人気ブログランキング |

タグ:純米吟醸酒 ( 314 ) タグの人気記事

f0138598_20281759.jpg

醸造元:阿武の鶴酒造合資会社
URL:http://abunotsuru.jp/
住所:山口県阿武郡阿武町奈古2796
電話:08388-2-2003
創業:大正4年(1915)

使用米:山田錦
精米歩合:50%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:1,800ml:3,240円(税込み)

阿武の鶴酒造。

長く休蔵状態にありながら、平成29年(2017)に復活した酒蔵です。

阿武の鶴酒造のある阿武郡阿武町は、山口県北東部の日本海側にある人口約3,400人が暮らす小さな町です。

その阿武町の中心部、奈古地区は萩から益田へ通じる石州街道沿いの市場町として古くから開かれた港町でした。

それゆえか2軒の酒蔵がありましたが、うち河野酒造は廃業(休蔵?)、そして阿武の鶴酒造もまた自醸をやめていました。

阿武の鶴酒造は大正4年(1915)に創業。

しかし、昭和58年(1983)に自社醸造をやめ他の蔵から桶を購入し瓶詰めをして細々と販売を続けていました。


f0138598_20281185.jpg


そんな阿武の鶴酒造を復活させたのが6代目にあたる三好隆太郎氏です。

隆太郎氏は東京の大学へと進学。建築を学んだ後大手アパレル会社に就職して、内装デザイナーとして新規出店の仕事に携わっていました。

しかし、実家の酒蔵を復活を決意。

アパレル会社を退職して、千葉県の酒蔵を機に埼玉県、岐阜県、青森県の蔵元を渡り歩いて酒造りの修行を行います。

実際の醸造には隣の萩市に蔵を構える山口県を代表する銘柄『東洋美人』の澄川酒造場が協力。

荒廃していた蔵の醸造設備を再建しながら、澄川酒造場でタンクを借りて初年度の酒を仕込むところからスタートしました。

ラベルデザインはデザイナー時代の人脈を生かして、東京のデザイン会社に制作を依頼。

新ブランドの『三好』は蔵元の姓。

さらに麹・米・水の「三」、売り手・買い手・世間の「三」の意味を持たせました。

今回の酒は『阿武の鶴』のシリーズ。


「点と線」は山田錦を50%精米の無濾過生詰(一回火入れ)の純米吟醸酒。

真珠(模造)をあしらった、これまたデザイナーズラベル。

期待がふくらみます。

栓を開けると...ほんのり生臭い老ね香。

口に含むと濃い、甘い。

無濾過酒らしいパンチのある、フルーティーな旨さ。


しかし、日を置いても、やっぱり生臭い老ね香は変わらず。

でも、やっぱり飲み口から中盤、ラストに至る余韻。

苦、渋、辛の余韻のバランスはいいです。

うまいです。香りが...

しかし!!燗にすると、生臭い香りが消えました。

と、いうかほのかに乳酸香に吸収された感じかな。

飲み口はフルーティーさも消え、ほんのり甘い淡麗な辛口のお酒になりました。

透明感ましてます。

すっきりうまい、ほっとする燗。

うまい。


お気に入り度:3



↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


by tztom | 2019-10-13 21:13 | 山口 | Comments(0)

f0138598_22092748.jpg

醸造元:山城屋酒造株式会社
URL:https://sugihime.jp/
住所:山口県山口市道場門前2-1-7
電話:083-922-5757
創業:慶長16年(1611)

使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:+1.5
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:14.5度
購入価格:720ml:1,394円(税込み)

山口県の県都、山口市の中心部に唯一構える酒蔵が山城屋酒造です。

山城屋の歴史は古く、というか家の歴史が古いです。

なんと鎌倉時代の建仁元年(1201)にまで遡ります。

安部光包が平清水八幡宮の惣貫首職に補任された最古の記録にあります。

京都に石清水八幡宮がありますが、山口の平清水八幡宮は九州の宇佐八幡宮の流れで、境内に湧く泉「平清水」に由来します。

時は流れて江戸時代の慶長16年(1611)になると、安部平左衛門浄香が山口市道場門前に移住して武士から町人になります。

阿部家は以後、様々な業種に商売を広げていき、本家安部(本陣、両替商)、醤油安部(醤油醸造)、山城安部(酒造業、茶製造業)、大阪安部、隠居安部と五家に分かれて財閥のような豪商となります。

その後酒造業の山城阿部を明治27年に仁保の船山八幡宮(船山神社)の神職、宮﨑家が引き継ぎ、現在の山城屋の前身となります。

f0138598_22092158.jpg



そんな歴史のある酒蔵ですが、現在は商店街の一角にたたずむコンビニっぽい酒屋さんです。

実は酒造業としては昭和50年に休止し、以後自社の酒は委託醸造として小売業に転換しました。

しかし、平成26年に酒造りを復活させます。

主力銘柄の『杉姫』は酒造りに欠かせない杉(杉樽や杉桶、濾過には杉の葉を使用し、また新酒ができたことを知らせる店先の杉玉、などなど)の「杉の妖精(姫)」に酒造りを見守ってほしいとの願いを込めたもの。


香りは控えめで、吟醸香は感じません。

飲み口は独特の酸味とスッキリ感、アッサリとした淡麗辛口。

酸味だけでなく渋味、苦味も控えめ。

後味もスッキリ淡麗。

う〜ん。

で、燗にしてみました。

ほのかな甘みと、やわらかい苦味、渋味の口当たり。

透明感があってキレイですが、男の酒って感じ。

やさしい辛口。

常温かぬる燗あたりが一番旨味と安定感を感じます。

このあたりがうまいです。

うまい。

お気に入り度:3



↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


by tztom | 2019-10-07 22:57 | 山口 | Comments(0)

f0138598_06191747.jpg

醸造元:大地酒造株式会社
URL:http://www.saiki.tv/~ochi-s/
住所:大分県佐伯市船頭町 14-14
電話:0972-22-0074
創業:明治18年(1885)

使用米:山田錦
精米歩合: 50%
日本酒度:+3.0
酸度:1.6
アミノ酸度:-
アルコール度:16度以上17度未満
購入価格:720ml:1,836円(税込み)

江戸時代は毛利家佐伯藩2万石の城下町として栄え、今も城下町の面影を残す佐伯市は大分県の南端に位置する人口約6万8000人が暮らす町です。

その佐伯市の中心部に蔵を構える大地酒造は明治18年(1885)に創業した佐伯を代表する酒蔵でした。

最盛期には年間560石もの製造石高で竹田方面まで販路を持っていましたが、平成に入ると蔵元の大地氏が杜氏を兼ねながら年間約10石程度まで落ち込んでいました。

さらに後継者難によって廃業を覚悟。

f0138598_06190185.jpg


そこへ現れたのが、同佐伯市で酒販店を営む池田敬氏でした。

池田氏は自ら酒米山田錦も栽培をはじめます。
また他の蔵で働いていた弟の池田司氏も参加した事で、大地酒造の新体制が出来上がりました。

そうして2015年に生まれたのが純米吟醸酒『龍爽香』(さちかぜ)です。

2018年には合資会社から株式会社に改組し、新銘柄『花笑み』がスタートしました。

花が咲くこと。転じて、花が咲いたようにぱっと明るくなるような笑顔のこと。
「笑う」には「蕾(つぼみ)が開く」という意味があるそうです。

大地酒造の『花笑み』が目指すのは、食中酒を目指した淡麗辛口のお酒とのこと。


香りは控えめです。

しかし、飲んだ印象はとても華やかでした。

花酵母?的な華やかさです。

旨味、甘みもしっかりとあって、酸、苦、渋は控えめ。

うまい。

華やかでキレイなお酒。

飲みやすい今風のお酒です。

うまい!!

うまいな。


お気に入り度:4




↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


by tztom | 2019-09-30 08:07 | 大分 | Comments(0)

f0138598_23300707.jpg


醸造元:株式会社カネタ玉田酒造店
URL:なし
住所:青森県弘前市茂森町81
電話:0172-34-7506
創業:年(1685)

使用米:華吹雪・まっしぐら
精米歩合:55%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,590円(税込み)

弘前市は人口約31万人が暮らす青森県第3位の都市で、江戸時代の津軽家10万石弘前藩の城下町として発展し、明治以降は陸軍第8師団の軍都として栄えた町です。

弘前市の中心部、弘前城公園の南に位置する茂森町に蔵を構えるカネタ玉田酒造店は江戸時代前期の享2年(1685)の創業。

通りに面した白壁の土蔵には主力銘柄の『津軽じょんから』と、近年生まれた新ブランド『華一風』の文字が目立ちます。

もともと津軽藩の藩士であった玉田善兵衛が酒造業を任され、藩御用達の酒造となったのが始まりとされています。

近年まで玉田家の当主は代々、善兵衛を襲名していました。

やがて大正時代に本家である屋号カネ玉の『玉千鳥』から、分家の屋号カネタの『玉川』が分かれますが、その後昭和36年に本家のカネ玉は廃業。分家の8代目蔵元玉田秀造氏が分家をたたんで、本家の酒蔵を継承しカネタ玉田酒造店して現在に至ります。

銘柄『玉川』は無くなり、現在は主力銘柄の本醸造『津軽じょんから』、特別純米酒『華一風』、純米吟醸 『斬』の3ブランドを展開しています。

2018年に生まれた新ブランド『華一風』シリーズは現在一番ラインナップが豊富な蔵の主力銘柄になっています。


香りは華やか。

飲み口はみずみずしく、キリリとした辛口。

やや酸が強いかな。

でもフレッシュ&フルーティー。

雑味が無く、すっきり透明感のあるお酒です。

うまい。

辛さとほのかな苦味が最後まで続きますが、全体的にふわっとフルーティーな旨さ。

もう少し寝かすと落ち着いたお酒になるかな?

うん、うまいです。


お気に入り度:3




↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


by tztom | 2019-09-11 23:31 | 青森 | Comments(0)

f0138598_18562921.jpg

醸造元:株式会社盛田庄兵衛酒造店
URL:http://www.morishou.co.jp/
住所:青森県上北郡七戸町字七戸230
電話:0176-62-2010
創業:安永6年(1777)

使用米:華吹雪
精米歩合:60%
日本酒度:+5.0
酸度:1.4
アミノ酸度:-
アルコール度:18度以上19度未満
購入価格:720ml:1,502円(税込み)

七戸町は青森県の中東部に位置する人口約1万4000人が暮らす町。

この七戸は江戸時代、南部藩の七戸通(しちのへどおり)の中心地として代官所がおかれ、奥州街道の宿場町、商業の町として発展し、明治維新後は一時期七戸藩の陣屋町となります。

七戸町の中心部には武家屋敷の遺構と2軒の酒蔵が軒を連ねていました。

うち1軒の十和田正宗盛喜は廃業してしまい、現在残るのは盛田庄兵衛酒造店のみ。

江戸時代の南部藩の経済を支えたのは近江商人。

七戸もまた近江商人の町です。

f0138598_18564701.jpg


盛田庄兵衛酒造店の前身は初代盛田平次兵衛に始まる呉服商でしたが、江戸時代中期の安永6年(1777)に六代目の盛田庄兵衛が屋敷内に湧く水の良さに気づき、『角屋』の屋号で酒造りを始めました。

盛田家は江戸期を通して豪商で、七戸近郊には盛田牧場もあり、また七戸町の議員や農業会長、産馬畜産組合長などもつとめた家柄です。

蔵元は代々盛田庄兵衛を襲名し、近年までは「盛庄商店」として、酒造業の他にガソリンスタンドやLPガス事業も行っていました。

しかし、「盛庄商店」は平成21年(2009)年に石油関連事業の悪化によって倒産してしまいます。

そんな中、酒造部門は好調だった為に、盛田庄兵衛酒造店を分社独立させ今に至ります。


「夏の吟醸酒」は夏らしいブルーボトルに青の銘柄のラベル。

生酒では無く火入れの吟醸酒。

このお酒のコンセプトは「ロックで飲んでもダレないお酒」だとか。

なんか、いろいろ挑戦して頑張っている酒蔵です。


香りからして、米の旨いがガツン。

力強い!!

香りも華やか。

ガツンだけれども、飲み口はキレイで淡麗さも。

吟醸酒の原酒らしい、パンチのあるお酒。

うまい。

パンチがあるのに飲み飽きしません。

ああ、うまいな〜。

お気に入り度:4




↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


by tztom | 2019-09-08 18:58 | 青森 | Comments(0)

f0138598_20393369.jpg



醸造元:株式会社丸竹酒造店
URL:なし
住所:青森県弘前市大字国吉字坂本49
電話:0172-86-2002
創業:貞亨4年(1686)

使用米:華吹雪
精米歩合:55%
日本酒度:+1.0〜2.0
酸度:1.4〜1.5
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,814円(税込み)
菊盛、白神ロマンの宴

青森県西部の中核都市で、江戸時代は津軽家10万石弘前藩の城下町、明治以降は陸軍第8師団の軍都として栄えた弘前市。

の、中心部から岩木川上流へと遡った郊外。
白神山地の入り口に位置する国吉地区に丸竹酒造店はあります。

江丸竹酒造店は江戸時代前期の貞亨4年(1686)津軽藩4代津軽信政公の時代に、当地国吉で藩御用商人兼庄屋として創業してから14代続く造り酒屋です。

この丸竹酒造店では先祖代々から伝わる門外不出、現在でも直系の親族しか見ることができない酒造りの『秘伝の書』があるらしいです。

冷酒、生酒全盛の今の時代において、熱燗に日本酒の本当の力がでると考えた酒造りを行っているとか。

主力銘柄は『菊盛』で、普通酒原酒と本醸造原酒が『大輪菊盛』。

そして純米吟醸『白神ロマンの宴』で、大吟醸と純米大吟醸も加わります。

さらに、吟醸香を抑えた辛口系の本醸造と純米吟醸の『津軽衆』を展開しています。


色はほんのりと薄いコハクです。

香りはほんのり米の旨みを感じる甘さ。

飲み口は、酸が強いですがフレッシュで厚みのあるフルーティー感があります。
酸が強くて中盤からの苦味がガツンと引き締めます。

後味の余韻まで苦味渋味と甘みが溶け合ってゆっくりと引いていく感じ。

やや、牧歌的な木樽のような乳酸香も感じる個性さ。
ウイスキーのピート香のように慣れると心地よくなってきます。

しかし、栓を開けてしばらくすると、木樽なような香りは消えて、すっきり、透明な甘さを感じるお酒に。

すっきりしたフルーティーな甘み。

濃いマンゴーのような甘さ。

これは、いい。

うまい。

燗にすると、甘酒のような濃厚な甘み。

すっきり、透明感のあるキレ。

濃厚でパワフルなのに。
甘み、辛味、苦味、渋味がやさしく透き通ってキレ。

ああ、うまいな〜。

お気に入り度:3




↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


by tztom | 2019-09-03 20:57 | 青森 | Comments(0)

f0138598_20521108.jpg

醸造元:株式会社 西田酒造店
URL:http://www.densyu.co.jp/
住所:青森県青森市油川大浜46
電話:017-788-0007
創業:明治11年(1878)

使用米:華吹雪
精米歩合:50%
日本酒度:+1.0
酸度:1.3
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,080円(税込み)

今や全国に知れ渡る青森を代表する地酒の銘柄『田酒』を醸す西田酒造店は、現在青森市でも唯一の酒蔵です。

蔵は青森市の中心部ではなく北西へ約4km、津軽半島の付け根に位置する油川という地にあります。

油川は古くは「大浜」と呼ばれ、鎌倉時代から戦国時代にかけて津軽半島東海岸一帯を指す“外ヶ浜”において最も栄えていた港町でした。

現在は小さな漁港ですが、西田酒造店は国道280号線、旧松前街道沿いに蔵を構えます。

f0138598_20523913.jpg

油川は松前街道の起点となる宿場町、商業の町でもありました。

この油川大浜で西田酒造店は明治11年(1878)に創業します。

意外に若い酒蔵でした。

創業当時から地元で親しまれてきた銘柄『喜久泉』は、まさに「幾久しく喜びが続く様に」との願いを込めて銘々。

一方『田酒』は昭和19年(1944)年に純米酒として生まれた銘柄です。

かつては県外向けの『田酒』と地元向けの『喜久泉』でした。

しかし、近年は『喜久泉』も攻めます。


色は無色透明で香りは控えめ、っていうかほとんど感じませんが。

飲み口はフレッシュでしっかりとした、花のような甘く爽やかな香りを伴ったキレイなお酒です。

後味もシャキッとしてスーッと消えていく余韻。

落ち着いた華やかさと旨味につつまれた飲み飽きしないスッキリとした味わい。

うまい...

いや〜うまい。

これはうまい。

なのに何だい?この価格。

コスパ高すぎ。

以前地酒に力をいれている酒店で、『田酒』はバーターで抱き合わせで『喜久泉』も引き受けないといけない。
という話を聞いた事があります。もう10年以上昔の話でしたが。

しかし、この『喜久泉』リーズナブルな酒ながらも、めちゃ旨いです。

晩酌向けのジュッ町吟醸酒。

『田酒』よりうまいかも!!


お気に入り度:4




↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


by tztom | 2019-08-25 21:21 | 青森 | Comments(0)

f0138598_20032779.jpg


醸造元:有限会社竹浪酒造店
URL:http://www.takenami-shuzoten.com/
住所:青森県北津軽郡板柳町大字板柳土井113-1
電話:0172-73-2161
創業:正保2年(1645)

使用米:華吹雪
精米歩合:55%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,944円(税込み)

弘前市の中心部から北へ約10kmの場所に位置し、町の西に岩木山を望む板柳町は江戸時代に岩木川の水運によって発展した町です。

また弘前藩の代官所も置かれた政治経済の中心地で、国道339号線が町の中でクランクするなど城下町の枡形の遺構が残されています。

この板柳町で竹浪酒造店は江戸時代初期の正保年間(1644~1648)に創業しました。

青森県で最古の酒蔵だといいます。

蔵元の祖先はもともと越前敦賀国(福井県)の出身で、日本海に面した十三湊から岩木川をさかのぼって板柳(当時は板屋野木)にたどり着いたそうです。

主力銘柄は『岩木正宗』と最近は『七郎兵衛』も加わりました。

『岩木正宗』の銘柄は岩木山に由来しますが、『七郎兵衛』は酒造りを家業とした八代目当主の七郎兵衛に由来します。

さて、今回の銘柄『わっち』ですが、これはテレビの番組名です。

青森県内で夕方放送されている青森テレビのワイド番組『わっち!!』

その中の人気コーナー『農music農life』にて、地元で活動する農音楽家タクロン氏と竹浪酒造店杜氏の竹浪令晃氏がタッグを組んで生まれた日本酒がこの『純米吟醸 わっち』です。


栓を開けると、牧歌的な乳酸香とほんのりラッカー系の酢酸エチル香。

ほ〜。

しかし、飲み口はスッキリとしていながら「設計感」のある甘みと苦味。

牧歌的な乳酸感漂うふくよかさと、酸味、渋味、苦味がタッグを組んだ後半のキレと後味の余韻は杯を進めます。

うまい。

栓を開けてしばらくおく日を置くと、酢酸エチル香はどこかに消れました。

旨味はほどほどに酸が強い辛口のお酒になります。

後味にも、しばらく苦味渋味の辛味が残ります。

キレは緩いです。

燗にしてみました。

ゆったりとしたふくよかな、旨味は控えめの淡麗辛口。

鼻につく刺激はありません。

雑味も無く、透明な辛口。

ただ、後味にわずかなざらつき感がありました。

う〜ん。

このお酒は冷やが一番旨かったかな。

うん。

お気に入り度:3



↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


by tztom | 2019-08-23 20:37 | 青森 | Comments(0)

f0138598_22002197.jpg


醸造元:株式会社菊駒酒造
URL:http://www.kikukoma.com/
住所:青森県三戸郡五戸町字川原町12
電話:0178-62-2323
創業:明治43年(1911)

使用米:華想い
精米歩合:50%
日本酒度:+3.0
酸度:1.2
アミノ酸度:-
アルコール度:17度
購入価格:720ml:1,543円(税込み)

五戸町に蔵を構える菊駒酒造は平成20年(2008)に八戸酒類から分離独立した酒蔵です。

八戸酒類は太平洋戦争中の昭和19年(1944)に、企業整備令によって三戸郡内の酒造家15軒を統合して設立されました。

旧酒蔵は八戸酒類の各工場の位置づけで、近年まではそれぞれの酒蔵の銘柄を継承して製造販売していましたが、戦後になると閉鎖された酒蔵や再び独立していった酒蔵も相次ぎました。

今や飛ぶ鳥を落とす勢いで青森を代表する銘柄となった『陸奥八仙』の八戸酒造もまた八戸酒類から独立した酒蔵です。

菊駒酒造の前身は明治43年(1910)に四代目三浦久次郎によって創業した三泉酒造合名会社がその前身です。

三浦家の先祖は室町時代に神奈川県の三浦半島から移ってきた三浦武士で、代々久次(治)郎を襲名してきたため、屋号は「三久(さんきゅう)」と呼ばれていました。

創業当初の銘柄は『三泉正宗』でしたが、昭和初期に菊と五戸名産の馬(駒)を組み合わせた『菊駒』に変わります。

菊駒酒造の会社事務所に併設して八戸酒類の「如空(じょくう)」工場があります。

実は、菊駒酒造の酒蔵では八戸酒類の新ブランド『如空』を造っており(菊駒が使えなくなった為)、菊駒酒造は酒造施設を近くの新井田前に新しく酒蔵を建設して酒造りを始めました。

事情を知らないとちょっと混乱する状況になっています。



色は無色透明。
香りも控えめです。

しかし、飲み口はドスンと重厚でいながらフルーティーでミドルボディな飲み口。

ライトととまでは行きませんが、重くないです。

全体的に控えめな酸が所々で主張します。

インパクトのある酸とフレッシュでフルーティーな厚み。

しっかりと引き締めています。

さっと、消えていくキレ。

うまい!

これは、うまい酒だ〜。


お気に入り度:4




↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


by tztom | 2019-08-11 22:06 | 青森 | Comments(0)

f0138598_22000572.jpg


醸造元:八戸酒類株式会社(如空工場)
URL:https://hachinohe-syurui.com/
住所:青森県三戸郡五戸町字川原町12
電話:0178-62-2115
創業:昭和19年(1944)

使用米:-
精米歩合:55%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,500円(税込み)

八戸酒類は工場(酒蔵)ごとに異なるブランドを製造して販売していますが、今回はその設立経緯から工場ごとに紹介していきます。

八戸酒類は太平洋戦争中の昭和19年(1944)に企業整備令により三戸郡内の酒造家15軒によって設立されました。

かつては、みなと工場(旧:男山工場/八戸市)・稲川工場(三戸郡階上町)・花開工場(三戸郡三戸町)も存在しました。

戦後消えて行った銘柄もある一方、八戸酒類から分離独立していった酒蔵もありました。

近年青森県の地酒を代表する銘柄『陸奥八仙』の八戸酒造も「みなと工場」だった酒蔵です。

また第五工場と呼ばれていた五戸工場も『菊駒酒造』として独立していきました。

(新)菊駒酒造は酒造施設を別の場所に新しく建て、元の酒蔵(五戸工場)は八戸酒類に明け渡しました。

それまで五戸工場では『菊駒』銘柄を造っていましたが、菊駒酒造独立によりその銘柄が使えなくなった事で生まれた新しいブランドが『如空』です。

ちなみにサブネームの『Buveur』はフランス語で「愛飲家」の意味。


色は極薄めのコハク色ですが、

香りは控えめです。

口に含むと、青リンゴ、ライチ系のフルーティーな余韻。

でも、やや、辛め。

旨味もまあまあ、抑え気味。

割と、しっかりとした淡麗辛口の純米吟醸生貯蔵酒です。

うまい。

なるほど、この海外を意識したようなラベルデザインとネーミング。

このお酒のスペックと酒質設計は、攻めの「食中酒」を目指したコンセプトなのかな?と。

キレイでシャープ。

潔いニューアンスの都会的なお酒。

面白い。

うまい!


お気に入り度:3




↓お、この蔵・この日本酒いいね!と思われたらポチッとお願いします。

【日本酒】ブログランキング
日本の地酒・小さな酒蔵を応援しています!!


by tztom | 2019-08-05 22:18 | 青森 | Comments(0)