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醸造元:白菊酒造株式会社
URL:http://www.shiragiku.com/
住所:岡山県高梁市成羽町下日名 163-1
電話:0866-42-3132
創業:明治19年(1886)

使用米:雄町
精米歩合:70%
日本酒度:+5.2
酸度:1.5
アミノ酸度:-
アルコール度:18度
購入価格:720ml:1,404円(税込み)

以前は「成羽大関酒造」という酒蔵でした。

日本有数の山城で知られる備中松山城の城下町高梁市から西へ、高梁川の支流成羽川が流れる旧川上郡成羽町は江戸時代に山崎家1万2000石の成羽藩の陣屋町だった町です。

成羽大関酒造の前身は、明治19年(1886)に渡辺廣太郎により創業した渡辺酒造本店。

当時からの主力銘柄は『白菊』でしたが、昭和3年に昭和の御大典(即位式)の年に全国清酒品評会で受賞した事を機に『大典白菊』に酒銘変更。

しかし昭和47年、成羽町に甚大な被害をもたらした大洪水によって、酒蔵は壊滅してしましました。

そこからの再起に当たって、灘の大関酒造の支援のもと、同じく大関酒造の協力蔵であった仲田酒造、山崎酒造と合併して中国地方最大規模の酒造設備を有する成羽大関酒造が誕生します。

社名の通り、大手の系列で安定した経営を行う一方で、生産高の約1割を自社銘柄の酒造りにあてながら、独自ブランドを育成し続けてきました。

そして、平成19年(2007)6代目蔵元渡辺秀造のもと、社名を「白菊酒造株式会社」に改めました。

安定した経営のバックボーンを持ちながらも、精力的な酒造りを行う新進気鋭の酒蔵です。

ちなみに、直売所は白菊商事株式会社。
住所:高梁市成羽町下原 915
TEL : 0866-42-3131
営業時間:9:00〜17:00(日祝休)


色はほんのりとコハク色。

でも、香りは香ばしさではなくフルーティーさ。

飲み口は、花びらのようなパンチのあとに熟成された梅酒のような、それもひかえめでやさしく透明感のある余韻。

甘みは控えめ。
旨味も控えめ。

それでもやさしい。

重くなく、どちらかと言えばライト。

ヨーグルトのような酸味。

白ワインのような、ほんのりとした酸とコク。

なかなか面白い次元のお酒です。

うまい。

燗にすると、中厚な旨味の凝縮した飲み応え。

でもソフトでやさしい飲み口。

このお酒は燗にした方が安定する感じ。

うまいな〜。


お気に入り度:3




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by tztom | 2019-04-24 23:20 | 福岡 | Comments(0)

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醸造元:三冠酒造有限会社
URL:http://www.sankan.co.jp/
住所:岡山県倉敷市児島下の町 2-9-22
電話:086-472-3010
創業:文化3年(1806)

使用米:朝日(岡山県産)
精米歩合:55%
日本酒度:+6.0
酸度:1.8
アミノ酸度:1.1
アルコール度:18度
購入価格:720ml:1,512円(税込み)

瀬戸大橋を見上げる倉敷市児島下の町。

今は漁港集落ですが、古くから塩田と干拓新田による綿作が主な産業で、江戸期には織物業や酒造業も盛んでした。

また讃岐金毘羅参詣や四国遍路の渡し場としても栄え、参詣客で賑わった町です。

この児島下の町に蔵を構える三冠酒造は、江戸時代後期の文化3年(1806)に初代洲脇吉蔵が、倉敷市児島の山沿いの地で『ますや』の屋号で創業。後の安政年間に現在の下村(当時)へ移転しました。

当時の主力銘柄は『富士正宗』でしたが、明治36年(1903)の「第五回内国勧業博覧会」にて天皇陛下より褒状を授与されたのを期に銘柄を『祇園』に変更。

さらに明治44年(1911)も同様に『祇園』が褒状を授与された事で、銘柄を今に続く『三冠』と改めます。

戦中戦後は統制によって酒造りを休止しますが、昭和30年(1950)に「三冠酒造有限会社」として法人化して再開します。

水島新司作の野球漫画「あぶさん」に登場し、主人公が飲んで三冠王を採ったとされるお酒です。

岡山を代表する酒米「朝日」で醸したお酒。


いろは薄いコハク色です。

香りはリンゴ、梨系のフルーティーな吟醸香。

飲み口は芳醇で米の旨さのコクのあとに厚みのあるフルーティーな余韻。

酸はほどほど、苦味、渋味のバランスも良くて飲みやすいです。

倉敷市児島は何度も訪れた町ですが、こんなうまい地酒があるなんで、最近になって知りました。

生原酒なのに、若すぎない。重くない。

うまいな〜。

うまいです。


お気に入り度:3



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by tztom | 2019-04-20 18:06 | 岡山 | Comments(0)

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醸造元:ヨイキゲン株式会社
URL:http://yoikigen.co.jp/
住所:岡山県総社市清音上中島 372-1
電話:0866-94-0011
創業:明治40年(1907)

使用米:雄町(岡山県産)
精米歩合:65%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,188円(税込み)

総社市はかつての吉備国の中心地域で、吉備分国後は備中国の国府が置かれていた場所です。
国府が廃れた後も備中国総社宮は今に残りますが、江戸時代は同宮の鳥居門前町・それに松山街道の宿場町・そして浅尾藩1万石の陣屋町として栄えました。

ちなみに、総社という地名は全国に数多く見られます。
これは、旧国内に数多く存在した神社を一箇所に集めたもので、数百にも及ぶ神社を国司が毎年巡拝することが困難であったために行われた措置で、岡山県総社もまた備中国324社を集めて生まれました。

ヨイキゲン株式会社は明治40年(1907)に現在地から北西の、高梁川の支流小田川が流れる下道郡穂井田村(現在の倉敷市真備町服部)において、初代渡辺捨吉が創業しました。

当時の主力銘柄は『富禄正宗』(ふろくまさむね)でしたが、二代目渡辺巌の時、酒を飲んだときの気分を率直に表現する『酔機嫌』(よいきげん)と現在の主力銘柄が生まれました。

昭和42年により良い酒造条件を求めて北東へ約5km離れた現在の場所に移転しました
現在は日本酒の他に焼酎やリキュール類も製造しています。

『碧天』(へきてん)
雄町を使い、約一ヶ月間の長期低温発酵でじっくりと発酵させて醸造したお酒。



色は無色透明。

香りは控えめでほんのりとバニラのようなクリーミーさ。

フレッシュ感。

とてもキレイな飲み口で、とてもフルーティーで甘口。

いいね。

まるで吟醸酒のような透明感。


燗にしても、華のような香りと透明な厚みに覆われた苦味と渋味の余韻。

ちょっとビターなバニラでほんのりとフルーティー。

楽しい余韻を感じられる燗酒でした。

うまい。

うまいな〜。

お気に入り度:3




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by tztom | 2019-04-18 01:03 | 岡山 | Comments(0)

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醸造元:熊屋酒造有限会社
URL:なし
住所:岡山県倉敷市林 705
電話:086-485-0007
創業:享保元年(1716)

使用米:雄町
精米歩合:60%
日本酒度:+
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15.5度
購入価格:720ml:1,200円(税込み)

倉敷の地酒蔵としては新進気鋭の熊屋酒造は、倉敷市とは言っても、その中心部から南東へ約8km。

瀬戸大橋線と宇野線が分岐する付近の植松駅が最寄りのほとんど旧児島市域の古い家並みが残る林という集落の中に蔵を構える酒蔵です。

この林地区には熊野神社や修験道総本山五流尊流龍院があります。

主力銘柄は『巴福正宗』と上位ブランドの『伊七』ですが、この『伊七』というのは創業者の庵谷(いほりや)伊七の名にちなんだもの。

そして近年登場した新ブランドがこの斬新なラベルデザインの『庵 』(あん)シリーズです。

これもまた蔵元の姓である庵谷(いほりや)から取ったもの。(おそらく)

庵谷家はもともと和歌山県の熊野出身。江戸時代に熊野神社の改築・修繕工事の為にこの備前児島に移住して来ました。そしてこの地に根付いて農業を営みます。

見た目中規模の酒蔵の様ですが、蔵元家族と数人の蔵人で醸す小さな酒蔵です。



最近流行の無濾過系生酒かと思いきや、色はしっかりとしたコハク色。

熟成されたお酒でした。

香りはなく、飲み口はやさしいながらも透明感とふくよかさがあります。

しかし、旨味はひかえめのふわっとした淡麗、ちょっと辛口。

ほ〜。いいかも。

燗にすると、熟成感は少し抑えられ、やわらかな酸味とほどよい旨味。

ほんのり香ばしさ。

うまい。

面白く、うまいお酒です。

お気に入り度:3


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by tztom | 2019-04-03 23:52 | 岡山 | Comments(0)

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醸造元:瀬頭酒造株式会社
URL:http://www.azumacho.co.jp/
住所:佐賀県嬉野市塩田町大字五町田甲3117
電話:0954-66-2014
創業:寛政元年(1789)

使用米:山田錦・佐賀の華
精米歩合:60%
日本酒度:-4.0
酸度:1.8
アミノ酸度:1.4
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,570円(税込み)


佐賀県を代表する酒どころ鹿島市の西に接する藤津郡塩田町(ふじつぐんしたちょう)は平成の大合併によって2006年に嬉野温泉で知られる嬉野市の一部となりました。

この塩田町は長崎街道の宿場町、さらに河川舟運の水陸要衝の町として栄えた町で、今もなお往事を忍ばせる重厚な町並みが残されています。

その塩田町には3軒(現在は2軒)の酒蔵がありますが、いずれも同じ家系筋で、佐賀の酒として知られる『東一』の五反田酒造はすぐ隣に建つ『東長』の瀬頭酒造から分家した蔵です。

本家にあたる瀬頭酒造は寛政元年(1789)に初代瀬頭多次兵衛が創業しました。

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当時の銘柄は『丸平正宗』(まるへいまさむね)でしたが、大正9年に当時の第19代内閣総理大臣・原敬首相から「アヅマの国のオサ、すなわち東洋の王者にふさわしい」酒との言葉より『東長』の銘が生まれました。

またこの『東長』は、戦後の昭和20年に、ダグラス・マッカーサー元帥がGHQ指定商品に推した事でも知られています。



色は無色透明ですが、

香りはガッツと濃厚な芳ばしい乳酸香。

飲み口は芳醇で厚みのある甘み。

実は三段仕込みらしいです。

なるほど、この深い甘さはそれでしたか。

それでも飲み口は重くなく、やさしい酸とやわらかく甘いキレ。

うまいな〜。

さすが。

うまいです。

お気に入り度:4



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by tztom | 2019-03-25 23:16 | 佐賀 | Comments(0)

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醸造元:合資会社基山商店
URL:https://www.kihotsuru.com/
住所:佐賀県三養基郡基山町大字宮浦151
電話:0942-92-2300
創業:大正9年(1920)

使用米:山田錦(九州産)
精米歩合:60%
日本酒度:+2.0〜6.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,385円(税込み)

基山町は佐賀県の最東端。福岡県久留米市と接する人口約1万7000人が暮らす町。

主力銘柄の『基峰鶴』は 、蔵のある基山町と福岡県筑紫野市にまたがる標高404mの山。
基山町は(きやま・ちょう)と読みますが、山の基山は(きざん)と読みます。
7世紀に大宰府の守りのために山頂に基肄(きい)城が築かれ、現在国の特別史跡に指定れています。
この基山の山懐を悠然と舞う鶴の姿に由来します。

基山商店の前身は明治初年に近隣の地主数名が共同で酒造りを始めたのが始まり。

やがて、小森初蔵が酒蔵を一人で引き受け小森酒造場としてスタートしました。

そして大正9年(1920)に合資会社基山商店を設立して今に至ります。

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地元流通の小さな酒蔵ですが、一方で特約店限定流通酒の『基峰鶴』新シリーズのラベルデザインもカッコイイです。
ラインナップも豊富で非常に気になります。

また酒蔵の一部を改装したギャラリー基肄「基肄の蔵」ではコンサートやイベントを行っています。


色はほんのりとうすいコハク色。

香りはひかえめで、ほんのり無機質な余韻。

飲み口は雑味もなくスッキリとした淡麗な辛口のお酒

ほのかに味わい深い・・・的な余韻。

を感じるけど。

酸もひかめで辛くはない、でも淡麗系のお酒。

燗にすると...

旨味は少ないながらも中厚めのふくよかさ。

さっぱりとした淡麗な余韻。

やさしい辛口。

うまいです。

お気に入り度:3



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by tztom | 2019-03-23 00:46 | 佐賀 | Comments(0)

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醸造元:小松酒造株式会社
URL:http://www.manrei.jp/
住所:佐賀県唐津市相知町千束1489
電話:0955-62-2408
創業:江戸時代末期

使用米:山田錦
精米歩合:68%
日本酒度:+
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,300円(税込み)

唐津市の南郊外、多久市との中間に位置する相知町の田園地帯の中に小松酒造はあります。

旧東松浦郡相知町(おうちちょう)は平成の大合併で、2005年に唐津市に合併した町です。

唐津湾にそそぎ込む松浦川の支流がいくつも合流する事から相知という地名は「川が逢う地」の意味とも言われています。

この町、というか集落の一画で小松酒造は江戸時代末期に創業しました。

戦時中は海軍御用達蔵として『宣陽』という銘柄を納めていましたが、戦後は大手酒造メーカーからの委託醸造を請け負いながら、日本酒が『万齢』、焼酎が『おろち』を造り続けていました。

やがて平成に入ると小松酒造は日本酒不況の波に呑まれ自社醸造を止めて委託醸造の道へ進みます。

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ところが、平成7年、東京で証券マンをしていた長男の小松大祐氏が酒蔵を継承。
広島の国税庁醸造研究所に入所して酒造りを学んだ後、島根の酒蔵へ蔵人として入り酒造りの全工程を体得して戻ってきました。

8年間休造していた蔵を復活させ、自ら蔵元兼杜氏を担い、今や現在のニーズに沿った幅広いラインナップを手がける新進気鋭の酒蔵の一つとなっています。

このお酒は松浦川に支流厳木川が合流する国道沿いにある、JAからつ「逢地の里直販所」で購入しました。
さすが地元特産品の直売所だけあって、小松酒造のお酒もかなりラインアップを取り揃えています。


山田錦を68%まで磨いた純米酒。

色はほんのりとうすいコハク色。

香りはひかえめで、飲み口もスッキリとした淡麗な辛口のお酒。

甘味、旨味もひかえめ。

酸が少し立ちますが、苦味、渋味もひかえめ。

良い意味でやさしい。

ただ、線が細い訳ではありません。

なんか、ほんのりと米の主張を感じるのは山田錦を使っているからでしょうか。

小松酒造は比較的辛口のお酒を醸す蔵のようです。

このお酒は山田錦を使ってリーズナブルな晩酌向けの酒をめざした、蔵の戦略的な商品。

オススメは燗との事で。

燗にしてみました。

ベースは淡麗ですが、フラットな安定したやさしい旨味と澄んだキレ。

酸も、苦味、渋味も感じない、やさしい直球な飲み口。

自然と杯がすすむお酒。

うまいな〜。

お気に入り度:3




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by tztom | 2019-03-17 15:27 | 佐賀 | Comments(0)

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醸造元:小柳酒造株式会社
URL:なし
住所:佐賀県小城市小城町上町903
電話:0952-73-2003
創業:文化年間(1804-1817)

使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,240円(税込み)

佐賀市の西隣に接する小城市は平成の大合併で2005年に小城郡小城町・三日月町・牛津町・芦刈町が合併して生まれた人口約4万3000人が暮らす町。

その中心部、旧小城町は佐賀の小京都と呼ばれ、江戸時代には佐賀鍋島家三支藩のひとつ小城藩7万石の城下町でした。

メインストリートの上町に蔵を構える小柳酒造は江戸時代後期の文化年間(1804-1817)に創業しました。

かつて、この通りは醸造業が盛んで、数軒の酒屋や醤油蔵が軒を連ねていましたが、現在残るのはこの小柳酒造一軒のみ。

江戸時代築の母屋や離れ、蔵や麹室など14棟が国の登録有形文化財に指定されています。

また、敷地内には、江戸時代に築かれた水路が流れ、れんが造りの煙突がランドマークになっています。

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ちなみに小城町の郊外、天山山麓には佐賀の地酒を代表する有名蔵『七田』の天山酒造があります。



香りは控えめで、飲み口もスッキリとした淡麗辛口。

甘味、旨味もひかえめ。

ほのかにフルーティーで酸が自然。
続く苦味、渋味が辛口を引き立てます。

スッキリとしたキレ。

食中酒としても懐が広く、淡泊な刺身から中華料理までいけます。

冷やはすっきり。

常温はさっぱり。

燗にすると、米の香りが少し顔を出しますが、大きな変化はみられません。

苦味、渋味がすこし強く感じるかな?

筋が通ったぶれない安定感、的な。

うまいです。


お気に入り度:3



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by tztom | 2019-03-15 23:00 | 佐賀 | Comments(0)

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醸造元:有限会社森酒造場
URL:http://mori-shuzou.jp/
住所:長崎県平戸市新町31-2
電話:0950-23-3131
創業:明治28年(1895)

使用米:山田錦・レイホウ・国産米
精米歩合:50%
日本酒度:+0.12
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,600円(税込み)

平戸島は橋で結ばれた島としては本州最西端に位置する島で、平戸市は平戸島を市域としていましたが、平成の大合併により、2005年に島部の生月町・大島村と本島側の北松浦郡田平町が合併して本島にまたがる人口約3万人の市となりました。

平戸市の中心部は、旧平戸藩松浦氏6万3000石の城下町で、鎖国前は中国やポルトガル、オランダなどとの国際貿易港でした。

今も平戸城をはじめ古い城下町の町並みが残されています。

平戸城の南端、平戸市役所近くの大手橋のたもとに蔵を構える森酒造場は明治28年(1895)に初代蔵元、森幸吉の手により「小松屋」の屋号で創業しました。

国際貿易港だった「平戸」は、海外の航海士からは「フィランド」と呼ばれていました。
また、さらに古い時代には「飛鸞(ひらん)」とも呼ばれていたそうです。

酒銘『飛鸞』はこの古い呼び名に由来します。

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精米歩合50%ですが、ラベルを見ると、山田錦を20%磨き、掛米のレイホウを80%精米。平均で50%精米という感じですが、この表記はありなのでしょうか?

ああ、なるほど。だから純米吟醸ではなく純米酒なのですね。

レイホウは1969年に、九州農業試験場で「ホウヨク」と「綾錦」を掛け合わせて生まれた酒米です。


うすいコハク色です。

香りは芳ばしく、フルーティーというよりはフレッシュ感。

例える果実が見つかりませんが、ほんのりとセメダイン系の酢酸エチル香が良い意味で引き締めます。

またほのかにヨーグルトのような乳酸香。

複雑さは香りだけでなく、飲み口にも繋がります。

芳醇で南国系のフルーティーさと、重厚ながらもシャープな辛口のキレ。

飲み続けても、フルーティーさとラッカー系の酢酸エチル香の微妙なバランスが旨くて盃が進む。

不思議だ〜。

なんか、うまい。

うまいです。

スペックではない、うまさ。

これは半年くらい熟成させてみると、もっと美味しくなるかも。


お気に入り度:4



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by tztom | 2019-03-10 00:19 | 長崎 | Comments(0)

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醸造元:合資会社 吉田屋
URL:http://bansho.info/
住所:長崎県南島原市有家町山川785
電話:0957-82-2032
創業:大正6年(1917)

使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:+2.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,836円(税込み)

吉田屋の酒蔵としての創業は大正6年(1917)ですが、吉田家は江戸時代中期より続く旧家です。

江戸時代には和ロウソクの原料となる蝋絞業で島原藩より字帯刀を許されていました。

幕末の動乱を経て明治に入ると醤油醸造を始めますが、この時酒販売免許を譲り受けます。

やがて本業の和ロウソク業の衰退にともなって酒造業へ進出。

廃業した酒蔵の設備一式を購入して酒造りを始めたのが大正3年(1914)でした。

創業が大正6年(1917)という事は、酒造りを始めて事業化するのに3年を有したという事でしょうか。

ちなみにこの時、酒造業だけでなく、煙草製造業も始めていました。

国の専売になるまでの銘柄は『八千代』。

現在、吉田屋の奥座敷を開放して数十年ぶりに営業を始めた『八千代喫茶店』は、この煙草の銘柄に由来します。

煙草製造廃業の後、有家銀行(後の十八銀行に統合)を共同で起こしています。

そんな酒蔵、吉田屋が蔵を構える有家町は、平成の大合併で島原半島南部の7町、加津佐町・口之津町・南有馬町・北有馬町・西有家町・布津町・深江町と合併して人口約4万3000人が暮らす南島原市となりました。

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創業当時の銘柄は、創業者千代吉と妻の菊の名から『千代菊』としていたそうですが、すでに他に商標登録されていたために、『萬勝』を商標登録しました。

このお酒は最近流行の「花酵母」、東京農業大学短期大学部醸造学科の「ひまわり酵母」SUNF-5を使用したお酒です。

全国でも数少くない、巨大な木を使って酒を搾る伝統的な「ハネ木搾り」を用いながらも新しい酒造りを模索している新進気鋭の酒蔵です。

九州では他に福岡県の白糸酒造がこの「ハネ木搾り」を行っています。


色はうすいコハク色ですが、香りはひかえめです。

ほのかにフルーティーな吟醸香を感じます。

飲み口は、すっきり!と雑味の無い旨味。

透明でやさしい甘みと酸の無いすっきりとなめらかなキレ。

うまい!。

キレイがうまい!

燗にしてみました。

スッキリ辛口。

シャープな旨味。

雑味が無く、スーッと身体に入っていく。

うっ、うまいな〜。

やさしい燗酒。

うまいです。

お気に入り度:4



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by tztom | 2019-03-03 22:44 | 長崎 | Comments(0)