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醸造元:株式会社いそのさわ
URL:http://www.isonosawa.jp/
住所:福岡県うきは市浮羽町西隈上1-2
電話:0943-77-3103
創業:明治26年(1893)

使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:+2.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,296円(税込み)

最近東京をはじめ全国的に知名度が上昇中の「いそのさわ」。

以前は福岡市の博多に本社ありましたが、現在は大分県日田市に接する県南東部のうきは市の蔵に集約しました。

JR久大本線うきは駅から徒歩3分。

「水道の無い町」と呼ばれ、全世帯が井戸または山水を利用しているという自然の名水に恵まれ、また米どころ筑後平野もあって、酒造りに適したこの場所で、初代蔵元高木喜三郎は代々の家業であった紺屋を継がずに新規事業として酒造業を興したのが明治26年(1893)です。

福岡県の内陸部にあるのに、酒名『磯乃澤』はどうしてだろう、と思いましたが。

これは高木喜三郎の両親の名「磯吉」「サワ」に由来するそうでう。


香りは控えめですが、メロン、クリームソーダのようなインパクトの飲み口。

すっきり、シャキッとした酸とフレッシュなうまみ。

無濾過系のようなどっしり感はなく、水のように透明で、やさしいフルーティーな甘み。

うまい。

まさに都会受けしそうなコンセプトのお酒でした。

燗にしてみると、ちょっとざらついて、しかもさっぱり。

フルーティーさはどこかに消えてしまい。

線がほそい印象。

常温に近づくぬる燗くらいになると酸味や苦味が濃厚な甘みに包まれながら骨太な印象に。

味わい深いお酒になりますが、ちょっと無骨。

でも、わかりました。

このお酒は冷やがおすすめ。

冷やがキレイでおいしい。

うまいです。

お気に入り度:3




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by tztom | 2018-07-01 16:24 | 福岡 | Comments(0)

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醸造元:光酒造株式会社
URL:http://www.hakata-hikari.co.jp/
住所:福岡県糟屋郡粕屋町長者原東6-12-20
電話:092-938-2458
創業:大正11年(1922)

使用米:-
精米歩合:65%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,666円(税込み)

福岡市博多の東に接する糟屋郡粕屋町。

農業中心の町ですが、人口約4万7000人と地方都市のレベルで、福岡市のベッドタウンとして都市化が急速に進んでいます。

博多中心市街から東に延びる県道607号福岡篠栗線沿いに蔵を構える光酒造。

光酒造は大正11年(1922)に清酒『光寿』を醸造していた本家の光安酒造から焼酎製造部門として分社化したのが始まり。

光酒造が造った焼酎『博多小女郎』は大ヒットしますが、一方で本家の光安酒造は廃業してしまいました。

その本家・光安酒造から清酒醸造を受け継ぎ、平成元年から『西乃蔵』の銘柄で日本酒も造り始めました。

主力の焼酎は年間を通して製造していますが、日本酒は1月から3月の間でのみ醸造。

ラベルで気になったのは光酒造が「販売者」と表記されている事。

しかも、会社名の後に「OG」の記号が…。

これははいったい。

醸造は別で瓶詰めだけしているのでしょうか?

スペックはとにかく非公開。


ほんのりと甘い、甘酒のような香り。

飲み口はスッキリ、それでいて中盤からフルーティー。
序盤はほにかにやさしい苦味と渋味で、ふくよなかキレに流れていく。

これはうまい。

燗にすると、渋味、苦味のあとに旨味が、酸がガツンと...。

あれ?

旨味が増すどころか正反対に。

さっぱりと透明な旨味。

ひかえめにしっかりとした旨味があるのだが...

線がうすいような印象。

このお酒は冷やがオススメです。

お気に入り度:3


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by tztom | 2018-06-15 02:17 | 福岡 | Comments(0)

大観 純米酒[翁酒造]

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醸造元:翁酒造株式会社
URL:http://www.okina-shuzo.jp/
住所:福岡県古賀市花見南3-19-1
電話:092-944-0551
創業:宝暦13年(1763)

使用米:-
精米歩合:70%
日本酒度:+
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,058円(税込み)

翁酒造が蔵を構える古賀市花見地区は玄界灘に面して松原が広がる町。

福岡市のベッドタウンとして砂丘上に形成された閑静な住宅街です。

ちなみに蔵の前を南北に走る廃線跡は、2007年に廃止された西鉄宮地岳線。

翁酒造は江戸時代中期の宝暦13年(1763)に「升屋」として創業しますが、それ以前は糟屋郡須恵村で旅館業を営んでいたそうです。

当時のこの地ははやり目専門の医者や製薬業が多く、各地より目の治療の為に訪れる人々相手に宿屋を営み、どぶろくを造って宿の客に提供していたのが酒造りの始まり。

大正2年に安河内合名会社となり、昭和25年に現在の古賀市への移転とともに翁酒造に社名変更しました。

日本酒のほか、焼酎やリキュール、さらには石鹸も製造しています。



香りはひかえめで、ほのかに牧歌的な乳酸香。

飲み口もほのかに香ばしく、酸は控えめですが、苦味と渋味がより前面に出てきて旨味を包み込みながらすっきりと受け流すキレとクリアな余韻。

ほのかにクリーミーな旨味。

すっきりとした淡麗辛口ですが、ほどよい旨味はしっかりと持っています。

うまいです。

燗にすると、まるく、ふくよかでちょっと酸があってまろやかな旨味。

透明で、やさしい渋味苦味のバランス。

これはうまい。


お気に入り度:3




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by tztom | 2018-06-10 08:45 | 福岡 | Comments(0)

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醸造元:石蔵酒造株式会社
URL:https://www.ishikura-shuzou.co.jp/
住所:福岡市博多区堅粕1-30-1
電話:092-651-1986
創業:江戸時代後期

使用米:山田錦・夢一献
精米歩合:55%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,296円(税込み)

JR博多駅から北へ、御笠川の右岸。

ここは福岡市博多区中心部に蔵を構える石蔵酒造は江戸時代後期に創業した歴史ある酒蔵です。

蔵元の石蔵家の先祖は、はじめ播州播磨(現在の姫路)で黒田家の御用商人だった「石蔵屋」に始まります。

黒田家が博多へ移封したのに伴って石蔵屋も博多に移り住み主に博多~壱岐・対馬間の廻船問屋を営んでいました。

やがて江戸時代後期に酒造業に参入し、この年を酒造部門の創業年としています。

最盛期には箱崎から姪浜界隈には20軒~40軒の酒蔵があったそうですが、現在はこの石蔵酒造が唯一残る酒蔵です。

石蔵酒造の博多百年蔵は明治3年に建てられた白壁土蔵に赤煉瓦の煙突。

国の登録有形文化財に指定されていましたが、平成23年10月に漏電による火災によって焼失。

とはいっても全焼は免れ、百年蔵は再生されました。



香りはなく、色は無色透明。

キレイな飲み口で大手メーカーのような安定感。

すっきりとしたひかえめな甘み、そして酸のないやさしい渋味と苦味のキレ。

なかなかうまい。

うまいけど辛い。
うまいけど苦い、渋い。

料理と合わせると本領発揮するのかな?

まずは濃い味付けの脂がのった魚介か肉系。

自然に受け流す包容力というか安定感で受け止めてくれる。

燗にすると、ほのかに旨味が顔をだしますが、

さっぱりスッキリ、淡麗な飲み口。

甘みと苦味、渋味がバランス良くあとをひきます。

燗にするといい感じ。

うん、うまい。


お気に入り度:3



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by tztom | 2018-06-04 23:57 | 福岡 | Comments(0)

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醸造元:有限会社 白糸酒造
URL:http://www.shiraito.com/
住所:福岡県糸島市大字本1986
電話:092-322-2901
創業:安政2年(1855)

使用米:山田錦(糸島産)
精米歩合:70%
日本酒度:+2.0
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,166円(税込み)

福岡県の最西端、佐賀県と接する糸島市。

といっても福岡市のすぐ西隣で福岡市のベッドタウンです。

糸島市は2009年に前原市と糸島群志摩町、二丈町が合併して生まれた市です。

そして実は、この糸島市は福岡県最大の山田錦の生産地で、一時は兵庫県に次ぐ規模を生産していたそうです。
(現在は兵庫県、徳島県に続く第3位)

白糸酒造は糸島市の中心部の南郊外に広がる山田錦の水田に囲まれた酒蔵です。

創業は幕末の安政2年(1855)で、醤油業を営んでいた田中勘三郎氏が創業しました。

しかしその直後に勘三郎氏は病となり酒造業を断念します。

それを引き継いで酒造りを再開したのが2代目の喜蔵氏でした。

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代表銘柄の『白糸』は地元を流れる長野川上流、羽金山(はがねやま)の中腹にある「白糸の滝」に由来。

白糸酒造(旧・田中酒造場)創業150周年を記念してたちあげたブランド『喜蔵』は実質的な創業者である2代目田中喜蔵氏に由来します。

全国でも数少なく福岡県では唯一の巨大な木を使って酒を搾る伝統的な「ハネ木搾り」を用いながらも新しい酒造りを模索している新進気鋭の酒蔵です。


フレッシュで甘い立ち香。

精米歩合7割ですが、雑味は無く、すっきり、さっぱり、でも控えめながらも米の旨みを残しています。

酸も控えめでスッキリとした渋めの後味。

余韻にほんのりと木の香りを感じます。

若々しいうまさ。

燗にすると、透明ながらも旨味が口の中に広がります。

香りか、味か。やさしい華やかさ。

うまい。

これはうまい。

後に何も残らない自然なキレ。

ああ、きれいだ。

きれいなお酒です。

うまいな〜。

お気に入り度:3




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by tztom | 2018-06-02 20:35 | 福岡 | Comments(0)

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醸造元:豊村酒造有限会社
URL:https://www.toyomurashuzou.jp/
住所:福岡県福津市津屋崎4-14-18
電話:0940-52-0001
創業:明治7年(1874)

使用米:山田錦
精米歩合:60%
日本酒度:+3.0
酸度:1.5
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,328円(税込み)

博多から北へ直線で約22km。

玄界灘に臨んで弓張り状に砂浜の海岸線が続く先端部に、古くからの港町として栄えた津屋崎という町があります。

福津市は平成の大合併で2005年に宗像郡福間町とこの津屋崎町が合併して生まれ、市名も両方の町名から一文字づつとったもの。

そしてこの旧津屋崎町は玄海国定公園内の景勝地にあり、江戸時代には廻船業の拠点として、また塩田の積出港として栄え「津屋崎千軒」と称されるほど賑わったと言われています。

しかし、昭和初期あたりから賑わいは消えはじめ、現在は商店街の多くはシャッターが閉じられています。

往時を偲ばせる古い町並みは地酒『豊盛』の豊村酒造付近にわずかに残ります。

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豊村酒造の本家は新宮町にあった造り酒屋「豊賀屋」です。そこから次男・喜三郎が分家してこの津屋崎で明治7年(1874)に創業しました。

当時は1000坪もの規模を誇る酒蔵で、大正期には第二工場も設けたそうですが太平洋戦争で閉鎖。

そして現在、なんと酒造りは休止中で、他所の酒蔵に製造を依託した酒の濾過と瓶詰めのみ自社で行い販売しているそうです。


クリーミーでカスタードケーキ、いやチーズケーキのような香り。

やがて、ちょっとブランデーが効いた上質な生菓子的な香りにも...

こんな立ち香は初めてです。

それでいて、飲み口はシャープな淡麗辛口ですが、なんか、うまい。

辛口だけど、うまい。

後半は酸がちょっと強めに出てきって苦みと辛みの余韻で引いていきます。


燗にすると、まず酸が辛さが前面に。

旨味は控えめで辛さと苦味、渋味がバランスよく、すーっと消えていくキレ。

なぜか旨味はほとんど感じられなくなってしまいました。

ところが常温になってくると次第に甘みが顔を出してきます。

意外にも常温か冷やの方がうまいです。

うん。

冷えた方が甘みが増す。不思議だ。

冷やが旨い。

お気に入り度:3



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by tztom | 2018-05-28 14:23 | 福岡 | Comments(0)

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醸造元:株式会社 安岡酒造場
URL:なし
住所:福岡県朝倉市杷木久喜宮1105-1
電話:0946-62-0038
創業:昭和元年 (1926)

使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:+1.4
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:17度以上18度未満
購入価格:720ml:1,404円(税込み)

福岡県の中央部に位置する朝倉市は平成の大合併で2006年に隣接する甘木市と旧朝倉郡杷木町、朝倉町が合併して生まれた人口約5万人が暮らす町です。

安岡酒造場は旧朝倉郡杷木町(はきまち)にあります。

杷木町は大分県との県境に位置する筑後川上流の小さな町ですが、古代『延喜式』にも見られる古い地名で、大宰府から豊後への古代交通の拠点として設置された「杷伎駅」に始まります。

戦国時代も多くの城が築かれ、江戸時代以降は福岡と日田を結ぶ日田街道の宿場町として発展しました。

旧家の佇まいを残す直売所を兼ねた店舗ですが、創業は昭和元年 (1926)と意外に若い酒蔵です。

酒銘『あさ喜久』は藏のある地名に由来するそうですが、朝倉郡と久喜宮を混ぜ合わせたものでしょうか。


ふくよかで丸い吟醸香。

最初は米の旨味が凝縮したような甘い香りでしたが、次第にマスカットかメロンのようなフルーティーな香りに変化していきました。

18度の原酒ですが重さはまったく感じません。

スッキリかつしっかりとした旨味と爽やかさを持ったお酒です。

うまい!!

燗にしてみると、フルーティーでよりふくよかに磨きが掛かり、

やさしい香りが口に広がります。

中盤はとにかくまるく、ふくよか。

後味はすっきりとした酸のキレ。

うまいな〜。


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by tztom | 2018-05-13 18:59 | 福岡 | Comments(0)

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醸造元:大里酒造株式会社
URL:http://www.kurodabusi.com/
住所:福岡県嘉麻市大隈551
電話:0948-57-0059
創業:天保年間(1830~44)

使用米:夢一献
精米歩合:70%
日本酒度:+2.0
酸度:1.8
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,000円(税込み)

福岡市の東方向に位置する嘉麻市は、平成の大合併により、2006年に山田市と旧・嘉穂郡嘉穂町、碓井町、稲築町が合併してうまれた街で、ちょうど福岡県の中央部にあたり、かつては筑豊有数の炭鉱都市として栄えていました。

その中心市街が、旧・嘉穂郡嘉穂町の大隅町と大隅地区です。

大隈は中世から江戸期にかけて城下町として発達し、江戸時代には秋月藩5万石の商業的中心地として、田川街道や日田街道も交差する宿場町として整備され発展します。

さらには嘉麻川(現在の遠賀川)には河港が設けられ陸路水路の要衝となり、人や物資の集散地として町は大きく繁栄しました。

江戸時代より町場として発展した大隅町に対して周辺農村は大隅村と呼ばれ、その大隅村が現在の大隅地区にあたります。

町を縦貫するかつての日田街道、国道211号線沿い。

町の玄関口に大きな直売店を構える大里酒造は江戸時代後期の天保年間(1830~44)に創業しました。

醸造場は国道を挟んだ向かいの集落にあります。

酒銘の『黒田武士』とはは、民謡「黒田節」のモデルになった黒田藩家臣、母里太兵衛(もり たへえ)の居城が蔵の裏山にあったことにちなみます。

母里太兵衛は福島正則の面前で禁を破って大杯の酒をのみほし、小田原攻めの功績で福島正則が豊臣秀吉から拝領した名槍「日本丸」をもらい受けたときの歌であるといわれています。

ちなみに、この先を行った町の中心部である大隅町には寒北斗酒造と梅ヶ谷酒造があります。


フルーティーな香りと、酸っぱい系の酸味。

米の旨みをしっかりと感じつつ、すっきりとした淡麗辛口で

のど越しも良く、シャープなキレ。

精米歩合7割からくる純粋な旨味。

燗にすると、結構飲み味は変わらなく、ほのかな酸味。

ふくよかな旨味と

なめらかなキレ。

すっきりとした淡麗辛口。

うまい。

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by tztom | 2018-05-01 18:44 | 福岡 | Comments(0)

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醸造元:梅ヶ谷酒造株式会社
URL:なし
住所:福岡県嘉麻市大隈町346
電話:0948-57-0005
創業:天保5年(1834)

使用米:-
精米歩合:60%
日本酒度:-
酸度:-
アミノ酸度:-
アルコール度:15度以上16度未満
購入価格:720ml:1,404円(税込み)

福岡市の東方向に位置する嘉麻市は、平成の大合併により、2006年に山田市と旧・嘉穂郡嘉穂町、碓井町、稲築町が合併してうまれた街で、ちょうど福岡県の中央部にあたり、かつては筑豊有数の炭鉱都市として栄えていました。

その中心市街が、旧・嘉穂郡嘉穂町の大隅町と大隅地区です。

大隈は中世から江戸期にかけて城下町として発達し、江戸時代には秋月藩5万石の商業的中心地として、田川街道や日田街道も交差する宿場町として整備され発展します。

さらには嘉麻川(現在の遠賀川)には河港が設けられ陸路水路の要衝となり、人や物資の集散地として町は大きく繁栄しました。

江戸時代より町場である大隅町と大隅村に分かれていて、大隅村は現在の大隅地区にあたります。

かつて宿場町・在郷町として栄えた大隅町の中心部に蔵を構える梅ヶ谷酒造は江戸時代後期の天保5年(1834)に創業。

大隅町にはもう一軒、県外にも知られる寒北斗酒造があります。

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社名の『梅ヶ谷』は、当時の蔵元がひいきにしていた、福岡県出身で15代横綱の梅ヶ谷藤太郎に由来。

梅ヶ谷藤太郎は9割5分という脅威の勝率を誇り、梅ヶ谷酒造も“酒界の横綱”を目指してこの名をつけました。

しかし筑豊地域の産炭事業の衰退とともに人口が減り、また日本酒不況も追い打ちを掛けます。

さらには、蔵は移転を考えていたものの、度重なる嘉穂町中心市街の再開発構想によって計画が頓挫。そのため酒造りを休止する事となってしまったそうです。

現在は、他の酒蔵に委託製造しているとか。

ただ、瓶に製造所固有記号が見当たりません。

自醸を始めたのでしょうか。


干し草のような牧歌的な乳酸香。

飲み口も渋味、苦味がまず前面に出てきます。

渋い辛味のあとに奥行きのある旨味。後味のまとまりはいい。

飲んでいくとスッキリとした辛口。

辛口の中に米の旨みをふくよかに感じます。

地酒っぽいうまさ。

なんかうまい。

燗にすると、意外にも澄んだ水のような透明感。

一瞬、なんか線が細かな〜と思ったりしますが、しっかりとした酸と旨味、さらには苦味がバランスよく尻を叩いて引き締めるキレ。

ああ、とても地酒っぽい個性。

うまいです。

うまい!!

お気に入り度:3



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by tztom | 2018-04-29 06:49 | 福岡 | Comments(0)

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醸造元:菊美人酒造株式会社
URL:http://kikubijin.co.jp/
住所:福岡県みやま市瀬高町上庄183
電話:0944-62-3001
創業:享保20年(1735)

使用米:夢一献
精米歩合:60%
日本酒度:+4.0
酸度:1.2
アミノ酸度:1.4
アルコール度:15度
購入価格:720ml:1,286円(税込み)

みやま市は福岡県最南端に位置する人口3万7000人が暮らす市で、平成の大合併で2007年に福岡県最南端の酒どころであった旧山門郡瀬高町が中心となって同郡の山川町および三池郡高田町と合併して生まれた市です。

瀬高町は古くから矢部川水運や街道の要衝として栄え、宿場町として発展した町で江戸時代には柳川藩の年貢米の集積地という事もあり、最盛期には40軒もの造り酒屋があったそうです。

近年までも数軒の酒蔵がありましたが、現在酒造りを行っているのは3軒となり、旧瀬高町の中心部である上庄下庄地区に集まっています。

ちなみに「みやま市」という地名は三池郡の「三」と山門郡の「山」を取った合成地名です。

菊美人酒造は以前は江崎酒造といい、江戸時代中期の享保20年(1735)に「薩摩屋」の屋号で創業しました。

創業者の江崎武左衛門は薩摩商人だったそうです。
明治末期に蔵元の江崎家に嫁いだ北原白秋の姉にちなみ白秋が詠んだ詩に由来する『菊美人』という酒銘でラベルの文字題字も北原白秋直筆のもの。

ちなみに北原白秋の生家も「油屋」という酒屋で、北原家は代々柳河藩立花家の御用達を勤めていたそうです。


「春の純米」は3月~4月の季節限定酒です。

無濾過のうすにごりのお酒です。

控えめながらもメロンクリームのような香り。

フレッシュでライチかマスカットのようなフルーティーな飲み口。

スッキリとした淡麗辛口のお酒。

燗にしてみました。

福岡の水は軟水なので、やわらかくふくよかです。

それでも淡麗辛口をめざして作られています。

あまり燗にすると、わずかな香り、旨味が富んでしまいますが、

常温か、ぬる燗がこのお酒のパフォーマンスを引き出します。

透明感のあるやさしいお酒です。

うまいな〜。

お気に入り度:3



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by tztom | 2018-04-24 20:48 | 福岡 | Comments(0)