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大山 本醸造 生酒[加藤嘉八郎酒造]_f0138598_05021749.jpg



醸造元:加藤嘉八郎酒造 株式会社
URL:http://katokahachiro.web.fc2.com/
住所:山形県鶴岡市大山3-1-38
電話:0235-33-2008
創業:明治5年(1872)

使用米:はえぬき
精米歩合:65%
日本酒度:+4.5
酸度:1.25
アミノ酸度:0.75
アルコール度:14度以上15度未満
購入価格:720ml:1,265円(税込み)

日本海に面した庄内地方の中心都市である鶴岡市は江戸時代より酒井家庄内藩(鶴岡藩)17万石の城下町として発展した町です。

その鶴岡市の西郊外に大山という町があります。
この大山は江戸時代初期より幕府直轄地「天領」の町として栄え、酒造りも盛んで最盛期には約40軒もの酒蔵が軒を連ね、広島の西条、神戸の灘と並び「東北の小灘」と称せられた出羽の酒どころでした。

現在も4軒の酒蔵が残ります。

大山 本醸造 生酒[加藤嘉八郎酒造]_f0138598_05085224.jpg


戦国武将・加藤清正をルーツにもつ大山の旧家、加藤治右衛門家の分家筋である加藤嘉八郎酒造は、大山で一番大きな酒蔵です。

加藤長三郎家から分家して明治5年(1872)に創業した、最も若い酒蔵でしたが、初代にして大山で一番大きな酒蔵となり、近代的な設備で安定したお酒を造り続けています。

ちなみに、すぐ近くに蔵を構える冨士酒造もまた加藤家の親戚筋です。


加藤嘉八郎酒造のお酒は8年ぶりです。


フレッシュでフルーティーな生酒をイメージしましたが、

香りは控えめです。

飲み口は水のように透明で、しかしふくよかさがあります。

澄んだやさしい甘み。

酸も控えめ。苦味、渋味はやや際立ちますが、やさしく透明感がある後味のキレ。

すっきり夏酒って感じです。

うまいです。

お気に入り度:3




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by tztom | 2020-06-07 05:02 | 山形 | Comments(0)

束 純米無濾過生原酒[豊国酒造]_f0138598_20031652.jpg


醸造元:豊国酒造合資会社
URL:http://azuma-toyokuni.com/
住所:福島県石川郡古殿町竹貫114  
電話:0247-53-2001
創業:天保年間(1831-1845)

使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:16 度
購入価格:720ml:1,518円(税込み)

福島県中通りの都市、白河市と浜通りの都市、いわき市を結ぶ古くからの街道は「御斎所街道」と呼ばれていました。

その街道の丁度中間地点。標高500mの阿武隈山地に囲まれた山中の宿場町「古殿町竹貫」に豊国酒造は蔵を構えます。

また、この竹貫地区は中世竹貫氏の城下町でもあり、江戸時代には幕府の代官所が置かれていた阿武隈山中、御斎所街道筋の政治経済の中心地でもあった場所です。

町の中心を太平洋に注ぐ鮫川が東西に流れています。

この古殿町竹貫で豊国酒造合資会社は江戸時代後期の天保年間(1831-1845)に創業しました。


束 純米無濾過生原酒[豊国酒造]_f0138598_20071915.jpg


ちなみに、福島県には2軒の豊国酒造があります。
もう一軒は遠く離れた会津地方にある蔵で『会津豊国』という銘柄を醸しています。

会津が福島県の西端に位置しているからでしょうか、こちらの豊国酒造の主力銘柄は『東豊国』です。

両方の豊国酒造に関連はありません。

古殿の豊国酒造の蔵元は矢内さん、会津の豊国酒造も蔵元は高久さんです。

さて、今回の古殿の豊国酒造は長く地元石川郡だけで消費されていた酒蔵でした。

しかし、9代目蔵元矢内賢征氏は県外に広く撃って出ます。

「伝統・格式+モダン」のコンセプトのもと2011年に生まれた新ブランド『一歩己』(いぶき)シリーズ。

そして、蔵元のプロデュースは蔵を飛び出し、福島県南酒販(株)の若手社員6名とコラボ。

彼らがプロデュースしたお酒が今回の『束』(たばね)シリーズです。


攻めのお酒ですが。

香りは結構控えめです。

最近はやりの無濾過生原酒でしたが、良い意味で、甘ったるくも無く、重くも無く。

スッキリとしたキレイで垂直なフルーティーさ。

お酒の設計がしっかりとしているのか、フルーティーで若々しさだけを前面に出さず。

なんか、落ち着いている。

うまい。

若さが行儀良く。育ちが良いような安定感を漂わせています。

ああ、これはうまい酒だ〜。

うまい。

お気に入り度:4




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by tztom | 2020-05-07 20:04 | 福島 | Comments(0)

菊駒 純米吟醸 無濾過生原酒[菊駒酒造]_f0138598_22002197.jpg


醸造元:株式会社菊駒酒造
URL:http://www.kikukoma.com/
住所:青森県三戸郡五戸町字川原町12
電話:0178-62-2323
創業:明治43年(1911)

使用米:華想い
精米歩合:50%
日本酒度:+3.0
酸度:1.2
アミノ酸度:-
アルコール度:17度
購入価格:720ml:1,543円(税込み)

五戸町に蔵を構える菊駒酒造は平成20年(2008)に八戸酒類から分離独立した酒蔵です。

八戸酒類は太平洋戦争中の昭和19年(1944)に、企業整備令によって三戸郡内の酒造家15軒を統合して設立されました。

旧酒蔵は八戸酒類の各工場の位置づけで、近年まではそれぞれの酒蔵の銘柄を継承して製造販売していましたが、戦後になると閉鎖された酒蔵や再び独立していった酒蔵も相次ぎました。

今や飛ぶ鳥を落とす勢いで青森を代表する銘柄となった『陸奥八仙』の八戸酒造もまた八戸酒類から独立した酒蔵です。

菊駒酒造の前身は明治43年(1910)に四代目三浦久次郎によって創業した三泉酒造合名会社がその前身です。

三浦家の先祖は室町時代に神奈川県の三浦半島から移ってきた三浦武士で、代々久次(治)郎を襲名してきたため、屋号は「三久(さんきゅう)」と呼ばれていました。

創業当初の銘柄は『三泉正宗』でしたが、昭和初期に菊と五戸名産の馬(駒)を組み合わせた『菊駒』に変わります。

菊駒酒造の会社事務所に併設して八戸酒類の「如空(じょくう)」工場があります。

実は、菊駒酒造の酒蔵では八戸酒類の新ブランド『如空』を造っており(菊駒が使えなくなった為)、菊駒酒造は酒造施設を近くの新井田前に新しく酒蔵を建設して酒造りを始めました。

事情を知らないとちょっと混乱する状況になっています。



色は無色透明。
香りも控えめです。

しかし、飲み口はドスンと重厚でいながらフルーティーでミドルボディな飲み口。

ライトととまでは行きませんが、重くないです。

全体的に控えめな酸が所々で主張します。

インパクトのある酸とフレッシュでフルーティーな厚み。

しっかりと引き締めています。

さっと、消えていくキレ。

うまい!

これは、うまい酒だ〜。


お気に入り度:4




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by tztom | 2019-08-11 22:06 | 青森 | Comments(0)

風の森 秋津穂 純米しぼり華 無濾過生原酒[油長酒造]_f0138598_00172198.jpg


醸造元:油長酒造株式会社
URL:http://www.yucho-sake.jp/
住所:奈良県御所市1160
電話:0745-62-2047
創業:享保4年(1719)

使用米:秋津穂
精米歩合:65%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:17度
購入価格:720ml:1,134円(税込み)

奈良平野の最南端に位置する御所市。

平野部と吉野山間部の中継地として栄えた在郷町、桑山氏御所藩1万2000石の陣屋町、浄土真宗本願寺派の寺内町といくつもの顔を持って発展した南大和有数の商都です。

葛城川を堺に西側の町を「西御所」といい、1万2000石の御所藩の陣屋町で、碁盤の目状に整備された町割りや敵の侵入に備えた桝形など、今も城下町の遺構が残されています。

一方葛城川の東側の町を「東御所」といい、町の中心に建つ浄土真宗本願寺派の寺院・円照寺の寺内町として発達。と、されていますが、一説にはこれとは真逆の説もあり、「東御所」には代官所や陣屋跡が残ります。

西御所の中央部に蔵を構える油長酒造は江戸時代中期の享保4年(1719)創業の歴史ある酒蔵ですが、この創業年は酒造業に転換した年という事です。

風の森 秋津穂 純米しぼり華 無濾過生原酒[油長酒造]_f0138598_00170807.jpg

江戸時代初期から菜種油の製油業を営み、代々油屋長兵衛を襲名、屋号を「油長」(ゆうちょう)としていました。

創業当時からの主力銘柄は『鷹長』ですが、近年は日本酒の可能性を追求した低アルコールの『ALPHA』シリーズや「五感で愉しむ酒」をコンセプトにした新しいブランド『風の森』シリーズは主力銘柄になっています。


ポンッと音を立てて空く栓。

シャンパンのような炭酸ガスを含んだ、フレッシュでフルーティーな飲み口。

香りは控えめ。

フルボディでいながらキレもいい。

酸が強いので甘みは控えめに感じますが、落ち着いた旨味があります。

うまい。

これはうまい。

日を置いて炭酸ガスが自然に抜けきった時もまた飲み頃らしい。

ガスが引くと、酸も控えめに、いやほとんど感じなくなり、変わってやさしい甘みが全面に出てきます。

デザート酒のようなフルーティーな甘みで、合う食事を選びますが、うまい酒です。

ああ、うまい。

アテは要らない。

ただ堪能するだけ。

うまいな〜。

お気に入り度:4




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by tztom | 2019-07-18 00:18 | 奈良 | Comments(0)

公楽 純米吟醸 無濾過原酒 周太郎[伊勢屋商店]_f0138598_07481296.jpg

醸造元:合名会社 伊勢屋商店
URL:http://iseya-kouraku.sakura.ne.jp/
住所:豊橋市花田町字斉藤49
電話:0532-31-1175
創業:大正9年(1920)

使用米:夢吟香
精米歩合:50%
日本酒度:+5.0
酸度:1.5
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,944円(税込み)

愛知県の南東部、渥美半島の付け根に位置する豊橋市は人口約37万人が暮らす三河地方の中心都市。

中心部を東海道が横断し、江戸時代には吉田と呼ばれ吉田藩や吉田宿など古くから城下町、宿場町として栄えた歴史をもつ町です。

ちなみに豊橋という地名になったのは明治になってから。

改名の理由は日本各地に「吉田」の地名があった為。

豊橋市の中心部、駅から10分ほどの羽田八幡宮の裏手に蔵を構える伊勢屋商店はその屋号のとおり伊勢からこの豊橋に移り住んだ初代小林周太郎は酒の小売業を始め、その後大正9年(1920)に造り酒屋に進出しました。


豊橋は豊富な水と米に恵まれ、古くから酒造りがさかんに行われましたが、現在残っている蔵元は2つだけです。

創業当時からの主力銘柄『公楽』は、「みんなで心から楽しんでほしい」という創業者の願いが込められたもの。

今回の限定酒『周太郎』は創業者であり蔵本が襲名し続けている名。


香りは控えめですが、ガツンと酸のあるパワフルな飲み口のお酒です。

厚みのある苦味、渋味をまとって後ろに控えた旨味。

そしてまとまり感。

フルボディな旨口として着陸する。

うまい。

うまいです。


お気に入り度:3




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by tztom | 2019-07-04 20:44 | 愛知 | Comments(0)

かち鶴 妙熟 三年もの生原酒[かち鶴酒造]_f0138598_06430324.jpg


醸造元:かち鶴酒造株式会社
URL:http://www.kachizuru.com/
住所:089-962-2017
電話:愛媛県伊予郡砥部町宮内542
創業:明治5年(1872)

使用米:松山三井
精米歩合:70%
日本酒度:-1.0
酸度:2.0
アミノ酸度:-
アルコール度:19度以上20度未満
購入価格:900ml:1,620円(税込み)

200年以上の歴史を誇る「砥部焼」の里、砥部町は松山市の南に位置する人口約20,000人が暮らす町。

砥部という地名は古来より良質の砥石「伊予砥」を産出した事に由来します。

この砥部町の中心部、宮内地区に蔵を構えるかち鶴酒造。

ベッドタウンとして開発が進む閑静な住宅街の中にぽつんと酒蔵はあります。

かち鶴 妙熟 三年もの生原酒[かち鶴酒造]_f0138598_06433605.jpg



かち鶴酒造は明治5年(1872)に大向(おおむかい)勝三郎氏が創業。

酒銘『かち鶴』とは、この大向勝三郎氏の名と、妻つるの名をそれぞれ取ったもの。

120石の小さな酒蔵ですが、生原酒と生原酒の古酒の2本立て。

生原酒古酒は3年、6年、11年ものとあり、火入れをしないで原酒のまま仕込み蔵で寝かしています。

ちなみに、糖類を添加しています。

このお酒は3年熟成酒をさらに2年熟成させた5年もの。


クリアタイプのリンゴジュースのような濃いコハク色。

飲み口は濃厚で甘く、それでいてキレがいい。

ドッシリとしていますが、雑味はないクリアな飲み口。

芳ばしく、みりんの様にまろやかで、濃く甘い。

チョコレート、ビター系。のような辛さ。

酸味の辛さではなく醤油系の辛さ。

濃いけど、結構飲み飽きしない。

後味がほのかにフルーティー。

うまい。

お気に入り度:3




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by tztom | 2019-06-06 00:10 | 愛媛 | Comments(0)

咲くら 特別本醸造 無濾過生酒[桜うづまき酒造]_f0138598_01275219.jpg



醸造元:桜うづまき酒造株式会社
URL:https://www.sakurauzumaki.com/
住所:089-992-1011
電話:愛媛県松山市八反地甲71
創業:明治4年(1871)

使用米:松山三井
精米歩合:60%
日本酒度:+4.0
酸度:1.1
アミノ酸度:-
アルコール度:16度
購入価格:720ml:1,134円(税込み)

桜うづまき酒造。

かつては伊予北条(北条市)で唯一の酒蔵でしたが、現在は松山市の酒蔵の一つとなっています。

松山市の北に位置する北条地区は、かつて人口約3万人が暮らす北条市で、中世には河野水軍の本拠地として発展した町でしたが、平成の大合併により2005年に松山市に編入されました。

旧北条市の中心部から東郊外に広がる八反地と呼ばれる田園地帯の中の集落、今は閑静な住宅街の中に蔵を構える桜うづまき酒造は明治4年(1871)に初代篠原半十郎によって創業します。

蔵から徒歩約5分ほどの場所にある国津比古命神社の宮司を先祖に持つ篠原家が最初油屋を始め、明治に入って酒造業へ転身しました。

昭和26年に「桜うづまき酒造」へ社名変更して今に至ります。

「うづまき」という名称で思い浮かべるのは”鳴門のうずしお”ですが、四国の間反対の徳島県とかなり距離が離れていますね。

まず、「桜」という銘は蔵が所有していた山林である「八竹山」が桜の名所であったことにちなみます。

そして「うづまき」ですが、三代目蔵元が愛読していた渡辺霞亭の新聞小説『渦巻』(うづまき)」に影響を受けて銘々したとか。

余談ですが、この「うづまき」は大正2年(1913)に日活によって映画化され、その後何度もリメイクされています。

昭和34年ごろから焼酎の製造も始めますが、この洋館風の焼酎蔵は、昭和30年代に建てられた伊予市の市庁舎をそっくり移設したもの。

『咲くら』は「桜うづまき」の「桜」に掛けた新ブランド。


香りは控えめ、ほんのりマスカット、バナナ系。

色は無色透明。

飲み口はほんのりフルーティーながらも、旨味が控えめの淡麗辛口。

無濾過生酒ですが、オリもほとんど見られず、若過ぎず、飲み飽きしないお酒です。

蔵がめざすのは、料理と相性の良い食中酒向けのお酒。

うまい。

うまい!

お気に入り度:3



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by tztom | 2019-06-01 01:29 | 愛媛 | Comments(0)

三冠 純米生原酒 朝日[三冠酒造]_f0138598_18060559.jpg

醸造元:三冠酒造有限会社
URL:http://www.sankan.co.jp/
住所:岡山県倉敷市児島下の町 2-9-22
電話:086-472-3010
創業:文化3年(1806)

使用米:朝日(岡山県産)
精米歩合:55%
日本酒度:+6.0
酸度:1.8
アミノ酸度:1.1
アルコール度:18度
購入価格:720ml:1,512円(税込み)

瀬戸大橋を見上げる倉敷市児島下の町。

今は漁港集落ですが、古くから塩田と干拓新田による綿作が主な産業で、江戸期には織物業や酒造業も盛んでした。

また讃岐金毘羅参詣や四国遍路の渡し場としても栄え、参詣客で賑わった町です。

この児島下の町に蔵を構える三冠酒造は、江戸時代後期の文化3年(1806)に初代洲脇吉蔵が、倉敷市児島の山沿いの地で『ますや』の屋号で創業。後の安政年間に現在の下村(当時)へ移転しました。

当時の主力銘柄は『富士正宗』でしたが、明治36年(1903)の「第五回内国勧業博覧会」にて天皇陛下より褒状を授与されたのを期に銘柄を『祇園』に変更。

さらに明治44年(1911)も同様に『祇園』が褒状を授与された事で、銘柄を今に続く『三冠』と改めます。

戦中戦後は統制によって酒造りを休止しますが、昭和30年(1950)に「三冠酒造有限会社」として法人化して再開します。

水島新司作の野球漫画「あぶさん」に登場し、主人公が飲んで三冠王を採ったとされるお酒です。

岡山を代表する酒米「朝日」で醸したお酒。


いろは薄いコハク色です。

香りはリンゴ、梨系のフルーティーな吟醸香。

飲み口は芳醇で米の旨さのコクのあとに厚みのあるフルーティーな余韻。

酸はほどほど、苦味、渋味のバランスも良くて飲みやすいです。

倉敷市児島は何度も訪れた町ですが、こんなうまい地酒があるなんで、最近になって知りました。

生原酒なのに、若すぎない。重くない。

うまいな〜。

うまいです。


お気に入り度:3



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by tztom | 2019-04-20 18:06 | 岡山 | Comments(0)

飛鶯 純米50 生[森酒造場]_f0138598_00171361.jpg

醸造元:有限会社森酒造場
URL:http://mori-shuzou.jp/
住所:長崎県平戸市新町31-2
電話:0950-23-3131
創業:明治28年(1895)

使用米:山田錦・レイホウ・国産米
精米歩合:50%
日本酒度:+0.12
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,600円(税込み)

平戸島は橋で結ばれた島としては本州最西端に位置する島で、平戸市は平戸島を市域としていましたが、平成の大合併により、2005年に島部の生月町・大島村と本島側の北松浦郡田平町が合併して本島にまたがる人口約3万人の市となりました。

平戸市の中心部は、旧平戸藩松浦氏6万3000石の城下町で、鎖国前は中国やポルトガル、オランダなどとの国際貿易港でした。

今も平戸城をはじめ古い城下町の町並みが残されています。

平戸城の南端、平戸市役所近くの大手橋のたもとに蔵を構える森酒造場は明治28年(1895)に初代蔵元、森幸吉の手により「小松屋」の屋号で創業しました。

国際貿易港だった「平戸」は、海外の航海士からは「フィランド」と呼ばれていました。
また、さらに古い時代には「飛鸞(ひらん)」とも呼ばれていたそうです。

酒銘『飛鸞』はこの古い呼び名に由来します。

飛鶯 純米50 生[森酒造場]_f0138598_00173717.jpg

精米歩合50%ですが、ラベルを見ると、山田錦を20%磨き、掛米のレイホウを80%精米。平均で50%精米という感じですが、この表記はありなのでしょうか?

ああ、なるほど。だから純米吟醸ではなく純米酒なのですね。

レイホウは1969年に、九州農業試験場で「ホウヨク」と「綾錦」を掛け合わせて生まれた酒米です。


うすいコハク色です。

香りは芳ばしく、フルーティーというよりはフレッシュ感。

例える果実が見つかりませんが、ほんのりとセメダイン系の酢酸エチル香が良い意味で引き締めます。

またほのかにヨーグルトのような乳酸香。

複雑さは香りだけでなく、飲み口にも繋がります。

芳醇で南国系のフルーティーさと、重厚ながらもシャープな辛口のキレ。

飲み続けても、フルーティーさとラッカー系の酢酸エチル香の微妙なバランスが旨くて盃が進む。

不思議だ〜。

なんか、うまい。

うまいです。

スペックではない、うまさ。

これは半年くらい熟成させてみると、もっと美味しくなるかも。


お気に入り度:4



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by tztom | 2019-03-10 00:19 | 長崎 | Comments(0)

村祐 常盤ラベル 無濾過本生[村祐酒造]_f0138598_20332478.jpg

醸造元:村祐酒造株式会社
URL:なし
住所:新潟県新潟市秋葉区舟戸1-1-1
電話:0250-38-2028
創業:昭和23年(1948)

使用米:-
精米歩合:-
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,円(税込み)

新潟市秋葉区は平成の大合併で2005年に新津市と中蒲原郡小須戸町が新潟市に編入して生まれた区です。
この秋葉区という名称は新津地区にある秋葉神社を祭る秋葉山に由来。

村祐酒造は旧小須戸町で昭和23年(1948)に創業した、比較的若い酒蔵です。

主力銘柄は『花越路』(はなこしじ)で、冬期醸造で約200石の小さな酒蔵です。

そんな中でも僅か40石弱しか造られていないお酒が、平成14年に誕生した『村祐」』シリーズです。

このブランドを立ち上げた同蔵の村山専務が目指す味は「和三盆糖のような高級な砂糖をイメージ」したもの。

淡麗辛口の新潟酒にあって「高級な甘口」を目指したシリーズ。

スペックはとにかく非公開。

特定名称酒ですが、分類も非公開。
調べてみてみると「純米大吟醸」らしいです。

その生酒です。

香りはほんのりとメロン、葡萄のような甘い吟醸香。

優しく、そしてかろやかで透明感のある上品な甘さ。

重さはなく、清涼感とともにキレイに消えていく華やかなキレ。

透明感のある甘いお水。的な印象。

澄んだ甘さはフルーティーという表現ではなく、砂糖のような...。

これが「和三盆」の甘さなのかな?

徳島が産地の古い歴史をもつ砂糖という知識がある程度で、実際に和三盆をなめた事はありませんが、
なるほど、こういう甘さなのかと。

ほんのりビターな甘さ。

これは日本酒としてのクセかな?

うまいです。

と、いうかおいしいです。

日本酒はまだまだ奥が深い!

お気に入り度:4




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by tztom | 2019-02-18 20:35 | 新潟 | Comments(0)