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残草蓬莱 特別純米[大矢孝酒造]_f0138598_01321472.jpg

醸造元:大矢孝酒造株式会社
URL:http://www.hourai.jp/
住所:神奈川県愛甲郡愛川町田代 521
電話:046-281-0028
創業:文政13年(1830)

使用米:山田錦・美山錦
精米歩合:60%
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,375円(税込み)

大矢孝酒は東京都八王子市に近い神奈川県北端に位置する愛川町にある酒蔵です。

すぐ南は厚木市。相模川を挟んだ対岸は相模原市です。

丹沢山地のヤビツ峠を源とする相模川支流の中津川が蛇行して町内を流れます。

厚木から相模湖を経て甲州街道へ至る脇街道沿いの小さな町、田代地区で江戸時代後期の文政13年(1830)に創業しました。

最近の大矢孝酒造は熟成酒と燗向けのお酒がメインコンセプト。

今回の残草蓬莱・特別純米酒は暑い夏の季節に飲める燗酒を目指したものとか。

残草蓬莱 特別純米[大矢孝酒造]_f0138598_20131078.jpg


色はうすいコハク色です。

香りは控えめながら、ほんのりフレッシュなフルーティー感。

期待をふくらませて口に含みます。

飲み口は甘み控えめに、やや牧歌的な乳酸香をほんのりと漂わせる、プチ野趣感な地酒的な...。

飲み進めると、旨味がじわ〜っと底から湧いてくる。

そして、牧歌的な野趣感は安定した熟成感のある古酒のような奥深さを感じ始めます。

さて、次ぎはオススメの燗へ。

ふくよかな飲み口に、ガツンとくる酸味。でもやさしい。

まるく厚みのある旨味がすぐに

スーッと消えていく。キレイなキレ。

ああ、うまいな〜。

ほっこり。

お気に入り度:3



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by tztom | 2020-07-19 01:32 | 神奈川 | Comments(0)

神亀 純米酒 辛口[神亀酒造]_f0138598_18280110.jpg


醸造元:神亀酒造株式会社
URL:http://shinkame.co.jp/
住所:埼玉県蓮田市馬込3-74
電話:048-768-0115
創業:嘉永元年(1848)

使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:+
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,679円(税込み)

埼玉の地酒で最も有名な銘柄は『神亀』ではないでしょうか。

全量純米蔵として、漫画『夏子の酒』でも登場する酒蔵。

そして、私が日本酒に開眼して最初に飲んだ埼玉の地酒。

もう、13年も昔の事です。

神亀酒造のある蓮田市はさいたま市の北東に接する人口約6万人が暮らす市で、古くから広大な水田地帯でしたが、近年は首都近郊のベッドタウンに姿を変えつつあります。

JR宇都宮線(東北本線)蓮田駅の南郊外、人間総合科学学大学の近くに神亀酒造はあります。

敷地を取り囲む屋敷林により、酒蔵の全貌は見えません。

創業は江戸時代後期の黒船がやってきた、嘉永元年(1848)。

昭和62年(1987)から仕込む酒のすべてを純米酒に転換して、戦後初の全量純米蔵になりました。

さらに、フレッシュな新酒は出荷せず、最低2年は寝かして法律上は「古酒」扱いとなって出荷しているこだわり。

淡麗辛口が持てはやされていた時代から、酸のしっかりとした個性的なお酒を醸し続けています。

主力銘柄の『神亀』とは、つて蔵の裏手にあった「天神池」に棲むという「神の使いの亀」にちなんだもの。

さらに、3年以上熟成させた酒の銘柄『ひこ孫』は曽孫の意味。

また地酒ゆえに、地元の飲食店向け低価格純米酒ブランド『仙亀』もあります。



色はうすいコハク色。

そして、香ばしい牧歌的な乳酸香。

飲み口はスッキリ、以前感じたよりも酸が控えめな印象です。

渋味、苦味が丸くて、とてもやさしい。

ほのかに米のうまみの余韻。

あれ、こんなに優しい飲み口だっけ。

燗にすると、熟成された香ばしさを、主張の強い酸が包みこむ。

酸は序盤から終盤まで常に着いてきますが、ふくよかでやさしい。

そしてスッキリとした飲み口です。

いや〜うまい。

やっぱり神亀らしいお酒でした。

お気に入り度:3




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by tztom | 2020-02-24 18:48 | 埼玉 | Comments(0)

功乃鷹 特別純米酒 25BY [山西専太郎商店]_f0138598_10491998.jpg



醸造元:株式会社山西専太郎商店
URL:なし
住所:和歌山県海南市藤白181-1
電話:0734-82-4695
創業:明治9年(1876)

使用米:五百万石
精米歩合:60%
日本酒度:+3.0
酸度:1.7
アミノ酸度:1.2
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,415円(税込み)

山西専太郎商店はすでに2年ほど前に廃業してしまっています。

蔵は『黒牛』で有名な名手酒造のある海南市の海に近い藤白地区にありました。

熊野街道沿いの蔵があった場所は現在は広大な空き地となっています。

西側の国道を挟んだ対岸には、和歌山県で最大の酒造メーカー中野BCがあり、また南東側の熊野街道の旧道沿いには島本酒造場があります。

ちなみに、藤白地区の地名は藤白神社に由来し、鈴木姓発祥の地と呼ばれています。

山西専太郎商店は全国鑑評会で幾度も金賞の経験をもつ蔵でしたが、近年はコンビニを経営しながら、量販店向けのお酒を造っていた時期もあったそうです。

和歌山県新宮市にある地酒専門店で購入しました。

この酒販店は酒の熟成にこだわりをもっていて、このお酒も蔵の最後のお酒を低温保存していたものです。


香りは控えめながらも、ほのかな熟成香。

色はコハク色です。

飲み口は意外にすっきり、淡麗。

ほのかな牧歌的な香ばしさを感じますが、濃くも重くもない。

まったくクセのない後味のキレ。

飲んでいてダレません。

熟成酒の新境地。

これは、うまい。

めちゃくちゃこだわりをもつ酒店が胸を張ってすすめるお酒だけあり、ちょっと感動。

カルチャーショック。

燗にしてみました、。

旨味は意外に膨らまず、落ち着いた飲み口。

クセの無いどっしりとしたなめらかな辛口。

すっきりとした辛口。

やさしくふわっとしたキレ。

うまい。

そしてこれは深い。

日本酒の深化を目にしました。

お気に入り度:3





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by tztom | 2020-01-06 10:56 | 和歌山 | Comments(0)

無用の用 特別純米酒[岡田屋本店]_f0138598_20223832.jpg

醸造元:株式会社 岡田屋本店
URL:http://www.kikuyasaka.co.jp/
住所:島根県益田市染羽町5-7
電話:0856-22-0127
創業:明治10年(1877)

使用米:五百万石
精米歩合:60%
日本酒度:3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,375円(税込み)

益田市は山口県と接する島根県の西端の都市。

浜田市、大田市と共に石見三田(いわみさんだ)と呼ばれています。

JR山陰本線と山口線が分岐する交通の要衝でもあります。

近年まで6軒もの酒蔵がありましたが、現在は右田本店、桑原酒場そして岡田屋本店の3軒が残ります。

無用の用 特別純米酒[岡田屋本店]_f0138598_20224637.jpg

岡田屋本店は明治10年(1877)の創業で、蔵のある益田市染羽町は閑静な住宅街。

近くには画聖・雪舟が第五代住職を務めた医光寺もあります。

岡田屋本店は代々、桶売りを一切行ってきませんでしたが、一時期ジャパン・フード&リカー・アライアンス株式会社の傘下で経営を立て直し、2014年に再び独立しました。また焼酎醸造も始めました。

主力銘柄は「日本の弥栄を願う」思いに由来する『菊弥栄』ですが、近年は精力的に新しいブランド展開も行っています。

今回のブランド『無用の用』は、「一見、役に立たなそうなものでも、役に立つことがある」という意味だとか。


ほのかにバニラのような香り。

そして、ほんのりとフルーティーな余韻。

口に含む。

飲み口に、フルーティーさに混じってほのかにラッカー系の酢酸エチル香が。

しかし、スッキリしていて、ライトな印象ですが、しっかりとした旨味を持っているお酒です。

フルボディな白ワインのような飲み口。

冷や、うまい。

コクがあって都会的。うまい。

ラッカー系の香りは、栓をあけて日を置くと徐々に薄れてきます。

燗にすると、どっしりと腰を据えた重量感のある飲み応え。

苦味、渋味のタッグも良く後味のキレと相まって、バランスの良いお酒です。

うまいな〜。

うまい。

酢酸エチル香の印象はどこいく風が。

トータルのバランス的に好印象でした。

うまいお酒ですよ。

お気に入り度:4




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by tztom | 2019-12-08 20:36 | 島根 | Comments(0)

宝川 醇良純米酒[田中酒造]_f0138598_13354939.jpg

宝川 醇良純米酒[田中酒造]
醸造元:曲イ 田中酒造株式会社
URL:https://tanakashuzo.com/
住所:北海道小樽市色内3丁目2番5号
電話:0134-23-0390
創業:明治32年(1899)

使用米:彗星(ニセコ町産)
精米歩合:60%
日本酒度:+1.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,650円(税込み)

小樽の中心部、小樽運河沿いの色内大通り沿いに蔵を構える田中酒造。

屋号『曲イ』は「カネイ」と読みます。

小樽の地酒と言えば田中酒造の他に北の誉酒造が有名でしたが、北の誉酒造は2015年にオエノングループの傘下となり、小樽から醸造場を移転してしまいました。

なので、現在は小樽で唯一の酒蔵です。

明治32年(1899)に創業した田中酒造の本店は昭和2年(1927)築の木造2階建て建築で小樽市の「歴史的建造物」に指定されています。

戦時中の企業統制令で小樽合同酒造株式会社に集約されますが、戦後に再独立します。

年間約500石の小さな酒蔵ですが、平成7年(1995)に本店から役2kmの場所に亀甲蔵という観光酒造工場を建設。

少量生産ながらも四季醸造を行い、年間を通して訪れる観光客に作りたての新酒を販売し続けています。

田中酒造「亀甲蔵」
北海道小樽市信香町2番2号
0134-21-2390

今回のお酒の酒米は「彗星」という聞き慣れない品種。
長年北海道では酒米は穫れないと言われ続け、本州からの移入に頼っていました。そうして近年になってようやく北海道でも育つ酒米がいくつか開発されます。
北海道酒米の7割を占める吟風(空育158号)はすっかり有名になりました。もう一つ初雫(北海278号)という酒米もありますが、この2つの酒米を掛け合わせて生まれたのが「彗星」で、田中酒造が開発に携りました。


意外にも香りは控えめ。

飲み口もスッキリ淡麗。

だけど、マスカットのような爽やかさとライチのような甘みが奥行きを出しています。

若い酒なので、後味に渋味、苦味が残ります。

しかし、栓をあけてしばらくおくと、

後味の苦味、渋味も気にならなくなっていく。

逆に後味を引き締めるキレの一員に。

雑味は無く、ほのかにフルーティー。

飲み飽きしないお酒です。

うまい。

うまいな〜。

お気に入り度:3



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by tztom | 2019-11-13 23:45 | 北海道 | Comments(0)

つきよしの 特別純米原酒 月見に一杯[若林醸造]_f0138598_23421524.jpg

醸造元:若林醸造株式会社
URL:https://www.tsukiyoshino.com/
住所:長野県上田市大字中野466
電話:0268-38-2526
創業:明治29年(1896)

使用米:-
精米歩合:59%
日本酒度:+
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:17度
購入価格:720ml:1,630円(税込み)

長野県上田市にある若林醸造もまた復活した酒蔵です。

上田市から西へ、別所温泉への途中に位置する塩田平は、数多くの有名な神社仏閣が集まる事から「信州の鎌倉」と呼ばれています。

最寄り駅は上田鉄道中野駅。

若林醸造の創業は明治29年(1896)で最盛期には700石の生産高でしたが、昭和44年ごろから自醸をやめて集約製造となりました。

細々と日本酒を販売する一方で、若林醸造は近隣の果樹農家から委託されたリンゴジュースの製造、及び甘酒の製造販売で知名度を上げていきました。

リンゴジュースと甘酒が蔵の主力商品です。

つきよしの 特別純米原酒 月見に一杯[若林醸造]_f0138598_23421936.jpg
しかし、とうとう蔵の廃業が検討され始めます。

そんな酒蔵に二人姉妹の次女として生まれた若林真実氏が、蔵の継承を決意。

信州銘醸での修業を積みながら、タンク2本分の特別純米酒と各1本分の吟醸酒、純米吟醸酒の計4本の日本酒を仕込み、平成27年に本格的な日本酒造りを復活させました。

主力銘柄の『月吉野』は創業時に満月の夜にひらかれた吉野桜の下での花見酒に由来。

ひらがなの『つきよしの』は若林真実が夫婦二人三脚で送り出した新ブランド。


香りは控えめながら、ほのかに米の香りを感じます。

でも、飲み口はキリリと辛口。

しかし、キリリとしていながらも芳醇でフルーティーな余韻です。

飲めば飲むほどフルーティーに。

そして後味のキレ。

最初は若さがありましたが、栓をあけて暫くおくと飲み口が非常に安定してきました。

フールーティーと苦渋のバランス。

飲み飽きせず、杯がすすみます。

うまい。

お気に入り度:3



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by tztom | 2019-11-04 23:43 | 長野 | Comments(0)

鷹来屋 五代目 特別純米酒[浜嶋酒造]_f0138598_06373331.jpg

醸造元:浜嶋酒造合資会社
URL:http://www.takakiya.co.jp/
住所:大分県豊後大野市緒方町下自在381
電話:0974-42-2216
創業:明治22年(1889)

使用米:山田錦・ヒノヒカリ
精米歩合:55%
日本酒度:+5.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,404円(税込み)

浜嶋酒造は10年くらい前に大分県の酒蔵めぐりで最初に訪れた蔵で、最初に買って飲んだ銘柄です。

豊後大野市は大分県の南部に位置する人口約3万4000人の市で、九州のナイアガラと称される「原尻の滝」で有名。
市域のほぼ全域が祖母傾国定公園内にある農村地帯です。

江戸時代には岡藩の穀倉地帯として開発され、「緒方井路」と呼ばれる水路が張り巡らされています。

2005年に合併した旧大野郡大野町に蔵を構える浜嶋酒造は明治22年(1889)に初代浜嶋百太郎が創業。

鷹来屋 五代目 特別純米酒[浜嶋酒造]_f0138598_06361862.jpg


当時鷹が浜嶋家によく飛来してきていたことから、屋号を『鷹来屋』としました。

創業当時の銘柄『金鷹』は、当時、酒造りの業界では神様といわれていた『野白金一』の金と屋号の鷹を合わせたもの。

しかし時代の流れで、昭和54年に休蔵。

それを平成9年に復活させたのが、五代目浜嶋弘文氏。

創業当時の屋号を主力銘柄にして、こだわりの酒造りを行っています。

また築100年の母屋を改造した併設の「茶房ささら」では、仕込み水で入れたコーヒーだけでなく、鷹来屋のお酒も味わえます。


香りはなく、色は無色透明です。

酸と苦味が最初に出てくる、すっきりとした辛口のお酒。

以前飲んだときはもう少しフルーティーだった印象でしたが。 
 
旨味も控えめな淡麗辛口なお酒です。

燗にしてみました。

やさしくまろやかで透明でふわっとした飲み口。

酸も落ち着き、でもほのなか旨味と淡麗なキレ。

ふわっとした甘み。

良い感じになりました。

うまい。

うん、うまい。

お気に入り度:3



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by tztom | 2019-10-05 13:42 | 大分 | Comments(0)

亀吉 特別純米 辛口[中村亀吉]_f0138598_04230802.jpg



醸造元:株式会社中村亀吉
URL:なし
住所:青森県黒石市中町12
電話:0172-52-3361
創業:大正2年(1913)

使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,337円(税込み)


靑森市の南、弘前市との間に挟まれた黒石市は人口約3万2000人が暮らす町。

江戸時代に津軽藩から分知した黒石藩1万石の陣屋町として発展した小さな城下町で、現在も町割り、道路の升型などにその面影が残り、また「こみせ」と呼ばれる雪国独特のアーケードの古い町並みとして知られています。

この黒石のねぶた祭は靑森3大ねぶた祭の一つとして有名ですが、これは江戸時代に経済基盤の小さかった黒石藩が経済政策として進めた集客イベントであり、これによって黒石はこの地域のおける在郷町としても発展し、多くの商人が集まってくるようになります。

黒石のねぶたは青森や弘前を凌ぐ規模を誇るのはこういった歴史があるからです。

そんな黒石には近年まで鳴海醸造店、中村亀吉、佐藤酒造の3軒の酒蔵がありましたが、元町に蔵を構える明治27年創業の佐藤酒造は、2008年に廃業してしまいました。

亀吉 特別純米 辛口[中村亀吉]_f0138598_04233233.jpg
メインストリートに面して蔵を構える、江戸時代後期の文化3年(1806)創業の鳴海醸造点の裏手にあるのが中村亀吉です。

黒石の酒蔵では一番若く、大正2年(1913)に初代中村亀吉によって創業されました。

主力銘柄は『玉垂』(たまだれ)といい、弘前市にある本行寺の住職が、洞窟の中で座禅を組み修行に励んでいた際に、したたり落ちた(垂れた)岩雫(玉)が住職の唇をぬらし、それが余りにも美味だったという故事に因んだもの。

現在は特定名称酒に創業者の名『亀吉』ブランドが主力となっています。


色は無色透明。
香りも控えめ。

ガツンとした辛口の酒をイメージしましたが、
飲み口は意外にもまず華やかです。

口に花びらのような香りが広がります。

透き通った上品な旨味のある、すっきりとした淡麗辛口。

予想外のうまさ、

うまい!

燗にすると、やっぱり辛口です。

苦味、渋味も強いけど、ふくよかで濃醇な飲み口。

後味は苦味と渋味が伴った厚みのあるキレ。

クセになるうまさ。

これはうまいな〜。

お気に入り度: 3


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by tztom | 2019-09-22 02:28 | 青森 | Comments(0)

菊鷹 純米火入れ 菊花[藤市酒造]_f0138598_23393512.jpg

醸造元:藤市酒造株式会社
URL:なし
住所:愛知県稲沢市横地3-47
電話:0587-32-0050
創業:明治5年(1872)

使用米:若水(愛知県産)
精米歩合:65%
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:1,800ml:2,916円(税込み)

愛知県の北西部、濃尾平野中央部に位置する稲沢市は人口約13万5000人が暮らす名古屋市近郊のベッドタウンです。

この稲沢市の前身である中島郡は古代尾張国の国府が置かれるなど政治の中心都市だった歴史を持ち、江戸時代には東海道と中山道を結ぶ交通の要衝である美濃路の宿場町として発展しました。

現在も国道から一本入った、美濃路旧道に稲葉宿の古い町並みが残されています。

この美濃路稲葉宿の町並みの中に蔵を構える藤市酒造は明治5年(1872)の創業。

伝統的な佇まいの商家建築に掲げられた銅板の看板には清酒銘柄の他に焼酎や味醂、ポートワインの文字も見受けられます。

一見小売店かと思いきや、実はここが酒蔵でした。

菊鷹 純米火入れ 菊花[藤市酒造]_f0138598_23394597.jpg

ちなみに看板の中央に掲げられた『瑞豊』の銘柄は清酒では無く、味醂の銘柄。

主力銘柄は『尾州寿』でしたが、訳あって清酒醸造からは一時撤退。

しかし、大阪の『天野酒』を醸す西條合資会社で蔵人として腕を磨き『山本スペシャル』で名を馳せた山本克明氏を杜氏として向かえ再出発しました。

以前使用されてながら、現在使われていない銘柄『菊鷹』は特約店限定流通酒の銘柄。

山本克明氏が杜氏資格を取得して独立して世に送り出した銘柄として入手困難なお酒の一つとなっています。

『菊鷹』シリーズは、最近流行の生酒、生原酒、無濾過系をラインナップのメインとしていますが、今回のお酒は希少な火入れ酒。


色は中くらいのコハク色です。

思いっきり熟成酒。

しかし、意外にも、香りは控えめ。

飲み口は、ほのかにフルーティーな酸味を感じつつも、ゆったりとしたまろやかな飲み口です。

紹興酒系の熟成香も感じません。

後味の余韻に渋さを気持ち感じます。

冷やすと、とにかく辛くて苦くて、若々しくて、旨味もあるけど、荒々しい飲み口。

日を置くと、木の香りが増します。

飲み口も樽酒のような乳酸香。

かなりクセがある個性的なお酒です。

う〜ん。

想定外...。

燗にしてみる。

....う、うまいな。これ。

何だ、うまいじゃないか!!

まず、牧歌的な乳酸香が妙に心地よい。

芳醇な旨味がしっかりとしていて、包み込むような優しさ。

ほっこりする余韻。

ああ、うまいな〜。

この火入れ酒は燗がめちゃうまいです!!


お気に入り度:冷3/燗4



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by tztom | 2019-07-26 00:03 | 愛知 | Comments(0)

衣が浦若水 特別純米酒[原田酒造]_f0138598_22490972.jpg


醸造元:原田酒造合資会社
URL:http://www.ikujii.co.jp/
住所:愛知県知多郡東浦町大字生路字坂下29
電話:0562-83-5171
創業:安政2年(1852)

使用米:若水(知多半島産)
精米歩合:60%
日本酒度:+1.0
酸度:1.1
アミノ酸度:-
アルコール度:15.6度
購入価格:1800ml:1,999円(税込み)

江戸時代後期の安政2年(1852)に初代、原田徳右ヱ門が創業した原田酒造は、知多半島の付け根に位置する東浦町にあります。

東浦町が面する海は衣浦港と呼ばれ明治期には現在の名古屋港よりも主力の港だったそうですが、現在は境川河口よりも内陸部に位置する人口約4万9000人が暮らす境川右岸の町です。

衣浦(衣が浦)に面した東浦町は温暖な土地ですが、冬には伊吹おろしにより寒暖が激しく、酒造りに適した気候の土地柄だそうです。

すぐ南には、知多半島有数の酒どころ「亀崎」があり、さらにその先には醸造酢最大手の「ミツカン」の企業城下町「半田」があります。

原田酒造の主力銘柄『生道井』(いくじい)は、蔵のある生路(古くは生道・伊久智)にあって、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東国征伐の途中渇きをいやし勝利を得たという伝説が残る井戸である『生道井』に由来します。

酒米「若水」はこの愛知県発祥の酒米で、近年では、生酛・山廃系や純米酒等の仕込みに使用されることが多い米の旨味を感じさせる深い味わいが特徴の酒米です。

数量限定の特別純米酒。

色は無色透明で、香りはほとんど感じません。

飲み口の印象は「すっきりした淡麗辛口」。

シャープとまでは行きませんが、ほのかに感じる旨味もすっきり。

やや線が細いかも。な印象。


燗にすると、飲み口はスッキリとしながらもふくよかで、甘みも増して安定してきました。

でも...やっぱり線が細い。

透明感があって味も控えめ、それでいて、辛さが残ります。

燗よりは冷や(常温)の方が旨味を感じるかも知れません。

スッキリ辛口系が好きな人にはおすすめのお酒です。


お気に入り度:3



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by tztom | 2019-07-24 22:50 | 愛知 | Comments(0)