り巡らされています。

2005年に合併した旧大野郡大野町に蔵を構える浜嶋酒造は明治22年(1889)に初代浜嶋百太郎が創業。

f0138598_06361862.jpg


当時鷹が浜嶋家によく飛来してきていたことから、屋号を『鷹来屋』としました。

創業当時の銘柄『金鷹』は、当時、酒造りの業界では神様といわれていた『野白金一』の金と屋号の鷹を合わせたもの。

しかし時代の流れで、昭和54年に休蔵。

それを平成9年に復活させたのが、五代目浜嶋弘文氏。

創業当時の屋号を主力銘柄にして、こだわりの酒造りを行っています。

また築100年の母屋を改造した併設の「茶房ささら」では、仕込み水で入れたコーヒーだけでなく、鷹来屋のお酒も味わえます。


香りはなく、色は無色透明です。

酸と苦味が最初に出てくる、すっきりとした辛口のお酒。

以前飲んだときはもう少しフルーティーだった印象でしたが。 
 
旨味も控えめな淡麗辛口なお酒です。

燗にしてみました。

やさしくまろやかで透明でふわっとした飲み口。

酸も落ち着き、でもほのなか旨味と淡麗なキレ。

ふわっとした甘み。

良い感じになりました。

うまい。

うん、うまい。

お気に入り度:3



↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


by tztom | 2019-10-05 13:42 | 大分 | Comments(0)

f0138598_04230802.jpg



醸造元:株式会社中村亀吉
URL:なし
住所:青森県黒石市中町12
電話:0172-52-3361
創業:大正2年(1913)

使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,337円(税込み)


靑森市の南、弘前市との間に挟まれた黒石市は人口約3万2000人が暮らす町。

江戸時代に津軽藩から分知した黒石藩1万石の陣屋町として発展した小さな城下町で、現在も町割り、道路の升型などにその面影が残り、また「こみせ」と呼ばれる雪国独特のアーケードの古い町並みとして知られています。

この黒石のねぶた祭は靑森3大ねぶた祭の一つとして有名ですが、これは江戸時代に経済基盤の小さかった黒石藩が経済政策として進めた集客イベントであり、これによって黒石はこの地域のおける在郷町としても発展し、多くの商人が集まってくるようになります。

黒石のねぶたは青森や弘前を凌ぐ規模を誇るのはこういった歴史があるからです。

そんな黒石には近年まで鳴海醸造店、中村亀吉、佐藤酒造の3軒の酒蔵がありましたが、元町に蔵を構える明治27年創業の佐藤酒造は、2008年に廃業してしまいました。

f0138598_04233233.jpg
メインストリートに面して蔵を構える、江戸時代後期の文化3年(1806)創業の鳴海醸造点の裏手にあるのが中村亀吉です。

黒石の酒蔵では一番若く、大正2年(1913)に初代中村亀吉によって創業されました。

主力銘柄は『玉垂』(たまだれ)といい、弘前市にある本行寺の住職が、洞窟の中で座禅を組み修行に励んでいた際に、したたり落ちた(垂れた)岩雫(玉)が住職の唇をぬらし、それが余りにも美味だったという故事に因んだもの。

現在は特定名称酒に創業者の名『亀吉』ブランドが主力となっています。


色は無色透明。
香りも控えめ。

ガツンとした辛口の酒をイメージしましたが、
飲み口は意外にもまず華やかです。

口に花びらのような香りが広がります。

透き通った上品な旨味のある、すっきりとした淡麗辛口。

予想外のうまさ、

うまい!

燗にすると、やっぱり辛口です。

苦味、渋味も強いけど、ふくよかで濃醇な飲み口。

後味は苦味と渋味が伴った厚みのあるキレ。

クセになるうまさ。

これはうまいな〜。

お気に入り度: 3


↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


by tztom | 2019-09-22 02:28 | 青森 | Comments(0)

f0138598_23393512.jpg

醸造元:藤市酒造株式会社
URL:なし
住所:愛知県稲沢市横地3-47
電話:0587-32-0050
創業:明治5年(1872)

使用米:若水(愛知県産)
精米歩合:65%
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:1,800ml:2,916円(税込み)

愛知県の北西部、濃尾平野中央部に位置する稲沢市は人口約13万5000人が暮らす名古屋市近郊のベッドタウンです。

この稲沢市の前身である中島郡は古代尾張国の国府が置かれるなど政治の中心都市だった歴史を持ち、江戸時代には東海道と中山道を結ぶ交通の要衝である美濃路の宿場町として発展しました。

現在も国道から一本入った、美濃路旧道に稲葉宿の古い町並みが残されています。

この美濃路稲葉宿の町並みの中に蔵を構える藤市酒造は明治5年(1872)の創業。

伝統的な佇まいの商家建築に掲げられた銅板の看板には清酒銘柄の他に焼酎や味醂、ポートワインの文字も見受けられます。

一見小売店かと思いきや、実はここが酒蔵でした。

f0138598_23394597.jpg

ちなみに看板の中央に掲げられた『瑞豊』の銘柄は清酒では無く、味醂の銘柄。

主力銘柄は『尾州寿』でしたが、訳あって清酒醸造からは一時撤退。

しかし、大阪の『天野酒』を醸す西條合資会社で蔵人として腕を磨き『山本スペシャル』で名を馳せた山本克明氏を杜氏として向かえ再出発しました。

以前使用されてながら、現在使われていない銘柄『菊鷹』は特約店限定流通酒の銘柄。

山本克明氏が杜氏資格を取得して独立して世に送り出した銘柄として入手困難なお酒の一つとなっています。

『菊鷹』シリーズは、最近流行の生酒、生原酒、無濾過系をラインナップのメインとしていますが、今回のお酒は希少な火入れ酒。


色は中くらいのコハク色です。

思いっきり熟成酒。

しかし、意外にも、香りは控えめ。

飲み口は、ほのかにフルーティーな酸味を感じつつも、ゆったりとしたまろやかな飲み口です。

紹興酒系の熟成香も感じません。

後味の余韻に渋さを気持ち感じます。

冷やすと、とにかく辛くて苦くて、若々しくて、旨味もあるけど、荒々しい飲み口。

日を置くと、木の香りが増します。

飲み口も樽酒のような乳酸香。

かなりクセがある個性的なお酒です。

う〜ん。

想定外...。

燗にしてみる。

....う、うまいな。これ。

何だ、うまいじゃないか!!

まず、牧歌的な乳酸香が妙に心地よい。

芳醇な旨味がしっかりとしていて、包み込むような優しさ。

ほっこりする余韻。

ああ、うまいな〜。

この火入れ酒は燗がめちゃうまいです!!


お気に入り度:冷3/燗4



↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


by tztom | 2019-07-26 00:03 | 愛知 | Comments(0)

f0138598_22490972.jpg


醸造元:原田酒造合資会社
URL:http://www.ikujii.co.jp/
住所:愛知県知多郡東浦町大字生路字坂下29
電話:0562-83-5171
創業:安政2年(1852)

使用米:若水(知多半島産)
精米歩合:60%
日本酒度:+1.0
酸度:1.1
アミノ酸度:-
アルコール度:15.6度
購入価格:1800ml:1,999円(税込み)

江戸時代後期の安政2年(1852)に初代、原田徳右ヱ門が創業した原田酒造は、知多半島の付け根に位置する東浦町にあります。

東浦町が面する海は衣浦港と呼ばれ明治期には現在の名古屋港よりも主力の港だったそうですが、現在は境川河口よりも内陸部に位置する人口約4万9000人が暮らす境川右岸の町です。

衣浦(衣が浦)に面した東浦町は温暖な土地ですが、冬には伊吹おろしにより寒暖が激しく、酒造りに適した気候の土地柄だそうです。

すぐ南には、知多半島有数の酒どころ「亀崎」があり、さらにその先には醸造酢最大手の「ミツカン」の企業城下町「半田」があります。

原田酒造の主力銘柄『生道井』(いくじい)は、蔵のある生路(古くは生道・伊久智)にあって、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東国征伐の途中渇きをいやし勝利を得たという伝説が残る井戸である『生道井』に由来します。

酒米「若水」はこの愛知県発祥の酒米で、近年では、生酛・山廃系や純米酒等の仕込みに使用されることが多い米の旨味を感じさせる深い味わいが特徴の酒米です。

数量限定の特別純米酒。

色は無色透明で、香りはほとんど感じません。

飲み口の印象は「すっきりした淡麗辛口」。

シャープとまでは行きませんが、ほのかに感じる旨味もすっきり。

やや線が細いかも。な印象。


燗にすると、飲み口はスッキリとしながらもふくよかで、甘みも増して安定してきました。

でも...やっぱり線が細い。

透明感があって味も控えめ、それでいて、辛さが残ります。

燗よりは冷や(常温)の方が旨味を感じるかも知れません。

スッキリ辛口系が好きな人にはおすすめのお酒です。


お気に入り度:3



↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


by tztom | 2019-07-24 22:50 | 愛知 | Comments(0)

f0138598_00172198.jpg


醸造元:油長酒造株式会社
URL:http://www.yucho-sake.jp/
住所:奈良県御所市1160
電話:0745-62-2047
創業:享保4年(1719)

使用米:秋津穂
精米歩合:65%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:17度
購入価格:720ml:1,134円(税込み)

奈良平野の最南端に位置する御所市。

平野部と吉野山間部の中継地として栄えた在郷町、桑山氏御所藩1万2000石の陣屋町、浄土真宗本願寺派の寺内町といくつもの顔を持って発展した南大和有数の商都です。

葛城川を堺に西側の町を「西御所」といい、1万2000石の御所藩の陣屋町で、碁盤の目状に整備された町割りや敵の侵入に備えた桝形など、今も城下町の遺構が残されています。

一方葛城川の東側の町を「東御所」といい、町の中心に建つ浄土真宗本願寺派の寺院・円照寺の寺内町として発達。と、されていますが、一説にはこれとは真逆の説もあり、「東御所」には代官所や陣屋跡が残ります。

西御所の中央部に蔵を構える油長酒造は江戸時代中期の享保4年(1719)創業の歴史ある酒蔵ですが、この創業年は酒造業に転換した年という事です。

f0138598_00170807.jpg

江戸時代初期から菜種油の製油業を営み、代々油屋長兵衛を襲名、屋号を「油長」(ゆうちょう)としていました。

創業当時からの主力銘柄は『鷹長』ですが、近年は日本酒の可能性を追求した低アルコールの『ALPHA』シリーズや「五感で愉しむ酒」をコンセプトにした新しいブランド『風の森』シリーズは主力銘柄になっています。


ポンッと音を立てて空く栓。

シャンパンのような炭酸ガスを含んだ、フレッシュでフルーティーな飲み口。

香りは控えめ。

フルボディでいながらキレもいい。

酸が強いので甘みは控えめに感じますが、落ち着いた旨味があります。

うまい。

これはうまい。

日を置いて炭酸ガスが自然に抜けきった時もまた飲み頃らしい。

ガスが引くと、酸も控えめに、いやほとんど感じなくなり、変わってやさしい甘みが全面に出てきます。

デザート酒のようなフルーティーな甘みで、合う食事を選びますが、うまい酒です。

ああ、うまい。

アテは要らない。

ただ堪能するだけ。

うまいな〜。

お気に入り度:4




↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


by tztom | 2019-07-18 00:18 | 奈良 | Comments(0)

f0138598_20364869.jpg


醸造元:金鳳酒造有限会社
URL:https://www.kinpo.jp/
住所:島根県安来市清井町 343
電話:0854-27-0111
創業:明治2年(1869)

使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,865円(税込み)

古くより製鉄業(たたら製鉄)が盛んで、古代伝説ではヤマタノオロチを退治したスサノオノミコトが統治しその名を名付けたとされる安来市は、今でも山陰地方最大の製鉄の町です。

安来市の南郊外。

伯太川に支流安田川が合流点右岸の清井町に、地元では「山は大山、お酒はキンポー」のキャッチフレーズ

で知られる金鳳酒造があります。

金鳳酒造は明治2年(1869)に創業し、古来中国より伝わる伝説の霊鳥、鳳凰に金を冠した主力銘柄。

今回飲んだこのお酒の銘柄『へるん』は、小泉八雲で知られるギリシャ生まれの新聞記者で作家、日本民俗学者のパトリック・ラフカディオ・ハーンの「ハーン」の出雲での読み名。

蔵元とラフカディオ・ハーン(小泉八雲)との直接の結びつきは無いですが、小泉八雲に思いをはせて銘々したお酒です。


香りはひかえめ。

のみくちはやさしく、深いコクがあります。

ほのかに牧歌的な乳酸香が口の中から感じます。

ややざらつきがあるけど、旨味の乗った、感のあるお酒。


燗にすると。

強力にフルーティーな米の旨み。

雑味が無く、やさしく、ふくよかで、フルボディ。

深い。

うまい、うますぎる。

苦味、酸味、渋味のバランスも良い。

これは、燗がうまい。

燗うますぎ。


お気に入り度:冷3/燗4




↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


by tztom | 2019-06-25 20:38 | 島根 | Comments(0)

f0138598_06431967.jpg



醸造元:蔵本屋本店
URL:なし
住所:愛媛県西条市氷見乙1785
電話:0897-57-9900
創業:安政2年(1885)

使用米:山田錦・松山三井
精米歩合:-
日本酒度:+4.0
酸度:1.3
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:1800ml:2,353円(税込み)

蔵本屋本店。

幻の酒蔵と呼ばれ、蔵元が一人で作っていのに、平成20年から4年連続で金賞をとっている蔵元です。

地元以外にほとんど出回らず、あまりに情報が無いので、すでに廃業しているものと勝手に思っていました。

蔵は西条市の西端、小松町と接する氷見という集落にあります。

海側から甲・乙・丙・丁と番地が振られているのですが、そのまん中付近、氷見乙と氷見丙の境界付近に伝統的な古い街並みが残されています。

氷見は旧金毘羅街道にそって形成された在郷町で、中山川の河港町としても発展した集落です。

古い家並みの中心的ランドマークがこの「蔵本屋本店」と、斜向かい建つ大地主を務めた森家住宅の重厚な屋敷。

f0138598_06434297.jpg


蔵本屋本店は幕末の安政2年(1855)に初代田坂市兵衛によって創業。

「蔵本屋本店」という屋号は江戸時代に自然発生的に呼ばれるようになったそうです。

主力銘柄の『行光』は、昔蔵本屋本店の跡取りが途絶えかけた際に、出家していた跡取りが還俗して跡を継ぎ、名を「行光(ギョウコウ)」から「行光(ユキミツ)」に変えた事に由来するとか。

「吟醸純米」は特別純米の事。


色は無色透明で、香りは控えめ。

飲み口は牧歌的な野趣的な香ばしさ。

生もと系、山廃系の香りです。

華やかさは無く、飲み口はスッキリ。

ほのかに辛く、やさしいキレ。

旨味、酸味と渋味とまた旨口のバランスのとれたお酒です。

燗にする。

クリアーで雑味のない牧歌的なうまさ。

牧歌的さが高い次元で控えられている。

うまい。

厚みのある透明感。うまい!

このお酒は燗がうまい。


お気に入り度:3



↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


by tztom | 2019-06-08 15:53 | 愛媛 | Comments(0)

f0138598_21073865.jpg


醸造元:尾崎酒造株式会社
URL:http://ozakisyuzou.jp/
住所:新宮市船町3-2-3
電話:0735-22-2105
創業:明治13年(1880)

使用米:山田錦・美山錦
精米歩合:60%
日本酒度:+ 1.0
酸度:1.8
アミノ酸度:-
アルコール度:17度
購入価格:720ml:1,512円(税込み)

今から15年ほど前に、和歌山の地酒で最初に飲んだのがこの尾崎酒造の『太平洋』でした。

蔵のある新宮市は熊野三山の1つである熊野速玉大社の鳥居前町として発展し、江戸時代には紀伊国の南の要衝として紀州藩新宮城の城下町として栄えました。

平成の大合併で2005年に東牟婁郡熊野川町を合併して市域を熊野川上流の内陸部にまで広げ、熊野地方の中心的な都市の一つです。

尾崎酒造は明治2年に和歌山県新宮市三本杉で酒造りを始め。明治13年(1880)に、現在の熊野川沿いの新宮市船町に蔵を移して本格的に酒造業を創業しました。

現在は本州最南端の酒蔵です。

今回の『熊野桜』は春限定の純米無濾過原酒。

紀伊半島南部でごく自然に群生していた桜の中に「変わったサクラがある」という情報から本格調査がはじまり、国内に分布する野生種では約100年ぶり新種の桜であった事が判明しました。それにちなんだブランドです。


ライチ、メロンのような香り。

飲み口は濃厚で丸いフルーティーさと、苦味、酸味が立ちシャープな後味。

余韻は澄んでやさしく、キレイ。

ひかえめな原酒。

酒質の設計が成せる技か。

吟醸酒のように華やかで甘く、うまい。

ああ、うまいな〜。

うまい。

お気に入り度:3




↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


by tztom | 2019-05-01 21:10 | 和歌山 | Comments(0)

f0138598_22383865.jpg

醸造元:白菊酒造株式会社
URL:http://www.shiragiku.com/
住所:岡山県高梁市成羽町下日名 163-1
電話:0866-42-3132
創業:明治19年(1886)

使用米:雄町
精米歩合:70%
日本酒度:+5.2
酸度:1.5
アミノ酸度:-
アルコール度:18度
購入価格:720ml:1,404円(税込み)

以前は「成羽大関酒造」という酒蔵でした。

日本有数の山城で知られる備中松山城の城下町高梁市から西へ、高梁川の支流成羽川が流れる旧川上郡成羽町は江戸時代に山崎家1万2000石の成羽藩の陣屋町だった町です。

成羽大関酒造の前身は、明治19年(1886)に渡辺廣太郎により創業した渡辺酒造本店。

当時からの主力銘柄は『白菊』でしたが、昭和3年に昭和の御大典(即位式)の年に全国清酒品評会で受賞した事を機に『大典白菊』に酒銘変更。

しかし昭和47年、成羽町に甚大な被害をもたらした大洪水によって、酒蔵は壊滅してしましました。

そこからの再起に当たって、灘の大関酒造の支援のもと、同じく大関酒造の協力蔵であった仲田酒造、山崎酒造と合併して中国地方最大規模の酒造設備を有する成羽大関酒造が誕生します。

社名の通り、大手の系列で安定した経営を行う一方で、生産高の約1割を自社銘柄の酒造りにあてながら、独自ブランドを育成し続けてきました。

そして、平成19年(2007)6代目蔵元渡辺秀造のもと、社名を「白菊酒造株式会社」に改めました。

安定した経営のバックボーンを持ちながらも、精力的な酒造りを行う新進気鋭の酒蔵です。

ちなみに、直売所は白菊商事株式会社。
住所:高梁市成羽町下原 915
TEL : 0866-42-3131
営業時間:9:00〜17:00(日祝休)


色はほんのりとコハク色。

でも、香りは香ばしさではなくフルーティーさ。

飲み口は、花びらのようなパンチのあとに熟成された梅酒のような、それもひかえめでやさしく透明感のある余韻。

甘みは控えめ。
旨味も控えめ。

それでもやさしい。

重くなく、どちらかと言えばライト。

ヨーグルトのような酸味。

白ワインのような、ほんのりとした酸とコク。

なかなか面白い次元のお酒です。

うまい。

燗にすると、中厚な旨味の凝縮した飲み応え。

でもソフトでやさしい飲み口。

このお酒は燗にした方が安定する感じ。

うまいな〜。


お気に入り度:3




↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


by tztom | 2019-04-24 23:20 | 福岡 | Comments(0)

f0138598_18060559.jpg

醸造元:三冠酒造有限会社
URL:http://www.sankan.co.jp/
住所:岡山県倉敷市児島下の町 2-9-22
電話:086-472-3010
創業:文化3年(1806)

使用米:朝日(岡山県産)
精米歩合:55%
日本酒度:+6.0
酸度:1.8
アミノ酸度:1.1
アルコール度:18度
購入価格:720ml:1,512円(税込み)

瀬戸大橋を見上げる倉敷市児島下の町。

今は漁港集落ですが、古くから塩田と干拓新田による綿作が主な産業で、江戸期には織物業や酒造業も盛んでした。

また讃岐金毘羅参詣や四国遍路の渡し場としても栄え、参詣客で賑わった町です。

この児島下の町に蔵を構える三冠酒造は、江戸時代後期の文化3年(1806)に初代洲脇吉蔵が、倉敷市児島の山沿いの地で『ますや』の屋号で創業。後の安政年間に現在の下村(当時)へ移転しました。

当時の主力銘柄は『富士正宗』でしたが、明治36年(1903)の「第五回内国勧業博覧会」にて天皇陛下より褒状を授与されたのを期に銘柄を『祇園』に変更。

さらに明治44年(1911)も同様に『祇園』が褒状を授与された事で、銘柄を今に続く『三冠』と改めます。

戦中戦後は統制によって酒造りを休止しますが、昭和30年(1950)に「三冠酒造有限会社」として法人化して再開します。

水島新司作の野球漫画「あぶさん」に登場し、主人公が飲んで三冠王を採ったとされるお酒です。

岡山を代表する酒米「朝日」で醸したお酒。


いろは薄いコハク色です。

香りはリンゴ、梨系のフルーティーな吟醸香。

飲み口は芳醇で米の旨さのコクのあとに厚みのあるフルーティーな余韻。

酸はほどほど、苦味、渋味のバランスも良くて飲みやすいです。

倉敷市児島は何度も訪れた町ですが、こんなうまい地酒があるなんで、最近になって知りました。

生原酒なのに、若すぎない。重くない。

うまいな〜。

うまいです。


お気に入り度:3



↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


by tztom | 2019-04-20 18:06 | 岡山 | Comments(0)