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醸造元:株式会社 安岡酒造場
URL:なし
住所:福岡県朝倉市杷木久喜宮1105-1
電話:0946-62-0038
創業:昭和元年 (1926)

使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:+1.4
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:17度以上18度未満
購入価格:720ml:1,404円(税込み)

福岡県の中央部に位置する朝倉市は平成の大合併で2006年に隣接する甘木市と旧朝倉郡杷木町、朝倉町が合併して生まれた人口約5万人が暮らす町です。

安岡酒造場は旧朝倉郡杷木町(はきまち)にあります。

杷木町は大分県との県境に位置する筑後川上流の小さな町ですが、古代『延喜式』にも見られる古い地名で、大宰府から豊後への古代交通の拠点として設置された「杷伎駅」に始まります。

戦国時代も多くの城が築かれ、江戸時代以降は福岡と日田を結ぶ日田街道の宿場町として発展しました。

旧家の佇まいを残す直売所を兼ねた店舗ですが、創業は昭和元年 (1926)と意外に若い酒蔵です。

酒銘『あさ喜久』は藏のある地名に由来するそうですが、朝倉郡と久喜宮を混ぜ合わせたものでしょうか。


ふくよかで丸い吟醸香。

最初は米の旨味が凝縮したような甘い香りでしたが、次第にマスカットかメロンのようなフルーティーな香りに変化していきました。

18度の原酒ですが重さはまったく感じません。

スッキリかつしっかりとした旨味と爽やかさを持ったお酒です。

うまい!!

燗にしてみると、フルーティーでよりふくよかに磨きが掛かり、

やさしい香りが口に広がります。

中盤はとにかくまるく、ふくよか。

後味はすっきりとした酸のキレ。

うまいな〜。


お気に入り度:3



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by tztom | 2018-05-13 18:59 | 福岡 | Comments(0)

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醸造元:大里酒造株式会社
URL:http://www.kurodabusi.com/
住所:福岡県嘉麻市大隈551
電話:0948-57-0059
創業:天保年間(1830~44)

使用米:夢一献
精米歩合:70%
日本酒度:+2.0
酸度:1.8
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,000円(税込み)

福岡市の東方向に位置する嘉麻市は、平成の大合併により、2006年に山田市と旧・嘉穂郡嘉穂町、碓井町、稲築町が合併してうまれた街で、ちょうど福岡県の中央部にあたり、かつては筑豊有数の炭鉱都市として栄えていました。

その中心市街が、旧・嘉穂郡嘉穂町の大隅町と大隅地区です。

大隈は中世から江戸期にかけて城下町として発達し、江戸時代には秋月藩5万石の商業的中心地として、田川街道や日田街道も交差する宿場町として整備され発展します。

さらには嘉麻川(現在の遠賀川)には河港が設けられ陸路水路の要衝となり、人や物資の集散地として町は大きく繁栄しました。

江戸時代より町場として発展した大隅町に対して周辺農村は大隅村と呼ばれ、その大隅村が現在の大隅地区にあたります。

町を縦貫するかつての日田街道、国道211号線沿い。

町の玄関口に大きな直売店を構える大里酒造は江戸時代後期の天保年間(1830~44)に創業しました。

醸造場は国道を挟んだ向かいの集落にあります。

酒銘の『黒田武士』とはは、民謡「黒田節」のモデルになった黒田藩家臣、母里太兵衛(もり たへえ)の居城が蔵の裏山にあったことにちなみます。

母里太兵衛は福島正則の面前で禁を破って大杯の酒をのみほし、小田原攻めの功績で福島正則が豊臣秀吉から拝領した名槍「日本丸」をもらい受けたときの歌であるといわれています。

ちなみに、この先を行った町の中心部である大隅町には寒北斗酒造と梅ヶ谷酒造があります。


フルーティーな香りと、酸っぱい系の酸味。

米の旨みをしっかりと感じつつ、すっきりとした淡麗辛口で

のど越しも良く、シャープなキレ。

精米歩合7割からくる純粋な旨味。

燗にすると、結構飲み味は変わらなく、ほのかな酸味。

ふくよかな旨味と

なめらかなキレ。

すっきりとした淡麗辛口。

うまい。

お気に入り度:3




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by tztom | 2018-05-01 18:44 | 福岡 | Comments(0)

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醸造元:梅ヶ谷酒造株式会社
URL:なし
住所:福岡県嘉麻市大隈町346
電話:0948-57-0005
創業:天保5年(1834)

使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,404円(税込み)

福岡市の東方向に位置する嘉麻市は、平成の大合併により、2006年に山田市と旧・嘉穂郡嘉穂町、碓井町、稲築町が合併してうまれた街で、ちょうど福岡県の中央部にあたり、かつては筑豊有数の炭鉱都市として栄えていました。

その中心市街が、旧・嘉穂郡嘉穂町の大隅町と大隅地区です。

大隈は中世から江戸期にかけて城下町として発達し、江戸時代には秋月藩5万石の商業的中心地として、田川街道や日田街道も交差する宿場町として整備され発展します。

さらには嘉麻川(現在の遠賀川)には河港が設けられ陸路水路の要衝となり、人や物資の集散地として町は大きく繁栄しました。

江戸時代より町場である大隅町と大隅村に分かれていて、大隅村は現在の大隅地区にあたります。

かつて宿場町・在郷町として栄えた大隅町の中心部に蔵を構える梅ヶ谷酒造は江戸時代後期の天保5年(1834)に創業。

大隅町にはもう一軒、県外にも知られる寒北斗酒造があります。

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社名の『梅ヶ谷』は、当時の蔵元がひいきにしていた、福岡県出身で15代横綱の梅ヶ谷藤太郎に由来。

梅ヶ谷藤太郎は9割5分という脅威の勝率を誇り、梅ヶ谷酒造も“酒界の横綱”を目指してこの名をつけました。

しかし筑豊地域の産炭事業の衰退とともに人口が減り、また日本酒不況も追い打ちを掛けます。

さらには、蔵は移転を考えていたものの、度重なる嘉穂町中心市街の再開発構想によって計画が頓挫。そのため酒造りを休止する事となってしまったそうです。

現在は、他の酒蔵に委託製造しているとか。

ただ、瓶に製造所固有記号が見当たりません。

自醸を始めたのでしょうか。


干し草のような牧歌的な乳酸香。

飲み口も渋味、苦味がまず前面に出てきます。

渋い辛味のあとに奥行きのある旨味。後味のまとまりはいい。

飲んでいくとスッキリとした辛口。

辛口の中に米の旨みをふくよかに感じます。

地酒っぽいうまさ。

なんかうまい。

燗にすると、意外にも澄んだ水のような透明感。

一瞬、なんか線が細かな〜と思ったりしますが、しっかりとした酸と旨味、さらには苦味がバランスよく尻を叩いて引き締めるキレ。

ああ、とても地酒っぽい個性。

うまいです。

うまい!!

お気に入り度:3



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by tztom | 2018-04-29 06:49 | 福岡 | Comments(0)

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醸造元:菊美人酒造株式会社
URL:http://kikubijin.co.jp/
住所:福岡県みやま市瀬高町上庄183
電話:0944-62-3001
創業:享保20年(1735)

使用米:夢一献
精米歩合:60%
日本酒度:+4.0
酸度:1.2
アミノ酸度:1.4
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,286円(税込み)

みやま市は福岡県最南端に位置する人口3万7000人が暮らす市で、平成の大合併で2007年に福岡県最南端の酒どころであった旧山門郡瀬高町が中心となって同郡の山川町および三池郡高田町と合併して生まれた市です。

瀬高町は古くから矢部川水運や街道の要衝として栄え、宿場町として発展した町で江戸時代には柳川藩の年貢米の集積地という事もあり、最盛期には40軒もの造り酒屋があったそうです。

近年までも数軒の酒蔵がありましたが、現在酒造りを行っているのは3軒となり、旧瀬高町の中心部である上庄下庄地区に集まっています。

ちなみに「みやま市」という地名は三池郡の「三」と山門郡の「山」を取った合成地名です。

菊美人酒造は以前は江崎酒造といい、江戸時代中期の享保20年(1735)に「薩摩屋」の屋号で創業しました。

創業者の江崎武左衛門は薩摩商人だったそうです。
明治末期に蔵元の江崎家に嫁いだ北原白秋の姉にちなみ白秋が詠んだ詩に由来する『菊美人』という酒銘でラベルの文字題字も北原白秋直筆のもの。

ちなみに北原白秋の生家も「油屋」という酒屋で、北原家は代々柳河藩立花家の御用達を勤めていたそうです。


「春の純米」は3月~4月の季節限定酒です。

無濾過のうすにごりのお酒です。

控えめながらもメロンクリームのような香り。

フレッシュでライチかマスカットのようなフルーティーな飲み口。

スッキリとした淡麗辛口のお酒。

燗にしてみました。

福岡の水は軟水なので、やわらかくふくよかです。

それでも淡麗辛口をめざして作られています。

あまり燗にすると、わずかな香り、旨味が富んでしまいますが、

常温か、ぬる燗がこのお酒のパフォーマンスを引き出します。

透明感のあるやさしいお酒です。

うまいな〜。

お気に入り度:3



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by tztom | 2018-04-24 20:48 | 福岡 | Comments(0)

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醸造元:千年乃松酒造株式会社
URL:なし
住所:福岡県久留米市北野町今山370-1
電話:0942-78-3003
創業:安政2年(1855)

使用米:-
精米歩合:70%
日本酒度:+1.0
酸度:1.4
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,280円(税込み)

久留米市の北端に位置する北野町は、平安時代に無実の罪で大宰府に流された菅原道真を祀る北野天満宮に由来する町で、かつては旧三井郡北野町といい、平成の大合併で2005年に久留米市に編入されました。

北野天満宮の門前町は西鉄甘木線の北野駅から南へ徒歩で約5分。

参道沿いには2軒の酒蔵があります。

一軒は今や福岡の地酒を代表する県外にも広く知られる銘柄『庭のうぐいす』を造る山口酒造場、そして参道を挟んだ斜向かいの裏手に千年乃松酒造はあります。
創業は幕末の安政2年(1855)。

『千年の松』は(せんねんのまつ)ではなく(ちとせのまつ)と読みます。

蔵が建つ場所はかつて「千歳」といい、筑後川も同地区を流れる区間は千歳川と呼ばれていたそうです。

その千歳と耳納山系の松の緑を合わせた酒銘が『千歳乃松』で、これを戦後『千年乃松』と改めたそうです。

かつては生産量2000石をほこる酒蔵でしたが、平成3年にこの地を襲った台風17号と19号によって土蔵の蔵が全壊。新しく建て直した蔵は、倉庫の中にコンパクトな設計の酒造設備と直売所をまとめた小さな酒蔵になりました。
蔵元、杜氏を含め3人で酒造りを行っています。


栓をあけた瞬間の香りはフルーティーでやがてクリーミーな乳酸香に。
それはバニラメロンソーダのよう。
そしてほんのりと干し草のようでもあり、きもちラッカー系の酢酸エチル的なアルコール香も。

複雑な香り。そして複雑な飲み口。
クセのない淡麗辛口。

淡麗だけど深いコクがある。

複雑でかつフルーティーな余韻をともなったキレ。

うまい。

燗にすると、ほわっとラッカー系のような酢酸エチル香が口に広がります。が、

でも意外にも不快さはなく、凜とした切り立った雰囲気の飲み口です。

なんだ、この垂直に水平に幾何学的にバランスのとれた飲み心地は。

初めての印象深い風合い。

うまい。

うまいな〜。これ。

お気に入り度:4



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by tztom | 2018-04-23 19:35 | 福岡 | Comments(0)

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醸造元:飛龍酒造株式会社
URL:なし
住所:福岡県三井郡大刀洗町大字本郷4616
電話:0942-77-0010
創業:明治33年(1899)

使用米:-
精米歩合:65%
日本酒度:+
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,080円(税込み)

大刀洗町は筑後川を挟んで久留米市と接する人口約1万5000人が暮らす町。

南北朝時代に武将菊池武光が太刀を洗った事に由来する「太刀洗川」が町の由来。ただし、明治時代に誤って「大刀洗村」と登録されてしまった事から行政地名は「点」の無い「大刀洗」となっています。

大刀洗町の実質的な中心市街である本郷地区に蔵を構える飛龍酒造は明治33年(1899)に初代樋口重蔵が創業しました。

樋口家は造り酒屋を始める前は、和ろうそくの製造販売をしていたそうですが、そこから農地を買い集めて地主となり、収穫される米を使った酒造業へ進出しました。

最初は田主丸にあった酒蔵を借りて試行錯誤を重ねて醸造技術と酒蔵経営を学んだ後に現在の場所で創業したそうです。

創業当時の銘柄『飛龍』でしたが、最近の主力銘柄は『筑後川』になっています。



香りはなく、無色透明。

飲み口はスッキリとした甘さにスッキリとしたキレ。

清水のような澄んだ酒質。うまい!

淡麗だけど、やさしい米の旨み。

吟醸酒レベルのお酒です。

燗にすると、最初はインパクトのある濃醇なフルーティーな飲み口。

口に広がる米の旨みを凝縮した口福感。

しかし、飲み進めていくと、キリリと引き締まった辛口の口当たりにシフトしていきます。

吟醸酒を燗にしたような印象のお酒です。

うまいな〜。

これはうまい!!

お気に入り度:4



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by tztom | 2018-04-14 16:54 | 福岡 | Comments(0)

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醸造元:森山酒造株式会社
URL:なし
住所:福岡県小郡市大保1067-1
電話:0942-75-2302
創業:大正4年(1915)

使用米:-
精米歩合:70%
日本酒度:+9.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,102円(税込み)

小郡市は福岡県の中央部に位置する人口約5万8000が暮らす町。

九州自動車道が南北に走り、鳥栖JCTで大分自動車道が南北に交差します。

一般道も南北に走る国道3号線と佐賀方面には国道34号線が、大分方面には国道500号線が分岐するまさに九州の十字路です。

古くから小郡は筑前、筑後、肥前の境界に位置し、日本書記にもその名がある交通の要衝で、江戸時代には松崎が宿場町として栄えました。

小郡市の中心部から西鉄大牟田線で北へ一駅。
大保駅から徒歩2分閑静な住宅街の中に存在感のある黒塗りの建物の板壁に大きく「月の桂」と描かれた酒蔵、森山酒造があります。

創業は大正4年(1915)で、現在は小郡市に残る唯一の酒蔵です。

『月の桂』という酒銘では、京都伏見の酒蔵で、にごり酒で知られるな酒蔵増田徳兵衞商店の『月の桂』が有名ですが、森山酒造とは特に関係はなさそうです。

ちなみに、この森山酒造のもう一つの人気商品が「アイスキャンディー」です。
酒造りに使う仕込み水と、砂糖、片栗粉、塩のみの完全無添加の素朴なアイスキャンディーで、蔵で手作業で作られています。ラインナップはあずき、ミルク、チョコレート、抹茶の4種類。


日本酒度+9度の辛口の純米酒。

色はコハク色で、芳醇でふくよかな熟成香。

日本酒度+9度のシャープなキレ。

ふくよかで透明度の高い旨味。

熟成によるやさしい安定感かな。

燗にすると、澄んだほのかな甘み。

ドライまでいかない、やさしいシャープなキレ。

いろいろな表情を見せる深いお酒です。

うまい!

お気に入り度:3



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by tztom | 2018-04-12 00:09 | 福岡 | Comments(0)

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醸造元:株式会社 華の露
URL:なし
住所:福岡県久留米市城島町城島223-1
電話:0942-62-2151
創業:延享2年(1745)

使用米:-
精米歩合:70%
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,279円(税込み)

久留米市中心部から南西郊外。
旧三潴郡はかつて九州の灘と称される酒どころで、最盛期には100蔵近い酒蔵がひしめいていました。

平成の大合併で2005年に久留米市へ編入された旧三潴郡城島町は中でも酒造りが盛んな場所でした。

現在も数軒の酒蔵が酒造りを行っています。

旧城島町の中心部に大きな蔵を構える株式会社華の露(以後・華の露)。

以前は冨安本家酒造といい、江戸時代中期の延享2年(1745)に創業したといいますが、これは記録が残っていた年だったからで、冨安家はもっと古い歴史を持ちます。

蔵の西側に筑後城島城址があります。

戦国時代に肥後地域を支配した龍造寺氏に属する西牟田氏によって築かれた城ですが、冨安家はこの城島城主・西牟田氏の家老だったそうです。

やがて江戸時代になり久留米藩が成立すると、そこはうまく立ち回りながらこの地の庄屋のとなりました。

庄屋職を務めながらも、金融業や瓦製造を行っている中で酒造業の発展に着目して新規事業として酒造りに進出したそうです。

後に冨安家はこの城島町の町長を務め、また大川鉄道(旧・西鉄大川線・昭和41年廃止)を立ち上げたりとこの地域の発展に尽力してきました。

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主力銘柄で現在の社名にもなった『花の露』は古代中国の古詩で美酒を讃えるのに使用される「花露」の雅語に由来します。

城島町にはかつて分家の冨安酒造もありました。日本酒不況の中、早くから若手蔵人による吟醸クラスの酒造りを行っていましたが、残念ながら廃業。酒銘の『冨の寿』は花の露に継承されました。


今回のお酒『伝ものがたり』(つたえものがたり)は酒類卸商大手の本村イズミックと華の露のコラボブランドで


栓をあけるとほんのりと酸味のある乳酸香。
しかしそれもすぐに消えてしまい、香りはほとんどありません。

飲み口はスッキリとしたキレのある淡麗辛口です。

辛口だけど、やさしい旨味もしっかりあって、飲んでいてスッキリさわやか。

大手らしい安定感のあるお酒です。

燗にすると、これまた旨味と苦味と渋味のバランスのとれたお酒です。

ふくよかでやさしい。
でもスッキリ。

うまい、うまいです。

燗、いいですよこれ。

お気に入り度:3




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by tztom | 2018-04-04 22:34 | 福岡 | Comments(0)

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醸造元:万年亀酒造株式会社
URL:http://www.mannengame.info/
住所:福岡県久留米市三潴町草場68-4
電話:0942-64-2025
創業:明治25年(1892)

使用米:-
精米歩合:68%
日本酒度:+3.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:14度以上15度未満
購入価格:720ml:1,285円(税込み)

久留米市中心部から南西郊外。
旧三潴郡はかつて九州の灘と称される酒どころで、最盛期には100蔵近い酒蔵がひしめいていました。

現在は10蔵を切ったとは言え、酒蔵が集まっています。

平成の大合併によって2005年に久留米市の一部となった旧三潴郡三潴町は広大な水田地帯です。

県道701号城島三潴線沿いに蔵を構える万年亀酒造は明治25年(1892)の創業。

大きな酒蔵ですが、今は蔵元夫婦と少人数で高品質の酒造りを行っています。

そして現在の蔵元塚本喜博氏は「劇団四季」出身だとか。

しかも、舞台「イフィジェニィ」で主役のアキレスを演じていたそうです。

酒銘の『万年亀』は「鶴は千年、亀は万年」にから銘々。


ちなみにすぐ近くには、同じ亀の文字が入る池亀酒造がります。



栓をあけると、甘いバナナのような香りが立ち上がります。

そして飲み口はなめらかで透明感があり、甘い香りの華やかさとは別に、旨味は控えめのスッキリとした淡麗なお酒です。

灘の酒に近い淡麗辛口。

まるで吟醸酒のようなお酒です。

うまい!!

燗にすると、スッキリと透明でシャープな辛口になりました。

うまみも控えめで淡麗&淡麗的な。

とにかく辛く、のど越しも辛口。

このお酒は冷やで飲んだ方がすばらしいです。


お気に入り度:3



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by tztom | 2018-04-01 20:24 | 福岡 | Comments(0)

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醸造元:瑞穂錦酒造株式会社
URL:なし
住所:福岡県久留米市大善寺町藤吉940
電話:0942-26-2430
創業:安政元年(1854)

使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:+
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,350円(税込み)

久留米市に隣接する三潴郡は九州の灘と呼ばれる酒どころで、最盛期に比べるとだいぶ数は減りましたが、今もなお多くの酒蔵が酒造りを行っています。

城島郷の一つ、久留米市大善寺町を流れる筑後川の支流、広川に架かる若宮橋の南側、堤防に隠れるように「みずほ庵」という名の鰻料理店が大きな看板を掲げています。

この「みずほ庵」の奥に煙突が見えますが、これこそが瑞穂錦酒造です。

瑞穂錦酒造は幕末の安政元年(1854)に創業した歴史の古い酒蔵で、この鰻料理店の「みずほ庵」も瑞穂錦酒造が経営しており、店舗は酒蔵の一部を改装したものです。

今回のお酒のサブネームである『鬼夜』(おにえ)というのは、この大善寺町にあって町名の由来にもなっている大善寺玉垂宮に伝わるお祭りとのこと。1600年余の伝統があり、大晦日の夜から正月7日まで行われる「火祭」です。


無色透明で、香りもほとんど感じません。

栓をあけて最初は、やや酸が強い芳醇辛口系のお酒に感じました。

しかし、やがてすっきり柑橘系のようなフルーティーな飲み口に変わっていきます。

不思議だ〜。これはもう純米吟醸レベルのお酒だと思います。

スペックも十分にみたしています。

うまい!!

うまいです。

燗にすると、これまた凝縮したうまさ、とスッキリとしたキレのある後味。
後味に感じる柑橘系のさわやかさ。

このお酒は燗にすると高次元に深いうまさです。

うまい、うますぎる。

お気に入り度:4



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by tztom | 2018-03-29 00:00 | 福岡 | Comments(0)